日刊IWJガイド 「徐々に暴かれ始めたナチスの手口『緊急事態条項』!国会で追及された安倍総理は『限度を超えた批判』だと立腹しつつも『個々の条文に関しては述べることは差し控えたい』と遁走!」2016.1.20日号~No.1224号~


■■■ 日刊IWJガイド 「「徐々に暴かれ始めたナチスの手口『緊急事態条項』!国会で追及された安倍総理は『限度を超えた批判』だと立腹しつつも『個々の条文に関しては述べることは差し控えたい』と遁走!」2016.1.20日号~No.1224号~ ■■■
(2016.1.20 8時00分)

  おはようございます。IWJの原です。

 やっと、やっとです。「緊急事態条項はナチスの手口そのものだ」という認識が徐々に広まりつつあるようです。

 社民党・福島みずほ副党首は昨日の参院予算委員会で、「緊急事態宣言条項についてお聞きをします」と切り出し、「自民党の(改憲)草案の中で、事後に国会の承認を求めるとなっておりますが、国会が承認しなかった場合、その政令の処分によって行われたことはどうなるのでしょうか」と質問しました。

 これに対し安倍総理は、「私が今ここに座っているのは、内閣総理大臣として座っているわけで」とまたもや自分こそ総理と強調し、あらゆる人をうんざりさせながら、以下、どうつなげて話すかと思いきや、「憲法改正案の中身についてはですね、まさにこれから憲法審査会においてですね、ご議論をいただきたいと。個々の条文について、私がここで述べることは差し控えさせていただきたいと思います」と、なんと遁走。

 福島氏は安倍総理に対し「答えないのは卑怯だ」と迫り(最も的確な表現です。本当に卑怯そのものです)、「(緊急事態条項は)ナチスドイツの『国家授権法』とまったく一緒で、許すわけにはいかない」と批判。安倍総理は「限度を超えた批判だ」と不快感を示したようですが、自民党の改憲草案が、ナチスの緊急事態宣言とその後に続いた授権法(全権委任法)と違うと言い張るのであれば、どこがどう違うのか、条文の中身に分け入って、逃げずに回答すればいいだけの話です。なんで逃げるんですかね、安倍総理は。

 そもそも参院選後には改憲に着手すると明言し、かつ、改憲の際にはまっさきに「緊急事態条項」の創設に取り組むと公言しているのは、安倍総理ご本人なわけですから、今からありとあらゆる機会を通じて具体的な議論を重ねなければいけないはずです。

 それなのに事実上の答弁拒否とは、中身を吟味され、国民に広く理解されると、よっぽどまずい内容だということでしょうか。それとも、早くも争点隠しに走っているのでしょうか。

 あきれたのはNHK。立ち往生する安倍総理をアシストするかのように、福島議員のこの重要な国会質疑の中継を途中で打ち切ったそうです。緊急事態条項について、国民に知らせないでおくためなんでしょうか。もうNHKは、国会中継しなくていいから、IWJにやらせてもらえませんか? 我々ならば、 全質疑、オールノーカットで報じます。

 民主党の岡田克也代表も16日放送のBS朝日番組で、緊急事態条項について、「緊急事態になれば、法律がなくても首相が政令で法律を履行でき、権利を制限できる。恐ろしい話だ。ナチスが権力を取る過程とはそういうことだ」と牽制しました。やっと、岡田代表も、正確な認識を示すようになってきました。歓迎すべき傾向です。どんどん「緊急事態条項=ナチスの手口」という正しい理解と認識が国民の間にますます広がっていけばいくことを願いたいと思います。

 さて、緊急事態条項についてはまた後ほど触れるとして、もう1件、皆さんに紹介しなければならない国会に質疑があります。

■安倍総理の「ウソ」を告発した蓮池透さんの本に対して中山恭子代表「この本は北朝鮮のある種の工作活動の一環である」!?

 旧次世代の党(旧世代の党と空目しそうですが)こと「日本のこころを大切にする党」の中山恭子代表は、昨日の参院予算委員会で北朝鮮による拉致問題に言及。先月、拉致被害者家族の蓮池透さんが出版した『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』(講談社)について、「この本は北朝鮮のある種の工作活動の一環である」などと、とんでもない暴言を吐きました。

 2016年1月12日の衆院予算委員会で、民主党・緒方林太郎議員が蓮池さんの著書をもとに、「首相は拉致を使ってのしあがったのか?」と追及。安倍総理が官房副長官だった2002年当時、安倍総理は拉致被害者5人を北朝鮮に一時帰国させる方針に頑強に反対したと言われていますが、蓮池さんの著書によると、実際には北朝鮮への再入国に反対していなかったというのです。緒方氏がこの真偽をただすと、安倍総理は「当時は5人の被害者を北朝鮮に戻すという流れだったが、私は断固として反対した」と強弁し、否定しました。

