緊急!! 重要です!! 3月27日水曜日、橋下徹氏による岩上安身への不当なスラップ訴訟で岩上・橋下の両当事者が出廷し尋問が行なわれます。このスラップによる岩上安身およびIWJへの直接・間接の被害は1800万円と甚大のものに!今期末は約1000万円の赤字の見通し!どうか皆様、緊急のご支援のお願いです! 2019.3.24

記事公開日:2019.3.24 テキスト
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皆様

 いつもIWJをご支援いただき、誠にありがとうございます。IWJ代表の岩上安身です。

 大阪府知事・大阪市長「スワップ選挙」が迫る3月27日、元大阪府知事の橋下徹氏による私、岩上安身へのスラップ訴訟の、第6回口頭弁論が行われます。一昨年の年末に訴状が届き、昨年4月に裁判が始まり1年が過ぎようとしている中、私と橋下氏が法廷で対峙するという、最大の山場を迎えます。

 これまでの口頭弁論には毎回、多くの方が傍聴にかけつけてくださいました。あらためて、心より感謝を申し上げます。3月27日の口頭弁論は、前回までの第1010法廷ではなく、大阪地裁大法廷202号室で行なわれます。午前10時に開廷し、昼休憩をはさんで午後1時15分から再開します。そして閉廷後は、午後4時ごろをめどに、大阪地裁の隣の大阪弁護士会館に場所を移して、報告集会を行います。

 長丁場となりますが、ぜひとも、多くの方にお越しいただき、この裁判が何が争われているのか、しっかりご自身の目と耳で確かめていただいと存じます。

◇傍聴券を配布します

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当日は傍聴券が配布されることが決定しました。
場所:大阪地裁別館正面玄関前
時間:午前9時30分
※午前9時20分から午前9時30分までに「別館正面玄関前」に並んだ方が対象となります。抽選に通らなかった方は、傍聴できません。また、9時30分を過ぎて到着した場合には、傍聴できない可能性があります。あしからず、ご了承ください。
 ただし、一枚の抽選券を、例えば午前と午後で別の人が利用することは可能です。この日の口頭弁論は、午前10時から午後4時までの長丁場となりますので、お知り合いと一緒にお越しになる方は、どうぞご検討ください。

※大阪地裁 傍聴券の案内ページ

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3月27日(水)

10:00 第6回口頭弁論 /大阪地裁 本館2階 第202号法廷(大法廷)
※傍聴券は当日配布されます。
※大阪地裁 所在地:大阪府大阪市北区西天満2-1-10

法廷終了後 報告集会 (開始は16時めど)/ 大阪弁護士会館 9階 904号室

※大阪弁護士会館 9階 904号室(大阪地裁より徒歩すぐ)
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◇スラップ訴訟の内容

 橋下徹氏が知事に就任した年に大阪府庁で例年1人程度の自殺者が6人以上に急増しました。特に2010年秋、ある参事が入水自殺した事実は、府議会で追及され、橋下氏はいったんは、管理監督責任を認めて謝罪しました。この事実については、翌2011年にかけて様々なメディアによる報道が行われ、広く知れ渡ることとなりました。

※大阪府幹部職員が爆弾証言「私の同僚は橋下徹府知事に追い込まれて自殺した!」(「フライデー」講談社 2011年10月23日)

平成22年定例会総務常任委員会 平成22年12月14日

 今もそれらの報道や府議会の記録は上記のようにネット上で誰でも読むことができます。橋下氏はこれらの報道に対して、抗議も、ネット上の記事の削除の要請も、訴訟もおこしていません。これは法廷でも認めています。

 「事件」はそれから7年経った2017年10月に起こりました。橋下氏は自分が創設した維新の会の役職を離れていたにもかかわらず、現役の維新の議員である丸山穂高氏に対して、執拗なバッシングを、公開ツイートで加え始めました。

 丸山氏は「維新の代表選びは選挙でやるべきだ」と当たり前のツイートをしただけでした。にもかかわらず橋下氏は「口の聞き方も知らない若造が」「ボケ」「丸山のボケのふざけた言い方を」「丸山のボケが頭を下げないと」などと口汚く繰り返し罵倒し、威圧したのです。これに対して丸山氏は、まともに反論ができず、マウンティングされっぱなしで、まさに「公開パワハラ」でした。

 橋下氏は、「コアメンバーは血の結束が必要。大阪維新の会のコアメンバーの結束は任侠モノ」と、ヤクザかマフィアのようなことを言い、ついに丸山穂高議員は「維新の血の結束を乱して申し訳ありません」と全面的に橋下氏に屈従して、公開のツイートで詫びを入れています。まるで「面前DV」のようでした。

 この異常な光景をみて、多くの人が、橋下氏の言動を批判・非難しました。その中の一般市民の方が、過去の府職員の自殺の件にふれ、当時若かった橋下氏が「20歳以上も上の幹部たちに随分と生意気な口をきき」あげく府職員の自殺事件が起きてしまったことについて、「忘れたのか!恥を知れ!」と橋下氏に直接呼びかけ、丸山氏への「公開パワハラ」を諌めるツイートもありました。

 橋下氏に向かって諌めるこのツイートを私が「単純リツイート」したところ、橋下氏は、私に対してのみ、名誉毀損にあたるとして2017年の暮に、唐突に訴状を送りつけてきたのです。その訴状が届いたのは、12月27日、年末年始で、すぐには応訴できない時期を狙って苦しめる典型的なスラップ訴訟の手口でした。

 また、橋下氏の訴訟は、名誉毀損であるにもかかわらず、本来名誉毀損で訴える場合には必須の訂正文の公表という要求がなく、ただ単に100万円という金額が記されていました。本来名誉毀損の裁判とは、報道等によって失われた社会的信用の回復を目指して行なわれるものです。ところが橋下氏の要求は社会的信用の回復のための要求はなく、もっぱら金銭の要求だけでした。

※ネットにおける言論の自由を守る! 岩上安身が橋下徹氏からのSLAPP訴訟に応訴で立ち向かう!

