日刊IWJガイド・番組表【参院選まであと39日】「衆議院本会議で内閣不信任案が否決、本日18時より安倍総理が会見へ/高市早苗総務相を刑事告発した神戸学院大学教授・上脇博之氏への岩上さんによるインタビューを20時から配信!/高橋敬明記者が本日から再び熊本入り!」2016.6.1日号~No.1356号~


■■■ 日刊IWJガイド・番組表【参院選まであと39日】「衆議院本会議で内閣不信任案が否決、本日18時より安倍総理が会見へ/高市早苗総務相を刑事告発した神戸学院大学教授・上脇博之氏への岩上さんによるインタビューを20時から配信!/高橋敬明記者が本日から再び熊本入り!」2016.6.1日号~No.1356号~ ■■■
(2016.6.1 8時00分)

 【参院選まであと39日】おはようございます。IWJで主にテキスト関連の編集を担当している平山と申します。

 昨日5月31日午後、民進党、日本共産党、社民党、生活の党の野党4党が、内閣不信任決議案を衆議院に提出しました。野党は不信任案提出の理由として、「アベノミクスの失敗」の他、「安保法制の強行採決」「国民の声に耳を傾けない強権的な政治」などを列挙しました。

 その後、昨日夕方に行われた衆議院本会議で、自民・公明の両与党、さらにおおさか維新の会による反対多数で、不信任案は否決。今回の不信任案提出に関しては、野党であるはずのおおさか維新の会が「反対」に回ったことで、同党は野党の「第三極」という偽装の衣を脱ぎ捨て、自民・公明に寄り添う与党補完勢力であることが明らかになりました。またこれは、おおさか維新が「改憲勢力」としての立ち位置を改めて鮮明にしたということでもあります。

 本会議後、民進党の岡田克也代表は記者団に対し、「自民党とつながった政党であるとすれば、与党(の一部)とみなして、断固、戦っていく」と語りました。

※2016/05/31 民進党 岡田克也代表 内閣不信任案否決後の囲み取材
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/305301

 本日6月1日の国会閉会に際し、安倍総理は18時から記者会見を行う予定です。この会見で安倍総理は、8%から10%への消費税増税を3年後の2019年10月に再延期することを発表するとともに、夏の参議院選挙について、6月22日公示、7月10日投開票の日程で行うことを発表するものと見られています。

 IWJは、首相官邸に入ることができないために、総理会見を中継することはできませんが、テキスト化したものをTwitterで流しますので、どうぞそちらをご注目ください。

※IWJ_sokuhouアカウントはこちら
https://twitter.com/iwj_sokuhou

 改憲をかけた「天王山」である7月10日の投開票まで、とうとう40日を切りました。今日を含めて、残りわずか39日です。

 私は昨日、午前中は岸田文雄外務大臣の記者会見を取材するために外務省へ、午後は民進党の岡田克也代表の囲み会見を取材するために国会議事堂へと出向いたのですが、行き交う議員や秘書、官僚らの表情はいずれも険しく、すでに「選挙モード」に突入していることを実感させられました。

 さて、本日の日刊IWJガイドでは、参院選の話題だけでなく、自民党の高市早苗総務相に浮上している政治資金規正法違反疑惑や、東京地検特捜部が不起訴処分とすることを決めた甘利明・前経済再生担当相の動向、ここ連日行われている民進党の「サミット検証チーム」会合の取材報告など、盛りだくさんの内容でお届けします!

★本日の日刊IWJガイドは以下の内容でお届けします!