 中山議員は、「総理に対し、事実確認もしないまま総理の名誉を傷つける発言がございました。この本については事実と異なることがたくさん書かれております」と、本の中に複数の虚偽事実が記されているなどと、驚くべき指摘をしました。

 しかし、どこがどう事実と異なるのか、中山議員は具体的には示さず、「抗議するかどうか、被害者家族の方々や救う会とも相談しましたが、この本は北朝鮮のある種の工作活動の一環であるとの考えから、まともに取り上げるものではないので、無視することと致しました」と、驚くべきことに蓮池透さんを「工作員認定」しました。拉致被害者家族に対して、公権力者が公然と「北の工作員」扱いしたのは、初めてのことではないかと思います。

 これが事実なら大変な問題です。中山氏は、蓮池さんが工作員であるというその論拠や証拠を示すべきです。そうでなければ、2ちゃんねるのような掲示板に「工作員認定」と書き込んでいる匿名のネトウヨと何ら変わらないレベルの誹謗中傷となります。もちろん、事実でないなら蓮池透さんに対して、重大な名誉毀損となります。

 ところが、中山議員の発言は、さらに怪しげな方向へと進んでいきます。蓮池透さん本人自身は自分が工作員だと気づいていないかもしれない、などと言い出したのです。

 「透さんはご自身では気付かれてはいないかもしれませんが、工作関係者に利用されていると考えています。ある意味では透さんも拉致問題の被害者といえる」

 そうなると、蓮池さんが今後抗議したり、反対の言論を展開しても、「操られているだけだから相手にする必要がない」ということになります。これは反論封じのための煙幕ではないかと疑いたくなります。もちろん、中山議員は、蓮池さんが知らずに操られているという根拠など、まったく示していません。

 だいたい蓮池透さんが自分自身でも知らず知らずに操られていて、それを第三者の中山議員は見抜くことができている、いうのは、相当に想像力(妄想力)を駆使しないとイメージすらできません。時々、「電波が送られてきて操られている」系の話では聞く話ですが、普通はこんなことを言い出した人は、誰もまともに相手にしなくなりますね。

 もし、これらがすべて事実ではなく、中山議員の空想や思い込み、反論をあらかじめ封じるための「レッテル貼り」だとしたら、非常に恐ろしいことです。国会議員が一民間人を、緊張関係にある外国の「スパイ」呼ばわりしたも同然ですから。

 さらに、中山議員の「日本国内に工作活動をする動きが日常的にあることを、日本の人々が知っていることが大切」など根拠を示さない話が続きました。

 さらには、安倍総理はここぞとばかりに、「被害者の家族の方々の中で分裂しているかの印象を与えるのはよくない、それはやめといた方がよいのではないかと申し上げた」とアピールしました。

 蓮池さんの新刊書は、対北朝鮮強硬派として政治的な地位を高めた安倍総理らの打算と裏切りを告発したとして、波紋を呼んでいます。僕もまだ読み途中ですが、拉致問題の内部を知る蓮池さんにしか書けない、生々しい告発の書となっています。

 「饗宴VI」には、蓮池さんもご来場し、パーティーの座上、マイクを握って発言しました。この「饗宴VI」の第二部パーティーの模様は会員限定で近々、特別配信します!

 また、蓮池透さんには、1月27日に岩上さんが単独インタビューしますので、この問題の真偽を、ぜひ皆さんの目でご確認ください!まずは蓮池さんが出版に合わせて行なった会見の模様をどうぞ!

※2015/12/21「安倍さんは拉致問題を政治利用して総理大臣にまでなった」――拉致被害者家族・蓮池透氏が会見で「真相」を暴露! ~安倍総理は国会で「誹謗中傷」「北朝鮮の思うつぼ」と“逆ギレ”!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/279851

…(後半へ続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2016.1.20 Wed.**

【IWJ_OKINAWA1】6:00頃~「辺野古ゲート前での300人座り込み大抗議」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-okinawa1
※辺野古ゲート前で行われる、座り込みの抗議行動の模様を中継中です。IWJスタッフの佐々木記者が現場の模様をレポートします。
電波状況により、ツイキャスに変更する可能性があります。ご了承願います。
ツイキャス・IWJ_OKINAWA1→ http://twitcasting.tv/iwj_okinawa1

【録画配信・Ch4】14:00~「選挙市民審議会・第一部門会議『自由な選挙運動』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※1月18日に開催された、公正・平等な選挙改革に取り組むプロジェクトが主催する、「選挙市民審議会」メンバーによる各部門会議の模様を録画配信します。第一回目のテーマは、「自由な選挙運動」です。

【Ch3】14:30~「原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※原子力規制委員会 田中俊一委員長による定例会見を中継します。

【Ch4】16:30~「『ママと議員の憲法カフェ@参議院議員会館』ゲスト講師・元最高裁判事・濱田邦夫弁護士」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※元最高裁判事・濱田邦夫弁護士をゲストに迎え行われる、ママの会有志@関東(神奈川・千葉・東京・埼玉)が主催する憲法カフェの模様を中継します。

