「日本はロシア、中国、北朝鮮に囲まれている。あっちが終わったらこっちじゃないか。ウクライナの人々のあの惨状を見れば、人ごとじゃないなと感じます」~8.15 靖国神社参拝者・千鳥ケ淵墓苑献花者へのインタビュー 2022.8.15

記事公開日:2022.8.19取材地: テキスト動画

 2022年8月15日、日本の77回目の敗戦記念日。IWJは、東京都千代田区の千鳥ケ淵戦没者墓苑、および靖国神社にて、参拝者へのインタビューを行った。

 ウクライナ情勢の膠着や米国と中国の対立激化などにより、日本にとっても「戦争」というものがにわかに現実味を帯びてきている現状の中で、参拝者の方々はどんな気持ちで参拝に訪れているのか?


日米開戦80年の前日、極右国会議員99人が靖国参拝! さらに安倍元総理の「台湾有事は日本有事」発言に岸防衛相が「中国に理解してもらう」! 中国は「日本の対外侵略の歴史を否定」と批判!! 駐留米軍「思いやり」予算は過去最高水準に!! 2022.6.16

記事公開日:2022.6.16 テキスト

 真珠湾攻撃による日米間戦から80年目の前日にあたる2021年12月7日、超党派の極右議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」から、99人が靖国神社を参拝した。あえて、この「真珠湾攻撃80周年」の日を選んでの参拝である。真珠湾攻撃の決断を、靖国神社という侵略戦争礼讃神社に参拝することで、美化し、正当化しようというもくろみなのだろうか?

 理解しがたい。


目黒在住の男性「千鳥ヶ淵にお参りし、靖国神社に足を運ぶことで、自分の戦争との向き合いかたを作っていく!」~8.15戦争犠牲者追悼 平和を誓う8・15集会、靖国神社参拝者・千鳥ケ淵墓苑献花者へのインタビュー 2020.8.15

記事公開日:2020.8.25取材地: テキスト動画独自

 2020年8月15日、敗戦から75年目となるこの日、東京・千鳥ヶ淵国立戦没者墓苑にて、「戦争犠牲者追悼 平和を誓う8・15集会」が開催された。当日、都内の最高気温は35度を超え、集会は、強烈な日差しと、激しく鳴き盛る蝉の声の中で厳かに執り行われた。


本日、敗戦75周年!IWJは『戦争犠牲者追悼 平和を誓う8・15集会』を中継し、靖国神社参拝者・千鳥ヶ淵墓苑献花者へのインタビューを行いました!同じ日、韓国では、光復節!北朝鮮では解放記念日! 2020.8.15

記事公開日:2020.8.15 テキスト

 本日、8月15日は、75回目の敗戦忌である。戦争が終わって75年の歳月は、ほぼ、一人の一生に相当する。一人の人生が終わるとき、戦争の記憶も同時に終わるのだろうか。


米国の要請でホルムズ海峡への自衛隊派遣が検討されるなか、敗戦から74年目の8月15日、参拝者にそれぞれの思いをたずねる~8.15靖国神社参拝者・千鳥ヶ淵墓苑献花者へのインタビュー 2019.8.15

記事公開日:2019.8.15取材地: テキスト動画

※2019年8月16日、テキストを追加しました。

 2019年8月15日は終戦から74年目となる。今年もIWJは靖国神社と千鳥ヶ淵へ行き、参拝者に取材を行った。終戦から74年の歳月が経ち、参拝者は戦争経験者が少なくなる中で、子供連れの家族が多い印象だった。

 埼玉県から来たという女性は、IWJ記者のインタビューに「毎年来ている。シベリアで叔父が抑留され戻って来た。苦労した人も多いため、そうした方々に想いを馳せるつもりで参拝しに来た」と答えた。インタビューした人の多くが、身内や祖先に戦死者がいるから、という理由で参拝に来ていた。


