■■■ 日刊IWJガイド 「残り9日に迫った『饗宴VI』、いよいよメインタイトルも決まり、準備は佳境! 来年夏の参院選に向けた『市民連合』の動きもレポート!」2015.12.12日号~No.1186号~ ■■■
(2015.12.12 8時00分)
おはようございます。IWJで主としてテキスト関係の編集を担当している平山と申します。
最近、この日刊IWJガイドのテイストが変わったのにお気づきでしょうか? これまでは原則、担当者が1人で最初から最後まで原稿を執筆していたのですが、それが、様々なスタッフが代わるがわる登場し、その人の持ちネタをレポートするテイストへと変わりました!
これまでの日刊IWJガイドと比べて、よりバラエティ豊かになり、雑誌をめくるような感覚でお読みいただけると思います。どうぞ今後とも、末永くこの日刊IWJガイドにお付き合いいただければ、と思います!
さて、12月20日に品川GRAND HALLで行われるIWJ年末のビッグイベント「饗宴VI」まで、残り9日となりました! 皆さん、12月20日の予定は空けてありますか? そして、もう参加申し込みは済ませましたか? まだの方は、ぜひ、下記URLより「饗宴VI」の特設サイトにアクセスしていただき、参加申し込みをしてみてください!
※「饗宴VI」特設ページ
http://iwj.co.jp/feature/symposion6/apply.html
岩上さんがダウンしていたこともあり、なかなかタイトルが決まらなかった今年の「饗宴VI」ですが、微熱の続いていた岩上さんが、一昨日、ようやく平熱に戻り、業務に本格的に復帰して、昨日、とうとう決定いたしました!
ズバリ!
饗宴VI~「国民」非常事態宣言! 露わになった「ナチスの手口」/国家緊急権を阻止せよ!
です!(ババーン)
憲法を変え、国家が緊急事態宣言の権限を手に入れてしまう、ということは、基本的人権すら制約されてしまう国民にとっては非常事態に等しい。現在、ほとんど世間に共有されていないこの深刻な事態に、真正面から危機感を表明しました。
総勢15人の豪華ゲストによって行われる今年のシンポジウム。私が注目しているのは、第2部「違憲の『戦争法』強行可決から『明文改憲』による緊急事態条項導入へ~属国のファシズムを阻み、立憲民主主義を救い出せるか」に登壇する、学習院大学教授・青井未帆氏のプレゼンテーションです。
憲法学が専門の青井氏は、今年、安倍政権が推し進めた解釈改憲による集団的自衛権の行使容認という「暴挙」に対して異議を唱え、「国民安保法制懇」のメンバーとして、積極的に発言しました。青井氏が登壇した集会や講演会の多くを、今年、IWJは中継しました。
※2015/11/21 STOPアベ政治~安保法制は違憲 民主主義と平和の再生のために ―学習院大学教授・青井未帆氏、法政大学教授・山口二郎氏講演
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/275805
※2015/12/03 新たに始める、これからの民主主義ー安保法制(戦争法)廃止へ!手をつなごう!世代を越えて
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/277320
そして、青井氏が警鐘を鳴らしているのは、ご自身の専門である憲法の分野にとどまりません。今年7月8日には岩上さんのインタビューに応じ、在日米軍と自衛隊の一体化が進んでいるという、驚きの証言を行いました。
※2015/07/08 「日本全体が米軍の巨大な兵站部隊になる懸念がある」――日米の「調整メカニズム」で自衛隊が米軍化する? 学習院大学教授・青井未帆氏に岩上安身が緊急インタビュー!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/252124
青井氏によれば、今年4月に改定された日米ガイドラインに新たに盛り込まれた「日米調整メカニズム」のもとで、在日米軍と自衛隊の共同運用が行われるといいます。なんと、防衛省の地下にある、自衛隊の最高司令部である中央指揮所に、米軍幹部を常駐させる、というのです。
米軍と自衛隊の一体化が進めば、「可決・成立」した安保法制のもとで、自衛隊が米国の戦争に駆り出されるリスクが高まります。そうなると、日本の国益や日本国民の自由や幸福のためとは何の関係もない斜陽の帝国・米国の御都合に振り回されることになりかねません。そんな愚かな戦争のために、自衛隊員に死を覚悟せよと、誰が、どの口で言うのでしょうか。
当日、青井氏には、こうした米軍と自衛隊の一体化の問題も含め、安保法制と自民党改憲案、わけても緊急事態条項の危険性について、論じていただけるものと思います。ぜひ、ご注目ください。
■「戒厳令」のもとで、自衛隊はどのように動くのか~柳澤協二氏の発言に注目!
もう一人、今年の「饗宴VI」で私が注目している登壇者をご紹介させていただきたいと思います。それは、元内閣官房副長官補で国際地政学研究所理事長の柳澤協二氏です。
柳澤氏は、小泉政権、第一次安倍政権、福田政権、麻生政権の4代にわたり、内閣官房副長官補として、官邸に務めた安全保障政策のプロ中のプロです。自衛隊のことを誰よりも知り尽くしている柳澤氏は、今年、講演を精力的にこなし、安倍政権が強行した集団的自衛権行使容認にもとづく安保法制を批判し続けました。
そんな柳澤氏によるプレゼンテーションの聞き所は、安倍総理が「明文改憲」によって新しく憲法に明記させることを目指している「緊急事態条項」が実際に発動されたとき、自衛隊はどのような動きをするのか、という点です。
「緊急事態条項」とは事実上の「戒厳令」です。日本ではかつて、1936年の2.26事件の際に戒厳令がしかれ、軍隊が街中に出動することになりました。「緊急事態条項」が現実のものとなれば、約80年前の光景が、再び現出することになりかねません。
当日は、安全保障のプロである柳澤氏に、「緊急事態条項と自衛隊」というテーマで、お話いただきたいと考えています。
今年の「饗宴VI」は他にも、バラエティ豊かな登壇者の方々が登場します!
