ダイヤモンド社書籍編集局第一編集部 山下 覚様から『撤退するアメリカと「無秩序」の世紀―そして世界の警察はいなくなった』をご恵贈いただきました。
ブレッド・スティーブンズ著・藤原朝子訳
『撤退するアメリカと「無秩序」の世紀―そして世界の警察はいなくなった』
ダイヤモンド社、2015.4
「アメリカは世界の警察の役割を棄てるべきだ」「アメリカよ、撤退せよ」――。いまアメリカ全土でこのような声が上がっています。保守派の多くがかつて正義の名の下に推し進められたイラクやアフガニスタンの戦争が誤りであったことを認め、共和党ですら「撤退論」をおすようになりました。
著者のブレット・スティーブンス氏は保守派の視点からアメリカの安全保障政策を鋭く批判しています。アメリカが世界の警察官の役割を投げ出してはいけない。ともすれば世界は取り返しのつかない無秩序状態となると警鐘を鳴らしています。
アメリカの安全保障政策やそれを取り巻く世界情勢を知るには読む価値のある一冊です。
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