【お詫びと決意表明】11月21日に予定していた岩上さんによる作家・編集者矢部宏治氏インタビューは岩上さんの体調不良により延期となりました。大変申し訳ありません。インタビューは近日中に必ず行います。 2018.11.21

記事公開日:2018.11.21 テキスト
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【ご報告】再び冠攣縮性狭心症の発作に見舞われた岩上安身~必ず復帰することを誓う!
※日刊IWJガイド2018.11.21日号に加筆し掲載しています

 岩上さんは2018年10月30日に軽い心臓発作に見舞われ、主治医から3週間の自宅安静と診断されていました。実際に、その後も体調不良が続いています。11月初めからインタビューの予定が続いていましたが、先生方には事情を説明してそのほとんどを延期していただきました。

 しかし、元大阪府知事の橋下徹氏から不当なスラップ訴訟を仕掛けられている岩上さんは、言論の自由を脅かす者から不当な攻撃を受けることの苦しさや辛さをよく知っています。岩上さんは、植村隆氏の裁判について、何としてでも広く伝えなければいけない、そして、櫻井よしこ氏が草の根で改憲運動を推進する「日本会議の広告塔」であることの危険性を訴え続けなければいけない、という強い使命感を持っていました。

 だからこそ岩上さんは、安静にしていなければ致命的な発作に見舞われる危険性があることを主治医から警告され、その警告を十分に理解していながらも、自ら北海道におもむき、11月9日の裁判の報告集会の取材と、翌10日の植村氏への単独インタビューを敢行しました。

 岩上さんは10月30日の心臓発作以降、北海道へ出張はしましたが、可能な限り体を休めることに努めてきました。それでも日頃のハードワークがたたり、帰京してからの数日間は毎日発熱を繰り返し、のどの痛みや下痢もひどく、病院へ通う以外は、自宅で静養を続けています。発作の後、前述の通り、主治医である心臓の専門医に最低3週間の安静を告げられていましたが、やはり本当にそれくらい徹底した静養が必要だったのかもしれません。免疫力が決定的に落ちていることが、はたから見ていても明らかです。

 11月21日は、岩上さんは新刊『知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた』(講談社現代新書 https://amzn.to/2QWtzBP)を出されたばかりの作家で編集者の矢部宏治氏へのインタビューを予定していましたが、インタビュー前日の20日夕方の時点で発熱があり、延期させていただくことを決定いたしました。

 今回のインタビュー決定は、岩上さんにとって苦渋の決断でした。

 岩上さんはインタビュー前日夕方の時点でもまだ迷っていました。日中は熱も下がり、体調も比較的落ち着くため、このまま熱が上がらなければ、少し無理をすれば翌日のインタビューを敢行できるのではないかと考えていたようです。しかも矢部さんの本のテーマは、岩上さんのやりたかったことであり、この貴重な内容をぜひインタビューを通して世の中に広げたいとの強い思いもあったからです。

 しかしこの間、会員の皆様から岩上さんの体調を心配する温かくも厳しいメッセージが多く寄せられ、中には「無理をして最悪の事態になったらどうするんだ?IWJが『存在し続ける』ことこそが大事。スタッフが身を挺して止めなくてどうする?」といった、岩上さんに対してだけでなく、スタッフに対しても厳しいお叱りのメッセージもいただいております。

 岩上さんは今年9月、「冠攣縮性狭心症」「高血圧症」「不眠症」という3つの病名が記載された診断書を交付されました。岩上さんは2015年2月に北海道で冠攣縮性狭心症に見舞われました。その後3回狭心症発作を起こし、一時期は安定したものの、「2018年1月以降に血圧の上昇、動悸などの症状があり不安定な状態になり、何度か発作治療薬を使っています」

▲岩上さんが交付された「冠攣縮性狭心症」「高血圧症」「不眠症」の診断書

 また、11月12日には、「自律神経失調症(交感神経過緊張)」という病名で診断書を交付されています。診断書には、10月30日に見舞われた心臓発作は、「これも極度のストレスとハードスケジュールによる交感神経緊張過症状が引き起こされた結果であると思われ、本来ならば暫くの間、休養と加療を要するものであります」と記されており、岩上さんの体調が深刻な状態にあることがはっきりとわかります。

