太田記者がご紹介した待望の新作「Talk about Democracy」Tシャツをよく見ていただくと、そこにはこれまでのデザインと少し違い、次のように書かれています。
”Talk about Democracy…and CONSTITUTION for our FREEDOM and FUTURE”
「民主主義、そして憲法について、オープンに話そう。私たちの自由と未来のために」
ここには、先の参院選に際し、改憲勢力による3分の2議席獲得を防ごうと、あれだけ多くの市民の方々が声をあげ、IWJが緊急事態条項の危険性を訴えてきたにも関わらず、改憲勢力が3分の2を獲得してしまったことに対する、危機感と、いやいやまだまだ、反撃はこれからですよ、そう簡単にへこたれてたまるもんですか、というポジティブな思いが込められています。
改憲勢力が3分の2議席を獲得したのはなぜか。さまざまな理由が考えられますが、一つの大きな理由は、メディアをはじめ、日本社会に漫然と漂う、「政治に声を上げるのはタブー」という雰囲気ではないでしょうか?
私たちの憲法に定められた国民主権と基本的人権と平和主義を守りきれるか否か、ぎりぎりの大事な闘いであった参院選のとき、テレビや新聞が狂ったように報じたのは、舛添元都知事の「血税乱費の”ケチジ”」問題でした。
いまだに多くの国民にとって、主要なメディアはテレビであり新聞です。そのマスメディアは、国民の目をわざと参院選からそらすかのように、ケチジ問題に終始したのでした。
参院選直前、久々に会った大学時代の友人から、「参院選あるの?オレ全然知らなかったわ~」と言われたことがありました。自ら知ろうとしている人とそうしていない人の間に、ここまで大きなギャップがあるのかと、大きな衝撃でした。
「いやいやいや、今度の参院選はどれだけ大事かと言うとね…」と口を開いた私に、別の友人が、「仕事の話は今度にしようよ」とさえぎってきました。しかし、私の話は「仕事の話」扱いにされてしまったわけです。たしかに一部はそうかもしれないけれど、一部はそうではない。あらゆる人に関わりのある、話のはずです。しかし「政治の話はタブー」なんですね。その現実を目の前に、さらに大きなショックでした。
でも、この「タブー」の雰囲気を少しずつ少しずつでも薄めていかなければ、改憲勢力の勢いを止めることは、もはや不可能です。
「タブー」の雰囲気を壊していくには、どうすれば良いのか。
「民主主義、そして憲法について、オープンに話そう。私たちの自由と未来のために」――。
やはり、言葉で語り、1人でも多くの人の共感を呼んでいくしかないのだと思います!
IWJでは現在、みなさまの「言葉」を募集しています。参院選を振り返り、みなさんが今、改憲に対しどのような危機感をお持ちなのか。ぜひ、たくさんのお声をお待ちしています!
※【特集】「国民投票」で自民党改憲草案が現実に!? みんなで語る「改憲への危機感」Talk about Democracy and Constitution~寄稿文特別掲載!
http://iwj.co.jp/wj/open/consti-msg
すでにたくさんの方々からご応募いただいております。本日は、吉塚晴夫さんからのご投稿を、一部ご紹介いたします!
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参院選の結果、改憲勢力は2/3の議席を取りました。
ここ神奈川選挙区では4議席のうち、3議席を改憲勢力が奪取し、八紘一宇で神武天皇教信者の三原じゅん子氏に、神奈川県民は100万票を投じました。
民度というのは曖昧で嫌な言葉ですが、日本人の民度、神奈川県民の民度というのは結局の所こういうものであって、自らの投票によって私達日本人は、神奈川県民は、敗戦を否認し歴史修正主義路線を進む最悪の自己中勢力を選択したということでしょう。国民は自身に相応しい指導者を選ぶことが、ここに示されました。
私は自分なりの危機感から、連日の「選挙に行って政治を変えよう」スタンディングアピール行動、各種チラシのポスティング、投票依頼の電話などをやりましたが、この選挙結果にはかなり参っています。もちろん私ごときの行動で、変わるものなどない訳ですが。
ネット上には、落選はしたがこの選挙応援の経験は良かった、必ず次につながる。という意見も散見されますが、選挙は結果が全てであり、次点であろうが、最下位であろうが、落選に変わりはない。良い経験とは、応援した候補者が当選してこそ言えることじゃないのか、と思います。
そもそも今後、日本国憲法の下での選挙が行われるかどうかも分かりません。
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吉塚晴夫さんでした!「そもそも今後、日本国憲法の下での選挙が行われるかどうかも分かりません」。本当にそのとおりだと思います。「絶望的」とも思える表現ですが、「現実的」な表現でもあります。あの参院選を最後の国政選挙にさせないために、きたる国民投票に備え、IWJもきちんと報じていきたいと思います!
みなさまからの寄稿文は、下記のフォームより受け付けております。「改憲への危機感」について、皆様の思いをどしどしお寄せください!
※投稿フォームはこちらから
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc7bnfuZOlRy0S9o9HmEGQWgdgT7TYJJIth4J3GaWHMgUPAzw/viewform?c=0&w=1