【Ch5】17:00~「改憲問題対策法律家6団体連絡会主催・院内集会 『テロとの戦争』と安保法制 ―講師 栗田禎子・千葉大学文学部教授」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※「改憲問題対策法律家6団体連絡会」主催の院内集会を中継します。講師は千葉大学文学部教授の栗田禎子氏。

【録画配信・IWJ_SF】17:00~「島ぐるみ会議訪米取材6 ~滞在2日目:生物多様性センター訪問」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-sf
※2015年11月16日に行った、「島ぐるみ会議訪米取材」の滞在2日目、「生物多様性センター訪問」を録画配信します。

【録画配信・IWJ_沖縄1・宜野湾市長選】18:00~「開票まであと5日!宜野湾市の選挙戦レポート&期日前投票の出口取材!」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-okinawa1
※1月19日(火)に収録した、宜野湾市長選、期日前投票会場でのIWJ・佐々木隼也記者による出口取材と現場レポートの模様を録画配信します。

【録画配信・IWJ_沖縄1・宜野湾市長選】18:25~「自民党が仕掛ける狡猾な選挙戦略とは!?『ママの会』新垣依恵さんインタビュー」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-okinawa1
※1月19日(火)に収録した、IWJ・佐々木隼也記者による、新垣依恵さん(ママの会)インタビューを録画配信します。

【録画配信・IWJ_沖縄1・宜野湾市長選】19:40~「『子どもの個人情報が自衛隊に…』佐喜眞市政の問題点を『当事者』市民に聞く!」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-okinawa1
※1月19日(火)に収録した、IWJ・佐々木隼也記者による、 宜野湾市民へのインタビューの模様を録画配信します。

【再配信・Ch1】19:00~「岩上安身による共同通信社・編集委員・太田昌克氏インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/281578
※2016年1月8日に収録した、「岩上安身による共同通信社・編集委員・太田昌克氏インタビュー」を再配信します。

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◆明日の中継番組表◆

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2016.1.21 Thu.**

【Ch未定】13:00~「原発避難計画 全国集会 in 東京(1/21) 川内、高浜、伊方、柏崎刈羽、玄海…各地の避難計画を徹底検証」
※集会では、川内原発、高浜原発、伊方原発、佐賀原発、柏崎刈羽原発の現地からの事例報告などが予定されている。また、集会後は、政府交渉が行われる。

【Ch未定】14:00~「選挙市民審議会・第二部門会議『民意を反映した選挙制度』」
※公正・平等な選挙改革に取り組むプロジェクトが主催する、「選挙市民審議会」メンバーによる各部門会議の模様を中継します。第二回目のテーマは、「民意を反映した選挙制度」です。

【録画配信・IWJ_WASHINGTON】17:00~「島ぐるみ会議訪米取材<後編>7 ~滞在5日目:歴史保存諮問委員会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/JqmK3j24b4V
※2015年11月19日に行った、「島ぐるみ会議訪米取材」の滞在3日目、「歴史保存諮問委員会」を録画配信します。

【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見を中継します。

【Ch未定】18:00~「安保法制に反対する高校生グループ T-nsSOWL主催・今後の方向性と新プロジェクトの企画に関する記者会見」
※安保法制に反対する高校生グループ「T-nsSOWL」主催の記者会見。団体としての今後の方向性と、新プロジェクトの企画などについて会見する予定。

【IWJ_KYOTO1】19:00~「1.21市民大集会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※京都市長選に出馬予定の本田久美子氏(元京都市教職員組合執行委員長)がお話しする予定。「憲法いきる市政 みらいネットワーク」が主催。

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(前半の続き)…

 続いて、岩上さんの単独インタビューに関連して、平山茂樹記者より重要なお知らせです!

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■北朝鮮「水爆実験」の真相と日本の隠された核武装の欲望に迫る! 本日19時より共同通信編集委員・太田昌克氏インタビューを再配信! 1月28日(木)には『仮面の日米同盟』を刊行したジャーナリスト・春名幹男氏にもインタビュー!

 おはようございます。IWJで主としてテキスト関連の業務を担当している平山と申します。

 本日19時より、1月8日(金)に中継・配信した「岩上安身による共同通信編集委員・太田昌克氏インタビュー」の模様を再配信いたします。

 太田氏は、最新刊『日本はなぜ核を手放せないのか~「非核」の死角』(岩波書店)の他、『日米<核>同盟~原爆、核の傘、フクシマ』(岩波新書)、『日米「核密約」の全貌』(筑摩選書)など、「核」をテーマに多数の著作を発表されている、気鋭のジャーナリストです。

 IWJではこれまで、太田氏が、元内閣官房副長官補の柳澤協二氏が理事長を務める国際地政学研究所のワークショップにパネラーとして登壇した際の模様や、特定秘密保護法に反対するジャーナリストの集会に登壇した際の模様を、取材・配信してきました。岩上さんによる単独インタビューは、今回が初めてとなります。

