日刊IWJガイド「沖縄防衛局が辺野古沿岸部の埋立工事を強行 経産省テント前でも引き続き緊張が走る どちらもIWJは総力取材します! 」2015.10.30日号~No.1143号~


■■■ 日刊IWJガイド「沖縄防衛局が辺野古沿岸部の埋立工事を強行 経産省テント前でも引き続き緊張が走る どちらもIWJは総力取材します! 」2015.10.30日号~No.1143号~ ■■■
(2015.10.30 8時00分)

 おはようございます。IWJで主としてテキスト関係の編集を担当している平山と申します。

 昨日、プロ野球の日本シリーズで、福岡ソフトバンク・ホークスが東京ヤクルト・スワローズを下し、4勝1敗で日本シリーズを制しました。ソフトバンクは、4番の内川聖一選手を怪我で欠いてのシリーズでしたが、総合力でヤクルトを上回り、2年連続での日本一を決めました。

 さて、プロ野球のシーズンが終わると、今年もあとわずかです。明日からは、もう11月! 月日が経過するのは、本当に早いですね。

 IWJではそろそろ、年末のイベント「饗宴」に向けた準備を始めています。今年も、超豪華なゲストが勢揃いするようです…。日程やプログラム等の詳細は、決まりましたら大々的にお知らせいたしますので、今しばらくお待ち下さい。

■辺野古埋め立て承認取り消しも工事強行! 他方、佐賀ではオスプレイ配備計画見直し…菅官房長官「地元の了解を得ることが当然」と二枚舌

 辺野古新基地建設に向けた埋め立て本体工事が、昨日29日、着工されました。沖縄防衛局は中断していたボーリング調査も再開。米海兵隊基地キャンプ・シュワブのゲート前では、新基地建設に反対する市民らが激しい抗議活動を展開。機動隊が力づくで排除にかかり、現場は騒然となったようです。

 これを受け翁長雄志知事は午後、県庁で会見を開き、「承認取り消しについて、法律的に最終的な判断が示されないまま工事が強行されたことに激しい憤りを禁じ得ない」と怒りをあらわにしました。

 さらに、「政府はキャンプ・シュワブに機動隊を配備し、辺野古新基地建設に反対する県民への強権的な態度をあらわにしている。沖縄の人々の気持ちに寄り添う、と言っているが、一連の行動からそのような意思はみじんも感じられない」と痛烈に批判しました。

 翁長知事は今月13日、仲井眞弘多前知事による辺野古沿岸部の公有水面埋立承認は「法的瑕疵」があったとして取り消しを発表。防衛施設局に承認取り消しの通知書を提出しました。

※94人の行政法研究者が声明を発表! 国が「私人」になりすます行政不服審査制度の濫用に抗議!――「辺野古埋立承認問題における政府の行政不服審査制度の濫用を憂う」声明文全文掲載
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/271924

 これに対し翌14日、承認取消を不服とした沖縄防衛局が、国土交通大臣に取り消しの執行停止と不服審査を請求。石井啓一国土交通大臣は防衛局の求めに応じ、翁長知事の承認取消の執行停止を決定。その通知書が沖縄防衛局に届いたのは一昨日28日午前のことでした。つまり防衛局は、執行停止の通知書を受け取ってから1日と間を置かずに着工に乗り出したということになります。

 沖縄の民意が「辺野古ノー」であることは、これまでの選挙結果で示されてきた通りです。政府は、沖縄の民意を何だと思っているのでしょう。

 それとは対照的に、中谷元・防衛相は同日29日、佐賀県庁で山口祥義知事と会談し、佐賀空港への米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの訓練移転案を当面見送る方針を伝えました。防衛省は昨年7月、米軍普天間飛行場に配備されたオスプレイの訓練の佐賀空港移転を県側に打診していました。しかし地元の反発に配慮し、方針を転換したということです。

 オスプレイの普天間配備をめぐっては、配備反対の沖縄県民大会に10万人の市民が集まり、配備直前の10月には、普天間基地のゲートを市民がすべて封鎖し基地機能を麻痺させるという前代未聞の事態にまで発展しました。2013年1月には県内全41市町村長らが安倍総理に配備撤回を求める「建白書」を提出。それでも一顧だにされず、今も沖縄にオスプレイが押しつけられています。

 この差は何なのでしょう? 菅義偉官房長官は佐賀での計画見直しについて、28日の会見で、「(配備には)地元の了解を得ることが当然だと思う」との考えを示しました。沖縄がこれだけ辺野古の新基地建設に反対しているというのに、何という二枚舌でしょうか。「差別」という二文字しか思い当たりません。

 この、風雲急を告げる辺野古新基地建設問題に関しては、現地の中継市民の皆さんの協力も得ながら、IWJは引き続き報じていきますので、どうぞご注目ください。

■どうなる!? 経産省テント! 昨日は撤去見送り! 決定的な瞬間をおさえるべく、本日も引き続き中継いたします!

 昨日29日は、脱原発経産省前テントひろばの記者会見が13時から行われ、14時からは抗議集会がありました。28日には、テント撤去の執行許可も出ており、29日早朝にも強制撤去が執行されるのではないかとされ、緊迫した状況となりました。IWJも緊急出動し、夜明けの朝の6時から14時まで、スタッフがバトンを渡しながら現場の様子を中継しました。

・【緊急!】どうなる!? 経産省テント!裁判所が国にテント撤去を許可!10月29日早朝にも「強制執行」か!? IWJは早朝からテントの模様を中継!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/272641

 結局この日、テントの撤去はされず、先送りされた形になりました。しかし、撤去許可が出ている以上、いつ強制撤去がなされるか分からず、予断を許さない状況です。

 そこで、本日もIWJは朝6時から経産省前を徹底中継しています! この日刊ガイドが皆様のもとに届く午前8時も、ちょうど中継中ですので、今すぐチャンネル6をチェックしてみてください!