山口祐二郎氏「判決では差別意識に基づいた犯罪『ヘイトクライム』だと認められなかった」~6.7 桜井誠・在特会元会長らによる山口祐二郎・憂国我道会会長への暴行傷害事件記者会見 2019.6.7

記事公開日:2019.6.24取材地: 動画

 2019年6月7日(金)13時より、東京・霞が関 司法記者クラブにて、桜井誠・在特会元会長らによる暴行傷害事件に関する裁判判決を受けて、原告の山口祐二郎・憂国我道会会長が記者会見を行った。2014年8月15日に靖国神社周りでの追悼行事からの帰りがけに排外主義を扇動するヘイトスピーチデモ団体に所属する複数名が原告の山口氏に集団で暴行傷害を負わせた事件で、刑事事件として4名が逮捕・拘留され、傷害罪の罰金刑の略式判決を受けている。これに対し、当時、このデモを統括して主宰していた桜井誠・在特会元会長に対し、共謀者・主導者として民事責任を追及していた。


敗戦から73年 追悼や感謝「戦争」についての社会勉強~それぞれの思いで集う8.15千鳥ヶ淵墓苑献花者・靖国神社参拝者へのインタビュー 2018.8.15

記事公開日:2018.8.22取材地: テキスト動画

 戦後73年、平成最後の節目となる「終戦記念日」2018年8月15日(水)東京都千代田区にてIWJリポーターが、靖国神社参拝者、千鳥ヶ淵墓苑献花者にインタビューを行なった。

 IWJは毎年、両方の施設に参拝される方々の思いを聞きとり続けている。今年もまた、新たな思いで手をあわせに来る方々の声を聞くことができた。


敗戦から72年、今年もIWJは靖国神社・千鳥ヶ淵戦没者墓苑を取材!自衛隊の「自己犠牲」を強調する佐藤正久外務副大臣の発言は特攻隊賛美に酷似!? 社民党・福島みずほ議員や民進党・阿部知子議員たちは平和主義や立憲主義を訴え! 2017.8.16

記事公開日:2017.8.16 テキスト

 敗戦から72年が経った。IWJ では、「終戦記念日」である8月15日に、毎年、東京都千代田区の靖国神社と千鳥ヶ淵戦没者墓苑を取材している。

 時折、前も見えないほどの激しい雨が降り注ぐ中、靖国神社の外苑には例年通り、日本会議の白いテントが張られ、参加者が続々と内苑の方へ向かっていた。雨のせいか、参拝者は例年より少なかったように思われる。以下、現場の様子をレポートする。


佐藤正久外務副大臣が明かした自衛隊に残る「日本軍体質」!! 原発への散水ヘリ搭乗に全員が志願!? 「『希望者は手を挙げろ』というと全員が手を挙げた」――第31回 戦歿者追悼中央国民集会 2017.8.15

記事公開日:2017.8.16取材地: テキスト動画

※8月27日テキスト一部修正しました。

 例年、強い日差しが降り注ぎ、夏らしい晴天になることが多い「敗戦の日」。戦後72年目を迎える今年2017年8月15日は、朝から小雨が続き、昼過ぎからは大粒の雨が夕方まで降り続いた。

 この日、東京・靖国神社にて、「英霊にこたえる会」と「日本会議」共催の、第31回 戦歿者追悼中央国民集会が行われた。


改憲と教育の無償化を結びつける安倍総理に「安易すぎる『国民』のイメージが残念」――千鳥ヶ淵戦没者墓苑を初訪問の学生たちがリアルな心中を吐露! 今年もIWJは「敗戦の日」に靖国取材 2017.8.15

記事公開日:2017.8.15取材地: 動画独自

 2017年8月15日(火) 、東京都千代田区の千鳥ケ淵戦没者墓苑 苑内、靖国神社 敷地外にて、千鳥ヶ淵墓苑献花者・靖国神社参拝者へのインタビューが行われた。


【IWJ検証レポート】改憲への熱情の底にひそむ「国体復活論」~安倍政権を思想的に支える日本会議、神道政治連盟、そして伊勢神宮の「真姿」とは――宗教学の第一人者・島薗進氏(上智大学教授)に訊く 2016.6.18

