┏━━【目次】━━━━
┠■はじめに~<スクープ!>マドゥロ大統領拘束の根拠とされた麻薬犯罪組織「太陽のカルテル」をつくったのはCIAだった! 独立系メディア『グレイゾーン』を主宰するマックス・ブルメンタール氏が、CIAがベネズエラ国境警備隊を訓練して創設したのが「太陽のカルテル」だと解説、麻薬密輸はCIAの「秘密作戦資金調達目的」だった!?
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┠■1月は9日までに14万6000円、月間目標額の4.2%をいただいています。あと95.8%、335万4000円が必要です! 真実を伝えていく活動を続けていくためには、皆様の有料会員登録と、ご寄付・カンパによる皆様からのご支援が必要です! 2026年も、どうぞ皆様、お支えください! よろしくお願いいたします!
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┠■【中継番組表】
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┠■「ディープステート」の言いなりとなったトランプ! 無法者国家の正体を露わにした米国の次の標的は、姉妹国キューバか!? キューバから亡命した移民出身のマルコ・ルビオ国務長官は、私怨をまじえて、「次のターゲットはキューバになる可能性がある」と明言! 米国のベネズエラ攻撃とマドゥロ大統領拉致誘拐に中南米諸国は怒っている! キューバのディアス=カネル大統領は「国家テロ行為」と糾弾! キューバ青年同盟(UJC)のアドリアナ・アモレス書記長は「ベネズエラの主権は、私達の主権と不可分です」! 次の攻撃を名指しされたコロンビアのグスタボ・ペトロ大統領は「違法だ」!
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■はじめに~<スクープ!>マドゥロ大統領拘束の根拠とされた麻薬犯罪組織「太陽のカルテル」をつくったのはCIAだった! 独立系メディア『グレイゾーン』を主宰するマックス・ブルメンタール氏が、CIAがベネズエラ国境警備隊を訓練して創設したのが「太陽のカルテル」だと解説、麻薬密輸はCIAの「秘密作戦資金調達目的」だった!?
1月3日、ベネズエラのマドゥロ大統領夫妻が、米統合軍と米司法省によって拉致・誘拐され、ニューヨークの麻薬取締局(DEA)に突き出されました。
米司法省が5日に公開した、マドゥロ大統領夫妻らに対する起訴状は、「はじめに」、「被告ら」、「麻薬テロ組織 ――被告らと提携して活動する麻薬テロ組織」、「被告らの腐敗した麻薬取引と麻薬テロ組織とのつながり」、「被告らの麻薬密売及び麻薬テロリズム共謀を推進するための明白な行為」、「法定の起因 第1項(麻薬テロリズム陰謀)」、「第2項」、「第3項(機関銃及び破壊装置の所持)」、「第3項(機関銃及び破壊装置の所持に関する共謀)」、「第4項(機関銃及び破壊装置の所持に関する共謀)」、「没収の主張」、「代替資産規定」という12の大項目と、それぞれの大項目に含まれる39の小項目からなります。
「はじめに」の第1項は、「1. 25年以上にわたり、ベネズエラの指導者達は公的信頼の地位を濫用し、かつては正当な機関であった組織を腐敗させ、米国へ大量のコカインを密輸してきた」とあります。
第2項では、マドゥロ氏が「腐敗」の頂点にあり、共謀者らとともに「数千トンものコカインを米国へ輸送」してきた、とされています。マドゥロ氏は外務大臣時代から、麻薬密売人を使ってメキシコからベネズエラへ麻薬収益を還流させる資金洗浄業者の活動を助けた、ともあります。
第3項では、麻薬密売や違法活動を保護・助長することで収賄を得て、私腹を肥やしてきた複数の高官の名前が示されています。その中には、マドゥロ氏の息子ニコラス・エルネスト・マドゥロ・ゲラ氏を含む名前もあります。
第4項では、マドゥロ氏を含む「ベネズエラ当局者」らが、「麻薬テロリスト」であるコロンビア革命軍(FARC)、トレ・デ・アラグア(「TdA」)と連携して、「米国へ数トンのコカインを流通させてきた」、とされています。
「被告ら」は第5項から第10項からなり、ニコラス・マドゥロ・モロス氏、ディオスダド・カベジョ・ロンドン氏、ラモン・ロドリゲス・チャシン氏、シリア・アデラ・フローレス・デ・マドゥロ氏(マドゥロ氏の妻)、ニコラス・エルネスト・マドゥロ・ゲラ(マドゥロ氏の息子)、ヘクター・ラスセンフォード・ゲレーロ・フローレス(TdAのリーダー)の経歴が列挙されています。
「麻薬テロ組織、被告らと提携して活動する麻薬テロ組織」は第11項から第15項からなり、FARC(1997年頃に米国務省が外国テロ組織「FTO」に指定 )、ELN(1997年頃「FTO」指定 )、シナロア・カルテル(2025年「FTO」指定)、カルテル・デル・ノルエステ「CDN」(旧名ゼータス、2025年「FTO」指定)、TdA(2025年「FTO」指定)という、5つの麻薬テロ組織の概要を説明しています。
