日刊IWJガイド・ウィークエンド版「緊張高まる北朝鮮、故・金日成主席の生誕105年(太陽節)を祝う式典を挙行予定/北朝鮮外務省のハン・ソンリョル次官が米国を牽制/百田尚樹‏氏が『もし北朝鮮のミサイルで私の家族が死に、私が生き残れば、私はテロ組織を作って、日本国内の敵を潰していく』と自身のTwitterで明言/米軍は先制攻撃も視野? 自民・二階幹事長は所属議員に『即応体制』を指示/民進党・山尾志桜里衆議院議員インタビューで共謀罪がもたらす『監視・密告・盗聴社会』の実態に迫る!/戦争の足音が迫る中、足元には『貧困の波』が~藤田孝典氏に岩上さんが2回目となるインタビュー」 2017.4.15日号~No.1674号~


■■■ 日刊IWJガイド・ウィークエンド版「緊張高まる北朝鮮、故・金日成主席の生誕105年(太陽節)を祝う式典を挙行予定/北朝鮮外務省のハン・ソンリョル次官が米国を牽制/百田尚樹‏氏が『もし北朝鮮のミサイルで私の家族が死に、私が生き残れば、私はテロ組織を作って、日本国内の敵を潰していく』と自身のTwitterで明言/米軍は先制攻撃も視野? 自民・二階幹事長は所属議員に『即応体制』を指示/民進党・山尾志桜里衆議院議員インタビューで共謀罪がもたらす『監視・密告・盗聴社会』の実態に迫る!/戦争の足音が迫る中、足元には『貧困の波』が~藤田孝典氏に岩上さんが2回目となるインタビュー」 2017.4.15日号~No.1674号~ ■■■
(2017.4.15 8時00分)

★本日の日刊IWJガイドは「ウィークエンド版」として1週間のふり返りをお届けします

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■<はじめに>まさに「戦争前夜」――米軍が北朝鮮への先制攻撃を準備か!? アフガニスタンではMOAB(大規模爆風爆弾)を初使用/北朝鮮は故・金日成国家主席の生誕105年を記念し、「軍事パレード」開催へ(平山茂樹)
┠■<速報1>北朝鮮・外務省のハン・ソンリョル次官が「トランプ政権は、アメリカの歴代の政権と比べても好戦的だ」と非難 6回目の核実験について「最高指導部が決断すれば実施する」
┠■<速報2>作家の百田尚樹氏が「もし北朝鮮のミサイルで私の家族が死に、私が生き残れば、私はテロ組織を作って、日本国内の敵を潰していく」と自身のTwitterで明言
┠■【中継番組表】
┠■<岩上さんによるインタビュー1週間総まとめ>(平山茂樹)
┠―【1】共謀罪で空前の「監視・密告・盗聴社会」が到来!? 民進党・山尾志桜里衆議院議員に岩上さんが単独インタビュー!緊急事態条項に反対の意志も表明!!
┠―【2】戦争の足音が迫る中、足元には「貧困の波」が~全世代に広がる貧困の実態を『下流老人』の著者・藤田孝典氏が解説!岩上安身によるインタビュー第2弾
┠■<IWJが報じた1週間総まとめ>(平山茂樹)
┠―【1】結局は自民党入りか――民進党離党で長島昭久議員が記者会見!共産党との連携に不満
┠―【2】築地市場移転めぐり百条委で偽証疑惑のある浜渦元副知事が反論会見を開催!豊洲の責任者は「現場の局長くらいでは」と責任転嫁し矮小化
┠―【3】原発と心中!? 東芝が監査法人の承認を得ないまま決算発表――ついに上場廃止か?
┠■<ハドル班のいちおし配信>「Fight for $15」が呼びかけるグローバル・アクションに呼応し、日本各地で「賃上げ・中小企業支援」デモが開催! IWJでは「AEQUITAS(エキタス)」主催の東京でのデモを中継!(須原杏)
┠■<IWJからのお知らせ>『築地移転の闇をひらく』『貧困クライシス』の2冊が入荷!いずれもサイン入りです/春到来でポカポカ陽気の今日このごろ・・・「TALK ABOUT DEMOCRACY」Tシャツを着てお出かけしてみてはいかがでしょうか?(平山茂樹)
┠■わとはぷ~What happened today? 今日4月15日はMLBの「ジャッキー・ロビンソン・デー」~黒人初のメジャーリーガー・デビュー記念日(平山茂樹)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━

