日刊IWJガイド・番組表「民進党新代表に蓮舫氏選出!民主党時代を通し初の女性党首誕生!/下村博文・自民幹事長代行と関係の深いウィッツ青山学園高校の元監査役が逮捕!岩上安身による民進党・大西健介衆議院議員インタビューを緊急再配信!/自民党の“脱原発派”議員に直撃インタビュー!『東電を逆さまにしても一円も出ないという状況にして初めて、国民の理解が得られる』」2016.9.16日号~No.1463号~


■■■ 日刊IWJガイド・番組表「民進党新代表に蓮舫氏選出!民主党時代を通し初の女性党首誕生!/下村博文・自民幹事長代行と関係の深いウィッツ青山学園高校の元監査役が逮捕!岩上安身による民進党・大西健介衆議院議員インタビューを緊急再配信!/自民党の“脱原発派”議員に直撃インタビュー!『東電を逆さまにしても一円も出ないという状況にして初めて、国民の理解が得られる』」2016.9.16日号~No.1463号~ ■■■
(2016.9.16 8時00分)

 おはようございます。IWJ記者のぎぎまきです。

 ついに、民進党の新代表が決まりましたね!当初からの予想通り、蓮舫氏が新代表に就任しました。503ポイントと1回目の投票で過半数と獲得したとあって、余裕の当選といったところでしょうか。次点につけたのは230ポイントの前原誠司元外相、玉木雄一郎国対副委員長は116ポイントでした。

 蓮舫氏の「二重国籍」をめぐる対応で、バラバラの政党というイメージをさらに強調してしまった民進党ですが、今後、党内をどうまとめていくのか、民主党時代を含め初の女性党首誕生で、蓮舫新代表の手腕が問われることになります。

 昨日行われた就任記者会見では、大手マスコミの記者から、さかんに「二重国籍」に関連する質問が飛んだといいます。蓮舫新代表はそれに対し、何と回答したのか。昨日行われた臨時党大会と蓮舫新代表の記者会見は、早速、動画記事としてアップしたので、こちらのURLでご覧ください!

※民進党 代表選出選挙 臨時党大会 ~蓮舫氏、第一回目の投票で過半数を制し、新代表に!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/331820

 さて、秋の臨時国会でいよいよ憲法審査会が動きだしそうです。野党第一党の党首となった蓮舫氏は、与党が憲法審査会を開けば「立法府の一員として参加していく」と就任記者会見で答えています。さらに踏み込んで聞かれると、党内で調査会を設けて議論をすることも検討するとか。

 蓮舫新代表には「立法府の一員」として、最高法規である「憲法」が権力の暴走を防ぐためにあるという「立憲主義」の基本を、議論の大前提にしていただきたいと思います。安倍総理はご存知の通り、過去に権力を憲法で縛る立憲主義の考え方を「古色蒼然」と発言した張本人。憲法は押しつけであり、日本人の心理・精神に悪い影響を与えている、とまで言っています。

 安倍総理の憲法に対する認識が正されない限り、憲法改正論議には応じないと断言していた岡田前代表の路線を蓮舫新代表は踏襲するのか、転換して自民党に妥協してゆくのか。IWJは今後の定例会見の場で問いただしたいと思います!

■下村博文自民幹事長代行と関係の深い「でたらめ」ウィッツ青山学園高校の元監査役が逮捕!岩上安身による民進党・大西健介衆議院議員インタビューを緊急再配信します!

 一昨日14日、下村博文自民党幹事長代行と関係の深い「ウィッツ青山学園高等学校」という株式会社立高等学校の元監査役・馬場正彦容疑者が、悪徳商法を繰り返していた件で、逮捕されました。下村博文自民幹事長代行と関係が深いこの「ウィッツ青山学園高等学校」。後ほどニュース・フラッシュで取り上げますので、ぜひ、スクロールして御覧いただければと思います。

 岩上さんは、安倍総理の最側近・下村博文氏の「黒い噂」に迫るべく、民進党の大西健介衆議院議員へインタビューしています。このインタビューで大西議員は、下村議員が安倍総理の「盟友」であることを強調し、ウィッツ青山学園高等学校と直接的なつながりがあることにも言及しました。

 この岩上さんによる民進党・大西健介衆議院議員インタビューを、本日20時から緊急再配信します!以下のURL(チャンネル1)から、是非、ご視聴下さい!