記事公開日:2016.6.18取材地: テキスト動画独自

特集 平成から令和へ天皇と日本の歴史を考える

6月18日テキストをUPしました。

 改憲と「緊急事態条項」の創設が最大の争点となる参議院議員選挙の投開票日まで、いよいよ1ヶ月を切った――。

 安倍総理は全国各地の遊説で、改憲という真の争点を隠し、「アベノミクスの継続」をアピールしている。しかし、今回の参院選で、自民、公明、おおさか維新の「改憲勢力」が78議席を獲得すれば、衆参ともに「改憲勢力」が全体で3分の2議席を占めることになり、憲法改正の発議が可能となる。現行の日本国憲法は、ギリギリのところまで追い詰められている、と言える。


「日本会議」系の集会に安倍総理、菅官房長官が二人そろって「祝電メッセージ」!! 登壇者たちは、「歪んだ憲法観・皇国史観」を次々と披露!? ~2月20日「今こそ憲法改正を! 神奈川県民大集会」 2016.2.20

記事公開日:2016.4.13取材地: テキスト動画

特集 憲法改正|特集 平成から令和へ天皇と日本の歴史を考える

※4月10日テキストを追加しました!

  「日本国はまさに天照大神の子供の神々様から始まって、神話の世界から生まれて、そして神武天皇が即位なさって、神話が国になったのが日本です」―

 2月20日、横浜市の関内ホールで開催された「今こそ憲法改正を!神奈川県民大集会」。およそ1000人の参加者で埋め尽くされた大ホールにおいて、櫻井よしこは、戦前の皇国史観そのままの歴史観、国家観を披瀝した。


終戦の日、多くの遺族らが靖国神社を参拝 「安保法制には賛成」「憲法改正を」の声多数 「参拝する会」尾辻秀久参院議員、「総理は過ちのないかじ取りを」 2015.8.15

記事公開日:2015.8.15取材地: テキスト動画独自

 2015年8月15日。終戦から70年を迎えたこの日、多くの参拝客が靖国神社を訪れた。昼前には最寄りの地下鉄九段下駅から大鳥居まで長い列が伸び、土曜日ということもあってか、参拝客の数は例年よりも多いものとなった。

 安倍総理は、近隣諸国への配慮からこの日の参拝を避け、自民党の議員を通じて玉串料を納めた。他方、安倍内閣の閣僚からは、高市早苗総務大臣、山谷えり子国家公安委員長、有村治子女性活躍担当大臣の3人が参拝した。


山中恒さん『靖国の子』の出版を祝う会 ―山中恒氏 ミニ講演 2015.1.28

記事公開日:2015.1.28取材地: 動画

 1月28日(水)、東京都新宿区の日本出版クラブ会館にて、「山中恒さん『靖国の子』の出版を祝う会」が行われ、山中恒氏が講演を行った。


中国との関係で日本がとるべき姿勢とは――元中国大使・丹羽宇一郎氏が講演「日中関係と日本の将来」 2014.11.23

記事公開日:2014.12.15取材地: テキスト動画

※12月15日テキストを追加しました!

 「日米関係がしっかりしていれば、日中関係もうまくいく。日中関係がしっかりしていれば、日韓の関係もうまくいくだろう」──。関係諸国との外交について、丹羽宇一郎氏はこう分析する。

 元中国大使の丹羽宇一郎氏が2014年11月23日、愛媛県松山市にあるコムズ(松山市男女共同参画推進センター)で「日中関係と日本の将来」と題して講演を行った。


【大義なき解散総選挙】「歴史認識」が争点にならないことを問題視する新外交イニシアティブがシンポ、安倍首相再選で「日本が『世界の孤児』になる」!? 2014.12.3

