日刊IWJガイド・非会員版「本日から8月、第15期の始まりです! 再入院した岩上安身は昨日退院! 再々入院を避けるべく、ハードワークを控えてしばらく慣らし運転!」2024.8.1号~No.4292


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■はじめに~7月27日に再入院した岩上安身は昨日(31日)午後に退院しました。ご心配をおかけしたこと、おわび申し上げます。再々入を避けるべく、医師の指示に従い、当面、深夜までのハードワークは控えて、しばらく慣らし運転します! 多くの励まし、ご支援を、ありがとうございました!

■本日から8月です! 7月は30日までで、ご寄付・カンパが371万6700円と、目標額の93%! 今期第14期は、8ヶ月連続で目標未達、累積の赤字額は約1260万円。他方で、「IWJしか報じていない情報」が、増えてきています! どうか財政難のIWJが、独立メディアとして報道・言論活動を継続できるよう、皆さまのご支援をよろしくお願い申し上げます!

■「どうかくれぐれもお大事になさってください。胸中お察ししますが、今はご自分の体調を第一にされますように」再入院のお知らせを受けて、温かみの伝わるお叱りもいただきました。ご心配をおかけして申し訳ありません。岩上安身の健康にお気遣いいただき誠にありがとうございます! 皆さまからの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします!

■【中継番組表】

■何のことはない! トランプ氏もハリス氏もイスラエルべったり! イスラエルのネタニヤフ首相の議会演説を欠席するなど、一定の距離を見せていたハリス副大統領のスタンスは、まったくバイデン大統領と変わらない! トランプ氏に至っては、ネタニヤフ首相の立場に100%立って、ハリス氏を無礼だと批判し、ハマスとの和平を進める気などさらさらない! 日本も、他の国々と同じくキリスト教シオニズムに染まった米国と、異なる平和の道を歩む準備をすべきだ!

■『ザ・ヒル』が29日時点で91の世論調査の平均を集計した調査では、トランプ氏の支持率が48.0%、ハリス氏の支持が46.3%! 分散型予測市場プラットフォーム「ポリマーケット」では、トランプ氏が勝つ確率59%、ハリス氏が勝つ確率39%! 次のテレビ討論会が、いつ、どのような形で行われるのかが、今後の最大の注目点の一つ !

■7月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は、自民党裏金問題について、2024年4月5日収録の「岩上安身による神戸学院大学法学部・上脇博之教授インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行しました! ぜひ『まぐまぐ』からご登録ください!! IWJのサポート会員になれば、IWJサイトでバックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員にご登録を!!
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■はじめに~7月27日に再入院した岩上安身は昨日(31日)午後に退院しました。ご心配をおかけしたこと、おわび申し上げます。再々入を避けるべく、医師の指示に従い、当面、深夜までのハードワークは控えて、しばらく慣らし運転します! 多くの励まし、ご支援を、ありがとうございました!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 IWJの代表であり、この『日刊IWJガイド』の編集長で、フィニッシャーでもある岩上安身は、7月27日に再入院していましたが、治療と静養の甲斐があって、症状は好転し、急低下していた血圧も正常値の範囲に戻り、めまい、下痢、気分の悪さなどの症状や変化がなくなり、退院が可能だという医師の判断で、昨日の午後に退院しました。

 皆さまには、大変お騒がせして、ご迷惑をおかけしました。お詫びと、数々の励ましをいただいたこと、感謝を申し上げます。ありがとうございます。

 退院後は、再々入院とならないように、血圧を見ながら、慎重に降圧剤を再開していくことになります。

 そして、ハードワークに、すぐ戻らないようにとの、医師の忠告を厳守します。

 当面、慣らし運転をして、深夜に及ぶハードワークはやめて、半分の労働量にします。

 睡眠不足、運動不足、暴飲暴食、メタボと並んで、退院直後のハードワークは、「胃腸だけでなく、血圧や心臓の観点からも、危険」だと言われています。

 このため、本日の日刊IWJガイドも、簡易版とさせていただきます。どうぞ、ご了承ください。

■本日から8月です! 7月は30日までで、ご寄付・カンパが371万6700円と、目標額の93%! 今期第14期は、8ヶ月連続で目標未達、累積の赤字額は約1260万円。他方で、「IWJしか報じていない情報」が、増えてきています! どうか財政難のIWJが、独立メディアとして報道・言論活動を継続できるよう、皆さまのご支援をよろしくお願い申し上げます!

 いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。

 本日から8月。IWJ第15期の始まりです。

 27日に、急激な血圧低下と、起立性のめまいとに襲われ、再入院していた岩上安身は、症状が好転し、血圧の急変や、めまい、気分の悪さなどの症状や変化がなくなり、退院が可能だとの医師の判断で、昨日の午後に退院しました。

 再々入院を避けるため、当面、深夜に及ぶハードワークは避けて、しばらく慣らし運転していきます。

 このピンチの中、7月は1日から30日までの30日間で、157件、371万6700円のご寄付・カンパをいただきました。ご寄付をくださった皆さま、本当にありがとうございます。これは、月間の目標額400万円の93%という達成率です。

 6月のご寄付・カンパが目標額に到達できなかったことで、今期第14期、IWJへのご寄付・カンパは、11月から6月まで、8ヶ月連続で目標金額に到達しませんでした。この8ヶ月間の不足額の合計は、1260万8589円です。零細な企業であるIWJにとって、非常に厳しい赤字額です! 財源不足は深刻な上にも深刻で、IWJは、本当にこの先、独立メディアとして活動できなくなってしまう可能性が出てきました。

 今月こそ、なんとか月間目標額の400万円に届きますよう、また、できれば目標額以上のご支援をいただき、目標不足分を、期末の7月末までに補い、収支がマイナスにならないよう、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!

 6月末現在、IWJ会員の総数は2329人、このうちサポート会員の方は869人でした。ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
(会員登録済みの方)https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
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※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうぞ、皆さま、権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えする独立メディアIWJの存在意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 よろしくお願いします!

 岩上安身拝

■「どうかくれぐれもお大事になさってください。胸中お察ししますが、今はご自分の体調を第一にされますように」再入院のお知らせを受けて、温かみの伝わるお叱りもいただきました。ご心配をおかけして申し訳ありません。岩上安身の健康にお気遣いいただき誠にありがとうございます! 皆さまからの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします!

 岩上安身の健康状態をご心配いただいた皆さまから、応援・激励のメッセージをいただきました。ありがとうございます! ここに感謝を込めてご紹介させていただき、岩上安身がご回答させていただきます!

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岩上様

 どうかくれぐれもお大事になさってください。胸中お察ししますが、今はご自分の体調を第一にされますように。

 いつも貴重な情報配信ありがとうございます。岩上代表の体調不良で、スタッフの皆さまは大変ご心配のこととお察しいたします。一読者として代表の快復を祈っております。

 引き続きIWJの忖度のない情報に期待しています。

平川 宏 様

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平川 宏 様

 こちらこそ、いつも応援していただき、ありがとうございます!

 腹膜炎になったら、「死に至る病」となる頑固な便秘の恐さ(市販薬の下剤では重い場合、効かない!)。

 その引き金となったか、あるいはその結果なのか、意識すら危うくなる危険な脱水症状。

 一度、下剤を飲んで下し始めたら、糖尿病などで自律神経がおかしくなっている時には放っておいても自力で通常便へ回復せず、悪い下痢のトンネルに入りこむことに。

 そして再び、下痢のためにいくら水を飲んでも吸収せず、脱水症状になり、めまいで立てなくなる、という繰り返し。

 こんなことが我が身に起こるということは、これまでの経験上なく、近年、50代半、そして60代に入ってから、人生で初体験の「フレッシュ」な初体験の連続です。まるで、第2の思春期のようでもあります。

 こういう変化を、驚いたり、楽しんだりして、伝える人はあまりいなかったと思いますので、なるべく今後、ポジティブにとらえて、書きつらねていこうと思います。

 自分達の外部、世界、社会で起きていることをリアルに、お伝えするとともに、21世紀の第2四半期に入るという時代にあって、自分自身の肉体の下り坂をゆっくりおりながら、遭遇するひとつひとつの「初体験」を新鮮に味わいつつ、皆さまの参考となるように、これもリアルにお伝えしたいと思います。

 今後とも、どうぞIWJと岩上安身への応援と、ご支援をよろしくお願いします。

 岩上安身 拝

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◆中継番組表◆

**2024.8.1 Thu.**

調整中

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◆中継番組表◆

**2024.8.2 Fri.**

【IWJ・エリアCh5・東京】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach5

 「キンパチデモ実行委員会」主催の原発反対八王子行動を中継します。これまでIWJが報じてきたキンパチデモ実行委員会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kinpachi-demo-executive-committee

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■何のことはない! トランプ氏もハリス氏もイスラエルべったり! イスラエルのネタニヤフ首相の議会演説を欠席するなど、一定の距離を見せていたハリス副大統領のスタンスは、まったくバイデン大統領と変わらない! トランプ氏に至っては、ネタニヤフ首相の立場に100%立って、ハリス氏を無礼だと批判し、ハマスとの和平を進める気などさらさらない! 日本も、他の国々と同じくキリスト教シオニズムに染まった米国と、異なる平和の道を歩む準備をすべきだ!

 イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、7月24日に、米国議会で大ウソにまみれた演説を行いました。

※【第1弾! 米国の中心で、大嘘を叫ぶ! イスラエルのネタニヤフ首相が、米議会演説で白昼堂々と妄言の連発!「イランは、今まさに議事堂の外にいる反イスラエルの抗議活動家に、資金を提供している」!?「ラファで1200人以上のテロ工作員を殺害したが、民間人の死亡者は事実上ゼロだった」!?】UNRWAは「ガザ地区の80%以上が避難指示の標的、または立ち入り禁止区域に指定されている」と報告! イスラエル議会は、パレスチナ国家の樹立を拒否する決議を、圧倒的多数で可決!!(『タイムズ・オブ・イスラエル』、2024年7月25日ほか)(日刊IWJガイド、2024年7月26日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240726#idx-5
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53726#idx-5

※はじめに~米国の中心で、大嘘を叫ぶ! その2! イスラエルのネタニヤフ首相が米議会で「中東版NATO」構想を提唱! 4月のイランからのミサイル・ドローン攻撃を迎撃した諸国を「アブラハム同盟」と呼び、バイデン大統領への感謝とともに、「アブラハム合意」を仲介したトランプ前大統領への感謝も忘れず、両天秤の姿勢!先住民から土地を略奪した米国を「建国以来自由を守る光と力」だと持ちあげ、イスラエルを「悪に対する善」のパートナーだとアピールし、ユダヤ人が「あらゆる困難を乗り越えて、古代の祖国で主権を回復し、民主主義を築いた」と侵略と土地の略奪の歴史を美化・正当化!!(2024年7月27日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240727#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53728#idx-1

 その翌日である7月25日に、ネタニヤフ首相は、カマラ・ハリス副大統領と会談しました。

 25日に、ネタニヤフ首相とハリス副大統領が話した内容は、ホワイトハウスによれば、次のとおりです。

 「カマラ・ハリス副大統領は、本日(25日)、ホワイトハウスでイスラエルのネタニヤフ首相と会談した。副大統領は、イスラエル国家とイスラエル国民の安全保障に対する、長年にわたる(米国の)揺るぎないコミットメントを改めて表明した。

 両首脳は、イスラエルがイランや、ハマス、レバノンのヒズボラ、フーシ派を含むイランの支援を受けたテロリスト集団からの脅威から自国を守れるようにするためのバイデン=ハリス政権の取り組みや、世界的な反ユダヤ主義の台頭と闘うことの重要性について話し合った。

 副大統領は、ハマスが残忍なテロ組織であること、またハマスに関連する個人を改めて非難し、ハマス寄りの落書きやレトリックは忌まわしいものであり、容認してはならないと指摘した。

 副大統領とネタニヤフ首相は、ガザの動向、停戦と人質解放に関する進行中の交渉について話し合った。副大統領は、バイデン大統領と同様に、残された溝を埋め、できるだけ早く協定を成立させ、人質を帰国させ、ガザでの戦争に終止符を打つ必要性を表明した。

 副大統領は、民間人の犠牲者について懸念を表明し、ガザの人道危機を緩和する必要性について議論した。副大統領はまた、過激派入植者の暴力や入植地の拡大など、ヨルダン川西岸地区の安定と安全を損なう行為についても懸念を表明した」。

※Readout of Vice President Harris’s Meeting with Prime Minister Netanyahu of Israel(ホワイトハウス、2024年7月25日)
https://www.whitehouse.gov/briefing-room/statements-releases/2024/07/25/readout-of-vice-president-harriss-meeting-with-prime-minister-netanyahu-of-israel/

 このホワイトハウスのプレスリリースからわかるのは、ハリス副大統領のスタンスは、まったくバイデン大統領と変わらない、ということです。

 ハマスの10月7日のアルアクサ洪水作戦の背景にある、2007年頃からのイスラエルによるアパルトヘイト政策や、アブラハム合意によるパレスチナ包囲網への懸念といった構造的・歴史的な理解は一切なく、「民間人の犠牲者について懸念を表明し」「ヨルダン川西岸地区の安定と安全を損なう行為についても懸念を表明」しているだけです。