※2013/11/26 「攻めて闘う方法を」──緊急反対集会・ジャーナリストは秘密保護法案と日本版NSCに反対する
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/113521

※2014/11/20 日本の核燃料サイクルにおける歴代自民党政権の狙いとは 「今や日本はプルトニウム大国」との指摘も~国際地政学研究所2014年度第11回ワークショップ 「日米同盟~核の将来を軍・民の視点から見る」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/207552

 インタビューが行われたのは、図らずも、1月6日に北朝鮮によって「水爆実験」が行われたわずか2日後のこと。インタビューでは、冒頭、北朝鮮に対する各国の反応を紹介しつつ、今回の実験が本当に「水爆」なのか、そしてこの実験が日本、韓国、そして米国を含む東アジアの安全保障にどのような影響を与えるのか、太田氏に詳細に分析していただきました。

 各国から非難を浴び、制裁措置を受けながらも、なぜ北朝鮮は核開発を止めないのか――。北朝鮮の知られざる思惑について、ぜひ、本日の再配信をご覧ください。

 さらに太田氏は、1962年、キューバ危機が緊張を迎える中で、沖縄の米軍基地から核ミサイルが発射寸前のところまで進んでいたという、自らの驚きのスクープについても解説。このスクープに対しては、米軍の準機関紙「星条旗新聞」が太田氏に対して反論記事を掲載しているのですが、太田氏はインタビューの中で、この「星条旗新聞」の記事に対して再反論を展開。こちらも、必見の内容です!

 なお、今回の再配信を見逃しても、IWJ定額会員にご登録いただければ、太田氏のインタビュー動画を下記の記事URLからいつでもご覧いただけます。ぜひ、この機会に、IWJ定額会員にご登録ください!

※2016/01/08 岩上安身による共同通信社編集委員・太田昌克氏インタビュー(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/281578

※IWJ定額会員の登録はこちらから!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 太田氏には、2月11日(木)にも後編として、再度インタビューを行います。次のインタビューでは、日本のプルトニウム保有と核武装の隠された欲望、2018年に期限が迫った日米原子力協定(包括協定)と核燃料サイクルなど、「核」問題の核心に岩上さんが迫ると思いますので、どうぞご注目いただければと思います。

 また、太田氏の最新刊『日本はなぜ核を手放せないのか~「非核」の死角』は、IWJ書店にて、サイン入りで販売していますので、ぜひ、この機会にお買い求め下さい。

※【太田昌克さんサイン入り!】『日本はなぜ核を手放せないのか―「非核」の死角』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=201

 太田氏が長年にわたり取材してきた「核」の問題は、つまるところ、日米同盟の問題でもあります。同じ共同通信出身のジャーナリストとして、この日米同盟は「仮面」にすぎない、と喝破したのが、新刊『仮面の日米同盟~米外交機密文書が明かす真実』(文春新書)を刊行したばかりの春名幹男氏です。春名氏は、元共同通信記者で、現在は早稲田大学の客員教授でもあり、もちろん、現役のフリージャーナリストです。

 この春名氏にも、1月28日(木)15時から、岩上さんが単独インタビュー。春名氏へのインタビューは、今回で3回目となります。過去のインタビューは、下記URLからご視聴いただけます。

※2013/02/05 国際ジャーナリスト 春名幹男氏インタビュー 「日米中関係と安倍外交について」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/56406

※2013/07/11 「スノーデン氏は、まだ公開していない極秘文書を持っている!」~岩上安身による春名幹男氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/89902

 春名氏は本書の中で、機密解除された日米の公文書を読み解きながら、米国が実は、尖閣諸島をめぐる日本の有事に「巻き込まれる」ことを恐れていること、そして日本側はそうした現実を隠すために英語版ガイドラインから日本語版への翻訳の過程で作為的な改変を行っていたことなどを突き止めています。

 在日米軍の駐留は、日本を守るためではなく、実は、韓国、台湾、および東南アジア有事の際の「兵站」のためであり、「日本の防衛は、日本自身の責任である」と春名氏は述べます。これは、日米同盟一辺倒になり、「第3次アーミテージ報告書」の要請にもとづいて、集団的自衛権を容認し、原発を再稼働し、TPPに参加し、さらには憲法改正によって「緊急事態条項」まで創設しようとする安倍総理の「日米同盟」幻想を、粉々に砕くものです。

 日米同盟の真実に迫る、必見のインタビューになること間違いなし! ぜひ、ご注目いただければと思います。

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 平山記者でした!僕も今、春名幹男さんの『仮面の日米同盟~米外交機密文書が明かす真実』をパラパラとめくり始めましたが、「新日米ガイドラインに、こんなトリックが隠されていたとは!」「抑止力が高まるって完全にウソじゃん!」などなど、目からウロコの連続です。蓮池透さんインタビューとともに、超注目のインタビューであること間違いなしです!

 他にも重要人物の皆さんへのインタビューが決定していますのでお知らせします!