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■<★ニュース・フラッシュ!★>川崎市、ヘイトデモ主導者に公園使用を認めず/トランプ氏がオバマ大統領の広島訪問を批判/元プロ野球選手・清原和博被告に有罪判決
┠■<★本日の配信告知★>本日20時より、高市早苗総務大臣を刑事告発した、神戸学院大学・上脇博之教授への岩上さんによるインタビューを録画配信します!~ますます怪しい!1000万円近くの「闇ガネ」をめぐり食い違う高市大臣と会計責任者の「苦しい」弁明(城石エマ)
┠■<★取材報告★>安倍総理が「リーマン・ショック前の状況とは言っていない」とまたまた二転三転の驚愕の発言!焦点となっている「4枚の資料」に関して、岸田文雄外相、麻生太郎財務相の記者会見で質問!(平山茂樹)
┠■日本最大の闇「電通」で働く現役社員がIWJで内部告発!岩上さんのインタビューでダーティーマネーにまみれた東京五輪の舞台裏、メディアコントロールの構造を暴露!(原佑介)
┠■<★お知らせ★>高橋敬明記者が本日から再び熊本入り!参院選の野党統一候補である阿部広美氏へのインタビューも行います!(高橋敬明)
┠■<★お知らせ★>6月7日(火)、元外務省国際情報局長・孫崎享氏の講演会が開催されます!ぜひ、足をお運びください!(安道幹)
┠■わとはぷ~What happened today?(ぎぎまき)
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◆中継番組表◆

**2016.6.1 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch4】10:30~「民進党 サミット関連調査チーム 会合
議題『伊勢志摩サミットにおける「世界経済はリーマン・ショック前の状況」との安倍総理の説明資料について』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※伊勢志摩サミットにおける「世界経済はリーマン・ショック前の状況」との安倍総理の説明資料について、外務省、内閣府、財務省よりヒアリング。

【Ch3】 14:30~「原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※原子力規制委員会 田中俊一委員長による定例会見を中継します。

【録画配信・Ch4】16:00~「第39回 教科書を考えるシンポジウム 高校教科書で政治はどう学べるか」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※5月28日収録の、「子どもと教科書全国ネット21」ほかの呼びかけにより開催されたシンポジウムを録画配信します。

【Ch5】18:30~「ベグライテン 6月例会(公共哲学を学ぶ会)・グローバルな寡頭支配に抗する立憲デモクラシーの挑戦
講師:中野晃一氏(上智大学国際教養学部教授)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※「ベグライテン」、「ミシュカの森」主催(共催:上智大学哲学科)にて開催される講演会を中継します。講師は中野晃一氏(上智大学国際教養学部教授)。

【録画配信・Ch1】20:00~「高市早苗総務大臣の『925万円闇ガネ疑惑』に迫る―岩上安身による『政治資金オンブズマン』『落選運動を支援する会』共同代表・上脇博之神戸学院大学教授インタビュー」
UST視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※5月18日収録の、岩上安身による「政治資金オンブズマン」「落選運動を支援する会」共同代表・上脇博之神戸学院大学教授インタビューを録画配信します。

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◆中継番組表◆

**2016.6.2 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_KUMAMOTO1】16:00~「参院選・野党統一候補(熊本選挙区)阿部広美氏インタビュー(聞き手:IWJ記者・高橋敬明)」
UST視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=kumamoto1
※参院選・野党統一候補(熊本選挙区)阿部広美氏へIWJ高橋敬明記者がインタビューします。

【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見を中継します。

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 それでは城石エマ記者より、昨日の高市早苗総務相の定例会見に関する取材報告と、高市氏を刑事告発した神戸学院大学教授・上脇博之氏への岩上さんによるインタビューに関して、告知をしてもらいます!

■<★本日の配信告知★>本日20時より、高市早苗総務大臣を刑事告発した、神戸学院大学・上脇博之教授への岩上さんによるインタビューを録画配信します!~ますます怪しい!1000万円近くの「闇ガネ」をめぐり食い違う高市大臣と会計責任者の「苦しい」弁明

 おはようございます、記者の城石エマと申します。

 5月10日に市民団体「政治資金オンブズマン」が、高市早苗総務大臣らを政治資金規正法違反で刑事告発した件で、奈良地検は25日、告発の一部を受理しました。

 合計925万円もの報告漏れが発覚したうち、今回受理されたのは875万円についてです。この875万円は、2012年と2013年に自民党奈良県支部連合(県連)から、高市大臣が代表を務める自民党奈良県第2選挙区支部(第2選挙区支部)に交付されたはずでありながら、第2選挙区支部が収入として記載していなかったお金です。

 今回、奈良地検は受理しなかったものの、高市大臣はこの他にも、合計50万円の不記載金で告発されています。告発の全容については、ぜひ以下の記事をお読みください!