 これらの暴力を止める実効的な措置や、具体的な交渉日程についての議論はありません。

 もちろん、イスラエルは、これらの「懸念」に耳を貸しません。右から左へと聞き流して、ヨルダン川西岸地区への違法な入植を続け、民間人を殺しまくっています。イスラエルは口では反論せず、行動で「不服従」を示し、米国はそれを本気でとがめません。

 さらに、決定的なことは、カマラ・ハリス氏の夫がユダヤ教徒であることです。米国初のセカンド・ジェントルマンとして知られる、弁護士のダグラス・エムホフ氏について、ホワイトハウスは、次のように紹介し、エムホフ氏が、熱心なユダヤ教徒で反ユダヤ主義と戦ってきたことを強調しています。

 「米副大統領の配偶者として初のユダヤ人であるエムホフ氏は、ホワイトハウスで過越祭を祝ったり、副大統領公邸のドアポストにメズザ(メズザは、ヘブライ語で「門柱」を意味し、神の守護を家に呼び込むアイテムで、ケースとその中に収められた聖句が書かれた羊皮紙から成る)を貼ったりと、ユダヤ人の伝統と文化を分かち合うことを光栄に思ってきた。エムホフ氏は、反ユダヤ主義や憎悪が存在するあらゆる場所において、その撲滅に率先して取り組んできた。

 ホワイトハウスにユダヤ人指導者を集め、反ユダヤ主義の台頭に注意を喚起する初の円卓会議を開催した。

 また、学内のユダヤ人学生リーダーや下院反ユダヤ主義対策超党派タスクフォースと協力し、反ユダヤ主義に対抗する社会全体のアプローチを推進している。

 また、ユダヤ人コミュニティやその他の信仰にもとづく団体の人々と定期的に交流し、宗教的寛容を強化し、信教の自由を守るための政権の優先課題について議論している」。

※Douglas Emhoff(ホワイトハウス、2024年7月30日閲覧)
https://www.whitehouse.gov/administration/douglas-emhoff/

 また、2019年8月14日付『フォーブス』は、「財務開示書の調査、地元の不動産記録の精査、年金給付の計算など、詳細を掘り下げて、2020年の候補者の財務状況を把握した」として、前回の大統領選で民主党予備選の候補者だったカマラ・ハリス氏の資産を、次のように報じています。

 「ハリス上院議員は2014年に弁護士のダグラス・エムホフと結婚し、カリフォルニアのパワーカップルとなった。彼女は影響力を持ち、彼はお金を持ってきた。それ以来、彼らは820万ドルを稼いだが、そのほとんどはエムホフの法律事務所の業務によるものだ。夫妻はロサンゼルス、ワシントンDC、サンフランシスコに家を所有しており、負債を差し引いた合計資産は580万ドル(現在のレートで約8億6500万円)である」。

※The Net Worth Of Every 2020 Presidential Candidate(Forbes、2019年8月14日)
https://www.forbes.com/sites/danalexander/2019/08/14/heres-the-net-worth-of-every-2020-presidential-candidate/

 こうした夫のダグラス・エムホフ氏の、強いユダヤアイデンティティが、ハリス氏に影響しないはずがありません。

 他方で、ハリス氏は、大票田である、多くの学生を始めとした民主党リベラルの反ネタニヤフ・親パレスチナ派に配慮して、イスラエル批判をせざるを得ない一方で、本音の部分では、ダグラス・エムホフ氏の影響を大いに受けているであろうと、推測されます。

 米国における親パレスチナ人の支持は、特に若年層で増加しています。最新の「ピュー・リサーチセンター」の調査によると、30歳未満の米国人の約3分の1がパレスチナ人に対する共感を示しており、イスラエル人への共感を示す割合は14%にとどまっています。

※Younger Americans stand out in their views of the Israel-Hamas war(ピュー・リサーチセンター、2024年4月2日)
https://www.pewresearch.org/short-reads/2024/04/02/younger-americans-stand-out-in-their-views-of-the-israel-hamas-war/

 さらに、パレスチナ人への支持は、特に民主党支持者の間で強く、民主党支持者の50%がイスラエル政府が紛争の責任を多く負っていると考えています。また、若年層はイスラエルの軍事行動に対して批判的であり、46%がイスラエルの行動を受け入れがたいとしています。