視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1

■「饗宴VII」開催のお知らせ!今年は12月23日にお会いしましょう!

 さて、すでにお伝えした通り、夏の終わりと共に今年も「饗宴」の季節が近づいて来ています!IWJの一大イベントも、いつの間にかこれで7回目。日頃、IWJの活動を支えてくださっている皆さまに直接お会いできる貴重な機会です。スタッフ一同、当日に向けて、精一杯心を込めて準備をしていく予定です。今年は12月23日(金)に決定しました!ぜひ、今からスケジュールを空けていただけると幸いです!

「饗宴」はほとんど収益の出ない、赤字覚悟のイベントです。なのになぜ、毎年、この師走の忙しい時期にビッグイベントを開催するのか。それは、今の日本が直面している危機的状況を打開したいという、やむにやまれぬ思いがあるからです。また、決して明るくはなさそうな未来に思わずふさぎ込んでしまいそうな時も、同じ志を持った人が集まれば勇気が出たり、希望が見いだせたりします。そんな集いの場であり、出会いの場であり、学びの場。そして、日頃からIWJを支えて下さっている皆さまへの感謝の気持ちを込めて開催するのが「饗宴」です。

 この6年、IWJは岩上さんの号令のもと、市民感覚を失わない泥臭いジャーナリズムを貫いてきました。そんな活動方針に共感し、時にはうまくいかないときも大目に見ていただいた皆さんの応援、ご支援があったからこそ、ここまで生き残れてきたと思っています。改めて、御礼を申し上げます。

 連日、お伝えしていますが、財政難に直面しているIWJの収支は依然厳しく、今月から前線に復帰する岩上さんは、これまでになく、自身の体調管理とともに、経営についてはできる限りの支出引き締めを図っています。今期の収支の見通しが立たなかったら、事業と人員を大規模再編し、6〜7人で回していた「WEB IWAKAMI」の頃の原点に回帰するとまで断言しています。

 詳しくは先日、掲載した岩上さんの「ツイ録」をご覧ください。

※【岩上安身のツイ録】「勝負」の第7期に向けた岩上安身の「覚悟」――体調不良を乗り越え、9月からはいよいよ前線に復帰! 2016.9.13
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/331309

 私たちはここまで成長したIWJを、「WEB IWAKAMI」の時代にまで戻すことなく、現状の「IWJ」のままで取材活動を継続したいと思っています。欲を言えば大手メディアと並ぶような頑丈な独立系メディアに成長したい!大きな野望も持っています。どうぞ、まだ会員登録がお済みでない方は、ぜひ会員登録し、IWJをお支えください!

※IWJ定額会員へのご登録はこちらから
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 岩上さんは、8月の1ヶ月を社長業と編集長業に集中していましたが、その間にジャーナリストとして前面に立つ機会が減ってしまったためか、IWJの会員数は伸び悩み、9月14日にやっと6003名に達し、6000名を超えることができました。しかし、喜ぶのも束の間、昨日15日には会費が未納となっている会員の方の一時的な無効措置をとらせていただいたため、再び会員数は5787名に落ち込んでしまいました…。どうぞ、まだ会費を振り込んでいなかったという方は、お早めにお振り込みください!また、毎月うっかり振り込みを忘れてしまうという方には、自動引き落としがおすすめです!

※会費の自動引き落としに関するご案内はこちら
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/23819

 ジャーナリスト業に復帰する岩上さんは、9月19日に日本環境学会元会長の畑明郎氏に、20日には名古屋大学名誉教授の池内了氏に、そして26日には東京新聞記者の望月衣塑子氏にインタビューを行う予定です。

 久々の復帰インタビューをスタッフ一同楽しみにしている反面、まだ万全ではない岩上さんの体調が不安でもあります。しかし岩上さんは、先ほどのツイ録で見せた「覚悟」の通り、IWJのため、そして何より、危機に直面した日本のジャーナリズムのため、妥協することなく頑張っていきます。スタッフもそんな岩上さんに必死でついていくべく頑張りますので、どうか皆様のご寄付・カンパでIWJへのご支援をよろしくお願いいたします!!