■□■□■□■□■□■□■□■□
<はじめに>まさに「戦争前夜」――米軍が北朝鮮への先制攻撃を準備か!? アフガニスタンではMOAB(大規模爆風爆弾)を初使用/北朝鮮は故・金日成国家主席の生誕105年を記念し、「軍事パレード」開催へ
■□■□■□■□■□■□■□■□

 米空母「カール・ビンソン」を中心とする米第一空母打撃群が朝鮮半島近海に向かって航行するなど、極限状態まで緊張が高まっている北朝鮮情勢。その北朝鮮では今日4月15日(土)、故・金日成主席の生誕105年(太陽節)を祝う式典が行われる予定で、首都・平壌では大規模な「軍事パレード」が行われる見通しです。また、このタイミングで北朝鮮側が新たな挑発行為に及ぶ可能性もあり、東アジアの緊張はピークを迎えつつあります。

 そのようななか、米NBCテレビは4月13日、複数の米情報機関当局者の話として、米軍が北朝鮮に対して通常兵器による先制攻撃の準備をしていると報じました。北朝鮮が6回目の核実験を敢行するとの確証を得た段階で攻撃を行うのだといいます。米国防総省もこの報道に対し、「コメントしない。司令官は常にあらゆる手段について検討している」と回答し、今のところ否定していません。

※米軍が北朝鮮への先制攻撃準備か(ロイター、2017年4月14日)
http://jp.reuters.com/article/idJP2017041401001286

 北朝鮮に対するメッセージなのか、米軍は4月13日夜、アフガニスタンのIS(イスラム国)の拠点を「MOAB(大規模爆風爆弾)」で攻撃したと発表。MOABは”Mother Of All Bombs”(全ての爆弾の母)の略称で、非核兵器(通常兵器)では最強の破壊力を持つとされます。あのイラク戦争においても、実戦配備されながら、実際には使用されなかったMOAB。世界最貧国のアフガニスタンのテロリスト集団相手に、そこまで巨大な破壊力をもつ兵器を用いる必要性があったのでしょうか。

 トランプ大統領はこのMOAB使用について、記者団に「わが国の軍を大いに誇りに思う。(作戦は)成功した」などと語りました。この大統領は、過去の大統領が超えるのをためらった「一線」をやすやすと踏み越えていってしまいます。北朝鮮への攻撃も、口だけの脅しではすまないかもしれません。

※米軍、最強爆弾を初使用=アフガンのIS掃討戦で-「誇り」とトランプ大統領(時事通信、2017年4月14日)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017041400160&g=isk

 MOABが実戦で使用されるのは今回が初めてで、イラク戦争の際には「ネオコン」集団で固められたブッシュ政権も使用を見送っていました。シリア・アサド政権へのミサイル攻撃といい、トランプ政権のもとでいよいよ米軍の攻撃的姿勢に歯止めがきかなくなってきた観があります。

 こうした国際情勢の急速な悪化を受け、日本国内でも緊張が高まっています。自民党の二階俊博幹事長は、朝鮮半島での有事に備え、党として即応できる体制の構築を指示。昨日14日の記者会見で「ただちに招集に応じられるよう、遠くへ出かけないように、という気持ちは(議員らに)伝えてある」と語りました。永田町は「戦争前夜」とも言える異様な雰囲気に包まれているようです。

 仮に今日、北朝鮮が祝賀式典にあわせてミサイル発射か6回目の核実験を行えば、トランプ政権は本当に北朝鮮に対して先制攻撃を行いかねません。そうなれば、北朝鮮による反撃の対象となるのは、米本土ではなく在日米軍基地です。そして、トランプ政権は容赦なく自衛隊にも協力を求めてくるでしょう。なぜなら、日本は安倍政権のもとですでに集団的自衛権の行使を容認してしまったからです。

 その意味で今日4月15日は、日本が戦後初めて、いよいよ本当に戦争に巻き込まれることになるかもしれない「分水嶺」となる可能性があります。IWJでは、北朝鮮情勢について何か動きがあり次第、すぐに最新情報をお伝えいたします。また17時からは、柳澤協二氏や伊勢崎賢治氏らが登壇した北朝鮮に関するシンポジウム(2016年5月20日収録)の様子を緊急再配信しますので、ぜひご視聴ください。

