┏━━【目次】━━━━
┠■はじめに～7月27日に再入院した岩上安身は、昨日30日も退院できず、最低あと1日は、様子を見ることに。医師からは退院してすぐのハードワークも「胃腸だけでなく、血圧や心臓の観点からも危険」と指摘されました。
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┠■IWJ第14期最後の1ヶ月も、最後の1日となりました！ 先週緊急入院していた岩上安身は、26日に退院しましたが、翌日27日に再入院しました！ 7月は30日までで、ご寄付・カンパが371万6700円と、目標額の93％！ 今期第14期は、8ヶ月連続で目標未達、累積の赤字額は約1260万円。他方で、「IWJしか報じていない情報」が、増えてきています！ どうか財政難のIWJが、独立メディアとして報道・言論活動を継続できるよう、皆さまのご支援をよろしくお願い申し上げます！
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┠■「もう、アホか？ といいたいところですが、会員への責任感もわかるし、でも、ここは、ご自身の体調の回復を最優先していただきたいと思います」再入院のお知らせを受けて、温かみの伝わるお叱りもいただきました。ご心配をおかけして申し訳ありません。岩上安身の健康にお気遣いいただき誠にありがとうございます！ 皆さまからの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします！
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┠■【中継番組表】
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┠■中国がハマスとファタハを含むパレスチナの14党派による統一政府樹立の合意を仲介！ シオニズムに対する正当な抵抗組織としてパレスチナ人に支持されているハマスを「テロリスト」として排除し、パレスチナの分断統治とパレスチナ自治政府の弱体化を目論む米・イスラエルは、即座にこの合意を非難！ 対立の緩和をめざす中国外交との違いが浮き彫りに!! ロシア・ASEAN外相会議では、BRICS入りを希望するASEAN諸国が続出！ ロシアのラブロフ外相は「地域にNATOが侵入する脅威を感じている」と表明！
┃
┠■7月発行の『岩上安身のIWJ特報！』は、自民党裏金問題について、2024年4月5日収録の「岩上安身による神戸学院大学法学部・上脇博之教授インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行します！ ぜひ『まぐまぐ』からご登録ください!! IWJのサポート会員になれば、IWJサイトでバックナンバーをすべて読めます！ ぜひ、サポート会員にご登録を!!
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■はじめに～7月27日に再入院した岩上安身は、昨日30日も退院できず、最低あと1日は、様子を見ることに。医師からは退院してすぐのハードワークも「胃腸だけでなく、血圧や心臓の観点からも危険」と指摘されました。
おはようございます。IWJ編集部です。
IWJの代表であり、この『日刊IWJガイド』の編集長で、フィニッシャーでもある岩上安身は、7月26日に退院したものの、翌27日に再入院せざるを得なくなったため、本日はやや簡易版とさせていただきます。どうぞ、ご了承ください。
昨日30日、入院中の岩上安身は、この日の担当の医師である、循環器の専門医と、特に血圧の問題を中心に、話しました。
その結果、前回のように、急激に高血圧から低血圧に急低下、脱水症状を起こさないように、部分的に心臓の薬を再開して、高血圧をおさえる降圧剤の服用はまだ控え、最低あと1日は、入院しながら、様子を見ようという結論になりました。
それに加えて、医師から『絶対にやめて』と釘を刺されたのが、退院直後のハードワークの再開です。睡眠不足、運動不足、暴飲暴食、メタボと並んで、「胃腸だけでなく、血圧や心臓の観点からも、危険」だと言われました。
入院中も、夜中まで仕事をしていたことが、病棟の医師や看護師の皆さんに、知れ渡ってしまっているので、退院後は、再々入院とならないためにも、慣らし運転をして、深夜までのハードワークはやめて、半分の労働量にするように、とのことです。
退院したら、延期していたインタビューの再開も含めて、すぐにも、フル稼働する気だった岩上安身ですが、このように医師からブレーキをかけられることになりました。
結論として、岩上安身は、昨日30日も入院が続き、本日31日にまた、退院できるかどうか、様子を見ようということになりました。
血圧の薬も、3つあるうちの一つだけ、再開ということになり、その数値も、31日に確認することになっています。
症状は好転しており、退院が可能なところに差し掛かってはいるけれども、本日午前中、ドクターの診察を受けた後で、退院となるか、もう少し様子を見るか、その時点で決まります。