※ご寄付・カンパをどうぞお願いいたします!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

★本日の日刊IWJガイドは以下の内容でお届けします!

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■<ニュース・フラッシュ!>下村博文自民幹事長代行と関係の深い「でたらめ」ウィッツ青山学園高校の元監査役が逮捕!岩上安身による民進党・大西健介衆議院議員インタビューを緊急再配信!/「僕はだまされていた」…被害者装った石原慎太郎元都知事が実は地下コンクリート案に言及していた!「そういう意見があると取り次いだだけ」と弁明/稲田朋美防衛相がマラリア予防の副作用で急遽、南スーダン訪問をキャンセル!/南スーダンPKOの自衛隊が「駆けつけ警護」の実働訓練を開始 兵士の性犯罪が相次ぐ南スーダンの実情に迫るIWJ追跡検証レポートを昨日アップしました!/他(城石エマ)
┠■<★記事アップのお知らせ★>自民党の“脱原発派”議員に直撃インタビュー!「東電を逆さまにしても一円も出ないという状況にして初めて、国民の理解が得られる」(ぎぎまき)
┠■<お知らせ>「政治的中立性」を装った権力の弾圧に「抵抗」するために~「TALK ABOUT DEMOCRACY」Tシャツ、大好評発売中!!(平山茂樹)
┠■<原佑介プレゼンツ~目指せ世界チャンピオン>大阪でボクシングダブル世界戦!再びボクシング黄金時代を築けるか!?山中慎介選手、長谷川穂積選手が出陣!(原佑介)
┠■わとはぷ~What happened today?(青木浩文)
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◆中継番組表◆

**2016.9.16 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch4】13:45頃(裁判終了後)~「世界一高い選挙供託金の廃止を! 供託金違憲裁判 第一回裁判 口頭弁論後の報告会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「希望のまち東京をつくる会事務局」主催の供託金違憲裁判 第一回裁判 口頭弁論後の報告会を中継します。

【ツイキャス・IWJ_OKINAWA1】14:00~「辺野古違法確認訴訟 判決報告集会」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_okinawa1
※辺野古違法確認訴訟判決後の報告集会を中継します。

【Ch6】18:30~「戦争法廃止 憲法改悪を許さない1000人委員会講演会 ―国政報告
福島みずほ参議院議員、講演『安倍政権沖縄つぶしと高江ヘリパッド工事強行』毛利孝雄氏(沖縄大学地域研究所特別研究員)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※「戦争をさせない1000人委員会千代田・中央の会」主催の講演会を中継します。

【緊急再配信・Ch1】20:00~「下村博文・自民幹事長代行と関係の深いウィッツ青山学園高校の元監査役が逮捕!岩上安身による民進党・大西健介衆議院議員インタビュー」
UST視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※2016年6月7日に行われた、岩上安身による民進党・大西健介衆議院議員インタビューを、下村博文・自民幹事長代行と関係の深いウィッツ青山学園高校の元監査役が逮捕されたことをうけ、緊急再配信します。

▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲

【Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

【IWJ_AOMORI1】17:30~「青森駅前金曜日行動」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=aomori1

【IWJ_IBARAKI1】19:00~「第200回原電いばらき抗議アクション」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=ibaraki1

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◆中継番組表◆

**2016.9.17 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch5】13:30~「許さない! イスラエルとの軍用無人機共同研究 NAJAT 9.17集会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※「武器輸出反対ネットワーク(NAJAT)」主催の集会を中継します。志葉玲氏(フリーランスジャーナリスト)、高橋宗瑠氏(元国連人権高等弁務官事務所パレスチナ副代表)、望月衣塑子氏(東京新聞記者)、杉原浩司氏(武器輸出反対ネットワーク代表)らが登壇予定。

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続いては、ぎぎまきに戻り、新着記事のお知らせです!

