日刊IWJガイド・番組表「今日は東京都知事選告示日!宇都宮健児氏が立候補を断念し、鳥越俊太郎氏で一本化!/「自主投票」に踏み切った連合東京、IWJが直撃取材!/参院選直後に沖縄・高江でヘリパッド建設反対の住民排除に400人の機動隊を配備/ヒラリー支持を表明したバーニー・サンダース『民主党史上最も革新的な政策綱領ができた』」2016.7.14日号~No.1399号~


■■■ 日刊IWJガイド・番組表「今日は東京都知事選告示日!宇都宮健児氏が立候補を断念し、鳥越俊太郎氏で一本化!/「自主投票」に踏み切った連合東京、IWJが直撃取材!/参院選直後に沖縄・高江でヘリパッド建設反対の住民排除に400人の機動隊を配備/ヒラリー支持を表明したバーニー・サンダース『民主党史上最も革新的な政策綱領ができた』」2016.7.14日号~No.1399号~ ■■■
(2016.7.14 8時00分)

 おはようございます。IWJ記者のぎぎまきです。

 今日は東京都知事選の告示日です。参院選から一息つく暇もなくIWJは都知事選取材に一気にシフトしていきますが、東京都民ではない方も、首都東京で誰が首長になるかは無関係ではないはず。ぜひ、一緒にご注目ください。

 昨夜、石田純一氏、古賀茂明氏に次ぎ、弁護士の宇都宮健児氏が参院選への出馬取りやめを表明しました。断腸の思いで決断したことが痛いほど伝わってきた緊急記者会見についてはのちほど、現場を取材した安道幹記者に報告してもらいます。

 参院選の一人区で候補者を一本化した野党共闘の流れのまま、何とか「分裂選挙」を避けることができた今回の都知事選。一方で、自公の保守勢力は候補者を2人たて、分裂選挙へと突入。しかも、過去2回、猪瀬直樹氏、舛添要一氏の与党推薦候補を応援してきた連合東京が、「自主投票」へと踏み切りました。

 約60万票という大組織票がどこに流れるのかにも注目です。IWJは昨日、連合東京にも直撃取材し記事にまとめています。後ほど、私から改めて報告させていただきますので、ぜひスクロールして最後までお読みください!

★本日の日刊IWJガイドは以下の内容でお届けします!

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■<★今日のニュース・フラッシュ★>高江ヘリパッド建設反対住民排除のために国が鉄柵設置を強行!/元復興相で無所属・平野達男氏が自民党へ入党で改憲勢力3分の2に/ついにサンダース氏がヒラリー氏支持を表明「民主党史上最も革新的な政策綱領ができた」/(安道幹・本田)
┠■<★取材報告★>「大局的な観点から考え、今回の選挙戦からは撤退という判断をしました」―昨日13日、宇都宮健児氏が緊急記者会見を開き、都知事選への立候補を取りやめる苦渋の決断を表明!(安道幹)
┠■<★記事UP★>「自主投票」を決めた連合東京の60万票はどこへ?〜IWJが連合東京に取材!その不自然な理由に「?」・・・(ぎぎまき)
┠■<★お知らせ★>「改憲への危機感」について寄稿文をお寄せください!
┠■わとはぷ~What happened today?ーアルフォンス・ミュシャの命日~祖国を思う表現は危険なのか?ー(浅野百衣)
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◆中継番組表◆

**2016.7.14 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch4】10:30~「東京都知事選 増田寛也候補 告示日 第一声」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※東京都知事選 増田寛也候補の告示日第一声を中継します。

【Ch5】10:30~「東京都知事選 鳥越俊太郎候補 告示日 第一声」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※東京都知事選 鳥越俊太郎候補の告示日第一声を中継します。

【Ch6】11:00~「東京都知事選 小池百合子候補 告示日 第一声」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※東京都知事選 小池百合子候補の告示日第一声を中継します。

【IWJ_AOMORI1】12:00~「青函連絡船戦災犠牲者追悼・平和祈念の集い」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=aomori1
※「青森空襲を記録する会」主催の集会を中継します。

【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見を中継します。

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◆中継番組表◆

**2016.7.15 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲

【Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

【IWJ_TOKYO8】 18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=tokyo8

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■<★記事UP★>民進党の最大支持母体「連合東京」が自主投票に〜IWJが連合に直撃取材!「与野党対立は都政になじまない」!?

 おはようございます。IWJ記者のぎぎまきです。

 混迷を極めた東京都知事選の「野党統一候補」選びですが、昨夜、ついに候補者が出揃いましたね!その件については各記者が報告しているので割愛しますが、私からは別のテーマについてご報告します!

 昨夜夕方、連合東京が「自主投票」を決めたという噂を耳にし、さっそく直撃取材しました!

 連合東京といえば111万人の組合員を持つ大組織です。この中で実際に東京在住の組合員は5割から6割というので、有権者数としてはざっと60万人前後でしょうか。これだけの組織票の行き先が「自由」となれば、ある候補者にとっては頼りにしていた分母の数が大きく変わることになります。ある候補者って?もちろん与党が推している増田寛也氏です。

 直撃取材に対応してくれた広報担当者によれば、自主投票の理由は2つあるといいます。一つは、候補者が乱立したことで政策協定を協議する時間が十分に取れなかったこと。また、国政レベルでの「与野党対決のような関係が都政ではあまりなじまない」ということです。

 ん???釈然としませんよね。

 過去2回の都知事選で猪瀬直樹氏、舛添要一氏を組織として支持・支援した連合東京ですよ。それを踏まえれば、今さら「与野党対決は都政になじまない」なんて言うのはおかしな話です。しかも、「政策協定を結ぶ時間がなかった」というのも腑に落ちません。都知事選があることは参院選前から分かっていたこと。増田氏の名前も随分前からあがっていました。どうにでもアプローチすることは可能だったはずです。

