原子力規制委員会、退任の大島氏「地震の影響は排除できないとしても、津波の影響が決定的」 2014.9.18

記事公開日:2014.9.18取材地: 動画

 9月18日(木)、原子力規制委員会の委員を退任する大島賢三氏の記者会見が、原子力規制庁で行われた。

 現在、規制委員は議長や首長との直接の面会は行なっていない。以前、国会事故調査委員会の委員を務めた経験もある大島委員は、事故以前は一種の癒着が見られたとしながらも、「癒着とか、あるいは会っているところを見られるとマスコミに批判されるとかいうようなことは気にしないで、自信を持って意見を闘わせる。出るべきところには出ていく」と、今後は面会の必要性があるとの見解を示した。


島﨑委員、大島委員は任期終了につき最後の委員会~平成26年度第25回原子力規制委員会 2014.9.17

記事公開日:2014.9.17取材地: 動画

 2014年9月17日(水)10時30分から、平成26年度第25回原子力規制委員会が開催された。9月18日で任期終了し、退任する島﨑邦彦委員、大島賢三委員は最後の委員会だったが、発言することなく終了した。


「田中俊一委員長が東電廣瀬社長と直接面会、汚染水・廃炉対応について話し合う方針決まる」第28回原子力規制委員会 2013.10.23

記事公開日:2013.10.23取材地: テキスト動画

 原子力規制委員会は、東電から提出された汚染水対策などに関する報告書を評価した結果、規制委の意図が伝わっていないと判断した。規制委員長が直接東電社長と面会し、福島第一原発における汚染水対応・廃炉対応について話し合うことが、10月23日に開かれた第28回原子力規制委員会で決まった。


「我が国に安全研究をこなすだけの人材やインフラが十分にあるかといえば心もとない」 ~第23回原子力規制委員会

記事公開日:2013.9.25取材地: 動画

 原子力規制委員会は、来年度より原子力安全を継続的に改善していくための安全研究に取り組むことを決めた。今後、業務を的確に実施していくためには科学的知見を蓄積していいくことが不可欠であるとの考えに基づいた方針だ。


田中委員長「東電は放射能の表し方が誤っており、全く改まっていない」 ~第21回原子力規制委員会 2013.9.5

記事公開日:2013.9.5取材地: テキスト動画

 原子力規制委員会は5日(木)、21回目となる会合を開いた。田中委員長は、汚染水漏洩問題について「まともなデータが出てこない」と東電を厳しく批判し、評価やデータの取り方を含めて規制庁が関わっていく方針を打ち出した。中村委員もそれに同調し、東電のデータに専門性がないと述べて、規制庁のデータでは海域への影響は認められないとした。


貯水タンクからの汚染水漏れ「レベル3(重大な異常事象)」に引き上げ決定 ~第20回原子力規制委員会 2013.8.28

記事公開日:2013.8.28取材地: 動画

 福島第一原発の貯水タンクから高濃度汚染水が漏えいした問題で、原子力規制委員会はINES(国際原子力事故評価尺度)の評価を事故発覚当時のレベル1(逸脱)から、レベル3(重大な異常事象)に引き上げることを決定した。漏えい水の量は300トン、放出された放射性物質は約24兆ベクレルと換算されている。


福島第一の漏洩水事故評価をレベル3に引き上げへ ~第19回原子力規制委員会 2013.8.21

記事公開日:2013.8.21取材地: 動画

 福島第一原発の汚染水貯留タンクから高濃度汚染水が漏れている問題で、原子力規制員会はINES評価に基づき事故の深刻度をレベル3(重大な異常事象)に引き上げる意向を示した。漏えい発覚時は潜在的影響が不明だったため暫定的にレベル1と評価していたが、300トンと大幅に訂正されたのに伴い、放射線量も数千テラベクレル程度と見直されたため、レベルの引き上げが検討されることとなった。


更田委員「JAEAには推進と規制が慣れ合うような妙な組織を作ってほしくない」 〜第18回原子力規制委員会 2013.8.14

記事公開日:2013.8.14取材地: 動画

 原子力規制委員会は14日(水)、18回目となる委員会を開いた。その中でもJAEA改革本部中間とりまとめの議題において各委員から説明した文科省に対して厳しい意見、疑問が投げかけられた。


福島第二2号機は保安規定変更認可申請へ 〜第17回原子力規制委員会 2013.7.31

記事公開日:2013.7.31取材地: 動画

 第17回原子力規制委員会が31日(水)に開かれた。もんじゅは6月の保安検査で新たに65機器に及ぶ点検時期超過が報告された。

 また、東海再処理施設は高放射性廃液400立法メートル 、硝酸プルトニウム廃液670kgを保有している事を規制庁に伝え、現地での現状確認することになった。


日本原電による異議申立てを却下 ~第16回原子力規制委員会 2013.7.24

記事公開日:2013.7.24取材地: 動画

 議題にはあがっていなかったが、田中委員長は会議の冒頭で福島第一原発の現状について言及。海洋への汚染水拡散問題については、東電に防止策及び除去対策の早期完了を求めていくこと、3号機で観測された湯気については、引き続き温度や放射線数値の測定を指示し、原因と対策について確認を進めていくことを発表した。