※【スクープ!】安倍内閣にまた「政治とカネ」高市早苗総務相に計925万円もの「闇ガネ」疑惑が浮上!同じく奈良選出の自民党・奥野信亮両衆議院議員と合わせて市民団体が刑事告発!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/301235

 今回受理された875万円について、告発の直後に私が第2選挙区支部の会計責任者である木下剛志氏を直撃電話取材すると、木下氏は「事務担当者の事務的なミスだった」と回答しました。

 いつもの「言い逃れ」のように、私の耳には聞こえていたのですが、告発が行われた後の5月18日、「政治資金オンブズマン」の共同代表を務める神戸学院大学の上脇博之教授に岩上さんがインタビューをした際、上脇教授はこの責任者の回答からボロボロと「不可思議な」「矛盾した」点をたくさん見出した、と答えました。さらに上脇教授は、「これは、予想以上に根が深い問題かもしれない…」とうなる場面も。

 矛盾が出てくるあたりが、「うっかりミス」でことを済まそうとする高市大臣側の弁明に「無理」があることを物語っています。やはり、これは「うっかりミス」などでは済ますことのできない「事情」があるのでしょう。その「事情」を、表に出て正々堂々と説明することができない、ということは、「闇ガネ」の可能性がますます疑われることになります。高市総務相は、事務担当者のミスに責任転嫁せず、自ら表に立ち、政治家としてこの問題についての説明責任を果たすべきでしょう。

 上脇教授を絶句させた会計責任者・木下氏の回答と、上脇教授によるその分析については、ぜひ、本日20時からチャンネル1番で配信する岩上さんのインタビューをご視聴ください!

【Ch.1はこちらから!】
http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1

 昨日は、そんな被告発人の張本人である、高市総務大臣の記者会見が行われました。刑事告発からすでに3週間近くが経つにも関わらず、これまでの定例記者会見で、ただの1社も高市大臣にこの告発について直撃している社はないという、衝撃的なまでの記者クラブメディアの体たらくぶり!皆さん、まだ記者クラブメディアに「幻想」をお持ちの方がいらっしゃると思いますが、この現実をしかと目を見開いて御覧になってください!IWJ以外、1社も、質問すらしようともしないのです!これが日本の記者クラブメディアの現実です!ここぞとばかりに、IWJが質問をぶつけてきました(告発後、何度も記者会見の参加を申し込んできましたが、院内開催が続き、入ることができずにいました)。

 「収入の不記載については『事務のミス』ということにされているようですが、支部長である高市大臣ご自身の責任についてどう考えていますか?」

 との質問に対し、高市大臣は、次のように答えました。

 「単純なミスではありましたが、二度とこういうことを繰り返さないように、『自民党奈良県連』には、振り込みをしたときには、その旨を書面で通知してほしい、とお話しました。事務的な改善をしながら、私たち(第2選挙区支部)もこれから、見落としがないように注意をしていこう、と話をいたしました」

※2016/05/31 高市早苗総務大臣 記者会見(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/305045

 あれあれあれ?不記載の原因を、振り込みを教えてくれなかった「自民県連」のせい、ということにしていますが、「事務担当者のミスだった」と言った木下さんの弁明とは明らかに食い違っていますよ、高市大臣!

 何より、「自身の責任は?」という質問(2回聞きました)に対して、「私の責任はかくかくしかじかです」という回答を全くしていません。

 うーん、合点がいかない。どう考えても、高市大臣は875万円もの収入について、故意に表沙汰にしないよう細工をし、それがバレてしまった今、自身の責任にならないように言い逃れを重ねている、のようにしか見えません。。。

 衆参同時選となれば、高市大臣(衆議院議員)自身も改選の身。「政治とカネ」の問題が世間に大きく知られるようになれば、自身の議員生命にも関わってきます。高市大臣にとっては、もっとも触れられたくないであろう問題だと思いますが、そうした権力者の行為や営みの事実を、自ら掘り起こしてでもお伝えするのがメディアの本当のお仕事だと思います。「停波」発言を口にしてしまえる大臣(もちろん暴挙です)に、他の記者クラブメディアはすっかり牙を抜かれた感がありますが、IWJはこれからもどんどんと突っ込んでいきたいと思います。

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 城石エマ記者でした!