再入院した岩上安身の経過については、随時お知らせしてまいります。
■IWJ第14期最後の1ヶ月も、最後の1日となりました！ 先週緊急入院していた岩上安身は、26日に退院しましたが、翌日27日に再入院しました！ 7月は30日までで、ご寄付・カンパが371万6700円と、目標額の93％！ 今期第14期は、8ヶ月連続で目標未達、累積の赤字額は約1260万円。他方で、「IWJしか報じていない情報」が、増えてきています！ どうか財政難のIWJが、独立メディアとして報道・言論活動を継続できるよう、皆さまのご支援をよろしくお願い申し上げます！
いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。
IWJ第14期の最後の1ヶ月となる7月も、最後の1日となりました。
先週の月曜日、7月22日に緊急入院となった岩上安身は、症状に一定の改善がみられたため、26日に一度退院しましたが、翌日の27日、再び、急激な血圧低下と、起立性のめまいとに襲われ、再入院することとなってしまいました。
※【岩上安身からのお知らせ】明日の『日刊IWJガイド』は、岩上安身再入院のため、臨時休刊といたします。どうぞ、ご了承ください。 2024.7.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/523993
そんなピンチの中、7月は1日から30日までの30日間で、157件、371万6700円のご寄付・カンパをいただきました。ご寄付をくださった皆さま、本当にありがとうございます。これは、月間の目標額400万円の93％という達成率です。
6月のご寄付・カンパが目標額に到達できなかったことで、今期第14期、IWJへのご寄付・カンパは、11月から6月まで、8ヶ月連続で目標金額に到達しませんでした。この8ヶ月間の不足額の合計は、1260万8589円です。零細な企業であるIWJにとって、非常に厳しい赤字額です！ 財源不足は深刻な上にも深刻で、IWJは、本当にこの先、独立メディアとして活動できなくなってしまう可能性が出てきました。
今月こそ、なんとか月間目標額の400万円に届きますよう、また、できれば目標額以上のご支援をいただき、目標不足分を、期末の7月末までに補い、収支がマイナスにならないよう、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます！
6月末現在、IWJ会員の総数は2329人、このうちサポート会員の方は869人でした。ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします！
また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です！
※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
（会員登録済みの方）https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
（新規会員登録の方）https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です（各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません）。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします！
みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八（ゼロゼロハチ）
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
IWJホームページからも、お振り込みいただけます。
※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
どうぞ、皆さま、権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えする独立メディアIWJの存在意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください！
よろしくお願いします！
岩上安身拝
■「もう、アホか？ といいたいところですが、会員への責任感もわかるし、でも、ここは、ご自身の体調の回復を最優先していただきたいと思います」再入院のお知らせを受けて、温かみの伝わるお叱りもいただきました。ご心配をおかけして申し訳ありません。岩上安身の健康にお気遣いいただき誠にありがとうございます！ 皆さまからの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします！
岩上安身の健康状態をご心配いただいた皆さまから、応援・激励のメッセージをいただきました。ありがとうございます！ ここに感謝を込めてご紹介させていただき、岩上安身がご回答させていただきます！