・1月26日(火)15時~
九州大学准教授・施光恒(せ・てるひさ)氏インタビュー
※書籍『英語化は愚民化 日本の国力が地に落ちる』(集英社)著者

・1月27日(水)19時~
蓮池透氏インタビュー
※書籍『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』(講談社)著者

・1月28日(木)15時~
ジャーナリスト・春名幹男氏インタビュー
※書籍『仮面の日米同盟 米外交機密文書が明かす真実』(文春新書)著者

・2月4日(木)15時~
岡山大学大学院教授・津田敏秀氏インタビュー
※書籍『医学者は公害事件で何をしてきたのか』(岩波現代文庫)著者

・2月11日(木)14時~
共同通信編集委員・太田昌克氏インタビュー
※『日本はなぜ核を手放せないのか――「非核」の死角』(岩波書店)著者

・2月23日(火)13時~
京都大学刑法教授・高山佳奈子氏インタビュー
※【緊急アップ!】安倍総理とメディアの会食は「業務妨害罪」「贈収賄罪」の可能性!? 学者の会で刑事法学者・高山佳奈子氏が指摘!元共同通信・浅野健一氏も批判「御用メディアと闘わないといけない」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/254388

 また、1月22日(今週金曜日です!)には、参議院議員会館1階講堂で「『ミナセン(みんなで選挙)』市民勝手連シンポジウム」が開かれますが、その一コーナー「野党共闘への課題」と題したパネルディスカッションで、岩上さんが司会・進行を務めますので、皆さんもぜひ会場へお越しください!

 続いて、現地の中継市民の皆さんとともに宜野湾市長選挙の取材にあたっている佐々木隼也記者が、現地の様子をご報告します!

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■宜野湾取材で見えてきた「より狡猾な」自民党の選挙戦略とは~引き続き、IWJの沖縄取材へご支援お願いします!!

 おはようございます!IWJで記者をしている佐々木隼也と申します。

 現在、24日投開票の宜野湾市長選を取材するため、宜野湾現地に来ています。気温は12℃を下回り、天候も悪く、結構、寒いです。沖縄に抱いていた僕の中の南国のイメージは、この2日で完全に消え去りました。

 ところで、宜野湾に来て印象的だったことを一つ、お伝えさせてください。夜の宜野湾は街中で「ブォンブォン」というバイク(暴走族?)の音らしき騒音が響き渡り、国道もバイクで疾走する若者が多いのか、元気な街だなーと思っていました。また、ホテルは普天間基地から少し離れた北谷(ちゃたん)町という所にあるのですが、外に出ると、夜中「ゴーゴー」という海の轟きが響き渡っています。

 どちらも、それにしても凄い音だな~と思っていたのですが、これ実は、バイクの音でも海の轟でもなく、普天間飛行場でヘリや航空機がエンジンをふかす音だったんです。市街地のど真ん中に飛行場がある、異常な「基地の街」なのだということを、深く実感しました。

 そんななか、本日は宜野湾から車で1時間半、早朝6時より、辺野古のゲート前で行われている300人抗議行動の模様を中継中です!さらにこの後はカヌー隊とともに併走する船に乗り、取材予定です。辺野古では他にも、戦争を知る「おじい」「おばあ」の方にインタビューをしたり、など、様々な取材を行う予定です。その模様は、後ほど録画配信し、記事化する予定ですので、ぜひご覧いただければ幸いです!

 そして昨日は、熾烈なデッドヒートとなっている、自民・公明推薦の現職・佐喜真淳(さきまあつし)候補と、翁長知事率いる「オール沖縄」のサポートを受け、辺野古新基地建設反対の立場を明確にしながら現職に挑む新人・志村恵一郎(しむらけいいちろう)候補の、選挙戦の模様を取材しました。

 すでに始まっている期日前投票を終え、出て来た市民の方にもインタビューをしましたが、カメラ前で話を聞かせてくれる方は志村候補に入れた、という人が多いのが印象的でした。30人ほどに声をかけ、応えてくれたのは11人ほど。うち8人が志村候補に投票した、と語ってくれました。さらにそのうち、2人が20代の若者だったのも、非常に印象的でした。

 ただ、ほとんどの方が(他にも詰めかけていた新聞・テレビの出口調査も含め)声をかけても、素通りしていく人がほとんどだったので、出口調査の結果が信頼できる数字なのかどうかは、疑問ですね。

 他にも昨日は、宜野湾の「ママの会」の一員であるお母さんに、自民党の「これまでよりも狡猾な選挙戦略」の生々しいお話について、インタビューしました。名護市長選、沖縄県知事選、衆院選と、あらゆる選挙で「オール沖縄」候補に負け続けている自民党。さぞかし焦りまくって、カネのバラマキなど露骨な選挙運動を繰り広げているかと思いきや、どうやら今回は、まったくと言っていいほど、「実弾(カネ)」は飛んでいないと言います。

 「500億円という露骨なバラマキでぼろ負けした名護市長選の教訓から、自民党は、より狡猾な手法に切り替えたのです」

 その戦略が功を奏し、2014年の沖縄市長選では「オール沖縄」候補を与党候補が僅差で破ったという。そして今回、宜野湾市長選で自民党側が仕掛けている「ディズニー誘致構想」が、その戦略の最たるものだというのですが…一体どういうことでしょうか?

