【岩上安身より】600万円赤字の見通し!ご寄付・カンパをお願いします!~IWJ第7期決算の途中ご報告


 いつもIWJをご支援いただき、誠にありがとうございます。IWJ代表の岩上安身です。

 ご無沙汰しております。いよいよ東京も暑さが増してまいりましたが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

 6月18日に予定されている国会の会期末まで、残り約1週間となりました。「小幅延長」の可能性も濃厚ですが、いずれにせよ、残された時間は多くはありません。残された時間の短さに比べ、目の前に山積する問題はあまりにも膨大で、とても「小幅延長」で審議が尽くされるとは思えません。

 「平成の治安維持法」と言われる「共謀罪」法案、安倍総理の「お友だち」が理事長を務める学校法人の獣医学部新設をめぐる「加計学園問題」、同じく、安倍総理の関与の真相がいまだに明らかにされていない「森友学園問題」、さらには、安倍総理の「ちょうちん持ち」ジャーナリストでヨイショ本『総理』の著者の山口敬之氏による準強姦スキャンダルと、公権力によるもみ消し疑惑――次々と、とんでもない問題が浮上しています。

 しかし、もう本当に残された時間は少なくなりました。

 また、「共謀罪」のあとには、改憲が控えております。世間は「9条3項加憲」に目を奪われていますが、最も危険な本丸は「緊急事態条項」です。これは、ナチスのヒトラー独裁を可能にした全権委任法以上の強大な権限を首相に集中し、永久独裁も可能とする、途方もなく危険な条項です。この条項には、解除の規程も方法もありません。

 この「緊急事態条項」の恐ろしさをIWJはいち早く指摘し、警鐘を鳴らしてきましたが、いまだに他のメディア、野党、市民運動も、この条項の危険性に十分に気づいていないようです。「ナチスのようだが、まさか…」「本当に独裁権力になり、戦争に突入、ってそんなことはまずないだろう…」――そういう「まさか」という気持ちが心の底に残っているのが、大多数の方の偽らざるお気持ちだろうと思います。

 IWJのマンパワーや資金力を考えれば、これらの問題に関わる記者会見など、全てを漏らさず報じることはなかなか難しいのですが、それでも、IWJは「森友学園問題」の発覚した2月以来、4ヶ月近くもノンストップで取材活動を続けてきました。

 今後もIWJの活動を温かくお見守りいただき、熱いご支援をいただけましたら、大変ありがたく存じます。

 先月4月21日に今期第7期(平成28年8月1日~)の途中経過を発表し、このままでは今期末、1200万円の赤字になってしまうことをご報告して以来、約50日が過ぎ、今期末まで、残すところ、あと2ヶ月弱となりました。

 連日のご寄付・カンパのお願いを続けた結果、皆さまのご厚意のおかげを持ちまして、少し明るい兆しが見え始めたところでございます。

 4月21日にIWJサイト「お知らせ」ページにて発表した翌週、日刊IWJガイドでも緊急のお願いをさせていただき、以来、本日までの間に、483件、893万4千166円(4月25日から6月8日現在)ものご寄付をいただきました。

 IWJのピンチに思いを寄せて下さった多くの皆さまに、心より感謝申し上げます。

 4月にご寄付をくださった皆さまには、ご許可をいただき、IWJサイトにお名前を掲載させていただいております。改めて、こちらのページでの公表にご同意くださった皆さま、ありがとうございます。

 5月の皆さまのお名前も順次載せてまいりますので、ぜひ、お知らせのページをご覧下さい

 当初の目標額までは、あと306万5千834円までこぎつけることができましたが、経理スタッフとともに、あらためて収支予想を試算し直しました結果、収入1億5千600万円、支出が上方に修正されて、1億6千200万となり、現状ですと赤字額は600万円となることが予想され、依然として赤字の見通しからの脱却はできておりません。

 日刊IWJガイドでお伝えしましたとおり、社用車の修理費用20万円や取材用カメラの修繕費12万円、遠方への取材の宿泊費・交通費、大手メディアや新聞が伝えない情報をお届けするために必要な資料や書籍の保管場所を確保するための倉庫の費用、深夜に及ぶ作業をこなすスタッフの仮眠室の設営にかかる費用など、経営者として放置することができない支出が次々発生し、支出の予想額を大幅に修正せざるをえませんでした。

 これらの取材のために不可欠な費用を捻出するために、スタッフのボーナス(少ない額ですが)の財源確保もままならず(このままだと、一円も出せないことになります)、日々走り続けるスタッフにインセンティブを出すための予算も計上できないままとなっております。

 最終的には、7月末日の決算とその後の監査を経て確定しますので、見通しは正確ではありませんが、今期の赤字を確実に回避するために、あと、600万円のご寄付を皆さまにお願いしたい次第です。

 4月21日の途中経過報告以来、大変多くの皆さまにご寄付をいただき、さらにお願いを重ねますのは大変心苦しい限りではありますが、どうか、引続きIWJが走り続けられますよう、再度のご支援をお願い申し上げます。

 我々独立メディアは、皆さまの直接的なご支援がなければ続けていくことができません。権力にも、巨大資本にも、巨大広告代理店にも、一切おもねることなく、既存の大手メディアが伝えようとしないことを伝え続け、今後も安定して皆さまに独自の取材・報道活動の成果を配信しお届けできるよう、日々、工夫を重ね、邁進してまいります。

 特にこの夏・秋以降は、本当に日本がまともな民主主義国家、法治国家として存続できるかどうかの瀬戸際に立たされます。ずいぶんと傾いてしまった民主主義ですが、それでも復元できる、させられる国民の力はあると、私は信じております。自分たち自身で、それを実現させなくてはいけません。腐った権力と腐ったメディアの癒着が、無残なほどあからさまとなった今、何のしがらみも、弱みも、やましさもない独立メディアとして、IWJは皆さまに真実と事実をお伝えして、民主主義の復元に力を尽くす所存です。

 どうぞ、7月末の期末までに、ご支援のほど、平にお願い申し上げます。

岩上安身拝


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