緊急記者会見 「原子力規制委員会」の国会同意人事、問題だらけの経緯と人事案に異議あり! 2012.7.24

記事公開日:2012.7.24取材地: テキスト動画
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(IWJ・阿部)

 2012年7月24日(火)、衆議院第一議員会館で、「緊急記者会見『原子力規制委員会』の国会同意人事、問題だらけの経緯と人事案に異議あり!」が行われた。

■ハイライト

  • 出席者 金子勝氏(慶應義塾大学教授)、小澤祥司氏(飯舘村後方支援チーム)、伊藤延由氏(飯舘ファーム)、マエキタミヤコ氏(サステナ)、杉原浩司氏(eシフト規制庁チーム)、佐藤幸子氏(子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク代表)、小島敏郎氏(青山学院大学教授)、海渡雄一氏(弁護士)、桃井貴子氏(気候ネットワーク)、満田夏花氏(国際環境NGO FoE Japan)、阿部知子氏(衆議院議員・社民党)、近藤昭一氏(衆議院議員・民主党)、橋本勉氏(衆議院議員・民主党)、谷岡郁子氏(参議院議員・無所属) 他
  • 日時 2012年7月24日(火)
  • 場所 衆議院第一議員会館(東京都千代田区)

 9月までに新設を予定している原子力規制委員会の初代委員長に、元原子力委員会委員長代理の田中俊一氏を起用するなどとした政府の人事案について、金子勝氏、国会議員、NPO代表らが意義をとなえた。福島県双葉町である井戸川克隆氏も傍聴席から発言。

金子勝氏
「一部で”実務派、市民派、脱原子力ムラ人事”などの報道がなされたが、非常に驚き。田中俊一氏の過去の発言等を踏まえていないのでは?彼が副理事長を努めていた日本原子力研究開発機構は政府の原発推進、核燃料サイクル推進の研究開発機関。もんじゅの設置主体でもあり、原子力ムラの村長のひとりといえる。
「原子力損害賠償審査会では『20mSv/年は帰村してよい。自主避難している人の賠償は打ち切るべきだ』と発言した。食品安全基準値が500Bq/kgから100Bq/kgに引き下げられる時も、明確に反対している。高線量地区である、飯舘村の長泥地区で除染の実験をした際も、住民に対して避難のアドバイスすらなかった。」

伊藤延由氏(飯舘ファーム)
「私は、その除染実験をまさに目の当りにした。長泥区長の自宅裏山にブルーシートをかけた除染灰土がある。線量は36~50マイクロSv/h。田中氏は除染すると言ってやってみたが、実際は数週間~1ヶ月ほどで元に戻った。」
「飯舘村は75%が山林で除染は実質不可能。仮にできたとしても、農産物は売れない。そういう現実を分かっていながら、除染して帰村させるという今のレールをひいたのは田中俊一氏。」

阿部知子(社民党)議員
「こういった人事、いったいどこで誰がどう決めたのか、全く藪の中。田中氏は原子力ムラの村長。出自からいって推進側の中心メンバーであり、規制委員会に入る人物ではない」 

小島敏郎(青学大)教授
「公式な発表の前にメディアで先に流れていくのはとても変。意図的なものを感じる。」

佐藤幸子氏(子ども福島)
「委員5人に対して女性1人はおかしい。比率からいって半々。最低でも2人いれる必要がある。」

福島みずほ(社民党)議員
「推進するぞという宣戦布告を受けた印象。命に対して鈍感な人が規制委員長はありえない。」

一傍聴人として出席していた福島県双葉町 井戸川克隆町長も急遽発言を求められ、「細野豪志原発事故担当相は『原発事故は収束した』と発言したが、全く我々を無視した話。そもそも大臣の資格が無い人が人選をするなんてとんでもない。素人にこんな権限を与えてはいけない」と怒りをあらわにした。

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