第一部の「米国の経済覇権の終わり?~AIIBの衝撃とTPP『砲艦外交』の正体」では、岩月浩二弁護士、政治経済学者の植草一秀氏、PARC事務局長の内田聖子氏、国際情勢解説者の田中宇氏、中央大学名誉教授の富岡幸雄氏、横浜市立大学名誉教授の矢吹晋氏にご登壇いただきます。タックスヘイブンやTPPの問題にとどまらず、AIIB(アジア・インフラ投資銀行)の動きや、ロシアや中東、南シナ海で今、何が起きているのか、その裏にある米国の戦略と、それに抗おうとする世界の「非ドル化」の動きについて、議論します。
第二部は「違憲の『戦争法』強行可決から『明文改憲』による緊急事態条項導入へ~属国のファシズムを阻み、立憲民主主義を救い出せるか」をテーマに、先述した学習院大学教授の青井未帆氏、「オール沖縄」「野党統一候補」としていち早く来年夏の参院選に立候補を表明した元宜野湾市長の伊波洋一氏、安保法制の国会議論の欺瞞を糾弾した水上貴央弁護士、そして、国会前から国民に向けて「民主主義って何だ?」と問いかけ続けたSEALDsの奥田愛基氏、自民党憲法改正草案の「緊急事態条項」に警鐘を鳴らしている永井幸寿弁護士にご登壇いただきます。
最後の第三部、「『戦争』の過去・現在・未来~安倍政権の目指す『戦争遂行国家化』その帰結は!?」には、元陸上自衛隊レンジャー部隊所属の井筒高雄氏、ジャーナリストの志葉玲氏、先述した元内閣官房副長官補の柳澤協二氏、元外務省国際情報局長の孫崎享氏にご登壇いただきます。自衛隊を知り尽くし、戦争の現場を報じ、戦争を決定して自衛隊を派遣する立場に身を置き、戦争に至る諜報・インテリジェンスの世界を見聞きしてきた、4人の専門家に、戦争の「リアル」を語っていただきます。
戦争は決して美しいものでも、賛美すべきものでもありません。日本が、近い将来、わざわざ巻き込まれにいくかもしれない「戦争」について、戦中派がほとんどいなくなってしまった今こそ、リアリティーをもって考える必要があると思います。
各シンポジウムの幕間には、IWJのスタッフが過去5年間の取材で蓄積してきた動画やスチールを音楽とともに流します。同時に、パネラーの方々の著書を販売し、即席のサイン会も行います。またとない機会です! ぜひ、会場にご来場ください。
ぜひ、会場にお越しいただき、登壇者、IWJスタッフ、そしてみなさまと共に、充満する熱気を体験していただければと思います!!
【饗宴VIの入場料金はこちらです!】
・ 非会員様
第1部シンポジウム7000円
第2部パーティー 3000円
・一般会員様
第1部シンポジウム6000円
第2部パーティー 3000円
・サポート会員様
第1部シンポジウム5000円
第2部パーティー 3000円
※「饗宴VI」特設サイト
http://iwj.co.jp/feature/symposion6/
※参加申し込みフォームはこちら!!
http://iwj.co.jp/feature/symposion6/apply.html
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さて、続いては、来年夏の参院選に向けた市民と野党5党との気になる連携の動きについて、ぎぎまき記者からの報告です!
■SEALDsやママの会が参院選に向けて「市民連合」を設立! 「市民連合」ってなに!?
おはようございます。IWJのぎぎまきです。今日は、先日取材した安保法制に反対する市民団体と野党5党の意見交換会について報告します。
この夏、国会前を中心に全国展開を見せた、安保法制に反対する市民運動は、安保法が「成立」したとされる9月以降も地道にデモや集会を続けてきました。
また、同時並行して、SEALDsやママの会などは、民主党をはじめとする野党5党と、来年夏の参院選へ向けて意見交換を重ねてきました。この会合の目的は、安保法制をめぐって、国会内外で実現した市民と国会議員の連携を、今後も持続させようというもの。もちろん、「安倍政権打倒」を目指し、次期参院選で市民と野党がどう連携していけるかも視野に入れ、これまで2度、開催されました。
参加団体は、総がかり行動、学者の会、SEALDs、ママの会、立憲デモクラシーの会、日弁連の6団体。野党からは、呼びかけ政党である民主党のほか、日本共産党、維新の党、社民党、生活の党。初回の様子は、こちらの記事にまとめています。
・2015/10/16 「野党共闘における民主党の責任は大きい」~野党各党とSEALDsやママの会、学者の会が初の意見交換「今後も継続して開催」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/270640
そして、開催3度目となった12月9日、市民側が新たな展開を見せました。近く、「市民連合(仮称)」を立ち上げるというのです。
ん? 「市民連合」って何!? 参院選に候補者をたてるの? 野党とどう連携するの? そもそも野党共闘はどうなってるの?
色んな疑問が湧いてきますよね! 私もです。安保法制では野党共闘を実現させた市民が打つ、次の一手とは?
