日刊IWJガイド・非会員版「今年も1週間を切りました! IWJが活動を続けられるように、歳末、緊急のご寄付・カンパでのご支援をお願いいたします!」2024.12.26号~No.4414


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~今年もあと1週間を切りました! IWJが無事に年を越せますように、2025年も活動を続けられますように、歳末、緊急でのご寄付・カンパによるご支援をよろしくお願いいたします! 12月は24日間で、60件、80万6200円のご寄付・カンパをいただきました。ありがとうございます! これは月間目標額の約23%に相当します。月間目標額の350万円には、あと77%、269万3800円が必要です! IWJの財政は大ピンチです! 11月からカンパの月間目標額を400万円から350万円に下げたのですが、8月からの今期第15期は、4ヶ月連続で未達です!「IWJしか報じていない情報」は激増中です!

■【中継番組表】

■兵庫県庁舎の建て替えの基本計画を公募型プロポーザルで勝ち取った、日本を代表する世界的建築家・隈研吾氏、出世作の「那珂川町馬頭広重美術館」は、公共建築賞、BCS賞などを受賞! しかし、築20年を超えて、あえて屋根に剥き出しで用いた木材が腐食・カビで傷む! なぜ隈研吾氏は、「腐る建築」を作り続けているのか!? なぜ「腐る建築」とわかっているのに、大規模公共事業として選ぶのか!?

■兵庫県の斎藤知事追い落としは、この問題から始まった!? 問題の真の焦点は、「パワハラ、おねだり」などではない!! 斎藤知事が、コンパクト化を表明した兵庫県庁建て替え問題! 公募型プロポーザルで1位になった隈研吾建築都市設計事務所・昭和設計・ウエスコ設計共同体グループの提案「兵庫グリーンテラス」は、現在の庁舎規模を1.45倍の10万平方メートルに拡張する提案! 外資系ホテルの誘致などを目指す「にぎわい施設ゾーン」も同等規模か!? 本当にそれだけの規模が必要なのか、それだけのテナントを誘致できるのか!? 十分再検討しなければ、今後、人口減少してゆく、兵庫県民の1人あたりの財政負担は増すばかり!

■12月25日に開かれた兵庫県の百条委員会で片山元副知事が驚くべき「真相」を証言! 百条委員会の委員のモラルは崩壊! 百条委員会の県会議員2人と兵庫県総務部と『神戸新聞』は、ズブズブの関係にあり、提出された虚偽情報がバラまかれて、斎藤知事と片山元副知事の名誉が毀損された!?

■<IWJ取材報告>ロシア・ウクライナ戦争について「もちろん、早く平和が回復され、停戦が行われることに越したことはないと思っているが、それは、あくまでもウクライナに『公正かつ永続的な平和』が実現されるということが前提」と岩屋外務大臣!! ~12.24岩屋毅 外務大臣 定例記者会見
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■はじめに~今年もあと1週間を切りました! IWJが無事に年を越せますように、2025年も活動を続けられますように、歳末、緊急でのご寄付・カンパによるご支援をよろしくお願いいたします! 12月は24日間で、60件、80万6200円のご寄付・カンパをいただきました。ありがとうございます! これは月間目標額の約23%に相当します。月間目標額の350万円には、あと77%、269万3800円が必要です! IWJの財政は大ピンチです! 11月からカンパの月間目標額を400万円から350万円に下げたのですが、8月からの今期第15期は、4ヶ月連続で未達です!「IWJしか報じていない情報」は激増中です!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 今年も、残り1週間を切り、2024年の終わりに向けて、カウントダウンに入りました。

 12月は、1日から24日までの24日間で、60件、80万6200円のご寄付・カンパをいただきました。ありがとうございます! この額は、単独月間目標額350万円の約23%にあたります。言いかえると、月間目標額には、あと77%も不足している、ということです。

 IWJの今期第15期は、5ヶ月目です。11月からは、より一層、支出を絞り、ご寄付・カンパの月間目標額を400万円から350万円に下げることといたしました。目標額を下げても、目標額にはまったく手が届かないようならば、活動を続けてゆくことが困難になります!

 第15期が、赤字とならないようにするために、無料でご視聴の方は、有料会員登録と、緊急のご寄付・カンパによる、財政難のIWJへのご支援をよろしくお願い申し上げます!

