新たなスラップの予告!? 原告の橋下徹氏から「スラップ訴訟と主張すること自体が新たな名誉毀損」という驚くべき反論が! 2018.6.21

記事公開日:2018.6.29取材地: テキスト動画
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(取材・文:上杉英世)

記事一覧◆ネットにおける言論の自由を守る! 岩上安身が橋下徹氏からのSLAPP訴訟に応訴で立ち向かう!
※2018年9月29日、テキストを追加しました(日刊IWJガイド2018.6.22号より)。

 6月21日11時より、橋下徹氏による岩上安身へのスラップ訴訟の第二回口頭弁論が大阪地裁第1010法廷で開かれた。4月19日の第一回口頭弁論に続き、今回も傍聴席がいっぱいになるほど、多くの方がかけつけた。

 今回、岩上安身の弁護団は、名誉毀損とされたリツイートの「元ツイートの真実相当性」を立証するため、山ほどの証拠を裁判所に提出した。そして西晃弁護士が、提出した証拠の要旨を口頭で述べた。時間は10分以内と制限されたが、弁護団が出した準備書面の要旨をわかりやすく述べる弁論だった。

 公判直後に大阪弁護士会館で開かれた報告集会は、熱気あふれるものとなった。前回4月19日の報告集会では、新たな名誉毀損とされる恐れがあるため元ツイート内容を明かすことができず、「痒いところを靴の上から掻く」ようなもどかしさを、多くの方が感じたことだろう。

 今回、元ツイートの内容が、府知事時代の橋下氏の言動が、大阪府職員を自殺に追い込んだ、ということ、そして、その元ツイート主が参照したのは、2011年10月28日号のフライデーの「大阪府幹部職員が爆弾証言『私の同僚は橋下徹府知事に追い込まれて自殺した!』 11月府知事&市長W選挙に持ち込んだ独裁知事。その維新のウソを側近たちが暴く」という、講談社のオフィシャルサイトにも今も掲げられている記事などであることが明らかにされた。そして、元ツイート主がツイートで使った言葉も、この記事で用いられた言葉を引用したものであることが明らかにされた。

 この記事は以下のサイトで、今も読むことができる。

 また、この記事は講談社が出版した『「仮面の騎士」の騎士~独裁支配の野望と罠』のパブ記事的な要素を含んでおり、同書では、職員が自殺に至る経緯が、大阪府幹部職員の手で綴られている。同書も今も絶版にされることなく、誰でも購読することが可能である。

 橋下氏は、元ツイート主に対しても提訴せず、ツイート主が利用したフライデー、そして『仮面の騎士』の発売元である講談社を訴えることもなく、提訴もおこなっていない。岩上安身だけを狙い撃ちにしたことは明らかである。

 坂仁根弁護士からは、原告側が出した反論の準備書面について解説があった。今回のスラップ訴訟で岩上安身が強いられた負担について原告側が「被告が違法なリツイートをしたことが原因であって自業自得である」という罵詈雑言で反論してきたことが紹介され、会場からは呆れる声と失笑が起きた。それだけでなく橋下氏側は、岩上安身が2月2日に日本外国特派員協会でおこなった記者会見を取材したIWJの記事を証拠として提出し、「スラップ訴訟と主張すること自体が新たな名誉毀損を構成する」という、驚くべき主張を展開させている。

 第三回口頭弁論は、2ヶ月後の8月23日(木)に大阪地裁第1010号法廷でおこなわれる。今後も長く続く裁判への、より一層のご支援とご注目をよろしくお願いしたい。

 なお、第二回口頭弁論後の報告集会については下記より動画をご覧いただきたい。

※動画は会員限定でご視聴いただけます。(映像約1時間25分)

▲報告集会に臨む岩上安身と弁護団

  • 日時 2018年6月21日(木) 11:30頃~
  • 場所 大阪弁護士会館(大阪府大阪市)

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「新たなスラップの予告!? 原告の橋下徹氏から「スラップ訴訟と主張すること自体が新たな名誉毀損」という驚くべき反論が!」への2件のフィードバック

  1. @55kurosukeさん(ツイッターのご意見) より:

    元ツイートの真実性立証のため弁護団が証拠提出!原告からは「スラップ訴訟と主張すること自体が新たな名誉毀損」という驚くべき反論! https://iwj.co.jp/wj/open/archives/425270 … @iwakamiyasumi
    屁理屈でしか反論できないことこそがスラップ訴訟の証だ。裁判を利用した言論統制に負けるわけにはいかない。皆で支援を。
    https://twitter.com/55kurosuke/status/1012652623663525888

  2. ばにら より:

    この動画の終盤、1:06:27のご婦人に対する1:07:45〜の岩上さんの話、重要な事だと思います。
    また、第1回の時にも感じたのですが、こういう場では、少なくとも司会の方や弁護士の先生は、原告のことを呼び捨てにするのはなるべく避ける方がいいんじゃないかなーと、思いました。

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