来週月曜日、12月14日、SEALDsの奥田愛基さんや中野晃一上智大教授、水上貴央弁護士が記者会見を開き、この「市民連合」の正式名称を含め、今後の取り組みについて記者会見を開く予定です!
もちろんIWJでも中継予定ですので、ぜひ、ご覧ください! 当日朝の日刊ガイドで時間や中継チャンネルをお知らせします。
意見交換会は、原則として非公開で行われるため、どんな意見が飛び交ったのかお伝えすることはできないのですが、冒頭の枝野幹事長の発言や、会合後の記者ブリーフィングを元に、9日の様子も記事化しました。SEALDsの諏訪原健さんにもコメントをいただいたので、こちらの記事も、ぜひ、ご一読ください!
※安保法反対の市民勢力を結集したプラットフォーム「市民連合」設立! SEALDs諏訪原氏「市民側の動きは格段に大きくなっている」~野党5党との意見交換会第3回
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/278017
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以上、ぎぎ記者からの報告でした!
…(後半へ続く)
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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
**2015.12.12 Sat.**
【IWJ_SF】8:15~(現地時間 12月11日 15:15~)「サンフランシスコ・第41回月例11日原発反対集会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-sf
※「No Nukes Action」主催の原発反対集会をサンフランシスコ総領事館前から中継します。
【IWJ_OKAYAMA1】10:30~「岡山の野党協力を応援します!」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-okayama1
※おかやまいっぽん、「岡山の野党協力を応援します。」実行委員会が主催する、政党議員のスピーチリレーと野党協力を応援する人々のトークリレーを中継します。
【ツイキャス・IWJ_OKINAWA1】12:30~「SEALDs_RYUKYU SALON Vol.3『憲法・安保法制・辺野古』」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_okinawa1
※SEALDs_RYUKYU主催の「SALON Vol.3」を中継します。
【Ch4】14:00~「危ない共通番号 マイナンバー制度の廃止を求める12・12 集会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「マイナンバー制度の廃止を求める12・12 集会実行委員会」、「共通番号いらないネット」が主催する、マイナンバー制度の廃止を求める集会を中継します。
【IWJ_KYOTO1】14:00~「戦争法廃止、立憲主義・民主主義をとりもどすさらなる主権者運動をはじめよう~9条 京都のつどい」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※「憲法9条京都の会」が主催する、「9条 京都のつどい」を中継します。
【IWJ_KYOTO2】14:00~「守田敏也さん『原発からの命の守り方』(海象社)出版を祝う会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto2
※『原発からの命の守り方』を著した、守田敏也氏の出版を祝う会を中継予定。
【IWJ_OKAYAMA1】14:00~「戦争法廃止!総がかり行動12.12講演会&デモ『立憲主義と民主主義を取り戻すために』」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-okayama1
※「ストップ戦争法!総がかり岡山実行委員会」が主催する、「戦争法廃止!総がかり行動12.12講演会&デモ」を中継します。
【再配信・IWJ_SF】14:00~(現地時間 12月11日21:00~)「サンフランシスコ・第41回月例11日原発反対集会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-sf
※本日収録の「サンフランシスコ・第41回月例11日原発反対集会」の模様を再配信します。
【IWJ_OSAKA1】16:00~「『おおさか維新の会』党大会、及び『大阪維新の会』全体会議」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※大阪維新の会本部で行われる、「おおさか維新の会」党大会と「大阪維新の会」全体会議を中継します。
【IWJ_AOMORI1】17:00~「日本共産党・吉俣洋氏 参議院選挙立候補決意表明演説会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aomori1
※「日本共産党東青地区委員会」が主催する、日本共産党・吉俣洋氏 参議院選挙立候補決意表明演説会を中継します。
【IWJ_KYOTO2】18:00~「『避難の権利』を求める全国避難者の会 設立記念集会 Part.2 つながろう!はじめの一歩 in 京都 第二部」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto2
※「避難の権利」を求める全国避難者の会の設立記念集会を中継します。
【饗宴VI・ゲストシリーズ特集6・Ch1】18:00~「『沈みゆくアメリカにしがみつくのは最悪の選択』──中国研究者の矢吹晋氏が岩上安身のインタビューで警告 『アメリカは中国とうまくやっていく』後編」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/262787
※『チャイメリカ―米中結託と日本の進路』『尖閣問題の核心~日中関係はどうなる』などの著書があり、前回の岩上安身によるインタビューでは、「中国を仮想敵国にする安保法制は、とんでもない時代錯誤」と一刀両断にした、横浜市立大学名誉教授の矢吹晋氏が、2015年9月9日、再度、岩上安身のインタビューに応じて、中国とアメリカを取り巻く現実を、さらに詳細に説明しました。
【シリーズ特集31 標的は9条だけじゃない!自民党トンデモ改憲草案の正体!・Ch9】20:00~「安倍総理側近が語る『積極的平和主義』の展望と問題点 ~NHK経営委員 長谷川三千子氏 外国特派員協会記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=9
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/134739
※2014年4月15日に行われた、長谷川三千子氏による記者会見を再配信します。長谷川氏は冒頭、「たくさんの方にお集まりいただいたのは、これまでの問題発言があるからでしょう」と述べ、自説に対するメディア批判の高まりを意識しながらの会見であることを示唆しました。
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◆明日の中継番組表◆
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
**2015.12.13 Sun.**
【IWJ_IBARAKI1】8:00~「常総市 田畑クリーンサポーターズによるクリーンプロジェクト」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-ibaraki1
※「常総市 田畑クリーンサポーターズによるクリーンプロジェクト」を茨城県常総市から中継予定。
【IWJ_KYOTO1】14:00~「ブラックバイトと戦争に反対する学生ユニオンデモ In Kyoto」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※「関西学生アルバイトユニオン」が主催する、「ブラックバイトと戦争に反対する学生ユニオンデモ」を中継予定。
【饗宴VI・ゲストシリーズ特集7・Ch1】20:00~「安保法制『予定通り』の衆院突破 小林節氏が岩上安身のインタビューで『共産党を入れた野党連立』を提言!自民党を牛耳る日本会議は『おかしな人たち』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/253214
※衆院突破を「予定通り」と冷静にとらえた小林節・慶応大名誉教授は、本会議採決が行われた2015年7月16日に岩上安身のインタビューに応え、「次の戦略」を呼びかけました。
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(前半の続き)…
続いては、昨日、岩上さんの代打で初めてのインタビューを行なったIWJ新人の山本愛穂(まなほ)記者から、そのインタビューのレポートをお伝えします!