 今年1年を振り返ると、岩上安身が、年頭のコロナ感染以降、次々と疾病に見舞われ、まるまる1年、次から次へと新たな病苦に見舞われ、会社全体も、活発に活動できない苦しい状態が続きました。

 岩上自身は、治療と療養を重ね、十分な休息を取った上で、インタビューなどの負荷のかかる仕事も、やればできるというところまで、回復しています。

 来年は必ず復活しますので、どうかIWJが無事に年を越せますように、また、2025年も活動を続けられますように、歳末、緊急のご寄付・カンパによるご支援をお願いいたします!

 米国では、年明けの1月20日に、ドナルド・トランプ氏が大統領に就任します。世界が混沌として、一寸先は闇、誰も見通せない中、IWJはこれまで以上に、記者クラブメディアや、彼らと迎合するメディアとは一線を画し、混乱の中で真実を伝えていきたいと思います。

 岩上安身は、コロナ後遺症と思われる体調不良から、養生しつつも、少しずつ回復しつつあります。11月、12月と、続々とインタビューを収録・配信しています! 全編視聴は、会員のみとなることが多いので、会員登録してご視聴ください!

 また、インタビューを、お見逃しになった方も、会員であれば2ヶ月間全編視聴が可能です!

 サポート会員ですと、過去のすべてのコンテンツについて、いつでも、いくつでも御覧になれます!

 皆さま、会員登録をよろしくお願いします!

※会員登録のご案内
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 11月末現在、IWJ会員の総数は2102人、このうちサポート会員の方は802人でした。ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします! 会員総数が5000人、そのうちサポート会員が2000人いてくれたら、IWJの経営は格段に安定します!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
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 年間費をまとまってお支払いいただければ、12ヶ月中2ヶ月分がサービスとなります。即ち、一般会員が月1100円で、年間だとその12ヶ月分1万3200円のところ、一括払いなら、1万1000円(消費税込み)となります。

 同じくサポート会員が、1ヶ月3300円で、毎月支払ってゆくと、12ヶ月で3万9600円のところ、一括払いですと、3万3000円(消費税込み)ですみます! 2ヶ月分おトクです! ぜひ、ご検討ください!

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうぞ、皆さま、米国に操られたまま、無謀な戦争へと向かう日本の対米従属権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えしてゆく独立メディアIWJの活動をご支援ください!

 よろしくお願いします!

 岩上安身拝

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◆中継番組表◆

**2024.12.26 Thu.**

調整中

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◆中継番組表◆

**2024.12.27 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh5・東京】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach5

 「キンパチデモ実行委員会」主催の原発反対八王子行動を中継します。これまでIWJが報じてきたキンパチデモ実行委員会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kinpachi-demo-executive-committee

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◆「2025年2月28日」まで、フルオープン! 動画をご視聴になり、記事をお読みになった方々は、ぜひ、この機会に会員登録をお願いします!◆

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※米国政府と多国籍企業の意向・TPP条約で成立した種子法廃止法は、国民の食料への権利の侵害だと訴えた「種子法廃止等に関する違憲確認訴訟」の控訴審が結審し、来年2月の判決へ! 最終弁論で40分の意見陳述を行った山田正彦元農水相は、「米の供給不足が完全に解消されるなど、種子法制定当初における国家的要請への対応が完了した」との国側の主張に反論! 農水省の試算によれば「日本では2040年には359万トンもの米不足に陥る」と指摘!「種子法廃止は、私達を飢えに陥れかねない、天賦の権利を侵害するもので、絶対に認めてはならない」と熱弁!!(前編)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20241007#idx-6
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53982#idx-6

※米国政府と多国籍企業の意向・TPP条約で成立した種子法廃止法は、国民の食料への権利の侵害だと訴えた「種子法廃止等に関する違憲確認訴訟」の控訴審が結審し、来年2月の判決へ! 最終弁論で40分の意見陳述を行った山田正彦元農水相は、「米の供給不足が完全に解消されるなど、種子法制定当初における国家的要請への対応が完了した」との国側の主張に反論! 農水省の試算によれば「日本では2040年には359万トンもの米不足に陥る」と指摘!「種子法廃止は、私達を飢えに陥れかねない、天賦の権利を侵害するもので、絶対に認めてはならない」と熱弁!!(後編)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20241008#idx-7
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「『パンデミック合意』の中身は遺伝子製剤を使った儲け話の分け前。世界の保健とか、健康とか、ましてや命の話ではない! WHOは反社! 邪悪そのもの!! しかも日本はその主犯! WHOの親善大使・武見敬三氏が厚労大臣になって、バリバリ進めた!!」作られたパンデミックである「プランデミック戦争」から日本人の命を守るには!?~岩上安身によるインタビュー 第1167回ゲスト 立憲民主党・原口一博衆議院議員 2024.10.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/524918

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■兵庫県庁舎の建て替えの基本計画を公募型プロポーザルで勝ち取った、日本を代表する世界的建築家・隈研吾氏、出世作の「那珂川町馬頭広重美術館」は、公共建築賞、BCS賞などを受賞! しかし、築20年を超えて、あえて屋根に剥き出しで用いた木材が腐食・カビで傷む! なぜ隈研吾氏は、「腐る建築」を作り続けているのか!? なぜ「腐る建築」とわかっているのに、大規模公共事業として選ぶのか!?