 脱原発を訴える市民が経産省前に設置したテントの撤去を国が求めた26日の控訴審では、「控訴は棄却します。訴訟費用は原告が負担するものとす」と、たった2行の判決文が読み上げられただけで、裁判はわずか30秒で終了してしまいました。

 あまりに一瞬のできごとに納得のいかない市民が、傍聴席で抗議を続けましたが、「ごぼう抜き」で強制排除されてしまいました。

※2015/10/26 【経産省前テント裁判・全面的控訴棄却】30秒で終わった判決、わずか2行の判決文、判決理由は不明 ---「原発の問題を理解していない」弁護団ら怒り
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/272183

 テントの強制撤去も警戒された29日、現場は意外に平穏でした。朝9時頃の様子では、テントの最前線に常に5人くらいの市民が座り込み、撮影を許されていないテントの中にも、3人くらいの人がいたといいます。一方、警察車両は1台が止まっているだけで、特に大きな衝突はありませんでした。

 また、昨日行われた記者会見では、ルポライターの鎌田慧氏、専修大学の内藤光博教授、テント弁護団の宇都宮健児弁護士、大口昭彦弁護士らが列席しました。

 宇都宮弁護士は、テントひろばの市民による抗議を、「国民が国の政策に対して異議を申し立て、声を上げる権利、憲法21条の『集会・結社・表現の自由』で一番民主主義社会にとって重要な権利として認めているわけです」としたうえで、「その権利と、こういう公有地を使用する、それによる国の損害の比較交渉が問題になっている」と訴えました。

 鎌田慧氏は、「この判決は時の権力に迎合した不当な判決であり、断固反対する!」と断言し、「このテントがどうして現れたかというと、福島の人たちの悲痛な叫びを表すためだ。それを今、国と権力と一体化した判決によってつぶそうとしている」と怒りをあらわにしました。

 「時の権力に迎合した不当な判決」という言葉が、この国の政治の腐敗の根深さを表しているように思います。そんな権力側による一方的な都合で、市民の声をひねり潰すことは断じてあってはなりません。テントの強制撤去に国が踏み切る様子を、IWJは徹底的に可視化していくつもりですので、ぜひ注目し続けてください。

■維新の党代表辞任後も代表だった!? 橋下氏がまた「墓穴」! 松野代表の正当性を自ら証明!?

 「分裂劇」でお騒がせ中の維新の党に新展開です。

 なんと、「15年4月の統一地方選の対応に専念する」として2014年12月23日に維新の党の共同代表を辞任した“はずの”橋下徹氏が、2015年8月27日まで党の代表だったことが明らかになりました。これは、維新の党の米山隆一氏が登記を確認したことで発覚。8月27日とは、「僕と松井知事はきたるダブル選に向け、国政と距離を置く」として維新の党を離党した日です。

※維新の登記
http://www.election.ne.jp/10840/file/20313.jpg

 現在、「維新の党」は、「残留組(松野頼久代表ら執行部)」と「おおさか合流組(橋下徹氏が立ち上げる国政政党=おおさか維新の会に合流する予定の、松野氏に除籍された馬場信幸氏ら議員)」で分裂し、どちらが正当な維新の党執行部であるか、そして党の政党交付金をどうするか、などといったことで、揉めに揉めています。

※【IWJブログ】維新の党「臨時党大会(?)」前日! 「代表は任期切れ!」と言いながら松野代表名義で政党交付金を申請していた「大阪維新系」が党を解党へ!? 泥沼化した「維新」の内部抗争を検証!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/271833

 おおさか合流組は、「前代表江田憲司氏は、平成27年5月19日に辞任し、維新の党は代表及び執行役員が不存在となった。同日、自称執行役員会は維新の党代表選出臨時規程を制定し、同規程に基づき両院議員総会において松野頼久氏を代表に選出」したが、執行役員会は「自称」に過ぎず、維新の党代表選出臨時規程も無効、「松野頼久氏を代表に選出したかかる行為は無効である。松野頼久氏は代表権限を有しない」と主張しています。

※維新の党代表及び執行役員会の不存在についての大会決議案
http://bit.ly/1M1CQSO

 しかし、もし、橋下氏が8月27日まで維新の党の代表だったのであれば、「おおさか合流組」の主張とは違い、松野氏の代表就任時に、「執行役員会」は存在したことになるようです。米山隆一氏はブログで、次のように指摘しています。重要なものですので、引用します。

 「もし登記に記され、橋下氏が記名捺印して法務局に提出した書面の通り、橋下氏が平成27年8月27日まで代表であったなら、5月19日の江田代表辞任時において、橋下氏が代表であり、執行部は存続します。松野氏の代表選任に何らの問題もないことになり、橋下氏はそれを知っているのに、上記の決議をおこなわせ、恍惚として松野代表の代表権を否定しているということになります。

 そうではなく、登記が実態を反映しないものであり、この時点で橋下氏は代表権を有していなかったというのなら、今度は平成27年5月27日の松野氏の代表就任登記時において、橋下氏は、自らの代表権を偽って、松野氏が代表権を有するに至った事実を証する虚偽の書面に記名・捺印して登記を申請したことになります。