※Americans’ Views of the Israel-Hamas War(ピュー・リサーチセンター、2023年12月8日)
https://www.pewresearch.org/politics/2023/12/08/americans-views-of-the-israel-hamas-war/

※Younger Americans stand out in their views of the Israel-Hamas war(ピュー・リサーチセンター、2024年4月2日)
https://www.pewresearch.org/short-reads/2024/04/02/younger-americans-stand-out-in-their-views-of-the-israel-hamas-war/

 他方、ネタニヤフ首相は7月26日にドナルド・トランプ前大統領とフロリダ州のマー・ア・ラゴで会談しました。この会談の目的は、ネタニヤフ首相と次期大統領の可能性の高いトランプ氏との関係修復です。

 トランプ氏が選挙不正を主張する中、ネタニヤフ首相が2020年の大統領選でバイデン氏の勝利を受け入れたことで、関係は悪化しました。

 トランプ氏は当時のインタビューで、ネタニヤフ首相について「あいつはクソだ」と語っていたのです。

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■『ザ・ヒル』が29日時点で91の世論調査の平均を集計した調査では、トランプ氏の支持率が48.0%、ハリス氏の支持が46.3%! 分散型予測市場プラットフォーム「ポリマーケット」では、トランプ氏が勝つ確率59%、ハリス氏が勝つ確率39%! 次のテレビ討論会が、いつ、どのような形で行われるのかが、今後の最大の注目点の一つ !

 11月5日の大統領選挙まで、97日となりました。

 7月29日時点で、『ザ・ヒル』が、91の世論調査の平均を集計した調査では、トランプ氏の支持率が48.0%、ハリス氏の支持が46.3%で、トランプ氏が、1.7ポイントリードしています。

※Harris vs. Trump polls(ザ・ヒル、2024年7月31日)
https://elections2024.thehill.com/national/harris-trump-general/

 他方で、ユーザーが世界の出来事に賭けることのできる分散型予測市場プラットフォーム「ポリマーケット」では、2024年の大統領選挙の勝者を、次のように予測しています。

 トランプ氏が勝つ確率を59%、ハリス氏が勝つ確率を38%。

※2024 Election Forecast(ポリマーケット、2024年7月31日閲覧)
https://polymarket.com/elections

 ポリマーケットの勝率は、そのプラットフォームのユーザーの集合的な予測を反映しており、多数のユーザーの意見が集約された結果として表示されます。

 ポリマーケットで賭けているユーザーについて言えば、トランプ氏の勝率が、20ポイント以上もハリス氏を上回っていることになります。

 今後、11月5日の大統領選挙までの最大の注目点は、次のテレビ討論会です。

 6月27日にCNNが主催した第1回のテレビ討論会では、バイデン大統領の発言は、平板で、まとまりに欠け、不明瞭だったという印象を与えました。

 声がかすれ気味でもあり、全体として、「この夜をボクシングの試合に例えれば、バイデン氏は前大統領にパンチを食らわせる場面もあったものの、全体としてはロープにつかまっていることが多かった」という印象を生みました。

※【米大統領選2024】 1回目テレビ討論、バイデン大統領が口ごもる場面も トランプ前大統領は攻勢(BBC、2024年6月28日)
https://www.bbc.com/japanese/articles/c72v5gnq0ego

 この討論会の様子と、その後に、起きたトランプ前大統領暗殺未遂事件によって、バイデン氏の支持率が急落し、バイデン氏は、大統領候補から撤退を余儀なくされました。

 登壇者が交代して、バイデン氏ではなく、カマラ・ハリス氏になったことで、トランプ氏との討論の内容は、また違うものになると思われます。そして、このテレビ討論会の内容いかんで、支持率は大きく変動することが予想されます。

 バイデン大統領とトランプ氏は、ABCニュースが主催する9月10日のテレビ討論会で合意していました。

 25日付『サウスイースト・ミズリアン』は、テレビ討論会について、次のように報じています。

 「トランプ氏は、討論会を『FOXニュース』にシフトすることを希望しているが、ハリス氏との対決は複数回でも構わないとしている。

 ハリス氏は、『FOXニュース』に討論会を主催させることについての質問には答えなかった」。

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■7月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は、自民党裏金問題について、2024年4月5日収録の「岩上安身による神戸学院大学法学部・上脇博之教授インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行しました! ぜひ『まぐまぐ』からご登録ください!! IWJのサポート会員になれば、IWJサイトでバックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員にご登録を!!