■モンサントは「不耕起農法」!? TPPと日本の農業の未来、鍵は?文系”の就農者? 金子信博・横浜国立大学大学院環境情報研究院土壌生態学研究室教授に代打インタビュー
おはようございます。山本愛穂です。
昨日は朝から土砂降りでどうなるかと思いきや、IWJの事務所を出る頃には晴れ間がのぞいていました。金子信博教授へのインタビューも、実験用の畑を撮影させていただきながらしっかり収録してきました。
※【前回のガイドはこちら!】
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/
実はこの雨が降ってくれたおかげで、不耕起とそれ以外の畑の差が分かりやすい土の状態になるという幸運な出来事もありました。
インタビューでは、まず主に金子教授が研究されている?不耕起農法”について詳しく説明していただくと同時に、岩上さんが「必ず聞きたい!」と言っていたこと――農薬を多用し効率を最優先するモンサント社のようなアグリビジネスや、その後押しをするTPPに、?不耕起農法”などの自然農法がどう立ち向かえるのか――金子先生にはこの点をしっかり質問しようと、手元に資料を用意していきました。
ところが、撮影前の雑談中、穏やかな金子教授からの意外な言葉が飛び出します。
「ご存じだとは思うのですが、モンサントは不耕起農法を行っていますよね」――。
元々、有機農法や自然農法についての科学的な知識が乏しい、文系出身の季節就農者の私。生物学の知識は、中学生の理科の教科書レベルで止まっています。出だしから金子教授のこのご発言に、正直非常に戸惑ってしまいました。
一体、モンサントが不耕起農法を行っているとは、どういう意味なのでしょうか? 頭の中で、疑問がぐるぐる巡ります。
さらに金子教授はお話を続けます。
「そもそも、不耕起農法等の?保全農法”は、米ルーズベルトが始めたのです。そして…」
ん、ん、ん!?・・・気になるこの話の続きは、まもなくIWJサイトで録画配信いたします。
果たして、環境と共存する自然農法、?不耕起農法”は、新自由主義市場のもとで、しっかりと生産性を確保し、農産業の新しい基盤として機能することができるのでしょうか。
金子先生によるこの問いへの答えは、・・・
書き続けたい気持ちはやまやまなのですが、今日はこの辺で。ほんの少しばかりヒントを残して、金子信博先生へのインタビュアー代役に関する日刊での連載を結びたいと思います。
農産業界を取り巻く切迫した状況で、自然農法が生き残るための4つのキーワードは・・・
持続可能性 小規模農家 若者 文系・・・
え? 文系!?
それでは、皆さま、4日間続けてお読みいただきましてありがとうございました。
IWJサイトでの本インタビュー記事と、同行した撮影スタッフ阿部洋地カメラマンによる様々な角度から撮影した畑の映像に、ぜひご注目ください。
皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。
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以上、山本記者からの報告でした! 金子教授がどのような話を展開したのか、非常に気になりますね! 近日中に記事をアップできると思いますので、続きはぜひ、IWJのサイトをご覧ください!
続いては、いよいよ発売開始となった『前夜・増補改訂版』について、これまた新人の安道幹記者からの報告です!
■『前夜・増補改訂版』本日いよいよ発売開始です!!!
皆さま、いよいよ今日から『前夜・増補改訂版』が書店に並びます! 本書では岩上さんが澤藤統一郎弁護士、梓澤和幸弁護士とともに自民党改憲草案を逐条ごとに読み解き、その危険性をあますところなく告発しています。運命の参院選を控えた今、まさに必読の書です! 是非お買い求めください!