 その上、橋下氏は、平成27年9月7日の自らの辞任登記時においてもやはり、平成27年8月27日において代表権を失ったという虚偽の事実を証する書面に記名・捺印して登記を申請したことになります。

 そればかりではありません。この時、橋下氏若しくは『おおさか』は、松野代表に知らせることなく、橋下氏の辞任を証する、松野代表が記名・捺印した書面を勝手に作成し、勝手に提出していることになります。

 つまり橋下氏若しくは『おおさか』は、1通ならず3通の虚偽内容の書面を作成し、うち1通は、無断で松野代表が署名・捺印した文書を作成・提出したことになります。本当にこれが、だれかの指示なしで、善意の事務局ができるような事でしょうか。

 橋下氏は、正当な松野代表の代表権の不存在を言い立てて、正当な松野代表の変更登記申請を刑事告訴すると意気揚々と打ち上げておられますが、本当にそれが刑事罰に相当するとお考えなら、他ならぬご自身が行ってきた上記虚偽申請につき、自らを公正証書原本不実記載等罪で刑事告訴すべきでしょう」

 10月24日、先週の土曜日、大阪組は維新の党の臨時党大会を開き、新代表を選出し、解党すると宣言しました。その日の夜、橋下氏は「本日成立した維新の党の新執行部は松野氏を有印私文書偽造、同行使罪で告訴することを決定した。維新の党は、週明け、松野氏を刑事告訴するようだ」と意気揚々とツイートしていました。

https://twitter.com/t_ishin/status/657903871138791429

 ところが、今週に入ってから大阪維新は刑事告訴をする動きをみせず、橋下氏は先週末のような「週明けには松野代表を刑事告訴だ!」と息巻いていたツイートをぱったりと止めてしまいました。あの勢いはどこへやら。IWJは大阪市長会見で橋下氏に直接聞きたいと思い、問い合わせたのですが、大阪府知事、市長のダブル選挙の影響で、当分、会見する予定はないとの返事が返ってきました。現職の市長ですから、選挙期間中も公務はあり、関係なく会見が行われるのが当然のはずです。まして橋下氏当人は市長選の候補者ではないのですから。都合が悪くなると雲隠れということなのでしょうか。

 「偽計業務妨害」など、様々な犯罪行為の可能性を郷原信郎弁護士に指摘され、短時間で7回も「一弁護士の“スカスカ”の意見書」と必死の反論に出た橋下徹大阪市長に関する、岩上さんのツッコミをツイ録化しましたので、そちらもご覧ください。

※【岩上安身のツイ録】維新の党の「分裂劇」で「偽計業務妨害」の疑いを指摘された橋下徹大阪市長、内心ドキドキ? 短時間で7回も「一弁護士の“スカスカ”の意見書」と必死の反論
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/272243

…(後半へ続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.10.30 Fri.**

【Ch6】6:00~「撤去の『強制執行』が行われる可能性のある経産省テントの模様」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※撤去の「強制執行」が行われる可能性のある、経産省前テントの模様を、6時頃より中継します。

【Ch4】12:00~「10・30 緊急集会と政府交渉『どうなる?辺野古埋め立て』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※北上田毅氏(沖縄平和市民連絡会、ヘリ基地反対協抗議船船長)などが参加する、FoE Japan主催の集会と政府交渉を中継予定です。

【Ch5】12:30~「福島原発告訴団 東京第一検審激励行動&院内集会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※12:30~東京地裁前で行われる東京検察審査会激励行動と、14:00~参議院議員会館・講堂で行われる院内集会の模様を中継予定です。

【Ch4】18:00~「公開シンポジウム 安保法制以後の憲法と民主主義」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※挨拶には、樋口陽一東京大学名誉教授、パネリストには、杉田敦氏(法政大学教授)他が登壇予定。立憲デモクラシーの会が主催する、公開シンポジウムを中継予定です。

【IWJ_KYOTO1】18:30~「第2回 戦争させない左京フォーラム 富山一郎さん講演会『日本の戦争と沖縄』」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※同志社大学の富山一郎教授が講師を務める、「戦争をさせない左京1000人委員会」主催の講演会を中継予定です。

【IWJ_KYOTO2】19:30~「沖縄は今…北さんに聞く 緊急報告交流会 ―講師 北上田毅氏」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto2
※北上田毅氏(辺野古船長)が講師として、辺野古の現状について報告予定。

▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲

【Ch5】18:30~ 「再稼働反対!首相官邸前抗議(首相官邸前/国会正門前)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

【IWJ_AOMORI1】 17:00~「青森駅前金曜日行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aomori1

【IWJ_TOKYO8】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-tokyo8

【IWJ_IBARAKI1】19:00~「第157回原電いばらき抗議アクション」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-ibaraki1

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◆明日の中継番組表◆

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.10.31 Sat.**

【IWJ_OSAKA1】11:00~「おおさか維新の会 結党大会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※「おおさか維新の会」結党大会の模様を中継予定です。

【IWJ_KYOTO1】13:30~「米軍基地いらんちゃフェスタin丹後2015」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」「米軍基地反対丹後連絡会集会」らが主催の集会とデモの模様を中継予定です。

【Ch未定】14:00~「東京法律事務所60周年記念 連続セミナー第4回・国と企業の責任を問い続ける ~原発・アスベスト~」
※「東京法律事務所」主催で行われる、連続セミナーの第4回目。第1部「福島原発事故被害の実態と集団訴訟のいま」、第2部「アスベスト被害の実態と集団訴訟の到達点」を中継予定です。

