日刊IWJガイド・番組表「バノン氏追放でイヴァンカ氏の婿・クシュナー氏がトランプ政権で台頭!? イスラエル・ロビー勢力の巻き返しか? 緊迫する朝鮮半島情勢!米国が北朝鮮を牽制、重要行事のタイミングを狙ったか!?/長島昭久議員が民進党を離党!自民党が歓迎!?/共謀罪で空前の『監視・密告・盗聴社会』が到来!? 民進党・山尾志桜里衆議院議員に岩上さんが単独インタビュー!緊急事態条項に反対の意志も表明!!/2014年外務省が安倍昭恵夫人を『日本政府要人』として紹介!?」2017.4.11日号~No.1670号~


■■■ 日刊IWJガイド・番組表「バノン氏追放でイヴァンカ氏の婿・クシュナー氏がトランプ政権で台頭!? イスラエル・ロビー勢力の巻き返しか? 緊迫する朝鮮半島情勢!米国が北朝鮮を牽制、重要行事のタイミングを狙ったか!?/長島昭久議員が民進党を離党!自民党が歓迎!?/共謀罪で空前の『監視・密告・盗聴社会』が到来!? 民進党・山尾志桜里衆議院議員に岩上さんが単独インタビュー!緊急事態条項に反対の意志も表明!!/2014年外務省が安倍昭恵夫人を『日本政府要人』として紹介!?」2017.4.11日号~No.1670号~ ■■■
(2017.4.11 8時00分)

★本日の日刊IWJガイドは以下の内容でお届けします!

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■<はじめに>「IS打倒」でロシアとの関係改善をほのめかしていたホワイトハウスが突然、国際法違反の軍事行動に踏み切った理由とは? イヴァンカ氏の婿クシュナー氏台頭でイスラエル・ロビーが巻き返しか!? (文:ぎぎまき 記事構成:岩上安身)
┠■【中継番組表】
┠■<ニュース・フラッシュ!>(ぎぎまき・青木浩文)
┠――【1】自民党入りか!? 民進党離党で長島昭久議員が記者会見! 共産党との連携に不満
┠――【2】緊迫する朝鮮半島事変! 4月は重要行事が続く北朝鮮、トランプ大統領は空母派遣で中国抜きの単独行動をアピールか
┠――【3】政府の馬鹿げた閣議決定にほころび! 外務省が2014年、安倍昭恵夫人を「日本政府要人」と紹介! 「私人」の仕事にまた谷査恵子氏が関与?(平山茂樹)
┠■<昨日の岩上さんによるインタビュー>共謀罪で空前の「監視・密告・盗聴社会」が到来!? 民進党・山尾志桜里衆議院議員に岩上さんが単独インタビュー!緊急事態条項に反対の意志も表明!!
┠■<取材報告>築地市場移転めぐり百条委で偽証疑惑のある浜渦元副知事が反論会見を開催! 豊洲の責任者は「現場の局長くらいでは」と責任転嫁し矮小化!(原佑介)
┠■わとはぷ~What happened today?(林俊成)
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<はじめに>「IS打倒」でロシアとの関係改善をほのめかしていたホワイトハウスが突然、国際法違反の軍事行動に踏み切った理由とは?イヴァンカ氏の婿クシュナー氏台頭でイスラエル・ロビーが巻き返しか!?
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 おはようございます。IWJのぎぎまきです。

 シリア情勢が日を追うごとに混沌としてきています。

 昨日、お届けした「日刊IWJガイド」では、岩上さんがシリアをめぐる米国、ロシアの動きを分析しながら解説を加えましたが、中東専門家の間でも見方は大きく別れており、問題を理解するだけでも一筋縄ではいかないほど混迷を極めています。しかし、日本政府が盲目的に米国を追従するからこそ、私たち一人ひとりはシリア情勢を冷静に、より正確に分析する必要があります。