■<★お知らせ★>高橋敬明記者が本日から再び熊本入り!参院選の野党統一候補である阿部広美氏へのインタビューも行います!

 おはようございます!IWJの高橋です。

 4月17日より熊本入りし、大分、鹿児島、福岡、佐賀、愛媛をまわり、5月5日、東京に戻ってまいりました。日刊ガイドでの報告が遅くなりまして申し訳ございませんでした。皆様のご支援のもと、様々な現場で取材を行い、そして必要とされている場所に支援物資を届けてまいりました。

 「取材だけじゃなくて支援物資も届けよう!」――

 これは、4月16日夜7時、IWJ代表の岩上さんから言われた一言でした。被災地の取材をするのに支援物資を届ける?何をおっしゃっているんだ?と、正直、ものすごく戸惑いました。

 報道で取材対象者に物品を配るのは厳禁。相手にモノを渡す代わりに答えてもらう。絶対あってはいけません。そう教え込まれてきました。『取材』と『支援』を両立させるなんて、考えたことすらありませんでした。

 しかし、被災地でそういう“常識”は、全く気にする必要のないことだと気付くのに、時間はたいしてかかりませんでした。

 4月17日夜9時半、熊本市内の月出小学校に設置された避難所を訪問。約1200人が集まっていました。レンタルしたワゴン車に詰め込んだ水やおにぎりやパン、チョコレート類、トイレットペーパーなどを持ち込みました。

 14日から、熊本市内は断水状態となっており、住民の皆さんはお風呂にも入れていない状況で、体がふけるウェットティッシュはとても喜ばれました。また、ガスも止まり、物流も止まっていたため、食料もとても助かると、感謝の言葉を頂きました。

 「今日が何日の何曜日なのか分からない。現実なのか何なのかも」

 避難所で指揮をとっていたPTA会長の言葉です。表情には疲労の色が濃く見られ、一言一言を振り絞るように心境を語って頂きました。

 支援物資を配り終わり、グランドに目を向けると、広い敷地に所狭しと並んだ車。今回の地震の特徴。それは余震の多さです。2度の大きな地震後も、止む気配のない余震を経験した皆さんは、「とにかく家の中にいるのが怖い」と、車中泊をする人々が市内の至る所にいました。

 私たちが、その後向かったのは、指定”外”の避難所でした。自主的に駐車場や公園などに避難していた車中泊の方々や、自力ではなかなか動くことができず、支援が届きにくい障がい者支援施設や高齢者の自宅など。支援物資を直接届け、取材も行っていきました。

 そして実感したのは、『取材』と『支援』は両立できる、ということです。

 そもそも被災し、ただでさえ苦しい状況に、土足でズカズカと上がり込み、カメラを向けること自体、ストレスや不快感を与えてしまいます。そのことを、メディア業界の人間はとかく忘れがちです。「忘れようとしている」「忘れないと仕事にならない」が、実態に近いかもしれません。あくまでも、私たちは取材させて“もらっている”のだ、ということを、今回改めて学び直しました。

 そうした姿勢で接すると、被災者の方々も、心を開いて話してくださいます。今、本当に必要としているものは何なのか、face to faceで対話し、必要に応じて支援の物資を配っていく。私自身、「取材と支援の両立」は心地の良い“非常識”(あくまでも現在のメディア業界の常識から見れば「非常識」という意味です。岩上さんに言わせれば、話が逆で、既存メディアこそ無礼で非常識、ということになります。若い頃から、既存のメディアの世界で仕事をしてきたときから、岩上さんはおかしいと思い、一人で自分のできることを続けてきた、といいます)だと、気持ちが変わっていきました。