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(前半の続き)…

■必見! 立憲デモクラシーの会がシンポジウムを開催、樋口陽一氏、青井未帆氏らが登壇

 本日は18時からCh4で、日本教育会館大ホールで行われる「公開シンポジウム 安保法制以後の憲法と民主主義」の模様を中継・配信します。

 このシンポジウムは立憲デモクラシーの会が主催で、東京大学名誉教授の樋口陽一氏による基調講演の後、法政大学教授の杉田敦氏(政治学)、学習院大学教授の青井未帆氏(憲法学)、高千穂大学准教授の五野井郁夫氏(政治学)、法政大学教授の山口二郎氏(政治学)の4名によるパネルディスカッションが行われます。

 集団的自衛権行使容認にもとづく安全保障関連法案は、自民・公明の与党による「採決の強奪」によって「可決・成立」してしまいましたが、この間、大学生有志からなるSEALDs(シールズ)と、大学に所属する学者・研究者が手を携えて反対運動を展開するなど、日本の民主主義が新しいステップを踏み出したことも確かです。

 この日のシンポジウムでは、安保法制審議中のデモの広がりを総括するとともに、これからの日本の民主主義のあり方について、憲法学と政治学の一流の学者により意見が交わされます。必見のシンポジウムですので、当日、会場に足を運べない方は、ぜひ、IWJの中継をご覧ください。

 立憲デモクラシーの会主催のシンポジウムや記者会見は、これまでIWJでは繰り返し中継・配信してきました。アーカイブ動画は、以下のURLからご覧ください。

※2014/04/25 安倍政権の「内閣は何でも決められる」政治を止める ~「立憲デモクラシーの会」シンポで山口二郎氏ら表明
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/136392

※2014/06/09 「国民主権の観点」から解釈改憲を「許さない」と主張していた野党時代の自民党の変質が明るみに
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/145810

※2014/11/26 【大義なき解散総選挙】暴走する安倍政権に有識者らが異議、立憲デモクラシーの会が声明を発表
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/208922

※2015/06/06 「安保法案=違憲」関心抱く市民で溢れかえった会場 「立憲主義の危機」シンポジウム、憲法学者らが安倍政治の「非立憲性」に切り込む
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/248124

※2015/06/24 立憲デモクラシーの会が安保法案「撤回」を求める声明を発表、小林節氏は法案「合憲」を主張する学者との公開討論を要望
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/250454

 また、この日のシンポジウムにパネリストとして登壇する青井未帆氏と山口二郎氏に関しては、岩上さんが単独でインタビューを行っていますので、ぜひ、そちらもご覧ください。

※2015/07/08 「日本全体が米軍の巨大な兵站部隊になる懸念がある」――日米の「調整メカニズム」で自衛隊が米軍化する? 学習院大学教授・青井未帆氏に岩上安身が緊急インタビュー!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/252124

※2015/07/18 60年安保闘争再び 重なりあう1960年と2015年――日本会議に「借り」を作った自民党の正体に迫る~岩上安身による法政大学教授・山口二郎氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/253676

■メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」、まもなく発行します!

 毎号、圧倒的なボリュームとクオリティでお届けしているメルマガ「岩上安身のIWJ特報!」最新号をまもなく発行いたします。

 今回、まず発行するのが、「元NHKプロデュ―サー・永田浩三氏インタビュー」の第2弾。前回発行した第1弾に続き、安倍政権がNHKをはじめとするメディア各社にかけている圧力の実態をはじめ、永田氏が当事者として関わった「NHK番組改編事件」の内幕まで、メディアと権力の問題について、徹底してお聞きしていますので、ぜひ、ご購読いただければと思います。

 さらに今月は、これに加えて、「ニューヨーク・タイムズ東京支局長 マーティン・ファクラー氏インタビュー」の発行も予定しています。ニューヨーク・タイムズをはじめ、海外メディアは現在の安倍政権をどう見ているのか。このインタビューでは、安保法制、辺野古新基地建設問題、TPP、日中韓の歴史認識問題、AIIB(アジアインフラ投資銀行)など、幅広い政策課題についてファクラー氏にお話をお聞きしました。こちらも読み応えたっぷりの内容ですので、ぜひ、ご購読ください。

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■「戦争法案」に関する寄稿・コメントをお寄せください!

 集団的自衛権行使容認にもとづく安全保障関連法案が、与党による「採決の強奪」によって国会で「可決・成立」してから一ヶ月余りがたちました。安倍総理は通常国会終了後に、「国民の皆様に丁寧な説明を続けたい」などと語っていましたが、もうその言葉を忘れてしまったのでしょうか。

 10月21日、民主、維新、共産、生活、社民の野党五党などが、憲法53条の規定に基づき、臨時国会召集の要求書を共同で提出したにもかかわらず、国民への説明の場である秋の臨時国会の召集を政府は見送ろうとしています。

 「現政権の『国会軽視』『国民軽視』の姿勢があらためてあらわになった」と批判の声があがるなか、IWJには現在も、全国の大学人や市民の皆様から、今回の安保法制に対して怒りの意を表す寄稿文が届いています。

 本日は過去にいただいたものの中から、「安全保障関連法案に反対する学者の会」賛同者の杉浦健さんの寄稿を紹介させていただきたいと思います。

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 安全保障関連法案については、それが違憲であるという判断を多数の憲法学者が行っているという理由で今回は廃案にすべきだと考える。

