本書は1998年から2014年までの16年間に、共同通信社が全国の加盟新聞社に配信した約5000編の書評からなる大全集。執筆した評者は1600人に上ります。
新聞の読者は幅広く、興味や関心も多岐にわたるため、書評の対象となる本は文学、美術、歴史、科学、芸能、スポーツ、政治、経済、社会問題など、あらゆるジャンルから選ばれています。また、評者も各分野の第一人者はもちろんのこと、テーマを問わない読み巧者が名を連ねています。
本書の読み方、楽しみ方、活用の仕方は読者の自由ですが、「書名」、「著者・編者」、「評者」、「出版社」など書誌データによる索引に加え、書評本文に記された「キーワード」による索引が整理されている意味は大きい、と言えます。
20世紀末から21世紀初めにかけては、どのような時代だったのか。どんな本が私たちの前に現れ、どう読まれたのか。私たちは何を思考し、何に感情を揺さぶられたのか。膨大な書評を特定のキーワードごとに分析することで、読者独自の切り口による「書評から見る文化史」が浮かび上がってくるに違いありません。
なお、IWJ代表の岩上安身が記した次の書評4点も納められています。
・W杯権力の構図を明らかに ― 1995年5月13日配信
『盗まれたワールドカップ』(デヴィッド・ヤロップ著、小林令子著/アーティストハウス)
・相対化される自己決定権 ― 1999年9月16日配信
『脳死・クローン・遺伝子治療』(加藤尚武著/PHP新書)
・混乱とミスを丹念に検証 ― 2000年4月13日配信
『脳死移植』(高知新聞社会部「脳死移植」取材班著/河出書房新社)
・自分の死と向き合う ― 2000年9月28日配信
『ただマイヨ・ジョーヌのためでなく』(ランス・アームストロング著、安次嶺佳子訳/講談社)
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タイトル | 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」 (「戦後再発見」双書2) |
著者 | 前泊 博盛 |
実施期間 | 2013年3月~ |
サービス内容 | TOPページバナー及び、特集ページ作成等 |
発行部数 | 3刷5万部 第一弾の『戦後史の正体 (「戦後再発見」双書)』は9刷22万部 |
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