ブックマン社小宮亜里様からヘレン・カルディコット監修、河村めぐみ翻訳『終わりなき危機~日本のメディアが伝えない、世界の科学者による福島原発事故研究報告書~』をご恵贈いただきました。
本書は、世界的ベストセラー『CRISIS WITHOUT END』の日本版です。
ヘレン・カルディコット監修 『終わりなき危機
~日本のメディアが伝えない、世界の科学者による福島原発事故研究報告書~』
(ブックマン社、2015.3)
福島第一原子力発電所事故から数年、世界中の主なメディアと著名政治家は放射線生物学に対して無視を決めこんでいました。これに対して同書の監修者であるヘレン・カルディコット氏(医学博士)は、2013年3月11日と12日、ニューヨーク医学アカデミーで、福島の医学的・生態学的影響についての二日間のシンポジウムを開催しました。
世界有数の科学者、疫学者、物理学者、医師が集い、福島に関する最新のデータと研究結果を発表しました。本書には、そこでの重要な発表が編集の上収められています。原子力産業にも一般大衆にも知らされていなかった情報が含まれています。
ウラジミール・ヴェルテレッキー博士(遺伝学者)は、チェルノブイリ事故後ウクライナのリウネ州で見られた先天性異常に関するデータを示しています。今後日本の新生児の先天性異常を疫学的に推測する科学的基礎となるであろうと伝えています。
ティモシー・ムソー博士(進化生物学者)は、チェルノブイリと福島の立ち入り禁止区域内における生物の突然変異、先天性異常、腫瘍の調査に基づく発見を提示しています。
スティーヴン・ウィング博士(伝染病学者)は、広島と長崎での原爆の生存者を対象にした原爆傷害調査委員会に関する研究を発表しています。この委員会は原爆投下から5年間何のデータも集めておらず、13年間は被爆者のがんの発症を調査していませんでした。このような穴だらけの研究にも関わらず、これが現在、原子力監査機関によって「真実」とされ、医学界と原子力産業の放射線被曝ガイドラインの基準になっているとうったえています。
他にも多数、総勢20名の専門家による研究結果やデータ等を集めた本書は、まさに「日本のメディアが伝えない世界の科学者による福島原発事故研究報告書」となっています。
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