 学問とはすべからく社会的な存在である。多数の憲法学者から違憲判断が出ている(そして少数の政府に近しい学者のみが合憲判断をしている)状況においては、今回の法案は社会科学的に見て違憲だと考えている。にも関わらず、政治判断は政治家がするという現在の与党の姿勢は、すべての学問の否定もしくは科学(社会科学、自然科学を含む)の否定であると考える。

 それはたとえるなら、医学会で否定された科学的根拠のない治療法を、(たとえばそれが企業に利益をもたらすという理由で)政治判断で推進するようなものだ。

 私は個人的には安全保障についての何らかの「備え」は必要であると思っている(その備え自体が戦争を引き起こすこともありうるのだが)。そのために与党が法案を通そうとしている気持ちもわからないではない。与党も戦争をしたいと思っているわけではないのはわかっている。

 しかしながら、今回の法案が成立するということは、それは学問の否定であり、憲法の否定である。この点において、今回の法案は一度廃案とし、あくまで憲法違反のないかたちでの「切れ目のない備え」としての法案を作るべき(もしくは賛成はしないが、憲法改正をすべき→それ自体は憲法違反ではないので)と考える。

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 現在の安保法制に対して、多数の憲法学者が違憲判断を出しているにも関わらず、「政治判断は政治家がするという現在の与党の姿勢」は、「医学会で否定された科学的根拠のない治療法を、政治判断で推進するようなもの」という例えは、たいへん説得力のあるものだと思います。

 杉浦さんが懸念を示されているように、「学問が否定」され、「憲法が否定」された今の状態を、放置していてよいわけがありません。現政府は早急に臨時国会を召集し、「国民の皆様に丁寧な説明」をされることを強く望みます。

 杉浦さん、貴重なご意見ありがとうございました!

 IWJはまだまだ学者の皆さん、市民の皆さんの寄稿を募集しています! ぜひお寄せください!

※【 宛先はこちら! 】
office@iwj.co.jp

■新刊『米国が隠す日本の真実』(詩想社)発売のお知らせ

 ここで皆様にビッグなお知らせがあります。鹿児島大学教授の木村朗氏、政治経済学者の植草一秀氏、元衆議院議員の川内博史氏と岩上さんのクロストークをテキスト化して収録した書籍が11月18日(予定)に発売されます。

 タイトルは『米国が隠す日本の真実』。発売元は詩想社です。

※詩想社ホームページ
http://www.shisosha.com/

 クロストークでは、IS(イスラム国)による日本人人質殺害事件にはじまり、辺野古新基地建設問題、日米共同軍事演習「ヤマサクラ」、消費税増税などの問題に関して、徹底して討議を行っています。

 また、本書には、岩上さんの単独原稿「安保関連法案はなぜ強行採決されなければならなかったのか~背景にある米国の『オフショア・バランシング戦略』とは何か」も掲載されます。米国の戦略家・クリストファー・レインが主張する米国の「オフショア・バランシング戦略」について分析した、2万字を超える重厚な論考です。ぜひ、ご一読いただければと思います。

 本書のベースとなった木村氏、植草氏、川内氏と岩上さんのクロストークの模様は、IWJのホームページで動画アーカイブとして公開しています。本書とあわせて、ぜひ、ご覧ください。

※2014/01/20 「日本の真実を語る」沖縄問題から原発まで ~クロストーク 木村朗×植草一秀×川内博史×岩上安身-前半
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/120550

※2014/01/20 東京都知事選はシングル・イシューなのか? 脱原発候補一本化をめぐり白熱討論 ~クロストーク 木村朗×植草一秀×川内博史×岩上安身-後半
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/120992

※2014/06/01 「日本の真実を語る~思考停止に陥らないために」 クロストーク:木村朗×植草一秀×川内博史×岩上安身
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/144261

※2015/01/23 いかにして、絶望を希望に転化させるか~クロストーク「日本の真実を語る」第3回 木村朗×植草一秀×川内博史×岩上安身
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/226919

 また、このクロストークは、11月19日にも再び行います。こちらもぜひ、チェックしてみてください!
http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1

■「TVUパック」使用期限更新にあたり、会員登録とカンパのお願い

 IWJでは、有線が確保できる室内でのインタビューだけでなく、デモや抗議行動、各種シンポジウムなど、屋外で行われる各種イベントもUstreamを使用して中継を行っています。その際には、微弱な電波をポケットWifiでキャッチしているため、現場の電波状況によっては、映像や音声が途中で途切れてしまい、ご視聴中の皆様にご不便をかけてしまうことが多々あります。

 私も、IWJに入ったばかりの頃、頻繁に屋外の中継に出向いていたのですが、電波をうまくつかまえることができなくて中継を断念したことが多々ありました。その都度、ソーシャルストリーム上で、視聴中の皆様から「いいところで切れた!」「残念!」などといったご意見を頂戴していました。

 ライブストリーミングを主軸に据えたインターネットメディアとして、Ustream中継を安定させることは、IWJにとって解決しなければならない課題でした。そこで導入されたのが、「TVUパック」という、無線によるポータブルタイプの映像伝送システムです。このTVUパックを使用すると、微弱な電波しか届かない場所でも、回線を何本も束ねて安定的に配信することができます。

 このTVUパックの更新期限が迫っているのですが、これから先、2年間にわたり新たに使用するには、合計198万円が必要とのこと。現在のIWJの財政状況からすると、「超」がつく大金です。