「憲法は何回かに分けて改正を行う。1回目の改正のテーマとしては『環境権の設定』『財政健全化』『緊急事態条項』だ。これは2年以内にやりたい。9条については2回目以降の改正で手がけていく」
今年4月28日に、当時憲法改正推進本部長だった自民党・船田元議員は、このように表明しました。9条改正を後回しにして「環境権」「財政健全化」「緊急事態条項」からやるのだ、というのです。9条こそ平和憲法の「中核」。それを改正するのは難儀だから、まずは国民の理解を得やすいところから改憲に着手する、といいつつ、するっと「緊急事態条項」を滑り込ませています。
この口上だけ聞けば、「本丸」を守りさえすれば大丈夫、出城のひとつふたつ、取られても大勢に影響はない――。護憲派の方々でも、ついうっかりそのように考えて油断してしまうでしょう。2年後、といわれれば、それまでは他のテーマに目を移していても大丈夫と、どんな人でも警戒心を解いてしまうはずです。
しかし、それは巧みなワナだと、自民党改憲案を徹底的に研究してきた岩上さんは断言します。
そしてIWJでは、「緊急事態条項」なるものが、実は9条改正を凌ぐほど危険なんだ!ということを声を大にしてお伝えしてきました。
自民党の緊急事態条項案では、緊急事態宣言が出されれば「何人も(略)国その他公の機関の指示に従わなければならない」と定めていますので、国民はあっという間に、治安権力のもとで徹底した服従を強いられます。「法の下の平等」「身体の拘束や苦役からの自由」「思想と良心の自由」「表現の自由」、このあたりの大切な普遍原理を、政府は必ずしも守らない、ということを条項案では明言しています。ちなみに、自民党改憲草案の第36条「拷問及び残虐な刑罰の禁止」では、現行憲法の条文「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる」の中から、「絶対に」の文言が消えました。素直に考えれば「拷問もやるぜ」ということでしょう。
過去にもナチスは、ヒトラーが首相となってすぐに国会放火事件が発生し「緊急事態宣言」が発令されました。これにより、ナチスに反対する勢力をプロイセン州だけで5000人を逮捕拘束したそうです。全権委任法を手にする前に、勝負は緊急事態宣言でついていたのです・・・。
おととい9日に開催した「69(ロック)の会」は、岩上さんがオーガナイザーをつとめ、『前夜』の共著者である梓澤弁護士と澤藤弁護士にご登壇いただきました。自民党改憲草案や「緊急事態条項」のヤバさについて、この日、改めて徹底的に論じていただきました。ご来場いただいた皆さんにも、同じ危機感を共有していただけたのではないでしょうか。この日特別に先行販売された共著者3人のサイン入りの『前夜』は、飛ぶように売れてゆきました!
ロックの会は会員限定で配信していますが、この緊急事態条項をディスカッションしたパートは、近々一般の方々にもフルオープンにいたします!
ディスカッションには、安冨歩東大教授、「あすわか」こと「明日の自由を守る若手弁護士の会」の武井由起子弁護士、憲法学者の清水雅彦日体大教授も加わりました。
この『前夜・増補改訂版』は、近日中に、IWJのサイトでも販売を開始いたします。まだお持ちでない方は、この機会に、ぜひ、お買い求めください!
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以上、安記者がお伝えしました!
続いては、TPPやネオニコチノイド系農薬、子宮頸がんワクチンの問題などを精力的に取材している太田美智子記者からの取材報告です。
■やはりそうだった!米国の利益のためには、日本の養豚業の息の根を止めることなど、おかまいなし!TPP「大筋合意」で関税削減の豚肉保護対策に待ったをかけるオバマ大統領
おはようございます。太田美智子です。今日は豚肉の話です。おいしいですよね。栄養も満点。でも、豚肉の自給率は、ギョーザなど食品として輸入されるものも含めると、すでに50%を切っているそうです。
豚肉はコメや牛肉などと並んで、TPP交渉の対象から除外または再協議の対象とする「聖域」にするよう、2013年に国会で決議されていました。しかし、「大筋合意」の結果、「聖域」にもがっつり手が突っ込まれ、豚肉の関税も引き下げられることが明らかになりました。
一昨日、TPPに関して民主党が畜産業界団体の声を聞く会合を取材したのですが、将来に対する不安の声が相次ぎました。にもかかわらず、交渉にあたった国への怒りの声はなく、「国の努力」をこれ以上ないほど高く評価するような、遠慮がちな姿勢が貫かれていました。
国からの手厚い保護策を講じてもらわなければ、生き残れるかどうかも危ういからです。ところが、オバマ大統領は安倍総理に対して、11月19日にフィリピンで行われた首脳会談で、豚肉保護の見直しを要求したそうです。
内政干渉も甚だしい、ひどい話ですよね。国が国民の生活を守るための手立てを講じるのは、当たり前。米国の大統領に口出しされる筋合いはないはずです。
しかも、このニュース、12月9日付のロイター/共同通信による配信記事らしく、いくつかの地方紙では報じられていますが、大手メディアでは触れられていません。IWJでは何度も指摘してきましたが、本当に大手メディアの報道姿勢はどうなっているのでしょうか?
「オバマ氏、豚肉保護の見直し要求」(ロイター/共同通信、2015年12月9日付)
http://jp.reuters.com/article/idJP2015120801002398
9日に行われたロックの会では、山田正彦元農水相が登壇。日本政府が抄訳を発表したTPP交渉文書の内容に触れ、衝撃的な事実を明らかにしました。これはぜひ、アーカイブをご覧ください。
ところで、米国食肉輸出連合という団体があります。「米国の畜産および食肉製品を国際的に広げる」ことを目的に設立され、日本をはじめ世界各国に事務所を構えています。販売促進や広報・宣伝、「業界と政府機関のパイプ役」として活動しているそうです(同連合日本語ウェブサイトより)。ロビー団体ですね。
やはり、日本は批准しない方がよいのではないでしょうか?
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以上、太田記者がお伝えしました!
■メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」発行しています!