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もう、アホか？ といいたいところですが、会員への責任感もわかるし、でも、ここは、ご自身の体調の回復を最優先していただきたいと思います。日刊IWJガイド、日々楽しみにしておりますが、簡易版でも十分な内容だし、まずは岩上さんの健康を回復していただきたいと思います。The Birthday の、ブラックバードカタルシス、って曲のように…燃やし尽くしたよ…なんてこといわれても困ります…
落合正明 様
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落合正明 様
お叱りをいただき、恐縮しております。
ご心配をおかけしていることへのおわびとともに、御礼を申し述べたいと思います。ありがとうございます。
今回、入院したことで、悪いことばかりではなかったと、ポジティブに考えるようにしています。
検査を徹底し、胃潰瘍が見つかって、検査を始めたり、脱水症状に簡単になることや、降圧剤の服用の仕方も気を付けなければいけないことも思い知ったりと、これからの「60代半ばからの歩き方」を、学べたように思います。
生活習慣も、食事も、薬の服用の仕方も、運動の必要性（便秘にならないためにマスト）も、自分自身の「働き方改革」の必要性も、痛感いたしました。
胃潰瘍ができないように、ストレスをため込まないことも、もちろんですが、こればかりは、全世界がストレスにまみれているような状況なので、自分1人、土砂降りの中、濡れないで歩くのは無理だろうと思います。
このストレスの大雨の中で、自暴自棄にも、病気にもならず、ニヒリズムにも陥らず、「雨なんか降っていない」と自分自身を洗脳したりもせず、正気と健康を保ち続けて、まっすぐに歩き続けることができれば、それだけでも、「価値」や「意味」があることかもしれません。
雨はいつか上がる時が来ます。逆に、大水害をもたらす場合もあります。近未来の気象図を知り、十分な対処が必要です。
そのリアルな気象図をお知らせし続けるのが、我々の仕事の本分です。ストレスも克服して、ゆっくりと立ち上がり、次は再々入院にならないように、慎重にリスタートしたいと思います。
今後とも、ご支援をどうぞ、よろしくお願いします。
岩上安身 拝
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◆中継番組表◆
＊＊2024.7.31 Wed.＊＊
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ・Ch5】15：00～「有機フッ素化合物（PFAS）の健康被害を明らかにするために『全国規模での血中濃度検査測定を求める合同記者会見』」
視聴URL： https://twitcasting.tv/iwj_ch5
「東京保健会病体生理研究所」「社会医療法人社団健生会」「東京民医連」共催の会見を中継します。これまでIWJが報じてきたPFAS関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/pfas
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◆中継番組表◆
＊＊2024.8.1 Thu.＊＊
調整中
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
鳩山友紀夫氏「日米欧が、中国をロシアと北朝鮮の側に追いやるような言動を続けている。西側は、ウクライナのNATOへの加盟を煽り、ウクライナ戦争の大きな原因を作ったという教訓をまったく学んでいない」～7.19 ユーラシア協調安全保障体制をどう構築するか（第1日目）
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/523909
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■中国がハマスとファタハを含むパレスチナの14党派による統一政府樹立の合意を仲介！ シオニズムに対する正当な抵抗組織としてパレスチナ人に支持されているハマスを「テロリスト」として排除し、パレスチナの分断統治とパレスチナ自治政府の弱体化を目論む米・イスラエルは、即座にこの合意を非難！ 対立の緩和をめざす中国外交との違いが浮き彫りに!! ロシア・ASEAN外相会議では、BRICS入りを希望するASEAN諸国が続出！ ロシアのラブロフ外相は「地域にNATOが侵入する脅威を感じている」と表明！
中国外務省は7月23日、ハマスとファタハを含むパレスチナの14党派を北京に招待し、中国の仲介によって、統一政府樹立の合意に関する「北京宣言」に署名したと発表しました。