 2019年、兵庫県庁舎の建て替えの基本計画を公募型プロポーザルで勝ち取ったのは、隈研吾建築都市設計事務所・昭和設計・ウエスコ設計共同体のグループでした。

※「県庁舎等再整備基本計画策定支援業務」公募型プロポーザルの実施(令和元年度)(兵庫県、更新:2023年5月10日)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk49/r01proposal01.html

 公募型プロポーザルの審査委員長は、都市計画と建築計画が専門の安田丑作(やすだちゅうさく)神戸大学名誉教授でした。その他、一級建築士事務所アビタ代表・柏木浩一氏(神戸大学から竹中工務店を経て独立)、経営学を専門とする関西学院大学専門職大学院教授・佐竹隆幸氏(故人)、NPO法人リベルタ学舎創設者・湯川カナ氏、兵庫県企画県民部新庁舎整備室長・日下部雅之氏が加わっています。

 プロポーザルの選評には「魅力的な計画コンセプトと建築・空間イメージの提案に加え、体制づくりや運用面を含めた継続的なにぎわい形成のプログラムが提案されており、それらの提案を通じて示された確かな計画・技術力とともに豊かな企画・構想力が高く評価された」と、同グループが選ばれた理由が示されています。

※兵庫県 県庁舎等再整備基本計画策定支援業務 公募型プロポーザルの審査結果について(兵庫県)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk49/documents/shinsakekka.pdf

 隈研吾建築都市設計事務所・昭和設計・ウエスコ設計共同体グループを率いる隈研吾氏は、「日本を代表する世界的な建築家」とされ、東京オリンピックの際に、千駄ヶ谷の新国立競技場を設計した建築家として、よく知られています。

 隈研吾氏は1954年生まれ、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程を終了後、1990年に隈研吾建築都市設計事務所を設立し、数々の建築の設計を手がけ、建築分野の賞を受賞してきた、世界的にもよく知られた建築家です。慶應義塾大学教授・東京大学教授を経て、現在は、東京大学特別教授・名誉教授となっています。

※KKAA(隈研吾建築都市設計事務所、公式ホームページ)
https://kkaa.co.jp/

 隈研吾氏が、実質的に日本建築界にデビューした作品は、1991年に竣工した、東京の環状8号線沿いに建つ「M2」という、店舗兼オフィスビルでした。

 ギリシャ・イオニア式の柱や、20世紀前半のロシアを代表する前衛建築家のイワン・レオニドフ風のモチーフなど、歴史的な建築のモチーフを引用して構成したファサード(道に面した壁面、正面)は、当時の世界的な「ポストモダン」の潮流に乗って、隈氏を一躍有名建築家にしました。

※M2(隈研吾建築都市設計事務所、公式ホームページ)
https://kkaa.co.jp/project/m2/

 2000年代に入って「ポストモダン」ブームが過ぎると、世界的に「M2」風のデザインは、批判的に語られるようになりました。

 スイスの建築家ユニット、ヘルツォーク&ド・ムーロンによる、「シグナル・ボックス」が、1994年の設計コンペティションで発表され、1999年に竣工すると、以降は、むしろシンプルで抑制的なデザインが主流になりました。

 賑やかな造形言語に対し、単一の材料(銅板)だけで、建築物(工作物)を覆った「シグナル・ボックス」は、「ミニマリズム」の潮流を生み出しました。

※119 Central Signal Box Basel, Switzerland(H&dM、公式ホームページ)
https://www.herzogdemeuron.com/projects/119-central-signal-box/

 時流に乗ることにさとい隈研吾氏は、「ポストモダン」建築家としてデビューしながらも、時代の動きをよく見極め、「ミニマリズム」に転身しました。

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■兵庫県の斎藤知事追い落としは、この問題から始まった!? 問題の真の焦点は、「パワハラ、おねだり」などではない!! 斎藤知事が、コンパクト化を表明した兵庫県庁建て替え問題! 公募型プロポーザルで1位になった隈研吾建築都市設計事務所・昭和設計・ウエスコ設計共同体グループの提案「兵庫グリーンテラス」は、現在の庁舎規模を1.45倍の10万平方メートルに拡張する提案! 外資系ホテルの誘致などを目指す「にぎわい施設ゾーン」も同等規模か!? 本当にそれだけの規模が必要なのか、それだけのテナントを誘致できるのか!? 十分再検討しなければ、今後、人口減少してゆく、兵庫県民の1人あたりの財政負担は増すばかり!