「被告らの腐敗した麻薬取引と麻薬テロ組織とのつながり」の第16項には、「太陽のカルテル」の名前が出てきます。「太陽のカルテル」の名称は、「ベネズエラ軍高官の制服に付けられた太陽の徽章に由来する」と説明されています。
「16. 被告ニコラス・マドゥロ・モロスは、(前大統領チャベスと同様)麻薬取引及びその共犯者である麻薬密売人の保護を通じて、ベネズエラの有力エリート層が私腹を肥やす腐敗文化に加担し、これを永続させ、庇護している。この違法活動の利益は、一般市民、軍人、情報機関職員といった腐敗した組織の末端メンバーに流れ込む。彼らは、頂点に立つ者達(ベネズエラ軍高官の制服に付けられた太陽の徽章に由来する『太陽のカルテル』と呼ばれる組織)が運営する恩顧制度の中で活動している」
つまり、「太陽のカルテル」は、第11項から第15項で示された麻薬テロ組織の頂点に立ち、その違法活動で私腹を肥やしてきたと、一方的に難癖をつけられているマドゥロ氏が率いてきたベネズエラの政権高官や政府高官を含む有力エリート層そのもののことを指す言葉です。エリート層のどこからどこまでが、組織犯罪としてのメンバーだったのか、その組織の実態はどのようなものだったのか、証拠だてられておらず、不明なままです。
たとえば、ウクライナのゼレンスキー氏の側近達の汚職グループに対する捜査では、アジトにしていた部屋を中心に、のべ1000日間におよぶ盗聴が行われ、証拠となる会話が録音されていますが、そのような決定的で確実な証拠は見当たりません。
本当に捜査が行われたかどうかも怪しく感じられます。
また、実際、他国を刑事捜査するとは、他国の政治主権を脅かすことになるので、現実的ではなく、強行すれば、それは違法捜査です。
第17項から第20項では、ベネズエラの麻薬密売、コカイン密輸の概要と「太陽のカルテル」(太陽のカルテルという名前は使わず、被告人の名前が示されている)の関与が示されています。
「被告らの麻薬密売及び麻薬テロリズム共謀を推進するための明白な行為」は第21項で、マドゥロ氏ら被告各人と、麻薬テロ組織の関係が示されています。
「法定の起因 第1項(麻薬テロリズム陰謀)」、「第2項」、「第3項(機関銃及び破壊装置の所持)」、「第3項(機関銃及び破壊装置の所持に関する共謀)」、「第4項(機関銃及び破壊装置の所持に関する共謀)」は第22項から35項を含み、それぞれの被告人が違反した合衆国法典の該当条項が示されています。
※SEALED SUPERSEDING INDICTMENT, S4 11 Cr.205 (AKH) (U.S. Department of Justice、2026年1月3日)
https://www.justice.gov/opa/media/1422326/dl
マドゥロ大統領夫妻らに対する起訴状を読むと、FARC、ELN、シナロア・カルテル、CDN、TdAといった、外国テロ組織「FTO」に指定されている5つの麻薬テロ組織を支援してきた「太陽のカルテル」のリーダーであることが容疑の鍵となっています。
しかし、上述の通り、「太陽のカルテル」とは、麻薬取引の賄賂で政府高官や軍関係者が私腹を肥やしてきたと、ざっくりと「認定」しているだけで、個々の証拠も、組織としての輪郭も実態も不明確です。
「太陽のカルテル」という名前は、1993年、麻薬密売犯罪の調査に関連してベネズエラのメディアなどで最初に使用されたとされます。その後、俗称として定着し、米国政府も正式な名称として採用するようになりました。
もっとも、軍の「太陽」の徽章を理由に、「太陽のカルテル」が「実在する」とされるのは、自衛隊幹部の制服に「日の丸」の徽章があるからといって、「日の丸カルテル」が「実在する」と言われるような、「言いがかり」を感じます。
※Cartel of the Suns(Insight Crime、2026年1月8日閲覧)
https://insightcrime.org/venezuela-organized-crime-news/cartel-de-los-soles-profile/
米国では、実在するかどうかもはっきりしない「太陽のカルテル」を、CIAレベルだけでなく、米財務省までもが、昨年7月、特別指定国際テロ組織に指定しています。
「本日、米国財務省外国資産管理局(OFAC)は、カルテル・デ・ロス・ソレス (太陽のカルテル)を特別指定国際テロ組織に指定した。
『太陽のカルテル』は、ニコラス・マドゥロ・モロスをはじめとするマドゥロ政権のベネズエラ人高官が率いる、ベネズエラを拠点とする犯罪組織である。同組織は、米国の平和と安全を脅かす外国のテロ組織、具体的にはトレン・デ・アラグア・カルテルとシナロア・カルテルに物質的支援を提供している」
※Treasury Sanctions Venezuelan Cartel Headed by Maduro(U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY, 2025年7月25日)
https://home.treasury.gov/news/press-releases/sb0207