 本日、このお母さんへのインタビューを録画配信しますので、ぜひぜひ、続きは動画でご覧下さい!

 また昨日は、現職の佐喜眞市政下で「子どもの個人情報を自衛隊に提供された」お母さん、「市が、市役所での手数料など市民負担を増やしておきながら市営の老人ホームを、民間に無償で払い下げ」したことに憤慨し、住民監査請求を行った市民の方などに、インタビュー取材をしました。

 こちらも、本日録画配信します!

 今後も、この選挙期間中は、メディアがほとんど報じない、生の宜野湾、生の市民の声、思いを、編集加工なくお伝えしていきますので、どうぞ、ご支援ご声援のほど、よろしくお願い致します!

 こうした取材も、弱小企業であるIWJには、大きな出費・痛手です。しかし天下分け目の戦い、赤字覚悟で挑みます。どうか、ご寄付・カンパにて、またIWJの会員となって、僕らの取材活動の基盤を支えていただければと思います!

・会員登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

・ご寄付・カンパも取材費にあてさせていただきます!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

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※両候補の第一声の動画記事はこちらから!

・【宜野湾市長選】志村恵一郎候補 出発式(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/282900

・【宜野湾市長選】佐喜真淳候補 出陣式(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/282899
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 以上、佐々木記者でした!辺野古取材よろしくお願いします!

続いては沖縄に関連して、山本愛穂記者から、「島ぐるみ会議訪米団密着レポート」に関するお知らせです!

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■年始特別連載「島ぐるみ会議訪米団密着レポート 後編:ワシントンD.C編」スタートのお知らせ!

 おはようございます。山本愛穂です。

 年始特別連載「島ぐるみ会議訪米団密着レポート 後編:ワシントンD.C編」配信スタートのお知らせです。

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【IWJ_サンフランシスコch】
「島ぐるみ会議訪米取材<後編>(6)~滞在2日目:生物多様性センター」
[収録日時] 2015年11月16日(月)10:00~
[配信日時] 2016年1月20日(水)
[場所]オークランド市

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 あれ、ワシントンD.C.編!と銘打って置きながら、放送は【サンフランシスコCH】http://www.ustream.tv/channel/iwj-sf

 場所はオークランド市って、西海岸のはずでは・・・?と、しっかり気が付いていただいた方、ありがとうございます。

 そうなのです。実はワシントンD.C.編の初回配信は、訪米2日目までぐっと遡り、オークランド市で行われた「生物多様性センター訪問」の様子から再開します。

 時間軸でいうと、訪米団20名がサンフランシスコ市議を訪問していたとき。このとき、実は6名のメンバーが吉川秀樹氏(沖縄・生物多様性センター共同代表)を筆頭に、オークランド市を訪れていました。

 目的は、辺野古新基地建設によるジュゴンの生態系への影響について話すためでした。実はこのオークランド市にある非営利組織「生物多様性センター」は、2003年、日米の市民団体が米国の法廷で米国務省を訴えたという、伝説の裁判、「ジュゴン訴訟」の原告のひとつなのです。

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・2014/08/01 「米国の法で米国防総省をコントロールする」ジュゴン裁判再開! 原告の弁護士「勝つ見込みは十分ある。勝利したら基地建設は止まる」http://iwj.co.jp/wj/open/archives/159310

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 米国の市民団体が、日本の市民と一緒にアメリカ政府を訴えるとはどういうこと??と、「国家歴史保存法」という米国の法律が絡むこともあり、私も当初この事実を知ったときは、混乱してしまいました。

 しかし、この訴訟こそ、年始特別連載で何度も繰り返している、辺野古新基地問題を通じてのより「大きな視座」を実感できるもののひとつです。

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・2015/12/15 【IWJブログ】連帯の動きは、止まらない―沖縄県辺野古、米国からの支援「なぜ、米国市民が基地移設反対をサポートするのか?」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/279070#idx-4

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 今回は、配信第2回目が「歴史保存諮問委員会」という、こちらもジュゴン訴訟に関わる内容であることから、オークランド市で行われた「生物多様性センター訪問」の様子を後編冒頭に組み込み、21日夜にアップロードされる後編連載記事において、両者の訪問を通じた「ジュゴン訴訟」の解説を行います。

 「ジュゴン訴訟」から始まる年始特別連載後編も、目が離せないものとなるよう、各班のスタッフ一同全力で取り組みます。

 皆さま、島ぐるみ会議連載後編スタートを、どうぞよろしくお願いします!