 兵庫県庁建て替えの公募型プロポーザルで1位となった、隈研吾建築都市設計事務所・昭和設計・ウエスコ設計共同体グループの提案「兵庫グリーンテラス」は、以下で公開されています。

 現3号館は改修で維持しつつ、分散していた庁舎群が、高層の新庁舎と新議場棟にまとめられています。現1号館と現2号館は、それぞれ12、13階建でした。ヴォリュームを上に積み上げて、敷地を高度利用する提案です。

 また、現2号館や現県民会館などを撤去して空いた敷地を活用し、3棟の「にぎわい交流施設」として、民間の資本の導入も期待しながら、JR元町駅前の、集客力のある拠点としても提案されています。

 新庁舎の下層部は、庁舎機能だけではなく、市民に開かれたスペース(グリーンテラス)も設けられ、「にぎわい交流施設」のあるゾーンとの連続性をつくることが提案されています。

※人・自然・街をつなぐ、共生・協働の兵庫グリーンテラス(隈研吾建築都市設計事務所・昭和設計・ウエスコ設計共同体グループ案、兵庫県)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk49/documents/teiangaiyou.pdf

 2020年3月下旬に明らかにされた現1号館をそのまま使いながら、現1号館の南側広場に新庁舎を建設し、移転なしで新庁舎の建設が行われる計画でした。「神戸をこよなく愛する管理人」によるブログ『こべるん ~変化していく神戸~』によると、新庁舎の規模や内容は以下の通りでした。

 新庁舎は28階程度、延床面積は6万平方メートル、最上階には、イベント・スペースや、県民が憩える展望室、低層部には、県施策のPRやイベントを行えるスペース、県産品、防災情報・県政情報などの発信コーナー、低層階には売店、食堂、郵便局、銀行、授乳室等が計画されています。

 新議会棟は、延べ床面積で1万3000平方メートル規模で、新庁舎との合計延床面積は7万3000平方メートルになります。改修で継続使用する現在の3号館の延床面積は、3万平方メートル超(※兵庫県資料では約1万2600平方メートル)とされ、これもあわせると、合計延床面積で10万平方メートルを超える庁舎になります。

※第2回県庁舎再整備基本計画検討委員会会合資料で明らかになった新県庁舎は高さ140m?(こべるん ~変化していく神戸~、2020年4月9日)
https://koberun.net/blog-entry-%e7%ac%ac2%e5%9b%9e%e7%9c%8c%e5%ba%81%e8%88%8e%e5%86%8d%e6%95%b4%e5%82%99%e5%9f%ba%e6%9c%ac%e8%a8%88%e7%94%bb%e6%a4%9c%e8%a8%8e%e5%a7%94%e5%93%a1%e4%bc%9a%e4%bc%9a%e5%90%88%e8%b3%87%e6%96%99%e3%81%a7.html

 2018年の『こべるん』によると、公募型プロポーザル以前、斎藤知事の前の知事である、井戸敏三県知事と兵庫県は、庁舎の建て替えについて、3つの案を検討していました。

・第1案(600-750億円、井戸知事が示した最も古い案)
県警本部東側にある駐車場に、新県民会館を建設。
現県民会館とその駐車場跡地に、新県庁舎を建設。
現県庁1、2号館跡地に、外資系ホテル等の民間集客施設を建設。

・第2案(600-750億円)
1号館跡地に高層庁舎を建設し、完成後に2号館を解体。
3号館を除くすべてのエリアを、賑わい交流ゾーンと設定、民間施設の建設も視野に入れる。
県警本部前駐車場に県民会館を建設するが、民間施設との合築による複合ビル化も検討

・第3案(500億円)
現庁舎と現会館の耐震改修と増築案。
1、2号館と議場を耐震改修。
県民会館を耐震改修し、増築。
民間施設を県警本部前の駐車場に建設。

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■12月25日に開かれた兵庫県の百条委員会で片山元副知事が驚くべき「真相」を証言! 百条委員会の委員のモラルは崩壊! 百条委員会の県会議員2人と兵庫県総務部と『神戸新聞』は、ズブズブの関係にあり、提出された虚偽情報がバラまかれて、斎藤知事と片山元副知事の名誉が毀損された!?