【TVUパックの写真とカンパのお願いページはこちら!】
http://iwj.co.jp/wj/open/tvu

 IWJは「ニュースの産直メディア」として、デモや抗議行動、院内集会、シンポジウムなどの現場で発せられる市民の声を、可能な限りダイレクトに、綺麗な映像と音声で中継したいと考えています。そのためには、このTVUパックの力がどうしても必要です。

 安保法制は「可決・成立」してしまいましたが、来年の参院選に向け、政局は今後、大きな動きを見せることが予想されます。それに伴い、市民の動きも活発化するでしょう。IWJはそれらを、その都度、しっかりと中継・配信していきたいと考えています。

 IWJがこの先、市民の声を中継・配信していくためには、しっかりとした財政的基盤が必要です。どうか、IWJの定額会員にご登録いただき、私たちの取材活動をお支えください。

※会員登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパもどうぞお願いいたします!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

■岩上さんのインタビューと講演のお知らせ

 11月に決定している、岩上さんのインタビューや講演情報をお知らせいたします。もちろん、これが全てではありません。まだまだインタビューアポ中の方はたくさんいます。もし決まったら、どんどんラインナップを更新していきますので、毎日、このコーナーにご注目ください!

・11月5日(木)15:00~(録画)
元自衛官・末延隆成氏インタビュー

・11月12日(木)14:30~
社民党党首・吉田忠智氏インタビュー

・11月14日(土) 13:00~
ジャーナリスト・浅野健一氏インタビュー

・2015年11月19日(木)13時~
木村朗氏・植草一秀氏・川内博史氏クロストーク

・11月24日(火)16:00~
共同通信編集委員・太田昌克氏インタビュー

・11月26日(木)15:00~
岡山大学大学院教授・津田敏秀氏インタビュー

【講演情報】
・11月06日(金)18:30~20:15(うち講演は90分)
これから日本はどこに向かうのか~改憲前夜~
※参加料無料
場所:北海道国際ホテル(北海道函館市大手町5-10)
主催:北海道教職員組合函館支部・平和運動フォーラム)
お問い合わせ先::htu-hakodate@bz01.plala.or.jp
0138-51-2254

■IWJスタッフ募集のお知らせ

 IWJでは現在、スタッフを大募集中です。事務スタッフ、経理・総務スタッフ、テキストスタッフを募集しています。IWJは常に忙しく、仕事量は山のようにありますが、やり甲斐はとてもあります。また、スタッフはみな仲がよく、チームワークもばっちりです。あなたもIWJで働いてみませんか。ご応募をお待ちしています。

<一般事務および会員管理スタッフ>

 電話やメールでの外部の方との連絡、岩上さんのインタビューのアポ取り、スケジュール管理、イベント開催の準備などを行うのが、一般事務の仕事です。IWJの屋台骨を支える、とても大切なお仕事です。

 IWJでは現在、特にこの一般事務の人手が不足しています。一般事務がしっかりしていないと、IWJの足腰は立ちません。少しでも事務の仕事にご関心をお持ちの方がいれば、ぜひ、ご応募いただきたいと思います。

 一方、会員管理事務のスタッフは、会員様からのお問い合わせなどの接点になりますので、人当たりのよい方(メール対応中心です!)、メールなどPC操作に慣れている方(エクセルができるとありがたいです!)を募集しています。

◆応募条件
※「-事務スタッフ-」を御覧下さい。
http://bit.ly/1ALJypQ

<経理・総務スタッフ>

 IWJでは、経理・総務スタッフも募集しています。経理および総務の実務経験がある方、経理ならば簿記などの資格をお持ちの方を歓迎いたしますが、経理の経験がなくても、真面目、几帳面、注意力がある、数字を扱うことや計算することが苦ではない、という方、初めて経理を覚えてみたいという方でもやる気があれば大丈夫です。ご応募、お待ちしています。

◆応募条件
※「-経理・総務スタッフ-」を御覧下さい。
http://bit.ly/1ALJypQ

<テキストスタッフ>

  IWJでは、記者およびテキストスタッフも募集しています。IWJと聞くと、Ustreamを使ったライブストリーミングが主体のメディアだと思われる方が多いかもしれません。しかし、IWJではブログやメルマガなどのテキストにも力を入れています。インターネットメディアとしては、配信しているテキスト量はナンバーワンであると自負しています。

 IWJのテキストスタッフの基礎となる仕事は、現場に行って取材をし、それを原稿にまとめることです。さらにそこから派生して、Twitterを使ったリアルタイム実況、メルマガ用原稿の構成・編集、各種リサーチ資料の作成、岩上さんのインタビューや講演で使用するパワーポイントの作成なども行っていただきます。

 もちろん、すべてを一人でこなさないといけない、というわけではありません。本人の適性に合わせて、部分的に業務に携わっていただくことも可能です。

 勤務形態は、在宅でも可能です。地方在住の方でも、パソコンさえあればお手伝いいただくことが可能ですので、どうぞふるってご応募ください。

◆応募条件
※「【職種2】 -テキストスタッフ- (記者・ライター・リサーチャー・編集者etc)」を御覧下さい。
http://bit.ly/1ALJypQ

 各募集スタッフのその他の詳細の項目に関しましては、以下のページよりご確認ください。上記の応募条件は、すべて当てはまっている必要はありません。ぜひ、ふるってご応募ください!