IWJの取材成果をぎゅぎゅっと濃縮し、ボリューム満点でお伝えしているメルマガ「岩上安身のIWJ特報!」。今月は「『日本が核武装に踏みきれば、米国はそれを容認する!?』~集団的自衛権、辺野古、TPP、そして歴史認識 ニューヨーク・タイムズ東京支局長 マーティン・ファクラー氏インタビュー」をお届けしています。
ニューヨーク・タイムズをはじめとする海外メディアは、現在の安倍政権をどのように見ているのか。ファクラー氏は、リチャード・アーミテージ氏やマイケル・グリーン氏ら「ジャパン・ハンドラー」とはまったくベクトルの異なる知日派知識人です。集団的自衛権の行使を容認し、辺野古で米軍のための新基地建設を進め、さらには歴史修正主義に傾くなど「戦争遂行体制」を整えつつある安倍政権に対し、警鐘を鳴らしています。
なかでも、今回ファクラー氏の口から飛び出した重要な指摘が、「日本が核武装に踏みきれば、アメリカはそれを容認するだろう」というもの。日本が核武装するなどという、突拍子もない、危険きわまりないシナリオを、なぜ米国が容認するというのでしょうか? 続きはぜひ、「IWJ特報!」をご購読いただき、本編をお読みいただければ、と思います。
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「岩上安身のIWJ特報!」は今後、”死刑弁護人”の異名を取る安田好弘弁護士インタビューや、リニア中央新幹線問題を扱ったジャーナリスト・樫田秀樹氏インタビューなどを刊行予定です。スタッフ一同、頑張って編集作業にあたっていますので、どうぞご期待ください!
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■新刊『米国が隠す日本の真実』(詩想社刊)好評発売中!
岩上さんが執筆陣の一人に名前を連ねている新刊『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』は、もうお読みいただけましたでしょうか?
まだ、という方は、ぜひ、お近くの書店やAmazonなどのネットショップ、それからIWJのウェブサイト「IWJ書店」でご購入いただければ、と思います。
※『米国が隠す日本の真実』ご購入はこちらから!(岩上さんのサイン入りです!)
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=159
本書には、政治経済学者の植草一秀氏、元衆議院議員の川内博史氏、鹿児島大学教授の木村朗氏、そして岩上さんの4人によるクロストークを収録。「米国からの圧力」という切り口のもと、原発の再稼働、集団的自衛権、消費税増税、TPP、IS(イスラム国)による日本人人質事件、辺野古新基地建設問題などを徹底的に論じ尽くしています。
原発を抱えたまま戦争に突き進んでいこうとする安倍政権の「狂気」の安全保障政策について、岩上さんが入手した日米合同演習「ヤマサクラ」の図面を掲載。この図面からは、「原発銀座」である若狭湾で、日米合同軍が仮想敵国である中国軍を迎え撃つシナリオを立てていることが分かります。
クロストークには40個以上の注釈を付し、それぞれIWJのアーカイブへのURLを記載しました。このクロストークに即して、過去のIWJのコンテンツをご覧いただければ、米国から日本に対してどのような圧力が加えられ続けてきたか、理解がよりいっそう深まります。
このクロストーク以外にも、本書には、岩上さんの単独原稿「安保関連法案の背後に潜む米国の『オフショア・バランシング戦略』」を掲載。なぜ、安倍政権と自民党は、「採決の強奪」を行なってまで、集団的自衛権行使容認にもとづく安保関連法案を強行採決したのか。本稿では、その理由について、米国が描く世界戦略「オフショア・バランシング戦略」を手がかりに迫ります。
「オフショア・バランシング戦略」とは、一体何でしょうか?
ぜひ、本書を手に取っていただき、ご一読いただければと思います。
本書には他にも、「国民に隠されたアベノミクスの正体」(植草一秀氏)「米国の意を汲む政治家、霞が関、大手メディアの実態」(川内博史氏)「偽りの『テロとの戦い』に組み込まれる日本」(木村朗氏)「権力やメディアを疑う『嘲笑』が今こそ必要だ」(特別寄稿:マッド・アマノ氏)「安倍政権の暴走を止める『オールジャパン平和と共生』連帯運動」(植草一秀氏)「なぜ、原発を止められないのか」(川内博史氏)「誰も語ろうとしない日本の刑事司法の闇」(木村朗氏)といった原稿を収録。いずれも、読み応えのあるものばかりです!
2015年最重要の一冊であること間違いなし!2016年にかけて『前夜』と並んで、最も読まれるべき一冊であるとオススメいたします!『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』を、ぜひ、ご購入ください!