 就任当時、「IS打倒」を外交の最優先にかかげ、ロシアとの関係改善をも示唆していたトランプ大統領でしたが、米議会の承認どころか、国連安保理決議も経ず、シリアに電撃的にミサイル攻撃を行うという国際法違反の軍事行動に踏み切りました。

 どんなに正当性を主張しようとも、単独で無鉄砲な武力行使は正当化されえませんし、ロシアとの対立をふたたび決定的なものにし、シリアにおける和平を遠ざけるものとなりました。何よりも米国の攻撃によって、ISや旧アルカイダら、米国も国際社会もテロリストと名指ししている勢力が活気づいているのは、本末転倒ではないでしょうか。

 これが「象徴」的で、単発的な武力行使に終わるのか、それとも本格的な軍事行動の始まりとなるのか。それ次第によっては、米軍がアサド政権へ直接、武力構成を行なったのは、これが最初であり、米軍こそが「レッド・ラインを超えた」と、岩上さんは指摘しています。

 この軍事行動が、引き金となり、中東をはじめ世界全体を先行きの見えない泥沼へと導くことになるのではないでしょうか。

 昨日10日からイタリアで始まったG7外相会合で、欧州や日本は米国に対し、ミサイル攻撃をめぐる明確な説明を求めると見られていますが、トランプ大統領はなぜ、就任時の主張とはまるっきり異なる行動に打って出たのか。

 今月22日に岩上さんがインタビューを予定している,元外務省国際情報局長の孫崎享氏は、米国のシリア攻撃の背後にあるのはホワイトハウス内の権力闘争であると指摘しています。

 米軍のシリア空爆後にホワイトハウスが一枚の写真を公開しました。そこには主席戦略官・上級顧問で「ホワイトハウスの最高実力者」とまで呼ばれていたスティーブン・バノン氏がテーブル席から外されている様子が写っています。トランプ大統領はアサド政権への空爆に後ろ向きだったバノン氏を米国家安全保障会議(NSC)常任委員から外したことからも、バノン氏の左遷は明らかなのかもしれません。

・トランプ一族のホワイトハウス支配 娘婿クシュナーが勢力拡大 追放される「黒幕右翼」バノン
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20170408-00069689/

 一方、注目すべきは、テーブル席にいる7人のうちのひとりが娘イヴァンカ氏の夫であり、大統領上級顧問のジャレッド・クシュナー氏であることです。クシュナー氏はこれまで「国家主義的な思想がトランプ氏にダメージを与えている」とバノン氏のポピュリズムな政治手法を批判し、バノン氏とは対立状態にあったと言われる人物。バノン氏追放にこのクシュナー氏の政権内での勢力拡大があるのではないかと指摘されています。

 クシュナー氏といえば、ユダヤ系アメリカ人の実業家。今後、その存在が勢いづけば、米国内で圧倒的な影響力をもつといわれている、イスラエル・ロビーやシオニストの影響力がさらに増し、米国の対イスラエル政策に多大な影響を及ぼすことは必然です。イスラエルによる占領地域への不法な入植は、すでに強引に強行され続けていますが、国際社会は食い止める手立てもなく、傍観しているのが現状です。

 他方イスラエルは、米国のシリア攻撃を支持。今後、シリア情勢が激化すれば、イランの存在も重要になってきます。イスラエル、米国内のタカ派はともに、シリアのアサド政権打倒の次にはイランを打倒することも、隠そうとしていないからです。各国の思惑が今後の中東をどう導くのか非常に気になるところですが、日本ではこのタイミングで共謀罪法案の審議入りを強行。着々と戦時体制の準備が進められています。国外で進む、戦争へ向かう道のりと、日本国内の動きは決して無関係ではないでしょう。同時並行して起きている、米国による朝鮮半島への不穏な動きについても、後ほど<ニュース・フラッシュ!>のコーナーで詳しく報じます。

 今後の大きな注目となる中東情勢については、22日に岩上さんが孫崎氏にお話をうかがうことが決まっており、ほかにも専門家の先生方にインタビューを申し込んでいます。また、日々、<ニュース・フラッシュ!>でも最新情報をお届けしていきますので、IWJ独自の切り口で解説した最新ニュースを本ガイドでチェックしてください!