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 以上、山本記者でした!山本記者は埼玉県在住で、大雪が降った18日には電車に乗ることを諦め、自宅で仕事をしました。日本では「なにがなんでも出勤しなきゃいけない!」的な風潮がありますし、また、そういう考えの会社も多いと思いますが、そのあたり、IWJは岩上さんの方針でかなり柔軟です。IWJは働きやすい環境ですよ、ということで、スタッフ募集です!

■助けてください! 経理の柱になってくださる方、緊急大募集!

 IWJのお財布をしっかりと管理してくれる経理担当者を募集中です!年明け早々、これまで担当をしていたベテランの経理担当者が、体調不良で急遽IWJを離れることになりました。今、会社の心臓部・経理担当者がいない!という瀕死状態に陥っています。

 経理・総務としての実務経験をお持ちの方、簿記などの資格をお持ちの方、できれば決算まで手がけたことのあるベテランの方に、IWJの経理責任者をぜひ、お引き受けいただきたく、大募集中です!よろしくお願いいたします!

◆応募条件

※「経理・総務スタッフ」を御覧下さい。
http://bit.ly/1ALJypQ

 他にもWebスタッフ、テキストスタッフ、中継・動画編集スタッフ、一般事務を担うスタッフを募集しています!部署の壁を超え、見事なチームワークで激動の毎日を乗り切るIWJで一緒に仕事をしてくれる仲間を大募集!ぜひご応募ください!

※IWJスタッフへの応募はこちらから
http://bit.ly/1ALJypQ

 続いて、「ラーメンフェチ」としては僕の弟子にあたる、ぎぎまき記者より昨日の取材報告です!

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■200人が賛同人に集まる「民間立憲臨調」が発足!IWJ代表岩上安身も世話人のひとりとして発言「ジャーナリストという職業の『矩(のり)』が外れてでも、発言しなければいけないことがある」

 パーツ登場のぎぎまきです。おはようございます。

 昨日のガイドでお伝えした通り、14時から衆議院第一議員会館で行われた「立憲政治を取り戻す国民運動委員会(略称:民間立憲臨調)」の発足記者会見を取材してきました。登壇者として勢揃いした11名の中に、IWJ代表、岩上さんの姿が!ジャーナリストや司会者ではなく、いちスピーカーとしてマイクを握る岩上さんを記者席から見るのは、もしかしたら、私にとっては初めてだったかもしれません。いずれにしても、それぐらい稀なことです。

 「ジャーナリストという職業の『矩(のり)』を超えてでも、発言しなければいけないことがある」

 岩上さんが、憲法学者の小林節慶応大教授から「民間立憲臨調」の世話人に誘われたとき、一時、受けるかどうか迷ったそうです。それは、本来は記者席に座って取材するのがジャーナリストの職分であるという理由から。しかし、岩上さんはジャーナリストである前に「一市民」として発言しなければいけないことがあると、迷いをふっきって引き受けることを決めました。

 もちろん、その危機感はどこから来るのかと言えば、言わずもがなですが、自公が掲げる「明文改憲」。特に「緊急事態条項」の創設です。国家緊急権のとんでもない危険性について世間の反応が鈍い!のんびりしていたら、成立してしまう!このことが、岩上さんを奮い立たせました。

 岩上さんの発言は近日中にまとめる記事でもっと詳しくお伝えしますが、ほかにも、3月からドイツに赴任という水島朝穂・早大学教授が「緊急事態条項」について、非常に重要な見立てを提示されました。個人的には、ドイツに経たれる前に、もう一度、水島教授のインタビューを岩上さんに実現していただきたいくらいです!

・2015/07/12 「自国が攻められたとき」という自衛権のハードルを下げ、戦争に突入した日本 水島朝穂・早大教授が岩上安身のインタビューで政府案・維新案を「違憲」と徹底批判!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/252583

 水島教授は「市民の第2ラウンドは『安保法制反対』ではもう足りない」と力強く訴えました。

 どういう意味でしょうか。

 安保法によって憲法9条の対外的な空洞化に成功した安倍政権は、次は、国民や自治体に対する統制と義務付けを課す「緊急事態条項」で、国内総仕上げを仕掛けてくる、と水島教授は指摘します。

 時は完璧なタイミングまでに、世界ではテロが横行。北朝鮮が核実験。これまで96条改正を訴えてきたのに、なぜ、突然「緊急事態条項」を打ち出してきたのか。水島教授は、安倍内閣がこれまで取ってきた手順と経緯を、独裁体制を築いたヒトラー内閣との類似性を列挙しながら熱弁。警鐘を鳴らされました。

 ここで、「民間立憲臨調」の発足会見で提起された内容をすべて明かすわけにはいきませんが、他にも憲法学者の樋口陽一氏や、中野晃一上智大教授なども重要な指摘をされ、発言こそされませんでしたが、小林節氏と対論した永井幸寿弁護士も発起人の一人として会場にいらっしゃっていたそうです。

・2015/10/21「『災害時に、国家緊急権は役に立たない』緊急事態条項・反対派の永井幸寿弁護士との議論で、賛成派の小林節氏に『地殻変動』~国家緊急権を徹底討論!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/271317