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■常総市 田畑クリーンサポーターズによるクリーンプロジェクト中継のお知らせ
明日、12月13日(日)、IWJでは、今年9月の豪雨によって鬼怒川の氾濫に見舞われた常総市で行われている、「田畑クリーンサポーターズによるクリーンプロジェクト」の様子を中継します。
これは、常総市の田畑が、再び作物を作れるような状態になるよう、ボランティア有志によって清掃活動をするプロジェクトです。本日は、IWJ中継市民でもあり、このプロジェクトに関わっている斯波すみれさんからメッセージが届きましたので、紹介させていただきたいと思います。
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2015年9月10日に発災した「関東?東北豪雨」から3ヶ月が経ちました。
9月9日から降り続いた大雨。私の住む茨城県下妻市は、鬼怒川が決壊し、甚大な被害を受け、NEWS映像でもよく流れていた常総市の隣町です。下妻市は、実は常総市よりも先に越水していました。
9月10日の午前2時30分頃、そろそろ寝ようかと大雨の中ウトウトしていた私は、鳴り渡った防災無線に驚きました。
3度目くらいにやっと聴き取れた、「避難準備をして下さい」という警告。「えっ!? こんな時間にわざわざ流す程!?」大袈裟じゃないのかな・・・。
いや、こんなこと今までなかったから、本当にマズイのかも知れない。大雨のたびに家から100m先の低くなっている場所は、いつも水が溢れていたので、今回は家の方までくるかも知れない・・・。
PTA会長であり市議会議員の兄とともに、3時頃、市役所へ行きました。多くの職員の方々が集まり、ザワザワとしている。とくに何をしているというのはよく分かりませんでしたが、とにかく何だかザワザワしていました。
「何か出来る事を! 対策を!」と思って行ったのですが、その時点では被害が出ているわけでもなく、家の近くの避難所もまだ誰もいませんでした。
う~~ん、とりあえず寝よう! 何事も起こりません様に。「大丈夫だったね」と言える様に.・・・と思いながら、朝7時頃に眠りにつきました
9月10日、何時に起きたのか、時系列もよく覚えていませんが、そこから人生初、数カ月にわたる「災害ボランティア」経験が始まりました。
最初は、下妻市内の避難所で、各地の災害で活躍している同級生や知り合いも所属している人が多い地元の青年会議所(JC)の方達と、FacebookやLINE等で呼びかけて集まったボランティア初経験の地元女性達と、ひたすらおむすびを握って配りました。
2、3日もすると、地元の女性達が日頃から利用している公民館の調理室を予約してくれて、「サラダとかフルーツ、お新香も届けたいよね!」という話になりました。炊き出しは、豚汁やモツ煮、カレー、ラーメンなどシッカリした味つけが多かったので、新鮮なサラダ、フルーツ、和食系は年配の方や女性に喜んでいただけました。
とにかく、情報が欲しかった。どこでどんな被害が出ていて、どこでどんな事に困っていて、どこでどんな事をすればいいのか。
たくさん動きました。たくさん色んな人と話をしました。たくさん色んな場所へ行って情報を仕入れて、たくさん情報を感じました。
ただのデータじゃない、雰囲気、空気、その人の想い、みんなの想いを感じた。たくさん感じられる様に動きました。
そこからしか、それでしか「本当の支援は生まれない」。私はそう断言したい。そう思います。
物資の配布や、ボランティアのニーズが何処にあるのかを把握することを円滑に進められればと思い、アドバイスを頂き、協力を得て、スプレッドシートで「避難所情報共有シート」も作成しました(今後の災害などでも情報共有に役立つかと思うのでリンクを貼っておきます)。
→http://bit.ly/1NRLvnu (交通情報等、現在は削除してある情報もあります)
発電機も、下妻市にかけあって、常総市へ届けてもらいました。
食の緊急性が落ち着いてくると、次は家屋の片付けでした。
全国の方からカンパをいただける様に口座をつくり、そのお金やママさん達が手渡しで集めたお金で掃除用具なども購入し、被災者の方やボランティアの方へ配りました。
雑巾は物資で山の様に届いていたので、水、泥を掻き出すスクレイパー、泥の中で作業をした後に履き替えるスリッパが人気でした。
生の声を聞いて、本当に必要な物を見極めていました。
以前から面識のあったボランティア神7〈かみセブン〉の一人(!?) OPEN JAPANのひーさんも常総市入りして下さっていたので、合流して、決壊して家が8軒流されてしまった三坂地区、ソーラーパネル問題の越水した若宮戸地区にボランティアコーディネートをしに、連日入りました。
全国から来て下さるボランティアの方を、被災者の方、被災地の要望(ニーズ)と合わせる、マッチングさせる役割です。
先ず、ニーズ調査が重要! いくら大人数のボランティアの方が来てくれても何処でどんな作業をしてもらうかが決まっていなければ、動けなくなってしまいます。
良かれと思って片付け処分した泥まみれのお花が、実はその家のおばあちゃんにとっては大切で、生き甲斐にしていたお花で、自分の手で、少しづつ直そうと思っていたのに・・・。そんな事が起きない様に、ボランティアの方々が来る前に調査をしておくのが重要なのです。
状況は毎日変わる。いや、毎分毎秒変わっていました。
あのスピードを、現場にいない人、いたことがない人が理解・想像することは、難しいだろうと思います。
3ヶ月が過ぎ、ニーズは田畑に移行しています。
来年の米の作付けに間に合わせる為には、2月中旬までに、田んぼの中のゴミ?ガレキ類を撤去しておかなければなりません。
国や県や市の対応を待っていたのでは、とても間に合いません。
いつでも1番大切にされる、重要視されるべきは、被災現場の「当事者」「一人一人」だと思います。
一人一人に向き合って想いを感じられるだなんて1人でせいぜい数人がいいところです。
被災者の想いを感じられる距離にない国が、当事者、被災者 被災地の事を決めていい事なんてある訳がありません。
その距離だからこそ、国や政府だからこそできる事をして欲しい。被災者、被災地に本当に寄り添う心を持ちながら。
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常総市 田畑クリーンプロジェクト 米どころ、農どころの常総市の復活に力を貸して下さい。
200人規模で田畑の中のゴミ?ガレキ拾いをしていますが、6回くらい実施して、まだ全体の2割程度しか終わっていません。
お米がつくれないと、1年の収入源が絶たれます。
ぜひ あなたのお力をお貸しください。
12/13(日)、12/20(日)開催 Facebookページ『常総市
田畑クリーンサポーターズ』参加できる方は参加ボタンを押して下さい。現地でお会いしましょう。
→https://www.facebook.com/events/1660169160930962/
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斯波さんがこのような取り組みをされていることを知らなかったので、とてもびっくりしています。災害時には、本当にこうした市民レベルでのボランティア、助け合いが重要だと痛感させられます。「緊急事態条項」などを出して、国家に権限を一元化するなど、愚の骨頂ですよね。
以上、斯波すみれさんからのメッセージでした。
■詩人・宮尾節子さんが出演するイベントのお知らせ
本日は、もう一件、お知らせがあります。
昨年、「明日戦争がはじまる」という詩が大きな話題を呼び、IWJにも寄稿をお寄せくださった詩人の宮尾節子さんが、12月18日、青山スパイラルホールで行われるイベントに出演します。
ゲストに、福島県浪江町出身の歌人・三原由起子さんを迎え、トークと詩の朗読を行うそうです。ワインなど1ドリンク付きで1500円。10名様に、抽選でクリスマスプレゼントもあたるとのことです。
皆様、ぜひ、お誘い合わせのうえ、参加されてみてはいかがでしょうか。
・宮尾節子 詩とともに生きること
[日時]12月18日(金)
[場所]青山スパイラルホール9F
[詳細] https://www.facebook.com/events/1253949454622581/
■IWJスタッフ募集のお知らせ!