このように、米国は国家ぐるみで、ベネズエラのマドゥロ政権と軍を含む各官僚組織のトップが「太陽のカルテル」のメンバーであると、決めつけています。しかし、当たり前のことですが、法廷で争うためには(法廷で争うこと自体、問題があると思いますが)、「太陽のカルテル」の実在を証明する必要があります。
実は、米国はマドゥロ夫妻を「太陽のカルテル」の首謀者として連行し、起訴しておきながら、起訴状を差し替えています!
『ニューヨーク・タイムズ』は、元々の起訴状(2020年)では「太陽のカルテル」に32回言及していたが、3日に差し替えて公開された新しい起訴状は、「太陽のカルテル」に2回しか言及していない、と指摘し、検察は「太陽のカルテル」が実在の組織であるという主張を放棄したのだろうと、分析しています。
架空の組織の、架空の非合法活動の物語をでっち上げられて、小国が超大国から爆撃され、軍事的な脅しのもと、国家元首を拉致されても、文句も言えない、しかも、国家を運営するのは我々だ、地下資源も我々のものだと、その超大国指導者に言われても、戦力の差が歴然としていて、はね返せない、とは、どれだけクレージーな話なのか、と思います。
※Justice Dept. Drops Claim That Venezuela’s ‘Cartel de los Soles’ Is an Actual Group(The New York Times, 2025年1月5日)
https://www.nytimes.com/2026/01/05/us/trump-venezuela-drug-cartel-de-los-soles.html
独立系メディア『グレイゾーン』を主宰するマックス・ブルメンタール氏は1月7日、「太陽のカルテル」の「正体」を暴く、衝撃的な告発を発表しました。「太陽のカルテルは、実在の犯罪シンジケートとして存在するどころか、CIAによって文字通り設立され、アメリカの都市部へのコカイン密輸のために作られた」と、『X』に投稿しました。
※Max Blumenthal@MaxBlumenthal(午前4:30・2026年1月7日)
https://x.com/MaxBlumenthal/status/2008622142901154167
投稿には、1993年に放映された『60ミニッツ』の報道の切り抜きが添付されています。
※Max Blumenthal@MaxBlumenthal(午後1:06・2025年9月10日)
https://x.com/MaxBlumenthal/status/1965628033395573028
ブルメンタール氏は、Xへの投稿の前日の1月6日、『グレイゾーン』に、「司法省によるマドゥロ大統領への政治的起訴の背後には、CIAが作り上げた『ネットワーク』と強制的に招集されたスター証人がいる」という記事を投稿しました。
ブルメンタール氏は、司法省の起訴状について「マドゥロ大統領とフローレス大統領夫人が「数千トンのコカインを米国へ密輸する」共謀を行ったと非難している」が、証人に圧力をかけて「強制的に聞き出した(信頼性の低い)証言」に強く依拠しており、恣意的な容疑になっていると指摘しています。
また、「機関銃所持」に関する容疑については、「銃を愛する何十万人もの米国人に容易に適用できる、笑止千万な犯罪」だと切り捨てています。
起訴状では「太陽のカルテル」の重要人物とされていた、ベネズエラの元将軍ウーゴ・「ポヨ」・カルバハルの証言が採用されています。ブルメンタール氏は、カルバハルは、有罪判決を受けた麻薬密売人であり、「マドゥロに不利な証言と引き換えに、自身の刑期を短縮するという秘密の取り引きを米国の検察と結んだ」と指摘し、カルバハルの証言が逆に「CIAが米国の都市に麻薬を密輸するために設立したという事実」を明らかにするだろうと予測しています。
※Behind the DOJ’s politicized indictment of Maduro: a CIA-created ‘network’ and coerced star witness
The US Department of Justice indictment of Venezuela’s kidnapped leader, Nicolas Maduro, is a political rant that relies heavily on coerced testimony from an unreliable witness(The Grayzone, 2026年1月6日)
https://thegrayzone.substack.com/p/behind-the-dojs-politicized-indictment
以下に、ブルメンタール氏が、「太陽のカルテル」について記述している記事「CIAによって創設され、司法省によって武器化された」の中から、重要な箇所を抽出し、仮訳します。
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IWJ代表の岩上安身です。
12月は1日から31日までの31日間で、月間目標額の38%に相当する134万1570円のご寄付・カンパをいただきました。
ご支援くださった方々、誠に、ありがとうございます!