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■<★記事アップのお知らせ★>自民党の“脱原発派”議員に直撃インタビュー!「東電を逆さまにしても一円も出ないという状況にして初めて、国民の理解が得られる」

 9月8日、毎日新聞が重要なニュースをスッパ抜きました。その内容とは、原発の廃炉や原発事故被災者への賠償費用を国民負担にしようぜ、という政府案が浮上しているというもの。しかも、電力自由化で新規参入した電力会社の利用料金にその負担分を上乗せするという、とんでもなく暴力的な方法がささやかれているといいます。

 市場競争を活発化させ、電気料金を全体的に値下げするのが「電力自由化」の目的。これでは前提が覆ってしまうと、事業関係者からも反発の声が上がっているといいます。

 一体、なんで政府はこんなに東電に甘いのか、大手電力会社に対し、手ぬるいのか!と業を煮やしてきた方も多いと思います。私もそんな一人です。しかし、驚くなかれ、です。政府はその他にも「帰還困難区域」の除染費用まで国民負担にしようと計画しているといい、異常なほど東電救済にひた走っているのです。

「除染費用は東電負担」は法律で定められていること。なのになぜ、国民負担という違反行為がまかり通るのか。「おかしい」、「ありえない」という声は自民党内からもあがっていて、9月9日、自民党の秋本真利(まさとし)衆議院議員に真相を確かめるべく、直撃インタビューをしてきました!

 秋本議員は敦賀のもんじゅ視察時に、地元のタクシー会社から配車予約を拒否されたエピソードを持つ、与党内の「脱原発」議員の一人。大前提として、「経営判断をした東電の経営者や株主、金融機関がまず責任を取るべきであって、国民ではない!東電を逆さまにしても一円も出ないという状況にして初めて、国民の理解が得られる」と秋本議員は話し、憤りを隠しませんでした。

 秋本議員に、与党内に“脱原発派”と呼ばれる議員が何人いるのか?その声はどれくらい党幹部や政府に届くのか?なぜ、こんなに東電びいきの案が出てくるのか?誰が東電を救済しようとしているのか?馬鹿げた政府案を止めるにはどうすればいいのか?!などなど、単刀直入に質問をぶつけてきました。詳しくはぜひ、記事をご一読ください!

※「東電を逆さまにしても一円も出ないという状況にして初めて、国民の理解が得られる」――東電救済にひた走る「エネ庁」の異常〜自民党内の”脱原発派” 秋本真利衆議院議員に直撃インタビュー 2016.9.9
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/330606
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 続いては、平山茂樹記者よりお知らせです!

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■<お知らせ>「政治的中立性」を装った権力の弾圧に「抵抗」するために~「TALK ABOUT DEMOCRACY」Tシャツ、大好評発売中!!

 おはようございます。IWJで主にテキスト関係の業務を担当している平山茂樹と申します。

 9月13日、政府がヘリパッド建設を強行しようとしている沖縄県東村(ひがしそん)高江で、沖縄防衛局は、陸上自衛隊の輸送ヘリ「CH47」による重機の空輸を始めました。在日米軍基地のために日本の自衛隊が投入されたわけで、日本の「対米従属」構造、そして自衛隊の米軍に対する「下請け」化が、改めて明らかになった瞬間でした。

 IWJでは、現在も沖縄の中継市民の皆さんのご助力で高江から断続的に中継を続けており、この沖縄防衛局の自衛隊機投入に関しては、一昨日に原佑介記者が防衛局などに直撃取材をして、以下のようにレポート記事としてまとめました。

※2016/09/14 高江に自衛隊ヘリ出動!?防衛局にIWJが直撃!米軍施設建設のための自衛隊機出動は「初のケース」と認める!小口弁護士「弁護士の稲田防衛相は法的根拠がないことはわかっている」と指摘!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/331482

 この「日刊IWJガイド」で連日お伝えしているように、IWJでは現在、「『国民投票』で自民党改憲草案が現実に!? みんなで語る『改憲への危機感』Talk about Democracy and Constitution ~寄稿文特別掲載!」と題し、市民の皆様から寄稿を募っています。しかし、このコーナーで皆様からお寄せいただいているのは、「改憲への危機感」に限りません。上記のような高江における日本政府の対応に関しても、「怒り」の声が寄せられています。本日は、その中から「garlicpepper」さんの寄稿を紹介します。

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 近頃、公民館などでの講演や集会の申し込みについて、施設側の事前検閲が広がっている。

 資料やチラシに「原発」「戦争」「憲法」「安保法制」といった文字があれば、使用取消を求められることがあるという。理由は「政治的中立性」を損なうおそれがあるので、ということらしい。

 政治的中立性とは?

