参院選からもうすぐ1ヶ月が経ちます。改憲勢力が3分の2を制してからのこの1ヶ月の間に、早くも安倍政権は改憲に向けた着実な一歩一歩を進めているようです。
先月末に行われた東京都知事選で当選した、「核武装論者」の小池百合子知事とは、自民党推薦で立てた増田寛也候補を通し「対立」にあった安倍総理でしたが、当選後は「一本取られました」と”爽やかに”、関係修復を済ませたようです。
8月3日に明らかになった第3次安倍再改造内閣では、「極右政治家」として知られる稲田朋美議員が、防衛大臣に大抜擢され、もはや安倍政権は、「タカ派政権」を通り越し「極右政権」と呼ぶべき状態です。
私たちIWJスタッフは、日々こうして日刊IWJガイドを通し、みなさまにこの「異常事態」をなんとかお伝えしようとしていますが、「ガイドを呼んでいる読者の方々は、どんなふうに今の事態を捉えているんだろう?」と疑問に思い、ぜひ、みなさんの「声」も聞いてみたいと、寄稿文を呼びかけさせていただくことにしました。
※【特集】「国民投票」で自民党改憲草案が現実に!? みんなで語る「改憲への危機感」Talk about Democracy and Constitution~寄稿文特別掲載!
http://iwj.co.jp/wj/open/consti-msg
すでにたくさんの方々からご応募いただいております。本日は、けんじいさんからの投稿、「『天をも恐れぬわざなせば』川柳」をご紹介いたします!
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改憲への道を突き進もうとしている永田町の面々。 彼らの<天をも恐れぬわざ>の数々を目の当たりにして詠んだ句です。 ちょっとわかりにくいかなと思い、今回は「コメント*」を添えてみました。
・「コノハズク永田町では絶滅種」
*前作は「永田町仏法僧は鳴かぬとこ」としましたが、いまや鳴かぬどころではない!絶滅したに違いない(怒)!という気持ち詠みました。ちなみに「仏法僧」と鳴くといわれている鳥がコノハズクだそうです。
・「永田町神と仏も野合して」
*「自公の野合」を別の角度からみるとこんなふうに見えますよね。日本会議には神様系も仏様系も名を連ねているようだし、これに創価学会も加わって、神様も仏様もさぞ迷惑なことでしょう。いや!きっとこの罰当たりめと怒っているに違いありません。
・「お社の朱が戦火(いくさび)に見え始め」
*今年1月の日刊IWJの記事「神社本庁=日本会議=安倍政権が進める『神社で改憲』運動の愚」を読んで、「神社や鳥居の朱の色に戦火や血煙がみえるような気がする。そんな時代にしてはいけない」という気持ちで作った句です。
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けんじいさんでした!けんじいさんは、昨年IWJで、「安倍政権の集団的自衛権にもとづく『安保法制』に反対するすべての人からのメッセージ 」を募集していた際にも、ぴりりと皮肉のきいた川柳をお寄せくださいました。いつもありがとうございます!
みなさまからの寄稿文は、下記のフォームより受け付けております。「改憲への危機感」について、みなさまの思いをどしどしお寄せください!
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