★【緊急再配信】自衛隊を活かす会 5.20 シンポジウム「北朝鮮は脅威なのか、どう対応すべきか」(2016年5月20日収録)
[日時]2017年4月15日(土)17:00~
[視聴]【Ch5】http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
[Tw]【@IWJ_ch5】https://twitter.com/iwj_ch5

 また、今回の北朝鮮情勢とシリア情勢について、岩上さんによる緊急インタビューも続々と決まっています。4月19日(水)には軍事評論家の田岡俊次氏に、4月22日(土)には元外務省国際情報局長の孫崎享氏に、4月28日(金)には放送大学教授の高橋和夫氏に岩上さんがお話をうかがいますので、ぜひご視聴ください!

★【中継】岩上安身による軍事評論家・田岡俊次氏インタビュー
[日時]2017年4月19日(水)15:00~
[YouTube Live]
https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
[CAS] http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
[Tw]【@IWJ_ch1】https://twitter.com/iwj_ch1

★【中継】岩上安身による元外務省国際情報局長・孫崎享氏インタビュー
[日時]2017年4月22日(土)17:30~
[YouTube Live]
https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
[CAS] http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
[Tw]【@IWJ_ch1】https://twitter.com/iwj_ch1

★【中継】岩上安身による放送大学教授・高橋和夫氏インタビュー
[日時]2017年4月28日(金)15:00~
[YouTube Live]
https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
[CAS] http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
[Tw]【@IWJ_ch1】https://twitter.com/iwj_ch1

 IWJでは2012年末の第2次安倍政権発足直後から、「現在の日本は戦争前夜である」と訴え、警鐘を鳴らし続けてきました。しかしこの間、安倍政権は特定秘密保護法に集団的自衛権行使容認、そして今国会で審議中の共謀罪と、「戦争準備体制」を着々と完成させつつあります。まさに、今回のような北朝鮮情勢の極端な悪化を、最初から睨み据えていたかのようです。

 本当に有事が起きてしまった場合、IWJがメディアとしてどこまで報道を行えるか、正直なところそれはよく分かりません。マスメディアへの統制だけでなく、我々独立メディアへの統制も強化されるかもしれません。しかしIWJは、3.11という破局的な原発事故に際しても、東電会見にひたすら張り付き続けたり、インターネットメディアとして初めて事故後の福島第一原発に入るなど、常に最前線で取材を行いました。我々は、どんな事態に至っても、事実と真実を皆さまにお伝えし続ける覚悟でいます。

 これからもIWJは、可能な限り最前線で、生々しい情報をありのままのかたちでダイレクトに市民の皆さんにお伝えしてゆきたいと思っています。どうぞ定額会員にご登録いただくか、ご寄付・カンパによってIWJの活動をお支えください。どうぞ、よろしくお願いいたします。

※会員登録はこちらから!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパはこちらからお願いいたします
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

■□■□■□■□■□■□■□■□
<速報1>北朝鮮・外務省のハン・ソンリョル次官が「トランプ政権は、アメリカの歴代の政権と比べても好戦的だ」と非難 6回目の核実験について「最高指導部が決断すれば実施する」
■□■□■□■□■□■□■□■□

 昨日、北朝鮮・外務省のハン・ソンリョル次官が、アメリカのAP通信のインタビューに応え、「トランプ政権は、アメリカの歴代の政権と比べても好戦的だ」と非難したことを、NHKが報じました。

※北朝鮮外務次官「最高指導部が決断すれば核実験実施」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170414/k10010948541000.html

 また、ハン次官は、6回目の核実験について、「最高指導部が決断すれば実施する」と発言。北朝鮮への先制攻撃も視野に入れているとされるトランプ政権を牽制するかたちとなります。

■□■□■□■□■□■□■□■□
<速報2>作家の百田尚樹氏が「もし北朝鮮のミサイルで私の家族が死に、私が生き残れば、私はテロ組織を作って、日本国内の敵を潰していく」と自身のTwitterで明言
■□■□■□■□■□■□■□■□

 作家の百田尚樹氏が「もし北朝鮮のミサイルで私の家族が死に、私が生き残れば、私はテロ組織を作って、日本国内の敵を潰していく」と自身のTwitterアカウントで明言しました。