 また、敦賀原発2号機の使用済燃料貯蔵設備の評価をめぐって、日本原電が規制委員会に行った異議申立てについては、これを却下することが決定。この判断に対して更田委員は「妥当な判断だと思う」との意見を述べた。


原子力規制委が新安全基準を決定 ~第11回原子力規制委員会 2013.6.19

記事公開日:2013.6.19取材地: 動画

 昨年10月から検討が続けられてきた原発の新規制基準が、19日の原子力委員会で決定した。これによって電力各社の再稼働要請が本格化すると見られている。決定の瞬間、傍聴席からは「再稼働反対!」「それで国民の信頼を得られると思うんですか!?」などの声が上がり、会場は一時騒然となった。


東海村放射能漏れ「信じられない」現場対応 ~第8回原子力規制委員会 2013.5.29

記事公開日:2013.5.29取材地: テキスト動画

 23日に発生し、33人の内部被ばく者を出した、東海村の加速器実験施設「J—PARC」の放射能漏れ事故について、29日、原子力規制委員会は、現地調査、事業者から聴取した当時の事故対応と、今後の課題を報告した。


「有識者個人宛に抗議文が送られたことは、科学的・技術的態度を欠いており、センスを疑う」 ~第7回原子力規制委員会 2013.5.22

記事公開日:2013.5.22取材地: テキスト動画

 2013年5月22日(水)10時30分から、東京都港区六本木の原子力規制委員会で「第 7 回 原子力規制委員会」が行われた。この日、規制委員会は、「敦賀原発の2号機直下の断層は、活断層である」という有識者会合の報告を了承した。一方、当該事業者(日本原電)が、有識者会合の個々のメンバー宛に抗議文を出した問題も取り上げ、更田豊志委員は「この一件を重く見ている」と、静な口調に怒りをにじませた。


福島第一原子力発電所での「作業員のマスク無装着作業」に保安規定違反「監視」の判定、事業者指導 ~第5回原子力規制委員会 2013.5.8

記事公開日:2013.5.8取材地: 動画

 美浜発電所1号機における非常用ディーゼル発電機の故障は、「タービン翼の損傷、ロックナットの緩み」が原因と関西電力は報告、事故の詳細を説明した。それに対し更田委員は、故障原因が極めて簡単な理由であるとし、事故発生が未然に防げなかったことに疑問を呈した。他の場所で再度同じことが発生しないよう、事故が起こった背景を調べることを要請した。

 また、福島第一原子力発電所で、作業員がマスクを無装着で作業していたことが保安検査で発覚。保安規定違反「監視」の判定を出し、事業者を指導し、今後事業者の改善実施状況を確認していくとした。


年次報告書骨子案を発表 ~第4回原子力規制委員会 2013.4.24

記事公開日:2013.4.24取材地: 動画

 24日、第4回原子力規制委員会が開かれ、平成24年度の年次報告骨子案が発表された。原子力規制委員会設置法では、毎年の活動状況やその取組について、毎年国会への報告が義務付けられており、今回の報告が規制委発足後初のものとなる。

 年次報告骨子案では、規制委発足の経緯からこれまで行なってきた調査活動や検討チームの進捗状況などがおおまかに記されている。これに対して、大島賢三委員は「(福島第一原発)事故の教訓を規制委員会としてどう受け止め、何を大事と考えているかという(具体的な)記述・分析をやっていただきたい」と規制庁に注文をつけた。年次報告書は、6月4日に閣議決定され、その後国会へ報告される予定になっている。


「100テラベクレルは合理的」-第34回原子力規制委員会 2013.3.27

記事公開日:2013.3.27取材地: 動画

 2013年3月27日(水)、「第34回原子力規制委員会」において、原子力規制庁と原子力安全基盤機構の連携強化、安全目標などの議題について話し合われた。


第32回原子力規制委員会 2013.3.6

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新安全基準について4300件から4400件のパブリックコメント

 2013年3月6日(水)、10時30分から、原子力規制委員会庁舎において「第32回原子力規制委員会」が開催された。


パブコメ無視の防災指針改定案 傍聴席大荒れ ~第31回原子力規制委員会 2013.2.27

記事公開日:2013.2.27取材地: テキスト動画

 2013年2月27日(水)10時から、東京都港区の原子力規制委員会庁舎で「第31回原子力規制委員会」が行われた。田中俊一委員長は、福島原発事故による住民の健康管理のあり方に関する総括で、「一生懸命やっているが、住民の気持ちに寄り添ったものになっていないところが最大の課題だ」と話した。


第30回原子力規制委員会 2013.2.20

記事公開日:2013.2.20取材地: 動画

 「安全目標とは、残存リスクを示すことである。」と2013年2月20日(水)、「第30 回原子力規制委員会」で更田委員は、安全神話に陥らないために、安全目標の重要性を訴えた。


第28回原子力規制委員会 2013.2.13

記事公開日:2013.2.13取材地: テキスト動画

 2013年2月13日(水)10時30分から、東京都港区の原子力規制庁舎で「第28回原子力規制委員会」が行われた。「関西電力株式会社 美浜発電所1号機における非常用ディーゼル発電機の故障については、タービンロータが破損している可能性」と報告があった。