【IWJブックレビュー】 共同通信文化部編『書評大全』(三省堂)

 本書は1998年から2014年までの16年間に、共同通信社が全国の加盟新聞社に配信した約5000編の書評からなる大全集。執筆した評者は1600人に上ります。

 新聞の読者は幅広く、興味や関心も多岐にわたるため、書評の対象となる本は文学、美術、歴史、科学、芸能、スポーツ、政治、経済、社会問題など、あらゆるジャンルから選ばれています。また、評者も各分野の第一人者はもちろんのこと、テーマを問わない読み巧者が名を連ねています。

共同通信文化部編『書評大全』
(三省堂、2015.3)

 本書の読み方、楽しみ方、活用の仕方は読者の自由ですが、「書名」、「著者・編者」、「評者」、「出版社」など書誌データによる索引に加え、書評本文に記された「キーワード」による索引が整理されている意味は大きい、と言えます。

 20世紀末から21世紀初めにかけては、どのような時代だったのか。どんな本が私たちの前に現れ、どう読まれたのか。私たちは何を思考し、何に感情を揺さぶられたのか。膨大な書評を特定のキーワードごとに分析することで、読者独自の切り口による「書評から見る文化史」が浮かび上がってくるに違いありません。

 なお、IWJ代表の岩上安身が記した次の書評4点も納められています。

・W杯権力の構図を明らかに ― 1995年5月13日配信
 『盗まれたワールドカップ』(デヴィッド・ヤロップ著、小林令子著/アーティストハウス)
・相対化される自己決定権 ― 1999年9月16日配信
 『脳死・クローン・遺伝子治療』(加藤尚武著/PHP新書)
・混乱とミスを丹念に検証 ― 2000年4月13日配信
 『脳死移植』(高知新聞社会部「脳死移植」取材班著/河出書房新社)
・自分の死と向き合う ― 2000年9月28日配信
 『ただマイヨ・ジョーヌのためでなく』(ランス・アームストロング著、安次嶺佳子訳/講談社)


 

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