【熊本・大分地震緊急募金の最終報告】


 4月に発生した熊本・大分大地震に際して、IWJでは、既存大手メディアでは切り離されて考えられている「取材」と「支援」を同時に行いました。

 現地熊本に入った高橋記者、安記者、城石記者の3人は、水や食糧、紙オムツといった生活必需品を購入し、レンタカーを運転しながら被災地を巡り、カメラを回して取材をしつつ、毛細血管のように支援物資を届けてゆきました。

 国や県などによる支援物資の大量輸送では、物資が指定避難所のみに集中し、指定避難所にたどり着けなかったようなお年寄りなどの災害弱者など、最も支援を必要としている人に届かないということが起こりがちです。そこで今回、岩上さんの判断により、取材し、報道を行うと同時に支援も行うことにしました。

 今回、IWJがこうした被災地支援の活動を行うに際し、通常のご寄付、カンパの口座とは別に 口座を開設し、募金をつのりました。おかげ様で、我々の趣旨を汲みとって下さり、賛同してくださった皆様から貴重な募金をお寄せいただきました。改めて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

 募金は支援物資の購入と、被災者の方々へ直接お届けする経費に、そして地元で継続的に支援活動を行っている市民団体への寄付金として使わせていただきました。募金の詳細な内訳は、(表1)の通りです。

 今回の熊本・大分大地震において「取材」と「支援」を両立させたように、IWJではこれからも、可能な限り、市民の皆様一人ひとりに寄り添った、「共感」を大切にした報道を続けていきたいと考えています。今後もこうしたIWJの活動を応援していただければと思います。

お預り金

金額

募金

5,463,668

 

活動経費明細

金額

旅費交通費

1,396,615

支援物資

412,224

通信費

39,660

会議費

52,558

備品消耗品

15,184

活動原価

10,604

事務消耗品

5,364

新聞図書費

1,700

支払手数料

432

雑費

943

合計

1,935,284

 

寄付

金額

よか隊ネット

500,000

ローカルメディア3

1,500,000

くまもと友救の会

1,500,000

東海大学阿蘇宿舎学生

50,000

合計

3,550,000

 

収支残高

-21,616