 会見のあと、岩上さんは様々な人と挨拶し名刺交換。その際、何人かの方にインタビューのお願いをしていました。お一人が樋口陽一さん!樋口さんには以前、IWJとしてインタビューを申し込んでいたのですが、「ご高齢」を理由に断られていました。今回はご快諾いただけて何よりです!樋口先生は日本を代表する憲法学者。日本の憲法学者のトップであり、「顔」といっていいと思います。願いがかなって、岩上さんも嬉しそうでした。

 今後、「民間立憲臨調」は月1回、メンバーで集まり、自由に討論し、国民に対して情報を発信して行くそうですが、小林節教授はIWJの質問に対し、改憲派として安倍政権を強力に下支えする櫻井よし子さんに公開討論を提案するとも。今後の「民間立憲臨調」の動きは見逃せません!詳細は、近日中にアップ予定の記事をお待ちください!

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 ぎぎ記者でした!水島朝穂教授も危険性を指摘した緊急事態条項。IWJが昨年末に主催した「饗宴VI」では、16人もの識者の先生方が、それぞれの専門分野から「緊急事態条項」の危険性を指摘、警鐘を鳴らしました!

 現在、超特急で制作した「饗宴VI」のDVDを好評販売中です!おかげさまで、初回入荷分に関しましては、予約ですべて売り切れとなっております。現在、第2回入荷分の予約を受け付けていますので、皆さま、ふるってご予約ください!

 価格は4,200円とお求めやすくなっています。お申し込みは、下記のフォームで受け付けておりますので、皆さま、ぜひ、お申し込みください!

 そして国家緊急権の危険性を一人でも多くの人にお伝え願えればと思います!

※【予約特典付き・岩上安身サイン入り】DVD「饗宴VI」
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=187

※【予約特典付き】DVD「饗宴VI」
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=188

◆饗宴VI~国民非常事態宣言! 露わになった「ナチスの手口」/国家緊急権を阻止せよ!

●テーマ1:米国の経済覇権の終わり?~AIIBの衝撃とTPP「砲艦外交」の正体
岩月浩二氏(TPP阻止国民会議世話人/TPP交渉差止・違憲訴訟弁護団共同代表)
植草一秀氏(政治経済学者)
田中宇氏(国際情勢解説者)
富岡幸雄氏(中央大学名誉教授)
矢吹晋氏(横浜市立大学名誉教授)
内田聖子氏(特定非営利活動法人アジア太平洋資料センター事務局長)

●テーマ2:違憲の「戦争法」強行可決から「明文改憲」による緊急事態条項導入へ~属国のファシズムを阻み、立憲民主主義を救い出せるか
青井未帆氏(学習院大学大学院法務研究科教授)
伊波洋一氏(元宜野湾市長)
奥田愛基氏(大学生/「SEALDs」創設メンバー/「ReDEMOS」代表理事)
水上貴央氏(弁護士/青山学院大学法務研究科助教)
永井幸寿氏(弁護士)
升永英俊氏(弁護士/弁理士/「一人一票実現国民会議」発起人)

●テーマ3:「戦争」の過去・現在・未来~安倍政権の目指す「戦争遂行国家化」その帰結は!?
井筒高雄氏(元陸上自衛隊レンジャー隊員)
志葉玲氏(ジャーナリスト)
柳澤協二氏(元内閣官房副長官補/NPO法人国際地政学研究所理事長)
孫崎享氏(元外務省国際情報局長)

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■わとはぷ~What happened today?

 本日は、女優・オードリー・ヘプバーンさんの命日(1993年)です。「ローマの休日」「ティファニーで朝食を」「戦争と平和」など、数々の名作品に出演してきたオードリーさん。僕も、白黒画面に映るオードリーさんの美しさに度肝を抜かれたひとりです。

 華やかな大女優というイメージしかありませんが、第二次世界大戦中には、ドイツのオランダ占領に対する抵抗運動に参加。叔父と従兄弟はドイツへの抵抗者だったため、オードリーさんの目の前で銃殺、異父兄弟もドイツの強制収容所に送られてしまいます。オードリーさん自身も栄養失調によって重体になったといいます。

 「わたしは、ユニセフが子どもにとってどんな存在なのか、はっきり証言できます。なぜって、私自身が第二次世界大戦の直後に、食べ物や医療の援助を受けた子どものひとりだったのだから」――。

 戦争の悲惨さを知るオードリーさんは1989年、女優業を引退した後にユニセフ親善大使に就任。「子どもより大切な存在はない」と断言し、次のようにと訴えています。

 「私達ができないことはたくさんあります。子どもたちに死んでしまった親を生き返らせてあげることなんてできません。でも、私達には、子どもたちに、もっとも基本的な権利を返してあげることができます。健康に生き、優しさの中に生きるその権利を」

 オードリーさんの願いを胸に、気合を入れていきましょう。今日も1日、よろしくお願いします。

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