これから福島原発事故対策はどのくらいの規模に?~ 4人のフリージャーナリストによる第四回言論ギグ! 2014.9.12

記事公開日:2014.9.17取材地: テキスト動画
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(IWJ・薊一郎)

 ヨーガインストラクターの千葉麗子氏とジャーナリストの烏賀陽弘道氏によるトークイベント「言論ギグ」の第4回が、9月12日(金)、『検証 福島原発事故・記者会見3――欺瞞の連鎖』などの著書があるフリージャーナリストの木野龍逸氏を迎え、東京・六本木のイベントスペース「バニラムード」で行われた。福島第一原発事故当時から、現在も東京電力本社で行われる記者会見に参加し、福島での取材も精力的に行っている木野氏に、事故発生からの経緯や、今後を中心について語り合った。

 イベントには、同じくフリージャーナリストである本間龍氏、田中龍作氏もスペシャルゲストとして参加し、烏賀陽氏も交えて4人のフリージャーナリスト達の対談が実現。さらに元衆議院議員の平智之氏も、千葉・烏賀陽両氏への応援に駆けつけた。

■ハイライト

  • 出演 千葉麗子氏(実業家、ヨガ・インストラクター)/烏賀陽弘道(うがや・ひろみち)氏(フリージャーナリスト、元朝日新聞記者)
  • ゲスト 木野龍逸氏(フリージャーナリスト)/本間龍氏(著述家、元博報堂)/平智之氏(元衆議院議員)/田中龍作氏(フリージャーナリスト)

「ソ連より経産省の先送り体質の方が一歩進んでいる」

 原発事故から3年半のあいだ東電の記者会見に出続け、原発問題について取材を続けている木野氏は、今、最も危急なこととして、汚染水対策をあげた。

 木野氏は、現在1日当たり400トンの汚染水がタンクに溜まり続け、どのように処分するか考えられていない状況を指摘した。

 さらに、格納容器の下に抜け落ちたと見られている核燃料の処分について、「30年後」に考えようとしている政府の先送り体質を批判した。

 これについて烏賀陽氏が、「チェルノブイリ事故では100年先送りにしようとしている」と指摘。しかし木野氏は、「ソ連より経産省の先送り体質の方が一歩進んでいる」と強調した。

 木野氏は、「10~15年で燃料を取り出し、30年で原発跡地を更地にし、住民を帰還させるなどは机上の空論。経産省の担当は2年程度で替わるので無責任である」などとして、責任の所在を曖昧にしている国の姿勢を批判した。

 スリーマイル島原発事故を調査している烏賀陽氏も、「(スリーマイルでは)汚染水対策が最も深刻だったと応じた。また、福島の1/10の規模にも関わらず、燃料取出しに10年もかかっていることを例に挙げ、政府・東電の計画の非現実性を批判した。

 その後、話題は中間貯蔵施設・モンゴルを最終処分場候補にする案・除染が結果をもたらしていないこと・粗末な情報公開など、原発事故に関わる幅広い問題に及んだ。

「賠償の全体がどのくらいになるかは予想できない」

(…会員ページにつづく)

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「これから福島原発事故対策はどのくらいの規模に?~ 4人のフリージャーナリストによる第四回言論ギグ!」への1件のフィードバック

  1. 居残り佐平次 より:

     言論ギグ、いつも楽しみに見ています。
     今回は忘れられつつある原発事故の状況について、木野さんから興味深い情報が寄せられ、最後は錚々たるフリージャーナリストの顔ぶれでのトークとなり、見応え十分でした。
     重要な情報を知るためには、広告費に頼る大手メディアではだめですね。市民の意識改革が不可欠。

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