 国家公務員法には中立性の逸脱例について述べた箇所はあるが、選挙運動、特定政党支持などに限定されるように見受けられる。

 ところが国は、長きにわたり基本法の精神とは裏腹に、政令条例によってその運用を自分たちの欲する色に染めてきた。

 そして自分たちに目障りな動きは「政治的中立性」を損なうものとして排除しようとしてきた。

 今、ヘリパッド電撃着工にむけ、沖縄高江で強行されている機動隊による暴行や道路封鎖も、国からすれば「政治的中立性」を損なう動きを排除しているだけ、ということになるのだろうか。

 案の定というか、国とのあうんの呼吸で、大手マスコミは、高江の住民たちの動きを殆ど無視し続けている。これも報道の「中立性」への配慮なのだろうか。

※みんなで語る「改憲への危機感」寄稿文 Vol.50 政治的中立性 会社員 garlicpepperさん
http://iwj.co.jp/wj/open/consti-msg/1-050

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 「garlicpepper」さんが指摘されているように、現在の安倍政権と、それとべったり癒着した既存大手メディアは、「脱原発」や「護憲」といった、自らにとって都合の悪い考え方を、「政治的中立性」という旗印のもとに排除し、弾圧しているように感じられます。今、まさに高江で起きていることも、「政治的中立性」という名のもとでの市民に対する強権的な弾圧に他なりません。

 こうした、政府や既存大手メディアの動きに対し、市民の側が「抵抗」を組織するにはどうしたらよいのでしょうか。それにはまず、身近なところから徹底的に話し合い、議論を行って、世論を喚起する必要があるのではないでしょうか。

 そこでIWJでは、この寄稿募集とのコラボレーション企画として、復刻版「TALK ABOUT DEMOCRACY」Tシャツを販売しています。

 このTシャツにプリントされているのは、「TALK openly ABOUT DEMOCRACY …and CONSTITUTION for Our FREEDOM and FUTURE」の文字。すなわち、「民主主義と憲法について、オープンに話そうよ。私たちの自由と未来のために」ということです。

 日本の自由と平和、そして立憲民主主義が危機に瀕している今、ぜひこの「TALK ABOUT DEMOCRACY」Tシャツを着て、安倍政権が進める憲法改悪の危機について議論を深めてみてはいかがでしょうか。

※復刻版!! Tシャツ TALK ABOUT DEMOCRACY 色:ヘザーグレー・ブラック
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=256

※復刻版!! Tシャツ TALK ABOUT DEMOCRACY 色:バーガンディ・キナリ
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=257

 さて、安倍政権が実際に憲法をどのように変えようとしているかという点については、岩上さんと梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士による共著『前夜~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』をぜひ手にとってみてください。

 本書では、現行の日本国憲法と自民党憲法改正草案を逐条で比較。詳細な注釈を付すことで、自民党改憲草案の危険性を徹底的にあぶり出しています。昨年12月には、集団的自衛権行使容認にもとづく安保法の「成立」を受けて、「増補改訂版」も刊行。安保法の問題点にとどまらず、緊急事態条項の危険性にも警鐘を鳴らす内容となっています。

 IWJのWebサイトでは、岩上さんのサイン入りもお買い求めいただけます。戦後初の「改憲国会」となる秋の臨時国会開幕を前に、まさに全国民必読の書であるといえます。ぜひ、お買い求めください!

※【増補改訂版・岩上安身サイン入り】『前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171

※【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=169

 また、今月末に発行予定の有料メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」では、憲法学の「権威」である東京大学名誉教授・樋口陽一氏への岩上さんによるインタビューのフルテキストをお届けいたします。

 こちらも、注釈やビジュアル素材をふんだんに盛り込むかたちで編集を進めています。憲法や安保法を考えるうえで最も重要なキーワードである「立憲主義」という考え方の枠組みに関して、樋口氏が詳細に語っていますので、ぜひ、メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」をご購読ください!

※メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」のご購読はこちらから!
http://www.mag2.com/m/0001334810.html
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 続いては、新コーナー!?です。

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■<原佑介プレゼンツ~目指せ世界チャンピオン>大阪でボクシングダブル世界戦!再びボクシング黄金時代を築けるか!?山中慎介選手、長谷川穂積選手が出陣!

