田畑書店様から『見張塔からずっと 政権とメディアの8年』をご恵贈いただきました。
山田健太 著
見張塔からずっと 政権とメディアの8年
2016/11/2
本書は、沖縄地元紙の一つ「琉球新報」に、月一回のペースで連載されたコラム「メディア時評」の8年間分の百回と連載開始にあたっての特別寄稿2回分を収めています。
辺野古新基地建設をめぐり、今でこそ沖縄が国レベルで大きな政治問題となり、多くの市民の関心事になってきています。しかし、連載を始めた8年前の2008年は、「また沖縄がごねている」程度の感覚で扱われるにすぎなかったと、著者は振り返ります。政権党による偏見報道批判に代表される沖縄地元紙に対する執拗なメディア叩きも、本土メディアにとっては当時「対岸の火事」でしかありませんでした。
しかし、いまでは慰安婦等の在京紙「誤報」問題や、テレビ番組の「偏向」報道批判など、日本のマスメディア全体の最重要課題と完全に重なり合っている、と著者は指摘します。その上で、「沖縄を知ることは、日本を知ることそのものである」と強調しています。
「『いま』を確認するためにも『将来』を見通すためにも、その前提は『過去』をしることだ」「2016年夏、日本の<言論の自由>は瀬戸際にまで追い詰められている」と著者は訴えています。
なお、本書のタイトルは、ボブ・ディランの名曲“All Along the Watchtower”(見張り塔からずっと)からとったとのこと。「強国の堕落と商業主義を批判した」と解釈されているディランの歌詞が、本書の指摘と重なってゆきます。
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