7月23日付中国『グローバルタイムズ』は、「パレスチナ14党派の代表らが、和解対話のために北京に集まるのは、今回が初めて」とした上で、「パレスチナ解放機構（PLO）の枠組みの下で、包括的な国家統一を実現することで合意」したと報じました。
「『北京宣言』は、国連決議にもとづき、ヨルダン川西岸、エルサレム、ガザを含むパレスチナの領土保全を維持しながら、エルサレムを首都とする独立したパレスチナ国家を樹立することを求めている」とのことです。
『グローバルタイムズ』によると、中国の王毅外相は、演説で「この対話の最も重要なコンセンサスは、14党派間の和解と団結を達成することであり、核心的な成果は、PLOがパレスチナ人民の唯一の正当な代表であるという明確な認識である」と述べたと報じています。
※Reconciliation dialogue of Palestinian factions in Beijing brings valuable hope to long-suffering Palestinian people: Chinese Foreign Ministry（Global Times、2024年7月23日）
https://www.globaltimes.cn/page/202407/1316555.shtml
このニュースは、日本の大手メディアや西側メディアの日本語版でも報じられました。
23日付『ロイター』は、「ハマスとの統一政府樹立は米国、イスラエル、英国によって拒否されている。これらの国々は、戦争終結後にいかなる役割からもハマスを排除することで意見が一致している」と報じるなど、シオニスト・イスラエルと「一体化」している米英に認められることはないとの懐疑的な見方を示しています。
※パレスチナ各組織、統一政府樹立で合意 北京で会談＝中国外務省（ロイター、2024年7月24日）
https://jp.reuters.com/world/china/LV36H3ZRZZNTNJCJV47BRUEUGI-2024-07-23/
しかし、ハマスを「テロリスト」として排除するのは、シオニスト・イスラエルの側に立つ、一方的な見方に過ぎません。中国はPLO（パレスチナ解放機構）が「パレスチナ人民の唯一の正当な代表」としましたが、かつてパレスチナ自治区の選挙が行われた際には、PLOの中心組織のファタハよりもハマスの方が、政党として、パレスチナ人の有権者の票を獲得したのでした。
2006年のパレスチナ自治区の評議会選挙では、ハマスが第1党、ファタハが第2党となり、ハマスはガザのイスラム大学元学長のイスマイル・ハニヤ氏を自治政府首相とする内閣を発足させましたが、ファタハとの対立が激化しました。この対立分断には、米国やイスラエルの露骨な介入がありました。
2007年に、PLOのアッバス議長は、一方的にハニヤ首相を解任し、ファイヤド前財務相を新首相に指名すると、国際社会はファイヤド新首相を全面支援しました。
これに対して、ハマスはガザ地区を制圧してファタハをガザから追放、ファタハはヨルダン川西岸に撤退して、パレスチナは、ファタハのヨルダン川西岸地区と、ハマスのガザ地区とに分裂しました。
1993年のオスロ合意で、パレスチナ自治政府設立の条件であった、「イスラエルの国家承認と武装闘争の放棄」の遵守を口実に、シオニストの「傀儡」として、ファタハ主導のPLOが「腐敗」していったのに対して、聖戦（ジハード）を掲げてシオニストへの抵抗運動を続けたハマスは、米国、イスラエル、EU、英国、カナダ、オーストラリア、日本から、「テロ組織」に指定されています。
しかし、7月25日付『アルジャジーラ』は、抵抗運動を続ける一方、貧困に苦しむ民衆に対する医療、教育などの生活支援を行うハマスを、パレスチナ住民達は、正当な抵抗組織として、圧倒的に支持していると指摘しています。
※‘Pressure for this to succeed’: Will Fatah-Hamas unity deal hold?（ALJAZEERA、2024年7月25日）
https://www.aljazeera.com/news/2024/7/25/pressure-for-this-to-succeed-will-fatah-hamas-unity-deal-hold
この『アルジャジーラ』の記事は、長年対立が続いてきたハマスとファタハが「これまでに何度も和解の試みが失敗している」ことについて、PLOのマフムード・アッバス議長（自治政府大統領）が、「ハマスとのこれまでの和解協定を台無しにしてきた」からだと指摘しています。
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■7月発行の『岩上安身のIWJ特報！』は、自民党裏金問題について、2024年4月5日収録の「岩上安身による神戸学院大学法学部・上脇博之教授インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行します！ ぜひ『まぐまぐ』からご登録ください!! IWJのサポート会員になれば、IWJサイトでバックナンバーをすべて読めます！ ぜひ、サポート会員にご登録を!!
