まだまだご寄稿を募集中!IWJ特設投稿欄「みんなで語る『改憲への危機感』」のご紹介!


 さて、この復刻版のTシャツ発売開始と同時期に、IWJのサイトに設けられたのが、投稿欄「みんなで語る『改憲への危機感』」です。

 与党が大勝した参院選の後、これから私たちが実際に直面する安倍政権を中心にした自民党の「改憲」議論と、その賛否を問う国民投票がやってくることが予想されます。

 この改憲議論は、通常の政治・外交・社会状況のさなかに行われているものではありません。東日本大震災、そしてその後の東電福島第一原発事故後に、それへの対応処理を任された政権の1つである安倍政権が、まるで火事場泥棒のように、自分の積年の目的に沿って誘導した、国の土台を引っくり返すクーデターの計画書のように思えます。

 福島で、そして今年になってからは熊本でも、日本では大地が揺れ動き続けています。日本列島全体が地震の活動期に入ったという地震学者らの指摘に耳を傾けないわけにはいきません。であれば、その地面の上に住む人の安全な暮らしへの手当てが優先、わけても子供の、若年者の、お年寄りの健康被害を防ぐ手当てが最優先のはずです。

 人への手当て、土地の健康そのものへの手当てが済んでいないのに、人が動揺しているこのタイミングを逆にチャンスとばかりに、土台を引っくり返し、国の姿を根本から変えてしまおうとする。なんと卑怯なやり方なのでしょう。

 しかし愚挙でも愚案でも、自分たちが選んだ形になっている政権が固執する憲法改正論議、「改憲」の議論から、私たちが背を向けて逃げることは許されません。

 読者の皆さまから「みんなで語る『改憲への危機感』」欄に寄せていただいた寄稿文の中から、今日は「会社員にゃにゃにゃのおじさん」からいただいた投稿文をご紹介します。

 「会社員 にゃにゃにゃのおじさん」は憲法とは、国の土台であり、自分たちが今後どうなりたいかを見据えて作り上げるものだ、拙速に、「転変する時局と一時的な気分に基づいて、国際社会への影響や憲法学者の通説すら無視して、貴重な国の資源を投入して憲法改正を進めることは歴史的に大きな禍根を残す」とおっしゃいます。

 敗戦前の日本帝国憲法(明治憲法)も、当時の日本の現実からするとこれからどう自国を作っていこう、という「国際社会を意識して策定されたため、昔の風俗習慣は極力排除されている」ものだった、と。

 「敗戦という国家存亡の危機を踏まえての憲法改正であり、新憲法は旧憲法にも増して国際社会を意識したものとなった。旧憲法から引き継いだ立憲主義に加え、先進国標準の基本的人権の徹底、そして戦争放棄による平和主義という全く新しい原則を掲げて、旧憲法を超える期間にわたって存続してきた」

 …この現在の憲法を、なぜ、今、さまざまな、生活に直結する問題が山積する今、安倍政権は改憲を唱えるのか。そこにこれからのわれわれの希望や理想はこめられているのか。

 寄稿文には、自民党の改憲姿勢の軽さ、自民党草案のあまりな未熟さ、幼稚さへの危機感があるのではないでしょうか。

 【会社員 にゃにゃにゃのおじさんのご投稿全文は、こちらからお読みいただけます!】
http://iwj.co.jp/wj/open/consti-msg/1-025

 投稿欄「みんなで語る『改憲への危機感』」は、あなたとIWJとの間の、改憲論を迎える直前の現在、互いの危機意識を共有し合う場所であり、議論を深め合おうとする場です。

 まだまだ寄稿文は募集中です。みなさまからのご投稿を心よりお待ちしております!

※投稿フォームはこちらから
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc7bnfuZOlRy0S9o9HmEGQWgdgT7TYJJIth4J3GaWHMgUPAzw/viewform?c=0&w=1