※百田尚樹氏のツイート
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/852426923678420993

 「日本国内の敵」とは誰なのか?これについて、百田氏は自身のツイートで、「『もしミサイルが打ち込まれて私の家族が死ねば、テロ組織を作って国内の敵を潰す』という私のツイートが物議を醸しているようだが、『国内の敵』というのは、売国議員と売国文化人である」と述べています。

※百田尚樹氏のツイート
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/852735626340257792

 この百田氏の一連のツイートは、国会議員と文化人に対する加害の告知であり、許されるものではありません。IWJは引き続き、報じて参ります。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆中継番組表◆

**2017.4.15 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_IBARAKI1】13:30〜「茨城県市民連合結成1周年のつどい『民主主義の危機と市民・野党共闘』ー講演 山口二郎氏(法政大学教授、市民連合よびかけ人、立憲デモクラシーの会共同代表)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=ibaraki1
※茨城県市民連合主催で開催される結成1周年のイベントを中継します。

【ツイキャス・IWJ_OKINAWA1】14:00~「シンポジウム『沖縄とヤマトの狭間でー新崎盛暉の半生から考えるー』」
視聴URL: http://twitcasting.tv/IWJ_okinawa1
※「沖縄対外問題研究会」が主催するシンポジウムを中継します。

【Ch4】14:30~「AEQUITAS(エキタス)『上げろ最低賃金デモ』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「AEQUITAS(エキタス)」呼びかけによるデモの模様を中継します。

【再配信・Ch5】17:00~「自衛隊を活かす会 5.20 シンポジウム『北朝鮮は脅威なのか、どう対応すべきか』 ―登壇者:蓮池透氏(元拉致被害者家族会事務局長)、渡邊隆氏(元陸将・東北方面総監)ほか」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※2016年5月に収録したシンポジウムを再配信します。内容は蓮池透氏、渡邊隆氏、柳澤協二氏による講演のほか、東京外国語大学教授の伊勢崎賢治氏を交えた討論など。

============

◆中継番組表◆

**2017.4.16 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch未定】13:30~「水道・公共インフラが奪われる!! ―水道法改正・官民連携推進施策の問題点―」
※第一部・パネルディスカッションのパネラーは椿本祐弘氏(フリーライター、元大和総研主席研究員) 、辻谷貴文氏 ( 全日本水道労働組合 書記次長)を予定。 コーディネーターは元農林水産大臣で弁護士の山田正彦氏。

【ツイキャス・IWJ_HOKKAIDO1】13:30~「バイバイ大間原発はこだてウォーク」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_hokkaido1
※大間原発の建設中止を訴え、函館市街をデモ行進する「バイバイ大間原発はこだてウォーク」を中継します。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆昨日アップした記事はこちらです◆

森友学園問題は大阪府として調査中!?今大阪で百条委員会をやる必要がありますか!?~日本外国特派員協会主催 松井一郎・大阪府知事 日本万国博覧会誘致に関する記者会見
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/373923

福島原発 凍土壁全面凍結の見通しについて東電「明確な見通しは立っていない」――東京電力 定例会見
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/373648

森友学園問題については国会で質問禁止!? 「データを自動消去」は虚偽答弁!?
3月23日以降、4月12日までの証人喚問以後の流れを一挙に振り返る~「極右学校法人の闇」第67弾!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/373755

◆昨日テキストアップした記事はこちらです◆

「テロ」「戦争」は「緊急事態条項」新設の口実にはならない!永井幸寿弁護士が憲法審査会で痛烈批判!議員任期延長で「戦争遂行の挙国一致体制」が作られた負の歴史を忘れてはならない!(後編)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/373892

緊迫する中東・朝鮮半島情勢!国会では厚労委で「介護保険法改正案」を強行採決!足元に押し寄せる「貧困の波」——岩上安身による『下流老人』著者・藤田孝典氏インタビュー第2弾!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/373645

■□■□■□■□■□■□■□■□
<ハドル班のいちおし配信>「Fight for $15」が呼びかけるグローバル・アクションに呼応し、日本各地で「賃上げ・中小企業支援」デモが開催! IWJでは「AEQUITAS(エキタス)」主催の東京でのデモを中継!
■□■□■□■□■□■□■□■□