※【 スタッフ応募フォーム 】
http://bit.ly/1ALJypQ

■11月8日(日)に迫った「フレンドリーラン」に向けてのスタッフの抱負をご紹介します

 IWJのスタッフがタスキをつなぐ「フレンドリーラン」の開催が、いよいよ11月8日に迫ってきました。先日配信したように、IWJでは当日の大会委員長を務める孫崎享さん、元陸上自衛隊レンジャー部隊の井筒高雄さんを迎えての練習を行い、準備はバッチリです。

 このコーナーでは、当日の参加者に、リレー形式で抱負を語ってもらいます。本日は、Web班の前園由美子、一般事務の浅野百衣、海外記事の翻訳を主に行っているの3人の登場です。

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★WEB班で毎日、中継動画のアップ作業等の修行をさせていただいている前園と申します。先日、国際フレンドリーランの参加に向け、IWJ駅伝チームが発足しました。私は学生時代、実業団を目指して月間400キロほど走っていた頃がありましたが、いまや運動不足の極み。そんな中、甚だ恐縮ではあるのですが、岩上さんよりコーチ役を仰せつかりました。
 大会委員長の孫崎さん、元レンジャー隊員の井筒さんを交えた先日の駅伝練習では、チームで走る楽しさを再び味わい、ランナーの再スイッチが入りました。11月8日は、IWJ会員で元ボクサーのサルサ岩渕さん、そして会員でいつもマラソン大会にIWJ Tシャツで参加しているちび太さんといった会員の方々とも一緒に走れることを今からとても楽しみにしています。大会名のごとく、IWJチームでフレンドリーにタスキをつなぎたいと思います。ぜひ、みなさん応援よろしくお願いいたします!(前園由美子)

★はじめまして。今年の8月からIWJで働かせていただいております、新人スタッフの浅野百衣(もえ)です!事務として、働いているのですが、前職では映像関係の仕事をしていたので、カメラを触りたいという入社時のお願いもあって、時折中継の撮影スタッフに化ける瞬間もある26歳の女子でございます。ドロン。
 今日はフレンドリーランの一走者として、ご挨拶させていただきます!
きたる11月8日、私たちIWJスタッフは、孫崎先生が大会委員長を務められるフレンドリーランに、IWJのチームプレイを見せつけるべく、参加することになったのですが、私にとってこのフレンドリーラン、全くフレンドリーなイベントではありません。
 練習日前夜、リレー練習を行うため、チーム分けをしていると、テキスト班で最も優しそうな平山さんから、「(浅野さんは足が遅そうだから)僕の対戦相手に」と指名されたというのです。
 今も、その出来事を思い出しながら、胸の中に闘志の炎が小さく、しかしたしかに揺れているのを感じます。
 スポーツに打ち込む事など皆無だった私の生き方を見破られた気がして恥ずかしいという思いも、その炎に燃料を注いでいます。練習試合では、先行逃げ切りの作戦を立て、私は猛ダッシュして引き離したのですが、あとから悠々と平山さんに追い抜かされてしまいました。平山さんに抜かされた瞬間、私は「もうダメだ!」とあきらめて歩いてしまいました。これもランナーとして恥ずかしい。本番では最後まで走り抜かねば、と思います。私は私自身の弱さに(そして平山さんに)勝つために走ります。応援よろしくお願いいたします!
(浅野百衣)

★テキスト班で海外資料などの翻訳作業を主に行っておりますと申します。42歳のミドルス世代ですが、今回、選手として参加するようにと、ご指名をいただきました。高校時代は留学先で中・長距離走やクロスカントリー(原野・丘陵・森林などを横断するコースで行う競走)などをやっていました。今回景色が良い会場で走れることを楽しみにしています。最近はたまに近所の公園を走る程度ですが、とりあえず共に走る人達に引き離されないように努めます。

■良書のお買い求めは「IWJ書店」をご利用ください!

 IWJでは、岩上さんがインタビューした有識者の方々の書籍を、著者のサイン入りで販売する新しいサービスを始めました!その名も「IWJ書店」。こちら、オープン以来、おかげさまで大変なご好評をいただいています。

 青山大学特任教授の間宮陽介氏や、法政大学教授の山口二郎氏、早稲田大学教授の水島朝穂氏など、いずれも一線で活躍する学者の書籍を取り揃えています。

 中でも私がオススメするのが、陸上自衛隊・レンジャー部隊に所属していた経験を持つ井筒高雄氏の『日本と日本人を危うくする安保法制の落とし穴』です。本書では、井筒氏が、IWJでもお馴染みの柳澤協二氏や伊勢崎賢治氏ら、安全保障のプロフェッショナルに取材。「戦争法案」の問題点に迫っています。

 IWJ書店では他にも、新国立競技場問題に迫った森まゆみ氏の書籍や、日中関係と尖閣諸島問題を深く論じた矢吹晋氏の書籍などを販売中です。ぜひ、この機会にお買い求めください!

