皆様の温かいご支援のおかげで、2010年12月にIWJを正式に立ち上げてから、約11年が経過しました。第11期は残念ながら第10期続き赤字決算となりました。私自身の役員報酬の50%カットを4月からは全額カットにし、その他にも徹底的に経費節減に努めました。
一時は1200万円の赤字となる可能性がありましたが、最終的には約48万円の赤字で終え、なんとか第12期を迎えることができました。これもひとえに会員の皆様のお力添えのたまものです。心より感謝申し上げます。
第11期(令和2年8月1日~令和3年7月31日)の決算報告をいたします。
第11期の会費収入は前年度比19.2%減の67,208千円、ご寄付・カンパは前年度比14%増の50,863千円となりました。広告収入などの売上は前年度比マイナス11.6%減の11,896千円となりました。
以上のとおり、当期の売上は全体で8%の減少となりました。
他方で、業務委託費・外注費は前年度比15.7%減の37,311千円、給与は前年度比13%減の48,072千円となりました。その他の経費は前年度比7%増の42,474千円となりました。これは第10期に大きな赤字を回避するために、これまで積み立ててきた倒産防止協会の積立金を解約し800万円の雑収入を計上したためで、今期は新たに120万円の積立を開始したことなどにより、その他の経費が増加しました。全支出をみますと、これまで以上に経費削減に取組み、前年度比8.8%減となりました。
活動実績を前年度と比べますと、動画配信数は1,097本から959本へ減少、一方UPした記事数は350本から671本へ1.5倍となりました。
最も中心となるコンテンツであるインタビューは59本から46本へと減少しました。これは、コロナ禍で対面インタビューが難しかったことや、私の体調悪化により仕事をする時間を制限されてしまったこと、そして一番大きかったこととして、人手不足により資料作成のパワーポイントなど、インタビューを準備するための人員が不足したことが原因にあげられます。支出を削減しているので、広く人員を募集し、好条件で足りないマンパワーを埋めることが現状できていません。今後は、マンパワーを上手く節約しつつ、インタビューや私1人での、時事問題解説動画などをより多くアップしていきたいと思います。
常に充実した中継・配信、コンテンツの提供を目指して活動してきたIWJですが、今期は活動規模がやや縮小する形となりました。
第11期の詳細は、以下のとおりとなっております。
中根税理士事務所の監査を受けた決算をもとに、ご報告させていただきます。
(単位:千円)
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<収入>
会費 67,208
カンパ 50,863
広告・イベント収入 11,896
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収入合計 129,967
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<支出>
取材活動 1,469
商品仕入 279
業務委託費・外注費 37,311
給与等 48,072
*その他経費 43,248
税金 70
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支出合計 130,449
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収入129,967 ― 支出130,449 = 当期収支差額482千円
*その他経費 43,248千円 のうち主な支出項目 (単位:千円)
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地代家賃 8,850 (事務所の賃借料等)
保険料 4,433 (倒産防止共済、中退共他)
支払手数料 3,798 (クレジット決済の利用手数料、各種手数料等)
管理諸費 3,045 (システム利用料、会計監査料等)
通信費 2,642 (携帯電話使用料、通信機器使用料)
リース料 2,211 (システムサーバー利用料等)
旅費交通費 1,974 (出張旅費、通勤交通費)
事務備品・消耗品費 1,463 (撮影機材、パソコン代等)
新聞図書費 1,107 (書籍・雑誌購入代)
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特定のスポンサーをもたない、独立メディアであるIWJは、活動経費の半分を皆様からのご寄付・カンパで、残りの半分を会員の皆様の会費で賄っています。12月31日現在の会員数は3373名様です。会員の人数が増えれば、IWJの経営はそれだけ安定します。
IWJの一般会員へご登録いただければ、岩上安身によるインタビューなどのIWJオリジナルコンテンツを1か月間何度でもご覧いただけます。まだIWJ会員へのご登録がお済みでない方はぜひ、この機会に会員登録をお願いいたします!
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冒頭でも記しましたように、第11期は一時1200万円の赤字が見込まれる危機的な状況でしたが、たくさんのご支援をいただいたお陰で少しの赤字で押さえることができました。
IWJでは設立当初より、活動にご賛同いただている多くの方からの会費・ご寄附・カンパが、そのまま活動のための大事な収入源となっています。今後はより一層経費削減に努め、今期は赤字にならぬよう、今以上に気を引き締めてまいりたいと存じます。
しかしながら第12期は2月16日現在、8月1日からのご寄付・カンパの合計が2285万5393円と、通算の目標額2940万円に対し、77.8%の達成にとどまり、目標額に654万円ほど下回っています。このままのペースが今後も続けば、期末には約1000万円という赤字が見込まれ、IWJの存続が危うくなります。私個人が私財を投じて支えることも、この赤字幅ではもはや不可能となってしまいます。
新しい年が始まり、なんとか通算の目標額である5040万円に、可能な限り近づきたい、そうでないと今後のIWJの活動が限定的になると懸念しています。何とぞ、IWJへの緊急のご支援をよろしくお願いいたします。
※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします!
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
IWJは「真実を伝えるメディア」として、これからも実直に活動し続けてまいりたいと思います。皆様の周りにIWJの活動をご存じない、会員登録されていない方がいらっしゃいましたら、是非とも一言、IWJのことをご紹介いただけますと幸いです。
今後とも、IWJへのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。