 今日のガイドではほかにも、岩上さんによる、民進党・山尾志桜里議員への共謀罪法案に関するインタビューの報告や、長島昭久議員の民進党離党の記者会見、東京都庁で行われた元東京都副知事、浜渦武生氏の記者会見報告など、各記者からのレポートが目白押しです。ご注目ください!

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(文:ぎぎまき 記事構成:岩上安身)

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◆中継番組表◆

**2017.4.11 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch5】14:00~「シリアの人たちをもうこれ以上、苦しめないでください!! 宗教者緊急祈念行動」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※首相官邸前でおこなわれる「平和をつくり出す宗教者ネット」主催の祈念行動を中継します。

【再配信・IWJ_YouTube Live】17:00~「どうなる、シリア内戦! カギを握るのは中東の雄・トルコ!? 岩上安身による中田考氏(イスラム法学者)らインタビュー」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※2016年12月収録の「岩上安身による中田考氏(イスラム法学者)らインタビュー」を再配信します。
[記事URL] http://iwj.co.jp/wj/open/archives/353082

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◆中継番組表◆

**2017.4.12 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch3】14:30~「原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※原子力規制委員会 田中俊一委員長による記者会見を中継します。

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

池内了名古屋大学名誉教授が防衛装備庁公募要領の問題点を指摘!高山佳奈子京都大学教授が共謀罪法案のデタラメを暴く!! ~軍学共同反対 共謀罪を考える 大学人シンポジウム
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/373149

闇深き「2001年7月18日」をめぐり百条委員会で新事実発覚! 浜渦元副知事は責任を部下に押しつけ遁走!? 行政文書に偽り!? ~岩上安身が森山高至氏・水谷和子氏・中澤誠氏にインタビュー!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/372661

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<昨日の岩上さんによるインタビュー>共謀罪で空前の「監視・密告・盗聴社会」が到来!? 民進党・山尾志桜里衆議院議員に岩上さんが単独インタビュー!
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 おはようございます。IWJの平山茂樹です。

 岩上さんは昨日15時30分より、4月6日(木)に衆議院本会議で審議入りした「共謀罪」法案(組織犯罪処罰法改正案)の問題点について、これまで国会で法案を所管する金田勝年法務大臣を厳しく追及してきた民進党の山尾志桜里衆議院議員に単独インタビューを行いました。中継・配信の時間が日中の3時半という時間帯だったにも関わらず、YouTube Liveとツイキャスあわせて常時600人以上の方にご視聴いただくなど、非常に注目度の高いインタビューとなりました。

 政府は「共謀罪」が必要な理由として、「毒物によるテロ」「航空機によるテロ」「サイバーテロ」という3つのテロへの取り締まりを挙げています。しかし山尾議員によれば、いずれのテロも既存の法律で十分対応可能だといいます。

 「共謀罪を作るため、政府はありもしない『穴』を一生懸命掘っている」――。山尾議員はこのように述べ、法案成立に突き進む安倍政権の対応を批判しました。

 通信傍受法や特定秘密保護法と組み合わせることで、「超監視・密告社会」の成立につながりかねない共謀罪。これに改憲による「緊急事態条項」の創設が加わると、いよいよ独裁ファシズム体制の完成です。

 実は2011年12月の時点で、衆議院憲法審査会で緊急事態条項の必要性を訴えていた経緯を持つ山尾議員。同じ民進党の細野豪志代表代行が緊急事態条項創設を含む改憲私案を準備している中で、山尾議員は今、この問題についてどのように考えているのか? 昨日のインタビューではこちらの点も岩上さんが直撃していますので、ぜひ下記URLより動画アーカイブをご覧いただければと思います。