 そして、地震から1カ月半。いま、被災地はどうなっているのでしょうか。

 ほとんどのメディアが引き上げた今、”声”が埋もれてしまっていないでしょうか。

 今日から3日間、南阿蘇村や益城町など、特に被害が大きかった地区へ行って参ります。皆さんからたくさんのご支援を頂き、集まったお金を、より有効に活用させていただくためにはどうするのがいいのかを判断するための再訪問です。

 1カ月以上が経ち、状況も変わっていると思います。いま、現地では「何」を必要としているか。しっかりと見極め、現地からの報告もバンバンやっていきます!

 また、参議院選、熊本選挙区の野党統一候補・阿部広美氏へもインタビューを行う予定です。動画やツイッターでの情報発信にご注目頂ければと思います。

 それでは行って参ります!

■<★お知らせ★>6月7日(火)、元外務省国際情報局長・孫崎享氏の講演会が開催されます!ぜひ、足をお運びください!

 おはようございます。IWJで現場中継とテキスト作成を担当している安(あん)と申します。

 元外務省国際情報局長・孫崎享氏の講演会のお知らせです。今年3月に上梓された著書『小説 外務省II~陰謀渦巻く中東』に関して、孫崎氏が6月7日に東京の八重洲ブックセンターで講演会を行います。お時間のある方は、ぜひお越しください!

 本書の主人公は、1977年生まれの外交官・西京寺大介。尖閣諸島の領有権問題に「日中の棚上げ合意」があるという「真実」を指摘したことで、イラン大使館に「左遷」された西京寺ですが、テヘランではイランの核開発合意やISの日本人人質解放に向けて活躍します。本書では他にも、CIAのエージェントが繰り広げる苛烈な情報戦が生々しく描かれ、“世界の火薬庫・中東”を巡るアメリカの暗躍とそれに隷従する日本外交の無為無策を炙り出しています。

 体裁はあくまで小説ですが、本の中に出てくる話はおおむね実話をもとにしたもので、インテリジェンスの第一線で活躍された孫崎氏だからこそ知っている、世界中の「真実」が数多く紹介されています。IWJでも、本書の刊行を記念し、岩上さんが孫崎氏にインタビューしていますので、そちらもぜひご覧いただければと思います!

※2016/03/21 『小説 外務省II~陰謀渦巻く中東』刊行企画! 岩上安身による元外務省 国際情報局長孫崎享氏インタビュー(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/292847

 今回の講演会では、本書が提示している外務省の「対米従属路線」の危うさを踏まえつつ、アメリカ大統領選挙における「トランプ現象」、参院選における野党共闘の行方が今後の日本に与える影響、2020年の東京オリンピックに向けて懸念される日本を標的としたテロのリスク等について、孫崎氏がお話される予定とのことです。

 講演会の詳細については、以下をご覧ください。皆さんのカレンダーに是非、予定を書き込んでおいてください!!

―孫崎先生講演会概要―

【日時】2016年6月7日(火) 19:00~(開場18:30)
【場所】八重洲ブックセンター本店 8階ギャラリー(東京都中央区八重洲2−5−1)
※講演会終了後、サイン会を実施いたします。
(お持ち込みの本・色紙・グッズなどへのサインはできません)

【参加方法】

●参加定員:80名(申し込み先着順)※定員になり次第、締め切らせていただきます
●申込方法:1階カウンターにてお申し込みください。整理券を差し上げます。
また、お電話によるお申込みも承ります。TEL:03-3281-8201
(整理券1枚につき、お一人のご入場とさせていただきます。)
●参加費:500円
イベント当日会場入口にて整理券をご呈示の上、参加費をお支払いください。
※お預かりした個人情報(氏名・電話番号)は、お申し込みのイベントが中止、もしくは日時が変更になった場合のご連絡のみに使用いたします。

 本日の日刊IWJガイドのフルバージョンはこちらからご覧ください。
http://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20160601

 それでは今日も1日、よろしくお願いします!

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/