 25日、兵庫県の百条委員会が開かれました。

 午前中に、百条委員会は、企業コンプライアンスや公益通報に詳しい結城大輔弁護士(第二東京弁護士会)を参考人招致し、意見を聞きました。

 午後から、片山安孝元副知事と斉藤元彦知事への証人喚問が行われました。

※審議事項(兵庫県議会、2024年12月25日閲覧)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/iinkai/index/tokubetsu/bunsho/shingi/index.html

 この片山元副知事の再度の証言で、驚くべき事実が複数確認されました。

※兵庫県・百条委員会で証人尋問 片山安孝元副知事が出席 告発文書問題(2024年12月25日)(THE PAGE、2024年12月25日)
https://www.youtube.com/live/Cwq7gTtRecg

 1度目の証人尋問が行われた直後の、2024年9月17日に放映のフジテレビ『めざまし8』では、片山元副知事は、西播磨県民局長だった渡瀬康英氏を、厳しい事情聴取によって自死に追い込んだとして、斎藤知事とともに、殺人者扱いにされています。

 番組内では、コメンテーターとして呼ばれた、ジャーナリストの立岩陽一郎氏が「人を追い込んで、人を殺してしまった」との発言をし、この発言が名誉棄損に当たるのではないかとXでは疑問が相次ぎました。

※斎藤元彦知事ら「追い込んで人を殺してしまった」 批判受けたジャーナリスト「ご遺族のお気持ちに寄り添いたい」(J-CASTニュース、2024年9月18日)
https://www.j-cast.com/2024/09/18493663.html?p=all

※立岩陽一郎氏「最初にやっちゃいけないことをやった」斎藤元彦知事の「犯人捜し」を批判(日刊スポーツ、2024年9月17日)
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202409170000270.html

 2度目の証人尋問では、まず、冒頭、この片山元副知事から、この百条委員会のありかたに強い疑義と抗議が行われました。

 片山氏は、守秘義務のある百条委員会の秘密会の情報が『神戸新聞』へ漏洩し、しかも、その情報内容がゆがんだ形で漏洩し、それが、証人である片山氏への社会的圧力を構成したとして、奥谷健一委員長に強い抗議を行ったのです。

 しかも、この情報漏洩は、10月7日と12月11日の2度も行われたのです。

 奥谷委員長は、「本日は、証人喚問の場なので、ご要望は、後日対応させていただきたい」と回答しています。

 百条委員会の法的枠組みは、地方自治法にもとづいています。

 具体的には、地方自治法第100条が、その設置根拠となります。この条文では、地方議会が必要に応じて調査を行うための特別な委員会を設置できることが規定されています。

 証人が嘘の証言をした場合、刑法第169条(偽証罪)が適用されます。

 偽証罪は刑事事件として立件されるため、地方自治体ではなく、司法機関が裁判を行います。

 刑罰は、懲役3ヶ月以上10年以下です。

 通常の議会調査では、偽証罪は適用されませんが、百条委員会は例外です。

 証言拒否や書類提出を拒否した場合、地方自治法にもとづいて5万円以下の過料が科されることがあります。

 このように、強い調査権限を持つ特別な議会調査での証言になるので、これまで、IWJは、ほぼファクト(事実誤認や意図しない矛盾も含まれるので)として、その証言を扱ってきました。

 ところが、この百条委員会を構成する委員のモラルはとうに崩壊しており、県の総務部と『神戸新聞』とズブズブの関係になっていたのです!

 まず、冒頭の片山元副知事の証言から、百条委員会の委員のモラルがどのように崩壊しているのか、見てみましょう。

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■<IWJ取材報告>ロシア・ウクライナ戦争について「もちろん、早く平和が回復され、停戦が行われることに越したことはないと思っているが、それは、あくまでもウクライナに『公正かつ永続的な平和』が実現されるということが前提」と岩屋外務大臣!! ~12.24岩屋毅 外務大臣 定例記者会見