▲岩上さんが交付された「自律神経失調症(交感神経過緊張)」の診断書

 会員の皆様や医師のご忠告もあり、いつもは岩上さんの最終決断を尊重するスタッフも、20日は出社していた全員がインタビューの敢行に反対し、岩上さんを休ませようと説得していました。結局、前述の通り、午後6時過ぎから熱が上がり始め、岩上さんもやっと会員の皆様やスタッフの忠告に従う決心がついたようです。

 21日のインタビューを心待ちにされていた皆様には大変申し訳ございませんが、岩上さんの体調が戻りしだい近日中に必ず矢部さんへのインタビューは行いますので、どうかご了承ください。

 岩上さんが無理をしてでもインタビューを敢行しようとするのは、日本に危険な改憲の危機が近づいていて、それと対抗していこうという勢力が社会に広く横断的に現れていないことがあげられます。

 大手主要メディアがまともに報じようとしない改憲項目のひとつ、緊急事態条項の創設は、この臨時国会でも発議される可能性があります。

 改憲に関連する国民投票法は、最低投票率の定めがないザル法です。民放連は国民投票に関して、テレビCMの量的な自主規制はしないことを表明しています。現状のままで国民投票となると、大量の組織票を期待できて、豊富な資金力でCMをどんどん打つことができる改憲賛成派の方が、圧倒的に有利です。今すぐにでも国民の中に広範な改憲反対、それも9条ではなく緊急事態条項への反対を中心とした国民運動を広げていく必要があります。

 声を大にしてより多くの人々に警戒感をもつように伝えていく、ジャーナリストとしての「使命」を果たすには、IWJが独立メディアとしての活力ある状態をキープできていなくてはなりません。

 ところが、会員数が減り、ご寄付・カンパも集まらなくなってしまうとIWJの経営が立ち行かなくなってしまうという懸念が、現状ではぬぐいきれない状態です。岩上さん自身は今期50%の報酬カットをしていますが、それでも今期このまま苦しい状況が続くなら、人員削減も考えなければならないということが、ストレスとなってのしかかっています。

 加えて、岩上さんは元大阪府知事の橋下徹氏から不当なスラップ訴訟を仕掛けられています。裁判の進行は簡単に中断できないので、岩上さんは、最大のストレスの原因からは常に逃れられない状況にあります。さらに、裁判は佳境に入りつつあり、岩上さんのストレスは一層重くなってきています。言論活動を萎縮させ、訴えた相手に不当に甚大な苦痛を与えるのがスラップ訴訟の特徴ですが、事前に一切通告しないでスラップ訴訟を提訴した橋下氏の卑劣な手口は、到底、看過できません。

 折しも20日に発売された「DAYS JAPAN」が2019年2月をもっての休刊を発表したように、独立メディアの経営は常に瀬戸際に立たされ続けています。皆様からのご支援が続かなければ、あっという間になくなってしまう存在です。どうか、より一層の温かいご支援をよろしくお願いいたします。

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「【お詫びと決意表明】11月21日に予定していた岩上さんによる作家・編集者矢部宏治氏インタビューは岩上さんの体調不良により延期となりました。大変申し訳ありません。インタビューは近日中に必ず行います。」への1件のフィードバック

  1. 高桑隆吉 より:

    岩上さん、私も心臓疾患で、一時元気に働いていたのですが現在はほとんど無理は出来なくなり薬で発作を止めている状態です。4回も5回も死にかけ気がついたらCCU(心臓のICU)で昇圧剤打ちながら酸素マスクつけられていたこちも何度もあります。一般病棟にもどって体中が痛いといったら若いDrが「長時間心臓マッサージしたから。。」と言った時もありました。でも現在の循環器科は手数さえ足りていれば簡単には死なせてくれません。気をつけることは脳へのダメージを避け後遺症を起こさないことです。若いスタッフがいるのですから少しづつでも若い人に任せて何でも自分が出ていくということがなくなるようにしてください。心臓は無理がききませんよ。お大事に。

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