IWJでは、メルマガサイト『まぐまぐ』で、毎月『岩上安身のIWJ特報！』を発行しています。
7月は、2024年4月5日収録の「岩上安身による神戸学院大学法学部・上脇博之教授インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行します。
2023年11月17日、『週刊文春』が、自民党・安倍派、二階派、岸田派の政治資金パーティー収入の一部が政治資金収支報告書に記載されていなかったと報じました。その総額は、なんと5億7949万円！ こうして「自民党裏金問題」が発覚し、政界を揺るがす大問題に発展しました。
実は、この政治資金パーティーを最初に報じたのは、2022年11月6月付の『しんぶん赤旗日曜版』でした。
同紙が、自民党の総裁派閥・岸田派を含む主要5派閥に、政治資金規正法違反（不記載）の疑いがあることを取り上げ、神戸学院大学法学部の上脇博之（かみわき ひろし）教授のコメントを掲載。その後、上脇教授が次々と疑惑の議員達を刑事告発し始めたのです。『週刊文春』の報道に先立つ1年前のことです。
上脇教授こそが、一連の政治資金パーティーと裏金問題の端緒を作ったキーパーソンなのです。
2024年4月5日と18日、岩上安身は、「底なしの自民党裏金問題！ 岸田総理と後援会代表らを次々と刑事告発！『闇政治資金パーティー』の徹底捜査と『裏金』の真相解明が必要！」と題して、上脇博之教授への緊急連続インタビューを行いました。
上脇教授は、闇政治資金パーティーと裏金の真相解明を求めて、2022年から自民党議員らを刑事告発し続けています。
『しんぶん赤旗』が報じた2022年末の段階では、まだ、それは「不記載」問題であり、「裏金問題」とは言いきれなかった、と上脇教授は言います。
「裏金が作られているであろう、と推測する段階だった。2023年12月に『5年で5億円』という数字が報じられると、野党からも追及の声が上がり、自民党としても調査せざるを得なくなっていった」と振り返りました。
上脇教授は、刑事告発に際し、膨大な量の収支報告書を丹念に調べ、数字を照らしあわせて綻びを見つけます。その時に「何が書かれていないか」を見抜くことが重要なのだ、と上脇教授は語りました。
上脇教授は、「これは単純なミスではない。どう考えても、自民党内で組織的にやっている。裏金が作られている可能性があるなと。私は政治資金オンブズマンの代表をやっているので、やっぱり告発状を書かないといけない」と述べて、詳しい経緯を説明しました。
以下、7月発行の『岩上安身のIWJ特報！』の目次です。IWJ会員ではない方も、ぜひご購読ください。
（第651号の目次）
◆政治資金をめぐる疑惑の告発を続ける上脇教授が指摘！ 派閥のパーティーの収支明細に「何が書いていないか」が重要なポイント！
◆「裏金みつけた！」ではなく、検察に確実に受理してもらうために20万円超えの「不記載」を淡々と告発。「それを続けるしかない。だから現在進行形です」
（第652号の目次）
◆収支報告書の修正は「裏金を作っていた自白」と同じ！ 事務方のミスにするようなトカゲのしっぽ切りは許されない！
◆政治資金で裏金作り、中抜き、キックバック！ これらは会計担当者の一存でできることではない。使用者責任が問われる組織犯罪と同じではないのか？
◆派閥はパーティー券の販売ノルマをそれぞれの議員に課し、ノルマを超えた金額は寄附名目で議員に戻す。これが「キックバック」！
◆ノルマ以上の売り上げ金を派閥に入れず、議員が自分でキープするのが「中抜き」。どうせキックバックで戻されるお金だから最初から「持ち逃げ」!?
（第653号の目次）
◆岸田派は2500万、二階派は1億円の裏金をプール！「二階さんは他派閥の議員の著書を大量購入したが、あれは自民党本部からの政策活動費をあてたのでは？」
◆自民党政権は官房機密費という事実上の裏金を持っている！ 都道府県支部でも政策活動費の名目で寄附が議員に流れる！「裏金が蔓延してるんです」
◆岸田派や茂木派に関する告発を「軽微な過失」として立件しない東京地検！ 上脇教授は「私の告発権利を侵害するな」と抗議して再告発！
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それでは、本日も1日、よろしくお願いします。
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