 2024年12月24日午後4時10分より、東京都千代田区の外務省にて、岩屋毅外務大臣の定例記者会見が行われました。

 冒頭、岩屋大臣より、自身の中国訪問、そして、補正予算によるガザを含むパレスチナ関連支援の2点について発言がありました。

 岩屋大臣は、12月25日、中国・北京を訪問(※)し、王毅(おう・き)外交部長と、初めての対面会談を行うほか、第2回目となる日中ハイレベル人的・文化交流対話も実施する予定です。

※岩屋外務大臣の中国訪問(令和6年12月25日~26日)(外務省 報道発表 2024.12.24)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/c_m1/cn/pageit_000001_01397.html

 また、岩屋大臣は、「ガザでは、戦闘が長期化し、今なお危機的な人道状況が続いている」とした上で、ガザの人道状況改善のために、令和6年度補正予算の中で、ガザを含むパレスチナ関連支援として、135億円、約1億ドルの追加支援を決定し、JICA(国際協力機構)や国際機関を通じた、医療や保健・衛生、食糧、パレスチナに対する財政支援、瓦礫除去、廃棄物の処理、インフラといった、多岐にわたる分野での支援が行われる旨、報告がありました。

 続いて、岩屋大臣と各社記者との質疑応答となりました。

 他社の記者からは、この日で閉会となった「第216回臨時国会での法案審議ついての岩屋大臣の所感」を求める質問が2つありました。

 IWJ記者は、ロシア・ウクライナ戦争(トランプ次期米政権の対応等)について、以下のとおり、質問しました。

IWJ記者「ロシア・ウクライナ戦争についてうかがいます。

 第二次トランプ政権で、ウクライナ・ロシア担当特使に指名されたキース・ケロッグ退役陸軍中将が、1月に、欧州とキエフを歴訪予定とされています。ロイターが、12月18日付で報じました。

 ケロッグ氏の訪問の目的は、ロシア・ウクライナ戦争の早期終結だとされています。ケロッグ氏は、またFOXニュースのインタビューで、『今は、停戦のパーフェクトなタイミングだ』とも述べております。

 岩屋大臣は、16日、ウクライナのスヴィリデンコ第一副首相と会談し、ウクライナ支援の継続や緊密連携を約束されましたが、ケロッグ氏の発言や欧州諸国の動き方から、現在、『トランプ2.0』体制への適合準備を進めていることは明白です。

 米国は、後景に退き、欧州には平和維持軍を出すことを期待し、日本には、資金の支援を押し付ける方向に固められつつあるようにも思われます。

 石破政権及び岩屋大臣は、第二次トランプ政権の外交戦略をどのように読み取り、どのように和平の実現を急ぐか、ご見解をお聞かせください」

 この質問に対し、岩屋大臣は次のように答弁しました。

岩屋大臣「様々な報道があることは承知をしておりますが、米国のトランプ次期政権は、まだ発足をしておりませんので、発足後に、ウクライナも含めて、どのような外交方針をとってこられるかということについて、まだ、予断を持って申し上げることはできないと思っております。

 その中で、今、ご指摘のあったウクライナについて、日本に資金負担を押しつける方向に固められつつあるという指摘は、当たらないと考えております。

 私どもとしては、もちろん早く平和が回復されるというか、停戦が行われることに越したことはないと思っているんですけれども、しかし、それは、あくまでもウクライナに、『公正かつ永続的な平和』が実現されるということが前提だと思っておりますので、そのために、どういう形がふさわしいかということを、これから米国を始め、国際社会と緊密に連携していきたいと思っておりますし、その間は、力強くウクライナの支援を続けていかなければいけないと思っておりますし、同時に、対露制裁も継続していかなければいけないと思っております。

 これからウクライナも厳しい冬を迎えるわけで、もう迎えておられると思いますが、そこで、日本は発電機材とか、そういう越冬のための支援も行ったりしておりますが、そういう、きめの細かい支援も含めて、ウクライナをしっかり支援をしてまいりたいと考えております」

 「公正かつ永続的な平和」という言葉は、岩屋大臣のみでなく、前任の上川陽子氏もしばしば使ったものですが、その「公正かつ永続的な平和」とは、どのような状態を指すのか、という定義、ならびにどういった条件をクリアすればそれが実現するのかについて、日本政府の考えが具体的に説明が行われたことは、今のところ一度もありません。

 会見内容の詳細については、全編動画を御覧ください。

※ロシア・ウクライナ戦争について「もちろん、早く平和が回復され、停戦が行われることに越したことはないと思っているが、それは、あくまでもウクライナに『公正かつ永続的な平和』が実現されるということが前提」と岩屋外務大臣!! ~12.24岩屋毅 外務大臣 定例記者会見
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