 取材に応じた担当者は連合東京で勤務して18年の方で、これまで初の自主投票だと言います。今回の「自主投票」の背景については不自然さが拭えません。

 岩上さんはこの点について、「連合は右にひとつずつボタンを掛け違えている。連合は民進党の最大の支持母体。民進党も含めて、野党共闘が成立し、候補者を一本化しているのに、組織として支持せず。本来は組織をあげて支持すべきところ。その前は民主党(当時)が推す候補がいないという理由で、自公の推す候補、舛添候補を組織として支持。ここは、本来なら自主投票にすべきところ。ひとつずつズレている。メディアも労働者もこのおかしさに気づいて指摘していかないと。2代続けて腐敗した知事を出した連合東京の責任は大きい」と指摘しています。

 この件については早速、記事化したのでご一読ください!!!

※「与野党対立は都政になじまない」!?民進党の最大支持母体「連合東京」が自主投票に〜IWJが連合に直撃取材!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/317070

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 次は、本ガイド読者の皆さまへのお願いです!

 かつて、IWJでは集団的自衛権や安全保障関連法に関する寄稿文を寄せていただいたことがありましたが、今回は「改憲への危機感」をテーマに、寄稿文を募集しています。ぜひ、日頃感じている思いを言葉にしてください。ご応募、お待ちしています!

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■<★お知らせ★>「改憲への危機感」について寄稿文をお寄せください!

 7月10日に投開票が行われた参議院選挙では、自民党、公明党、おおさか維新の会の「改憲勢力」があわせて77議席を獲得。非改選の議員と、改憲に賛成の意向を示している無所属の4議員をあわせると、参議院で3分の2議席に達することになりました。安倍総理の「宿願」である改憲に向けて、いよいよ秒読み段階に入ったと言えます。「国民投票」まで、もう時間がありません。

 既存大手メディアは、選挙結果が判明するまでは「争点隠し」を行っていたにも関わらず、「改憲勢力」の3分の2議席到達が明らかになった途端、改憲について報じ始めました。「手遅れ」になったタイミングで一応、批判のポーズをとる。絶妙すぎるアリバイ報道です。政権の顔色をうかがい、迎合しつつ、アリバイ作りもちゃっかりと行う既存大手メディアには、もはや「ジャーナリズム」を名乗る資格はないと言っていいのではないでしょうか。

 そこでIWJでは、有識者の方々、それからこの「日刊IWJガイド」をご購読いただいているIWJ会員の皆様、サポーターの皆様から、この参院選の結果を受けて、目前に迫った改憲への危機感について、寄稿を募りたいと考えています。

 以前にもIWJでは、昨年夏に国会で安保法制の審議が佳境を迎えた際、有識者の方々をはじめ、広く皆様方からの寄稿を募り、IWJのサイト上に掲載いたしました。今回も、その時と同じ要領で募集したいと思います。

※【特設ページ】安倍政権の集団的自衛権にもとづく「安保法制」に反対するすべての人からのメッセージ
http://iwj.co.jp/wj/open/%E5%AE%89%E4%BF%9D%E6%B3%95%E5%88%B6%E5%8F%8D%E5%AF%BE

 寄稿文は、下記のフォームで受け付けています。改憲に対する危機感について、ぜひ皆様のお考えをお寄せください!どうぞ、よろしくお願いいたします!

※IWJ寄稿文 投稿フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc7bnfuZOlRy0S9o9HmEGQWgdgT7TYJJIth4J3GaWHMgUPAzw/viewform?c=0&w=1

 特に参院選では、全国各地でそれぞれ色模様の異なる選挙戦が展開されたはずで、全国各地の一般市民の方々の、見た、聞いた、参加したという政治参加の体験・経験もおりまぜて、ふり返りのレポートをしていただけたら、と思います。

 また、自民党改憲草案について、まだまだ理解していない、という人がかなりいることも明らかになっています。

※国会発議「急ぐべきでない」半数 憲法改正テーマに緊急調査 (京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20160711000160

 抽象的な「改憲」の是非ではなく、今、問われているのは、具体的に示されている、自民党の改憲草案です。安倍総理は選挙の翌日には、「現行憲法を前文からすべて変えたい」と発言しました。ぜひ、現行憲法と自民党の改憲草案と、全部読み比べてください!

※【増補改訂版】『前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=169

 参院選で自公を筆頭とする改憲勢力に3分の2を許してしまったその結果として、改憲の発議が可能になり、国民投票に持ち込まれてしまうことになったのですから、私たちはこの選挙の記憶と改憲の問題をひとつながりで考えないわけにはいきません。時の流れは早く、しかも私たち日本人は非常に大きなものごとを次々と忘れてゆく癖があるので、なおのこと、参院選の記憶がまだ生々しいうちにふり返りつつ、目の前の「改憲」圧力を凝視しなくてはいけません。

 今回の選挙とその後の報道ではじめて「改憲」というテーマに気づいた、というのんびりした人も少なくありません。NHKを素朴に信じているような、のんびりした人たちにどうやってこの危機を伝えてゆくのか、ということも大事なテーマです。

 地域ごとの温度差もあるでしょう。視野を広げて、他地域の事情を知ることも意味があると思います。「改正」の圧力を凝視するとは、日頃はなかなか意識することがない憲法の価値や平和の大切さ、人権の意味を改めて意識することでもあると思います。

 ぜひ、さまざまな立場、世代、地域からご寄稿いただければと思います!長短は問いません!皆さまの声をお寄せください!よろしくお願いします!

※会員限定のロングバージョンはこちらからご覧ください!
http://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20160714 

※会員登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php