2014/10/07 「保存期間延長の朗報」と対策本部立ち上げのお知らせ


Ustreamアーカイブ映像の消去問題について、新たにお知らせです。

10月6日、Ustream側から、「(アーカイブ映像の)削除開始を2014年11月1日以降に延期させていただきます」という発表がありました。これもまた、寝耳に水でした(http://www.ustream-asia.tv/news_20141006.html )。

我々IWJとしては、Ustream側に対し、当初は10月10日と発表していた消去期限を、延長するようにと申し入れを強く行ってきました。もしかしたら、それが奏功したのかもしれません。

昨日6日までは、10日が保存期限ということを前提としていたので「あと5日間しかない」と思い、本当に冷や汗が流れる思いでしたが、ひとまずは素直によかったと思っています。

しかし、実際にUstreamのアーカイブ映像を取り込むのための作業を始めようとすると、とても時間と手間がかかることを実感しています。

「数千本」のアーカイブですので、期限が11月まで延長したとしても、保存だけなはともかく、きちんとしたアーカイブとして見ていただけるように再アップする作業を考えると、非常に大変な作業であることに変わりはなく、依然として危機感を持ち続けています。

大半のアーカイブが閉じられたままでは、「すべてのアーカイブを自由に検索して観ることができる」というサポート会員の皆様との約束が守れなくなってしまいます。ところが、この「再アップ」の作業の方が、保存よりずっと時間がかかり、大変な作業なのです。

もともとIWJは「アーカイブ大整理プロジェクト」を進行中でした。数千という膨大なアーカイブを検索できるようにするため、コツコツとしたタグ付け作業やリード文の添付、タイトルの作成、小見出しの挿入、細々とした編集作業など、やるべきことをコツコツ続けていた矢先だったのです。これらのことを、今回の「事件」で、同時に、まとめて取り掛からなくてはならなくなりました。

そのためにIWJは急遽、作業用のPCを購入し、動画班の部屋を大掃除をし、作業を手伝ってくださるボランティアさんの受け入れ体制を大急ぎで整えています。作業部屋には、「ユーストリームアーカイブ保存再アップ対策総本部」の看板を掲げました。この際、このピンチを転じて宝のアーカイブとなす、というつもりで、徹底的にやりきりたいと思います。

たくさんの応援メッセージいただき、お手伝いのお申し出のご連絡をいただき、また、カンパも頂戴いたしました。心から感謝申し上げます。

今月末は第四期の決算期末にあたります。前期は赤字決算となってしまいましたが、今期は、2期連続の赤字にはならないようにしっかりと締めくくりたいと存じます。

ユーストリームアーカイブ保存と再アップ対策、そしてアーカイブ大整理プロジェクトは、間違いなく、今月では片付かず、来月以降、すなわち来期に持ち越すと思われます。

経過は、細かくご報告申し上げます。どうぞ、来月、来期以降も、継続的なご支援をよろしくお願いいたします。また、この機会に、ぜひとも、新規会員となっていただき、IWJをお支えいただきたいと思います。

よろしくお願い申し上げます。

岩上安身拝