 IWJでは、メルマガサイト『まぐまぐ』で、毎月『岩上安身のIWJ特報!』を発行しています。

 7月は、2024年4月5日収録の「岩上安身による神戸学院大学法学部・上脇博之教授インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行しました。

 2023年11月17日、『週刊文春』が、自民党・安倍派、二階派、岸田派の政治資金パーティー収入の一部が政治資金収支報告書に記載されていなかったと報じました。その総額は、なんと5億7949万円! こうして「自民党裏金問題」が発覚し、政界を揺るがす大問題に発展しました。

 実は、この政治資金パーティーを最初に報じたのは、2022年11月6月付の『しんぶん赤旗日曜版』でした。

 同紙が、自民党の総裁派閥・岸田派を含む主要5派閥に、政治資金規正法違反(不記載)の疑いがあることを取り上げ、神戸学院大学法学部の上脇博之(かみわき ひろし)教授のコメントを掲載。その後、上脇教授が次々と疑惑の議員達を刑事告発し始めたのです。『週刊文春』の報道に先立つ1年前のことです。

 上脇教授こそが、一連の政治資金パーティーと裏金問題の端緒を作ったキーパーソンなのです。

 2024年4月5日と18日、岩上安身は、「底なしの自民党裏金問題! 岸田総理と後援会代表らを次々と刑事告発!『闇政治資金パーティー』の徹底捜査と『裏金』の真相解明が必要!」と題して、上脇博之教授への緊急連続インタビューを行いました。

 上脇教授は、闇政治資金パーティーと裏金の真相解明を求めて、2022年から自民党議員らを刑事告発し続けています。

 『しんぶん赤旗』が報じた2022年末の段階では、まだ、それは「不記載」問題であり、「裏金問題」とは言いきれなかった、と上脇教授は言います。

 「裏金が作られているであろう、と推測する段階だった。2023年12月に『5年で5億円』という数字が報じられると、野党からも追及の声が上がり、自民党としても調査せざるを得なくなっていった」と振り返りました。

 上脇教授は、刑事告発に際し、膨大な量の収支報告書を丹念に調べ、数字を照らしあわせて綻びを見つけます。その時に「何が書かれていないか」を見抜くことが重要なのだ、と上脇教授は語りました。

 上脇教授は、「これは単純なミスではない。どう考えても、自民党内で組織的にやっている。裏金が作られている可能性があるなと。私は政治資金オンブズマンの代表をやっているので、やっぱり告発状を書かないといけない」と述べて、詳しい経緯を説明しました。

 以下、7月発行の『岩上安身のIWJ特報!』の目次です。IWJ会員ではない方も、ぜひご購読ください。

(第651号の目次)
◆政治資金をめぐる疑惑の告発を続ける上脇教授が指摘! 派閥のパーティーの収支明細に「何が書いていないか」が重要なポイント!
◆「裏金みつけた!」ではなく、検察に確実に受理してもらうために20万円超えの「不記載」を淡々と告発。「それを続けるしかない。だから現在進行形です」

(第652号の目次)
◆収支報告書の修正は「裏金を作っていた自白」と同じ! 事務方のミスにするようなトカゲのしっぽ切りは許されない!
◆政治資金で裏金作り、中抜き、キックバック! これらは会計担当者の一存でできることではない。使用者責任が問われる組織犯罪と同じではないのか?
◆派閥はパーティー券の販売ノルマをそれぞれの議員に課し、ノルマを超えた金額は寄附名目で議員に戻す。これが「キックバック」!
◆ノルマ以上の売り上げ金を派閥に入れず、議員が自分でキープするのが「中抜き」。どうせキックバックで戻されるお金だから最初から「持ち逃げ」!?

(第653号の目次)
◆岸田派は2500万、二階派は1億円の裏金をプール!「二階さんは他派閥の議員の著書を大量購入したが、あれは自民党本部からの政策活動費をあてたのでは?」
◆自民党政権は官房機密費という事実上の裏金を持っている! 都道府県支部でも政策活動費の名目で寄附が議員に流れる!「裏金が蔓延してるんです」
◆岸田派や茂木派に関する告発を「軽微な過失」として立件しない東京地検! 上脇教授は「私の告発権利を侵害するな」と抗議して再告発!

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

 ご支援のほども、よろしくお願いします。

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IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、尾内達也)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
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