「実は改憲五輪」!? 不退転の決意で五輪開催と在任中の改憲をと決意表明した安倍首相!「こんなにわかりやすい話はない」!~7.23中止一択! 東京五輪 そしてオリンピック廃止へ 7.23集会 2020.7.23

記事公開日:2020.7.27取材地: テキスト動画
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(取材・文:渡会裕)

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 2020年7月23日、東京新宿区の日本キリスト教会館で、一刻も早く東京五輪の中止を求める「中止一択!東京五輪」集会が開催された。

 集会に先立ち、司会の鵜飼哲・一橋大学名誉教授は「2020オリンピック災害おことわり連絡会として、2年続けて1年前集会をやらなければいけない不思議な境遇に置かれてしまった」と述べ、「私自身は2013年、オリンピック招致が決まった時点から運動をしてきたが、どこからどう考えてもこの東京オリンピックだけはおかしい、この状況でオリンピックはあり得ない」と訴えた。

 鵜飼氏はその上で「それでも強行されようとしているオリンピックは東日本大震災からの復興五輪と言われているが、実は改憲五輪なのではないか」「国会が閉会になってから安倍首相が一番大きな声で発信したのは、『不退転の決意でオリンピックをやる』と『自分の在任中に改憲をやる』という事だ」「こんなにわかりやすいことは無い」と語った。

 講師として登場したライターの武田砂鉄氏は「今、ニッポンにはこの夢の力が必要ではない」と題して、五輪スローガンの変遷について解説をした。

 東京五輪は、当初は東日本大震災からの「復興五輪」として標榜されてきたが、招致の段階でブエノスアイレスにおいて記者会見した竹田恆和・東京召致委員会理事長は、「福島と東京は250キロ離れている、東京は安全だ」と発言した。武田氏は「この時点で復興五輪などと言える口ではない」「大変侮辱的なメッセージだ」と断罪し、復興五輪は誘致名目に過ぎないことを明らかにした。

 また武田氏は、安部晋三総理や橋本聖子・ 五輪担当大臣らがこのところ「復興五輪」と言わなくなり、「ウイルスに人類が打ち勝った証として」との表現を多用するように変化してきたことを指摘し、復興が置き去りにされていること、その時々の政権の都合でスローガンを変えてきていることに注意を喚起した。

 武田氏は橋本聖子・五輪担当大臣が7月4日、記者のインタビューに答えて「来年は東日本大震災から10年の節目である」「震災からの復興、そして人類がコロナに打ち勝った大会にする責務がある」と語ったことに対して「一年延びて考えてみたら『来年は10年の節目である』、そのような事をオリンピック開催の動機にするということは、本当にあってはならない」と訴えた。

 続いて講演したジャーナリストの志葉玲氏は、2019年1月19日深夜、東日本難民センターに収容されている難民認定申請者の、デニズさんに対する「制圧」名目で行われた入国管理局職員による集団暴行の様子を、入管自身が記録したビデオを披露した。

 志葉氏は、難民センターの収容者に対する対応について「元々日本は難民を受け入れない国だと前から言われてはいるが、東京オリンピックの開催が決まってから明らかに状況がひどくなった」と述べた。

 志葉氏は、収容されている人が、一定の条件下で解放される「仮放免」の手続きがこの2年ぐらい急に全然認められなくなってきていることを指摘。「そのため精神的に追い詰められて洗剤を飲み込むとか、自傷する自殺未遂者が多発している」「実際に首を吊って自殺した人もいる」と訴えた。

 2018年4月に警察庁と法務省、厚生労働省の三省庁合意があり、そこには「政府は2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて『世界一安全な国・日本』を目指している。不法滞在・偽装滞在者の積極的な摘発を図り、在留資格を取り消すなど、厳格に対応する」とされていて、これは五輪対策であることは明らかだ、と指摘した。

 また、志葉氏は、精神疾患の発作を起こした女性収容者が、懲罰房に入れられた時のことを図で示しながら語る様子を、民放テレビが放送したことを紹介。番組では、遮蔽のないトイレの様子が監視カメラで常時撮影され、通路を通る男性職員からも、直接見られる構造になっていることは、国会でも問題になり、法務省も事実関係を認めざるを得ず、法務大臣の森雅子氏は、「適正な処遇に努める」と答弁した。

 志葉氏は最後に「人権侵害はオリンピックのためだとはっきり政府の文書に書いてある」「その一点をみるだけでも今回のオリンピックは許すべきではない」と述べ、講演を終えた。

■ハイライト

  • 日時 2020年7月23日(木)13:30~16:30
  • 場所 日本キリスト教会館・ 会議室(東京都新宿区)
  • 詳細 2020年オリンピックおことわり!
  • 主催 「オリンピック災害」おことわり連絡会

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