IWJの取材活動で日々撮影される動画素材や画像データは、蓄積され膨大な量になっています。撮影されたデータは、いったんIWJのハードディスクに保存され、ウェブにアップするために必要な編集・変換作業を行います。
最近では、熊本・大分大地震や参議院選挙、都知事選挙、さらに7月末に引き続き今回で2度目となる沖縄・高江取材など、重大な政治的トピックが続きました。IWJはこれらのテーマに全力で取り組み、中継配信規模を減らすどころか、逆に通常よりも拡大して報じてきました。そのため、撮影データは一気に増え、IWJの「ハードディスク容量不足問題」が深刻になってきました。
一例をあげますと、高江での取材では、いつ機動隊による市民の排除が始まるか分からないので、座り込みが行われている間、ずっとカメラを回さざるを得ません。そうすると、ほんの数日の取材でも、撮影される動画素材は数十時間分、スチール写真は数千枚にもなってしまいます。
この大量のデータを保存、編集するために、IWJでは8個のハードディスクをまとめて、一つのハードディスクのように扱える「NAS」というシステムを使用しています。
このシステムを使うと、社内ネットワークに接続されている、どのパソコンからでもデータにアクセスすることができます。8個のハードディスクにデータを分散、複製して保存するため、万が一、いくつかのディスクが故障しても、他の正常なディスクを使ってデータを復元できる、という優れたシステムです。
しかし最近、IWJの取材量の多さのため、この「NAS」の容量が追いつかなくなってきました。ハードディスク容量不足問題を解決するためには、容量の大きなハードディスクを新たに購入しなければなりません。
今回IWJでは、「ハードディスク容量不足問題」解決のために、大容量の8TB(テラバイト)ハードディスク8台の購入に踏み切りました。1台あたり約4万円。つまり、「NAS」の増量だけで約32万円の経費が必要になります。
また、このほかに日々増え続ける素材を、アーカイブとして保存するために、3TB(テラバイト)ハードディスク20台の購入も必要になります。こちらは、1台あたり約1万5000円。20台で約30万円です。
これらの必要経費を全て合計すると、約62万円の出費となります。
取材には、カメラやマイク、飛行機代やレンタカー代などの「目に見えるコスト」の他に、このように、撮影された映像や画像をアーカイブとして、今後、永久に残していくために必要な「目に見えないコスト」もかかってきます。
また、機器の損耗による修理、機材の購入等、IWJの取材、報道活動のためにはどれも必要不可欠であるということを、みなさまにご理解いただければ幸いでございます。
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