記事公開日:2014.12.10取材地: テキスト動画

 衆議院議員総選挙が公示された翌日の2014年12月3日、新外交イニシアティブ(ND)が、東京都内の法政大学市ヶ谷キャンパスでシンポジウムを開催した。タイトルは「安倍政権の歴史認識を問う ―『戦後レジームからの脱却』と日本外交―」。

 これは、12月14日投開票の今回の衆院選で「歴史認識」が争点になっていないことを問題視したもの。スピーカーのND理事で法政大学教授の山口二郎氏は、第2次安倍晋三政権のスタートを受けて、日本社会が右傾化したことは明瞭だとし、安倍首相が再選された場合、日本の外交に楽観シナリオを描きにくいと表明した。


施行迫る!“稀代の悪法”特定秘密保護法に対してフリー記者ら43人が違憲訴訟提訴 その狙いとは?~ 岩上安身によるインタビュー 第460回 ゲスト 山下幸夫弁護士 2014.10.2

記事公開日:2014.10.3取材地: テキスト動画独自

特集 共謀罪|特集 秘密保護法

 昨年12月10日、多くの国民の反対の声にも関わらず可決され、今年12月13日にも施行されるのではないかと言われている特定秘密保護法。その特定秘密保護法に対して、フリージャーナリストら43人が、同法が違憲であることの確認や施行の差し止めを求め、国を訴える裁判を起こした。

 この違憲訴訟の代理人を務めている山下幸夫弁護士は、10月2日、岩上安身のインタビューに応じ、「裁判所にきちっと判断させることが必要だ」と、訴訟の目的を明かした。


【安倍「破憲」改造内閣の奇怪な正体(2)】高市早苗総務大臣と「ネオナチ団体代表」とのツーショット写真:騒動の背後では、歴史書き換え「情報発信」計画が進行中?(後編)

記事公開日:2014.9.19 テキスト

(前編の続き)
※ 前編:【安倍「破憲」改造内閣の奇怪な正体(2)】高市早苗総務大臣と「ネオナチ団体代表」とのツーショット写真:騒動の背後では、歴史書き換え「情報発信」計画が進行中?(前編) 2014.9.19

これまでの高市氏の言動

 「ネオナチ団体とのつながり」「ヒトラー礼賛本への推薦文」。この2件について、「知らなかった」「覚えていない」と言い張ってやり過ごせたとしても、叩けば埃はまだまだ出てくる。高市氏の過去の言動は、幾度も物議をかもしてきた。


敗戦から69年 靖国神社参拝客に聞く 20代若者、戦争体験者、遺族の方…それぞれの思い 2014.8.15

記事公開日:2014.8.16取材地: テキスト動画

 敗戦から69年目を迎えた8月15日、靖国神社には多くの参拝客が訪れた。千鳥ヶ淵墓苑へ献花した安倍総理は、靖国神社への参拝は行わず、代理を通じて神社に私費で玉串料を奉納した。

 閣僚からは、新藤義孝総務相、古屋圭司国家公安委員長、稲田朋美行政改革担当相の3人が参拝。国会議員では他にも、超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・尾辻秀久自民党参院議員)の84人も参拝した。

 IWJはこの日、「参拝する会」による記者会見を中継した他、靖国神社を訪れた一般の参拝客にインタビューし、それぞれの戦争に関する胸のうちを聞いた。


「8.15」終戦の日、靖国参拝取材ルポルタージュ / 靖国神社キーワード集 ( IWJウィークリー第14号より) 2013.8.21

記事公開日:2014.8.14取材地: テキスト動画

 僕が終戦記念日に靖国神社を参拝するようになってから、今年でちょうど10年目になる。

 始めて靖国神社に参拝した18歳当時、靖国神社とは何か、ちゃんと理解していなかった。A級戦犯も祀られていることくらいはわかっていたが、ただ「戦争で亡くなった方々に手を合わせに行きたい」と思い、参拝した。