 おはようございます。IWJ記者の原佑介です。

 皆さん、今日は何の日か、もちろんご存知ですよね?

 そうです。大阪で行われるボクシングダブル世界戦で、山中慎介選手と長谷川穂積選手がそれぞれ試合に臨む日です!

※今ボクシングが熱い!井上尚弥vsロマゴン夢の対決へ!山中慎介は11度目の防衛戦!長谷川穂積も復帰戦!絶対王者・ゴロフキンの防衛戦も!注目カードの楽しみ方を一挙紹介(初心者編)! 2016.9.10
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/330810

 山中慎介選手の相手は元WBA世界バンタム級スーパー王者・アンセルモ・モレノ選手(31歳=パナマ)で、なんと今回は2度目の対戦。前回2015年9月の試合では、両者一歩も譲らぬ激闘となり、山中選手が2-1という僅差の判定でモレノを下しています。因縁の対決を制すれば、山中選手はこの階級での「真の王者」としての評価が不動のものとなるでしょう。

 この一戦で山中が防衛を11回に伸ばせば、日本歴代2位に並びます。ちなみに、日本の連続防衛記録1位は具志堅用高さん。その数なんと13回。ただの「バラエティ番組で面白いこと言っている小さなおじさん」ではないんです。偉大な記録を持つ、偉大なボクサーなんです。

 その具志堅さんの偉大な記録に挑む山中選手は、「神の左」と呼ばれる必殺の左ストレートを主武器としています。内山高志選手が12度目の防衛に失敗し、連続防衛記録がとだえた今、山中選手に日本記録更新の期待がかかっています。注目です!

 大阪でのダブル戦のもう一人の主役、長谷川穂積選手は、2014年4月以来、2年5カ月ぶりの世界戦!35歳9カ月で勝利すれば日本人最年長世界王座奪取となります!長谷川選手は今回の試合が「ラストチャンス」と明言。背水の陣でWBC世界スーパーバンタム級王者・ウーゴ・ルイス(29=メキシコ)に挑む長谷川選手、頑張れ!

 ボクシングは、今では数あるスポーツや格闘技の一種目としか見られていないかと思いますが、実は、戦後のメディアの発達史をふり返ると、特別な地位を占めるスポーツだったことがわかります。

 例えば、民間放送が最初におこなった生中継はボクシングの試合でした。1952年2月9日、白井義男選手と堀口宏選手が戦った日本バンタム級タイトルマッチを、ラジオ東京が民間放送として初のラジオ中継をし、日本中を沸かせました。

 1955年5月30日、白井義男が世界フライ級王者パスカル・ペレスに再度挑んだ世界タイトルマッチの日本テレビの中継では、なんと、視聴率96.1%を記録!その後もボクシングの世界線のテレビ中継は80〜90%という脅威の視聴率を叩きだしていきます。信じがたいような数字ですね。もちろん、番組数が少なかったのもありましたが、ボクシングは国民的な人気を得たスポーツであり、テレビというメディアはボクシングとともに興隆してきたことがよくわかります。

 1960年代前半は日本にはかつてないボクシング・ブームが起こり、なんと、テレビでは週に10本以上のプロボクシング中継があったそうです。そうした黄金の時代の名残の中、ガッツ石松選手や具志堅用高選手といった名ボクサーも活躍していたわけですが、その後、日本人選手がベルトに手が届かず、テレビ視聴率も落ちる冬の時代がやってきます。

 そんな低迷期を越え、最近ではまた山中慎介選手や井上尚弥選手をはじめとする卓越した実力をもつチャンピオンがゾロゾロと出始めてきています。現在はYouTubeなど、インターネット動画を通じて、国内から出ない日本人選手の活躍も、全世界にあっという間に知られる時代となりました。新しいメディアとボクシングの再びの出会いのシーズンが訪れたようにも思われます。

 再び黄金時代を築けるのか、テレビの勃興期のような異常なブームの再来はありえないとしても、暖かく見守りましょう!
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 それでは、本日もIWJをどうぞよろしくお願いいたします。

※日刊IWJガイドのフルバージョンは下記URLより御覧ください。
http://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20160916

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岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/