【間宮陽介さんサイン入り】『社会科学における善と正義:ロールズ「正義論」を越えて』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=153

【間宮陽介さんサイン入り】『市場社会の思想史―「自由」をどう解釈するか』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=152

【井筒高雄さんサイン入り】『日本と日本人を危うくする 安保法制の落とし穴』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=151

【山口二郎さんサイン入り】『徹底討論 日本の政治を変える―これまでとこれから』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=150

【山口二郎さんサイン入り】『いまを生きるための政治学』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=149

【森まゆみさんサイン入り】『異議あり! 新国立競技場――2020年オリンピックを市民の手に』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=125

【再入荷!】【矢吹普さんサイン入り】『尖閣問題の核心 日中関係はどうなる』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=99

【再入荷!】【矢吹普さんサイン入り】『チャイメリカ 米中結託と日本の進路』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=97

【再入荷!!】【矢吹普さんサイン入り】『尖閣衝突は沖縄返還に始まる 日米中三角関係の頂点としての尖閣』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=98

【水島朝穂さんサイン入り】『ライブ講義 徹底分析! 集団的自衛権』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=143

【笹山尚人さんサイン入り】『ブラック企業によろしく 不当な扱いからあなたを守る49の知識』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=135

【笹山尚人さんサイン入り】『パワハラに負けない!―労働安全衛生法指南』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=134

 これらのサイン入り書籍は、IWJ定額会員(サポート会員・一般会員)の方のみご購入可能の商品です。IWJへの会員登録がまだの方は、この機会にぜひよろしくお願いします!

※会員登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■会員の更新と継続に関する大切なお知らせ

 ここで、10月14日(水)のフレンドリーランに向けた練習会(http://iwj.co.jp/wj/open/archives/270378)では快走を見せた元サッカー部で会員管理担当の中山裕規より、大切なお知らせがあります。

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 IWJ事務局の中山裕規と申します。

 会員様へ、ご更新時期やご継続のお手続きについて、私からご連絡をさせていただいております。

 10月15日に、10月以降分の会費が未納であった268名の会員様へご利用を停止する手続きをとらせていただきました。

 先日、IWJは過去最高の有効会員数を5722名様まで伸ばしましたが、15日の措置後、有効会員数は5474名様まで落ち込んでしまいました。

 もし、ご継続のお手続きをお忘れでご利用が停止となってしまっておられましても、会費を納入いただけましたら、ご利用を再開していただけます。

 ご継続、ご利用再開のお手続きはこちらからお願いいたします。

http://iwj.co.jp/info/whatsnew/?p=23022

 下記URLから、ログイン後のMYページにて、ご自身の会員期限(更新時期)をご確認いただけます。

https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php

ログインID:ご登録メールアドレス

パスワード:(ご自身で設定されたもの)

 MYページより、ご継続のお手続きにも進んでいただけますので、何卒、よろしくお願いいたします。

※ご入金方法によって、ご利用再開の時点が異なりますので、ご了承ください。

 銀行振込の場合はご入金の確認ができ次第(口座の確認を銀行営業日の15時以降に行います)、クレジットカード決済の場合は、即時、会員情報の更新・ご利用再開となります。

 また、こうして、日刊ガイドをご覧いただけている方には、直接の問題はございませんが、9月16日以降、IWJ日刊ガイドの配信の受信エラーが大量に発生し、不着のお問い合わせが相次いでおります。

※IWJ日刊ガイドの配信不着についてのご案内(2015年9月16日号以降)

http://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/22730

 ご更新時期やご継続のお手続きについても、同様の事例が発生しております。

 お心当たりや、ご不明な点がございましたら、< shop@iwj.co.jp >まで、何なりとご連絡くださいませ。

 また、月末でご更新をお迎えの会員様へは、当該月の中旬より、順次、ご更新・ご継続のお手続きについてのご案内メールをご登録いただいているメールアドレスへお送りしております。

 対象の会員様へは、近日中にご案内メールをお送りいたしますが、更新のお手続き方法をご存じの方は、ご案内のメールを待たずに、お手続きいただいてもかまいません。こちらで更新させていただきますので、よろしくお願いいたします。

 お手続き方法についてなど、ご不明な点がございましたら、< shop@iwj.co.jp >まで、お気軽にお問い合わせください。

 よろしくお願いいたします。

■わとはぷ~What happened today?

 今日は10月30日です。1938年のこの日、ハロウィン特別番組として、H・G・ウェルズ原作の『宇宙戦争』がラジオドラマとして放送されました。火星人が地球を侵略するというこのラジオドラマの内容を信じ、約120万人もの視聴者がパニックを起こすという「事件」が起きました。

 「宇宙戦争」と言えば、私にとってはウェルズの原作よりも、巨匠スティーブン・スピルバーグ監督がメガホンを取り、トム・クルーズが主演した2005年の映画版が鮮烈な記憶として残っています。

 突如として地球に出現した異星人の「トライポッド」は、レーザー光線で人々を次々に殺害し、その圧倒的な力で街を破壊します。トム・クルーズは、「トライポッド」と戦うのではなく、ただただ逃げ惑うばかり。スクリーンが映し出すのは、「絶望」そのものに他なりません。

 純粋な殺戮と暴力、絶望を描いた作品として、この「宇宙戦争」は映画史に燦然と輝く傑作であると思います。その後、この「宇宙戦争」を超えるSF映画は、ハリウッドでもいまだに撮られていないのではないでしょうか。

 映画という芸術は、本当に素晴らしいですよね。私は映画を見るのが好きで、学生時代は1年に50本くらい映画館で観賞していました。

 IWJも、Ustreamでのライブストリーミングを行うなど、映像を使ったメディアです。ある意味、毎日のように、ドキュメンタリー映画を配信しているのに近い、とも言えます。

 映像を重視したメディアとして、IWJでもいつかは本格的な映画製作にチャレンジできたらいいな、などとひそかに思ったりしています。私は、現在はテキスト編集を担当していますが、ゆくゆくは映像のことも勉強していきたいと思っています。

 それでは、本日もよろしくお願いいたします。

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/