※2017/04/10 「コミュニケーションの根底が覆る」――共謀罪で空前の「監視・密告・盗聴社会」が到来!? それでも安倍政権が急ぐのはナゼ!? 岩上安身が民進党・山尾志桜里衆議院議員に単独インタビュー!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/373228

 山尾議員の名前を一躍全国区としたのが、「保育園落ちた、日本死ね」ブログに端を発する待機児童の問題でした。IWJではこの問題に関する山尾議員の発言も詳しく報じていますので、ぜひ下記の記事をご一読ください。

※2016/02/29 【国会ハイライト】「保育園落ちた日本死ね!!!」待機児童に悩む親たちの悲痛な叫びに安倍総理が「匿名である以上確かめようがない」と無神経発言! 与党議員らは「本人出せよ」の下劣な野次
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/293075

※2016/03/28なぜ保育士は、低待遇で働いているのか?認可保育園の賃金は、事業者が決めることはできない!?各党の政策内容に注目!与党のペテン「規制緩和策」にだまされてはいけない
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/293819

※2016/05/20保育士の給与は平均賃金の低い女性の給与に合わせる!? 図らずも女性蔑視的考えを披露する安倍政権に、民進党・山尾志桜里議員が「男尊女卑」と糾弾!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/302821

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■<取材報告>築地市場移転めぐり百条委で偽証疑惑のある浜渦元副知事が反論会見を開催!豊洲の責任者は「現場の局長くらいでは」と責任転嫁し矮小化!

 おはようございます。テキスト班の原佑介です。

 昨日は都庁で行われた、元東京都副知事の浜渦武生氏の記者会見に取材に行ってきました。

 副知事時代、築地市場の移転先である豊洲の土地の所有者だった東京ガスとの交渉役を担当していた浜渦氏。3月19日に開かれた百条委員会の証人喚問では、都が2001年7月に東京ガスとの基本合意に至って以降、「豊洲開発について一切相談にあずかっていない」などと証言していました。

 しかし今月4日、東京ガスとの用地交渉時に知事本局長だった前川燿男(まえかわ・あきお)練馬区長が都の百条委で、「実体上の決定権者は浜渦氏。終始一貫して責任を持っていた」と証言。浜渦氏との証言に決定的なズレが見られたため、各会派は「浜渦氏の証言は偽証の疑いが濃厚」と批判し、偽証認定が可決される見通しとなっています。

 そこで浜渦氏は昨日、反論会見を開催。当然、注目度は高く、僕は余裕を持って会見の2時間には都庁の会見場に到着したのですが、すでに現場には報道陣が詰めかけていました(それでも一応よいカメラ位置はゲットできました)。

 会見に臨んだ浜渦氏は、「前川さんの言ったことにどうのこうの言うつもりはない。それを言うなら、百条委で言わせていただきたい」と述べ、前川氏の発言を否定。「前川対浜渦の喧嘩をさせようとすれば記事として面白いだろうが、あまり誘導するような質問しないでくれ」と線引きしました。

 そのうえで、改めて「石原知事に基本合意までできたと報告し、任を解かれた。交渉役を外れた後は関与していない」「石原さんは怒りん坊で、その任以外のことは、私はやりません。関与していたら石原さんに怒られる」とも強調しました。

 では交渉における都側の最大の責任者は誰なのか、という話ですが、浜渦氏は「現場の局長くらいではないのかと思いますよ」などと部下に責任転嫁する始末…。反論とも言えない、何とも微妙な会見でしたが、各会派は浜渦氏の釈明をどう受け止めるでしょうか。今後の展開にも注目です。

※「石原知事に交渉役を外されてから関与してない」築地市場移転めぐり百条委で偽証疑惑のある浜渦元副知事が反論会見を開催!豊洲の責任者は「現場の局長くらいでは」と責任転嫁し矮小化!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/373226

 それでは本日も、どうぞよろしくお願いいたします!

※日刊IWJガイドのフルバージョンは下記URLより御覧ください。
http://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20170411

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