開戦から10年 今、問う イラク戦争の10年と日本 2013.3.20

記事公開日:2013.3.20取材地: 動画
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特集 中東

 2013年3月20日、東京都新宿区・早稲田大学14号館(社会科学棟)で「開戦から10年 今、問う イラク戦争の10年と日本」が開催された。

 会は3部に分かれている。第1部は全体会で、基調講演の志葉玲氏に続いて、イラクで命懸けの報道に取り組むアリ・マシュハダーニ氏と重信メイ氏(通訳)、英国で政府の戦争責任を問うローズ・ジェントル氏、元外務省国際情報局長・孫崎享氏がそれぞれ登壇し、講演した。

 第2部は分科会である。分科会は、「イラク戦争と劣化ウラン」、「ローズさんと語るイラク戦争検証」、「アリさんと語るイラクの『復興』と現状」、「イラク戦争と自衛、在日米軍」の4つのテーマで開催された。

 第3部は総括となる全体会である。各分科会の報告、「イラクと日本、及び世界の平和を実現するための早稲田宣言」の採択が発表された。

 イラク戦争は全く大義のない戦争であった。米国を中心とした有志連合による戦争は国連憲章を踏みにじった戦争犯罪そのものであった。イラクには民主主義も自由ももたらされず、国土が荒廃し、民間を含めて約50万人の命が失われたといわれている。

 イラク戦争の検証の必要性を、このシンポジウムでは、繰り返し訴えている。孫崎氏は以下のように述べている。

 「今なぜ、イラク戦争の検証が必要なのか。私は、イラク戦争の検証は、これから行っていこうとしている、安倍政権の政治方向に大きな関係があると思っています。(中略)

 重要なことは、世界中が自ら軍事行動を起こさない、他国を攻撃しない、これを約束することが今日の平和につながっている。それを説得的に述べる材料は、イラク戦争がいかに間違っていたか、それを検証することにあると思います」

追記(2021年9月7日)

 2021年現在、米国のによるイラク戦争ともうひとつの戦争であるアフガニスタン戦争が、米軍の完全撤退とタリバンによる首都カブールの無血入城という劇的な終結を迎えた。これで米国はいよいよ「ピボット・トゥ・アジア」で、中東から引き上げ、米国にとっての核心的利益である東アジアで、中国との覇権争いを本格化させる。そのとき戦場になるのは日本列島である。

 孫崎氏の言葉は2013年当時のものである。しかし、イラク戦争、アフガニスタン戦争と並行して進められてきた安倍・菅政権による「日本を戦争できる国にする」ための準備は、2021年の第204回通常国会で、憲法改正を除き、ほぼ整った。今こそ、もう一度米国が中心になって進めてきたイラク戦争の検証が必要である。

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■ハイライト

  • スピーカー
    1. アリ・マシュハダーニさん(イラク/フォトジャーナリスト)
    2. ローズ・ジェントルさん(英国、「反戦軍人家族会」設立メンバー)
    3. 孫崎享さん(日本/評論家、元外務省国際情報局長)
  • 分科会
    1. イラク戦争と劣化ウラン
    2. ローズさんと語るイラク戦争検証
    3. アリさんと語るイラクの「復興」と現状
    4. イラク戦争と自衛隊、在日米軍
  • まとめの会

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