 おはようございます。ハドル班の須原あんずです。

 経済格差が国の深刻な問題となっている米国で、数年前より、各地で相次いで最低賃金を「時給15ドル」へ引き上げる法案が決定しました。

 この決定は、労働者による地道な努力が実を結んだものです。

 きっかけは、2012年11月にニューヨークで起こった、ファストフード従業員によるストライキでした。その後、米国各地でストライキやデモ「Fight for $15(時給15ドルを勝ち取るために戦う)」が開催される事態に発展しました。

 そして遂には、2014年全米に先駆けてワシントン州シアトル市が最低賃金を「時給15ドル」へ引き上げる法案を決定。ニューヨーク州やカリフォルニア州なども続き、昨年2016年3月31日には、職種限定も含めると3州と24都市で、最低賃金「時給15ドル」へ引き上げることが決定しました。

※えっ 最低時給15ドル — 賃金ガラガラポン — 朝日新聞GLOBE June 5, 2016
http://globe.asahi.com/feature/article/2016060100005.html

 日本でも、以前より、各地で賃上げデモなどが行われていますが、一昨年には、これまでとは雰囲気の違う若者中心の「AEQUITAS(エキタス)」というグループが新宿で賃上げのデモを行い、注目を浴びました。

※2015/10/17 生活まもれ!「上げろ最低賃金デモ」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/270823

「AEQUITAS(エキタス)」とは、ラテン語で「正義」や「公正」を意味し、労働者の「最低賃金1500円」と、事業主の「社会保険料負担の軽減、中小企業向け減税」など「中小企業支援」を要求として掲げています。

 本日、「Fight for $15」が呼びかけるグローバル・アクションに呼応し、日本でも、東京、京都、名古屋、松本、札幌など日本各地で、様々な団体が連携して、「上げろ最低賃金デモ」が開催されます!

 IWJでは東京で行われる「AEQUITAS(エキタス)」主催のデモの模様を中継します。ぜひ、ご視聴ください!

★【中継】AEQUITAS(エキタス)『上げろ最低賃金デモ』
[日時] 2017年4月15日(土)14:30~
[視聴]【IWJ・Ch4】http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4

■□■□■□■□■□■□■□■□
<IWJ書店からのお知らせ>『築地移転の闇をひらく』『貧困クライシス』の2冊が入荷!いずれもサイン入りです/春到来でポカポカ陽気の今日このごろ・・・「TALK ABOUT DEMOCRACY」Tシャツを着てお出かけしてみてはいかがでしょうか?
■□■□■□■□■□■□■□■□

 岩上さんがインタビューを行った有識者の方々の書籍をサイン入りで販売している「IWJ書店」に、新しいアイテムが入荷しました!岩上さんが4月7日に超ロングインタビューを行った中澤誠氏、水谷和子氏の共著『築地移転の闇をひらく』、そして岩上さんが4月13日にインタビューを行った藤田孝典氏の新刊『貧困クライシス』の2冊です。

 ぜひ、岩上さんのインタビュー動画とともにご一読ください。

※【中澤誠さん・水谷和子さんサイン入り】『築地移転の闇をひらく』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=307

※【藤田孝典さんサイン入り】『貧困クライシス』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=308

※「IWJ書店」のご利用には定額会員へのご登録が必要です
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 「IWJ書店」では他にも、『前夜~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』『米国が隠す日本の真実』『「今を伝える」ということ』など、岩上さんが執筆陣の一人に加わった書籍も販売しています。もちらん、岩上さんが心を込めてサインを入れますので、こちらもぜひお買い求めください!

※【増補改訂版・岩上安身サイン入り】『前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171

※【岩上安身サイン入】『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=159

※【岩上安身サイン入り!】『「今を伝える」ということ』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=194

 4月も中旬を迎え、季節はまさに春真っ盛りです。桜が散ってしまうのはさびしいですが、これから気温はどんどん上昇し、半袖で外出できるようになるのももう間近です。IWJでは、「TALK ABOUT DEMOCRACY」と題したオリジナルTシャツも販売していますので、こちらもぜひお買い求めください。

※復刻版!! Tシャツ TALK ABOUT DEMOCRACY 色:ヘザーグレー
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=256

※復刻版!! Tシャツ TALK ABOUT DEMOCRACY 色:バーガンディ
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=257

 それでは、本日もよろしくお願いいたします。

※日刊IWJガイドフルバージョンはこちらから!
http://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20170415

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/