IWJでは現在、スタッフを大募集中です。特に、IWJのWebサイトを抜本的に改善し、利用しやすくするためのWebスタッフ、そして事務スタッフは大募集中です!
饗宴に向け、ますます忙しくなってきます!
他にも経理・総務スタッフ、テキストスタッフ、中継・動画編集スタッフを募集しています!
・スタッフ募集の詳細はこちらです
http://bit.ly/1ALJypQ
また今、IWJでは、「音」の分野でご相談に乗っていただける方を、大募集しています。以下、岩上さんの一昨日のツイートを転載します。
「ビデオの編集センスのある人、音楽のチョイスのセンスのある人、何かにつけて音、イフェクトなど、音や音楽関係できる人、詳しい人、ご相談乗ってください。あと、かっこいいビデオとスライドショーの編集できる人募集。音源を探せる人、めちゃくちゃ音楽詳しくて、どういうものにどんな音楽を使うか。
著作権切れのクラシックから、ジャスから、黒人音楽から、エスニックミュージクから、ロック、ポップ、ヒップホップ、ラップ、現代音楽なとでも、なーーんでもいいので、編集したり選曲できる人、バンバン募集。スタッフでも外注でもスポットでもボランティアでも。
俺もやるぜぃ。
こうした映像、音楽、音の効果など、編集と製作、プロの方OK。売り込んで欲しい。話し合いましょう!編集も同じく、手際のよい編集プロダクション経験のある人、歓迎。本格書籍、雑誌、Webマガジンや電子書籍の経験、即、仕事の話に」
我こそは!と感じた方、ぜひぜひ、ご連絡ください!映像・音関係の方は、以下の応募フォームの【職種5】よりご連絡ください!また、テキスト編集の方は、【職種2】でご応募いただければと思います!
・応募フォームはこちら!
http://bit.ly/1ALJypQ
■わとはぷ~What happened today?
IWJで中継やテキスト関係のお手伝いをしながら報道現場の勉強をしています青木浩文です。本日は日本を代表する映画監督で脚本家である小津安二郎さんの誕生日、そして命日です。小津監督は、1903年の今日お生まれになり、1963年の今日60歳の人生を閉じています。
小津監督の代表作はなんと言っても『東京物語』。その作風は「小津調」と言われています。小津作品の特徴のひとつはカメラワーク。「一場面、一画角」と言っていいほど、カメラがズームもしなければ、パーンもしない、ほとんど固定の状態で、役者たちの演技を撮影するという手法を随所に使っています。
複数のカメラで撮影した絵をどんどん切り替えて緊迫感を出す黒澤明監督の作品とは対極にあるようで、地味ですが映画に不思議な間が生まれ、観客はより役者の演技に引き込まれるようになります。
小津監督の作品は海外の映画監督にも影響を与えています。その一人が、アメリカ人のジム・ジャームッシュ監督。日本では永瀬正敏さんと工藤夕貴さんが出演した映画『ミステリートレイン』が有名ですが、お薦めは白黒映画の『ストレンジャー・ザン・パラダイス』。「予算がなくてカメラマンが雇えなかったのでは?」と思いたくなるほど、ほとんどカメラが動きません。
そして、この映画のためにモノクロの高感度フィルムをプレゼントしたのが、ドイツ人のヴィム・ヴェンダース監督。彼も同様に小津監督の影響を受けているそうで、どの作品にも不思議な間が溢れています。お薦めの映画は『パリ、テキサス』、ロードムービーの金字塔と言われる作品です。
さて、IWJの中継をこの「小津調」で撮影したらどうなるのでしょうか? つまり被写体にぐっと迫ってアップにしたり、全体の様子を写すためにワイドにしたりせず、カメラにほとんど触れずに固定の状態で撮影したとしたら。経験上この方法だとなぜか監視カメラの映像にようになってしまい、つまらないのです。また、ご覧になっている方は放置されているような気持ちになってしまうようです。
そんな試行錯誤を繰り返しながら、現場から中継をお届けしています。
ちなみに、岩上さんは20代半ば、駆け出しの若手記者だった頃、週刊誌上でジム・ジャームッシュと彼のデビュー作「ストレンジャー・ザン・パラダイス」を紹介したそうです。驚きです。知りませんでした。
それでは、本日もIWJをどうぞよろしくお願いいたします。
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/ 】
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