◇私の心身の損害と経済的な損害について

 不当な提訴による極度のストレスと、ジャーナリストとしての本来の仕事に裁判準備が加わったことがもたらすハードスケジュールにより、私の体調は著しく悪化しました。

 2018年1月以降、睡眠導入剤を服用しても夜中には目覚めて嘔吐する、といった日々が続き、38度台まで上昇するほどの発熱や下痢を併発することもありました。2月に入っても、体調は快復するどころか、一層悪化しました。

 3月頃から私の体調は小康状態となりましたが、それも長続きはしませんでした。結局、4月から夏期まで、発熱や睡眠障害、自律神経失調などの症状に断続的に悩まされることとなりました。

 そして2018年10月30日、ついに冠攣縮(かんれんしゅく)性狭心症の発作に見舞われました。この日以降毎日、発熱、下痢、睡眠障害、のどの痛みなどの症状で苦しみ、IWJの事務所に出てくることもできず、自宅のベッドで伏せっているだけの日も少なからずありました。こうした状態が、10月30日の発作から2019年1月まで、約3ヶ月間におよびました。本当に辛い日々でした。

※2018年10月30日夜、再び冠攣縮性狭心症の発作に見舞われた岩上安身!~ 発作以降、体調は一進一退が続くものの、療養に専念しつつ必ず復帰することを誓う!

 このように、2017年末に橋下氏からの訴状が届いて以来、2018年の1年間、そして2019年の初めになるまで、私は過剰な負担による過労、ストレスで睡眠障害や自律神経失調症などの体調不良にずっと悩まされ続け、また裁判の準備のために時間を取られすぎて、本業に大きな支障をきたすことになりました。

 2018年に収録した「岩上安身によるインタビュー」は、2017年には132本でしたが、2018年は前年の3分の2以下の83本にとどまるなど、橋下氏による提訴は、IWJの経営にも大きな打撃となっています。

 皆様ご存知の通り、IWJの活動費用は、会員の皆様からいただく会費と、ご寄付・カンパで支えられています。会費は2017年の1億36万3000円から、2018年の9834万7000円となり、201万6000円の減収となってしまいました。ご寄付・カンパによる収入も、2017年は6221万6000円、2018年は5167万5000円でしたので、差し引き1054万1000円もダウンしてしまいました。会費とご寄付の減少分の合計は、1255万7000円にものぼります。

 また、訴訟に関わる出張や会議などの費やされた直接経費は、273万5000円にのぼりました。

 さらに、橋下氏から提訴されて以降、私の体調悪化に伴って、医療費が飛躍的に増大しました。

 2018年1月から2019年2月末までの間で、通院回数は70回におよびました。実費として、2018年1月から2019年2月までの間の支払額は53万7000円に達しました。合計で327万2000円となります。いくらスラップでも、橋下氏から提訴されたときに金を払っておけばよかったのではないか、という人もいるかもしれません。

 以上のような損失が発生したことで、機会費用(2017年1月から12月と2018年1月から12月を比較した際の収入減少)は総額1、255万7000円、直接損失(2019年2月までの実費費用)は総額588万9000円に達し、合計1844万6000円の損害を被ったことになります。

◇今回のスラップ訴訟について

 2018年を振り返ってみると、本当に厳しく苦しい1年だったと思います。その苦しみはまだ続いています。

 しかし、この問題は、私1人の問題ではありません。ネットユーザー、SNSユーザーすべてを脅かすことになるこの橋下氏の陰険なこのスラップ訴訟において私が、最高裁までいっても敗北した場合、この判決は確定判例となってしまいます。リツイートをツイートとまったく同じとみなされ、しかも橋下氏がやったように、参照する先行報道があっても、そちらにはクレームがつけられていなくても、また他にリツイートする人がいても、恣意的に選びだされて、「見せしめ」にされスラップ訴訟を起こすことが許されることになるのです。

 このネット社会、SNS社会において誰にでもふりかかりうる大問題です。PCスマホでネットをまったく使わない人は今やほとんどいません。誰にとっても他人事ではないのです。スラップ訴訟の問題を世に広く訴えるために、この裁判を闘い抜くことを昨年1月に決意して以来、私は常に全力で裁判に取り組んできました。特に、3月27日の口頭弁論に向けては、多大なエネルギーを費やして陳述書を作成し、弁護団とともに反対尋問の練習を重ねてきました。

 3月27日の第6回口頭弁論は大阪地裁大法廷で開かれ、午前と午後、まる一日にわたって証人尋問が行われます。

 午前中は、橋下府知事時代の大阪府庁における過酷な職場環境を身をもって体験した、元大阪府職員の大石晃子氏が、被告/反訴原告の岩上側の証人として、証言台に立ちます。橋下氏側の証人としては、小河保之元副知事が出廷します。

 そして午後には、被告/反訴原告の私が、そして原告/反訴被告の橋下徹氏が証言台に立ちます。

◇最後に。お願いでございます

 繰り返しになりますが、この裁判は、私ひとりの問題ではなく、ツイッター、SNSの利用者、あるいはすべてのネットユーザーにふりかかる重大な裁判です。そのために莫大な損失を抱え、命を削って戦っています。現状では、会費、ご寄付ともに減少し、このままでは今年7月末の第9期末決算では約1000万円の赤字となってしまう見通しです!。どうか皆様、私とIWJへのご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします。
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岩上安身 拝

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