『緋い記憶』で第106回直木賞を受賞した作家の高橋克彦氏の新著『東北・蝦夷の魂』を、ご恵贈いただきました。

　阿弖流為、安倍貞任、藤原泰衡、九戸政実、奥羽越列藩同盟など、中央政権に蹂躙され続けてきた東北、蝦夷の歴史を、岩手県釜石市出身の著者が綴っています。

高橋克彦著『東北・蝦夷の魂』（現代書館2013.3）

　2011年3月11日の東日本大震災、そして福島第一原子力発電所事故の被害を直接的に受けたのも、東北の方々でした。東北の方々は、現代社会において、明日をどう切り開いていけばよいのか、直木賞作家のメッセージが込められた一冊です。（2013/06/26発行【IWJウィークリー第8号】より転載）

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