アーサー・ビナード様から『もしも、詩があったら』をご恵贈いただきました。
想像力をかき立て、思考停止状態から解き放つカギとなる「もしも」という言葉。しかし、同時に「いちばん多く悪用された分野は、原子力のPRかもしれない」と、著者のアーサー・ビナード氏は指摘します。
アーサー・ビナード 著
『もしも、詩があったら』 2015.5、光文社新書
「まず原子爆弾づくりに否定的な科学者や政治家に対して、『もしも敵が先に開発したら!』と脅して黙らせた」。ところが、核開発は世界絶滅への道ではないかと気付き始めると、「アイゼンハワー政権が、がらりとPRの方向を変え、『もしも原爆のエネルギーを発電のためにつかったら、みなさんの電気代はゆくゆくゼロになること請け合いだ!』と言いふらし、平和利用の夢物語をでっち上げた」
しかし、「こんなペテンに対抗できる『もしも』」があるとして、著者はヘンリー・デイヴィッド・ソローの『森の生活』を紹介します。もちろん、ソローが生きていた時代には核開発はありませんでしたが、代わりに急ピッチで進められる鉄道開発がもたらす自然破壊と人間破壊に触れ、「もしもやめたら?」と問いかけています。
「『もしも原発をやめたら?』と問うための核心が、ソローのこの言葉にある」とビナード氏は訴えます。
こんな「もしも」を使った選りすぐりの名詩を、詩人のアーサー・ビナードが味わいながら紹介。言葉の、詩の魅力を存分に伝える、珠玉のエッセイです。
◇◇◇ 関連記事 ◇◇◇
・2015/03/29 【大阪】「とめよう改憲!おおさかネットワーク」公開講演会&年次総会 ―お話 アーサー・ビナード氏(動画)
・2014/11/10 「僕らが奴隷にならないための闘いだ」 ~アーサー・ビナード氏、憲法を語り集団的自衛権を斬る
・2014/05/27 アーサー・ビナード氏「『押し付け』かどうかなど憲法を理解していない証拠だ」各国憲法と比較して指摘
◆ 書籍広告出稿のお願い ◆
IWJでは書籍広告を募集しております。
下記の通り、「戦後史の正体」「日米地位協定入門」は、IWJサイトの広告をきっかけに、増刷を重ね、ベストセラーに羽ばたきました。
広告掲載の媒体としましては、月間のべ20万人の訪問者数を誇るトップページをはじめ、ユニークユーザ1万人超えるUstreamの各チャンネルの待機画面、購読者数約一万人のメールマガジン「日刊IWJガイド」など、様々な機会を用意しております。
詳細はこちらを御覧ください。→ 協賛・広告掲載のお願い
上記掲載の媒体以外でも、ご相談・ご要望に応じ、柔軟に対応させていただきます。また、いくつかの媒体を複合的に組み合わせたプランにも対応可能です。
ぜひ、お気軽にご相談ください。
問い合わせ先 office@iwj.co.jp
◆◆◆ 弊社書籍広告実績 ◆◆◆
タイトル | 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」 (「戦後再発見」双書2) |
著者 | 前泊 博盛 |
実施期間 | 2013年3月~ |
サービス内容 | TOPページバナー及び、特集ページ作成等 |
発行部数 | 3刷5万部 第一弾の『戦後史の正体 (「戦後再発見」双書)』は9刷22万部 |
Amazonランキング | 社会・政治 > 外交・国際関係 > エリアスタディ > アメリカで1位(2013/10/04現在) 同シリーズの第一弾である『戦後史の正体 (「戦後再発見」双書)』は 歴史・地理 > 日本史 > 昭和・平成で2位 |