しかし、月間目標額の350万円には、62%、215万8430円が足りないという結果になりました!
1月は、1日から9日までの9日間で、月間目標額の4.2%に相当する14万6000円のご寄付・カンパをいただきました。誠にありがとうございます。
第16期がスタートして以降、ご寄付・カンパによるご支援は、月間目標額350万円に対し、8月は16%、9月は14%、10月は33%、11月は55%、12月は38%にとどまりました。これで5ヶ月連続、目標未達となってしまいました!
安定的な活動のための資金が、IWJは不足しています。財政的には厳しい状況が続いており、真実を伝えていく活動の困難を、痛感しています!
2010年12月1日にIWJを設立してから、15年が経過いたしました。
この15年の間に、インタビュー用の撮影機材や、取材用の撮影機材、動画編集用のPCやソフトなど、IWJ設立当初にそろえた機器類は、こぞって、経年劣化の時期を迎えています。
特に問題なのは、マイクロソフト社が、昨年10月をもってウィンドウズ10のサポートを終了したことです。
現行のウィンドウズ11では、現在「岩上安身インタビュー」で使用している動画カメラの記録フォーマット(映像や音声データの記録の規格)が対応していないため、音声が再生されないことがわかっています。
昨年10月以降、社内のPCはすべて、セキュリティ面でのリスクを避けるために、ウィンドウズ11への移行を済ませました。
動画班が動画編集に使っているPCも、ウィンドウズ11へ移行した上で、いくつかの裏技的な方法を使い、何とかインタビューの編集を続けているのですが、現実として、複数台のカメラを使って収録したインタビューのデータのうち、何台かの音声が再生されない、映像と音声で、まったく違うところが再生される、動画編集ソフトがフリーズし、動かなくなってしまう、などの現象が頻発しています。
インタビューでは3台のカメラを同時に使っていますが、これらの撮影機材を、現在主流の記録フォーマットを使うカメラに買い替えるには、およそ180万円ほどがかかるという見積もりが出ています。
さらに加えて、15年が経過した社内では、電話機やパソコンなどが一斉に耐用年数の限界を迎え、電話の不通やメールの不達が起きたり、排水管の老朽化で、2つある社内のトイレの一つが使えなくなるなど、2025年はトラブル続きの1年でもありました。現在も、複数台ある電話は、1台しか使えない状態となっています。
16年目を迎えたIWJは、日々のランニングコストに加え、こうしたハード面、設備面、ソフト面でも、新たな設備投資の必要性を痛感しています。
どうぞ皆様、緊急のご支援のほど、よろしくお願いいたします!
岩上安身 拝
※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!
みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
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IWJホームページからも、お振り込みいただけます。
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◆中継番組表◆
**2026.1.9 Fri.**
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◆中継番組表◆
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年末にお送りした【IWJ号外】の「2025年年末年始特別フルオープン記事のご案内」でご確認ください。
2014年ユーロマイダン・クーデター当時の、岩上安身のインタビューやIWJによる取材を特別フルオープンにしています。12年前からウクライナ危機の真相を伝えてきた岩上安身とIWJの渾身の報道をこの機会にぜひ御覧ください。
2025年に岩上安身が行った、元OSCE職員であるブノワ・パレ氏へのインタビューも特別公開中です。
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1月3日の米国によるベネズエラ攻撃とマドゥロ大統領夫妻らの拉致誘拐について、中南米諸国は怒りを露わにしています。
ベネズエラと「姉妹国」と自認し、ベネズエラのマドゥロ大統領の警護隊として、自国軍兵士を送り込み、32人の犠牲者を出したキューバは、1月3日、即座に政府声明を出しました。
この「米国によるベネズエラへの卑劣な侵略に対するキューバの断固たる非難と、姉妹国に対する全面的な支持」と題する声明の中で、キューバ政府は、こう述べています。
「革命政府は、米国によるベネズエラに対する軍事侵略を、最も強い言葉をもって断固として非難すると同時に、姉妹国であるボリバル共和国(ベネズエラのこと)およびその政府に対するキューバの全面的な支持と連帯を、改めて明確かつ断固として表明する。
革命政府は、デルシー・ロドリゲス副大統領(執行副大統領)の演説を支持し、また、合衆国政府に対し、憲法上の正統な大統領ニコラス・マドゥロ・モロスおよび同志シリア・フローレスの生存確認を示すよう求める彼女の要求を支持する。
同時に、侵略を拒絶し、独立と主権を守り抜こうとするボリバル革命・チャベス主義(※)政府とその人民の決意を全面的に支持する。
この卑劣な米国の侵略は、犯罪的行為であり、国際法および国連憲章に明白に違反するものである。
それは、長年にわたり、米国が姉妹国ベネズエラに対して続けてきた戦争キャンペーンの危険なエスカレーションであり、2025年9月以降、虚偽の口実と何ら証拠を伴わない、根拠なき非難の下で、カリブ海における攻撃的な海軍展開によって一層激化してきたものである。
キューバは、米国当局に対し、大統領ニコラス・マドゥロ・モロスおよび同志シリア・フローレスの即時解放を、強く、断固として要求する。
これは、支配を目的とした、むき出しの帝国主義的かつファシズム的侵略であり、モンロー主義に根差した『我らのアメリカ(ヌエストラ・アメリカ)(※)』に対する米国の覇権的野心を再現しようとするものである。
その狙いは、ベネズエラおよび地域全体の天然資源への無制限なアクセスと支配を確保することにある。
また、ラテンアメリカおよびカリブの諸政府を威嚇し、踏みにじろうとするものでもある。(中略)
この姉妹国とその人民のために、我々は、キューバのためと同様、自らの血を流すことさえ辞さない覚悟である。
革命政府は、世界中のすべての政府、議会、社会運動、そして諸人民に対し、米国によるベネズエラへの軍事侵略を非難し、国際平和と安全を脅かし、世界全体、とりわけラテンアメリカおよびカリブにおいて、米国帝国主義による新たな支配のドクトリンを押し付けようとする、この国家テロ行為に立ち向かうよう呼びかける。
この地域のすべての国々は、警戒を怠ってはならない。
脅威は、すべての国の上に垂れ下がっている。
キューバにおいて、我々の闘争の決意は揺るぎなく、不屈である。選択はただ一つ──
祖国か、死か。
勝利あるのみ!」
(※)ボリバル革命およびチャベス主義は、1999年にベネズエラの大統領となったウゴ・チャベス(1999-2013)政権が推進した政策。独立の志士シモン・ボリバルらの思想を具現化するとされる。
従来の新自由主義的経済改革から転換し、「大きな政府」推進の立場から進められた。貧困撲滅、社会正義、政治・経済・社会面での平等、地域統合などを強く説き、一部で社会主義的な側面も帯びつつ、独自の理論と思想にもとづき構築された。「革命」と名付けられたものの、武力闘争ではなく、選挙を通じた民主主義の名のもとに行われている点で、それまでのラテンアメリカの革命と異なる。
(※)「ヌエストラ・アメリカ (Nuestra America)」は、スペイン語で「我らがアメリカ」を意味する。キューバ人の著作家、革命家のホセ・マルティ(1853-1895)の哲学的・政治的評論のタイトル。スペイン語圏のラテンアメリカを「我らがアメリカ(ヌエストラ・アメリカ)」と呼び、北米の「もう一つのアメリカ(合衆国)」からの精神的・政治的自立を訴えた。主にラテンアメリカの知識人や政治家が、連帯を呼びかける文脈で使われる。
※Condena energica de Cuba ante cobarde agresion de EEUU contra Venezuela y absoluto respaldo a esa nacion hermana. Declaracion del Gobierno Revolucionario(キューバ外務省、2026年1月3日)
https://misiones.cubaminrex.cu/es/articulo/condena-energica-de-cuba-ante-cobarde-agresion-de-eeuu-contra-venezuela-y-absoluto-14
さらに、3日には、ホセ・マルティ(キューバ独立運動の指導者)反帝国主義トリブナ(トリブナは国家的・象徴的演説の場)で抗議集会が行われました。
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