IWJ鈴木美優記者が内戦下のシリアを現地レポ~ロックの会 IWJ NIGHT 第3部「シリア内戦と日本の軍事属国化」 2014.1.9

記事公開日:2014.1.9取材地: テキスト動画独自
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(IWJ・ぎぎまき)

特集 中東

 「シリアのダマスカスで化学兵器が使われた1ヶ月後の入国だったので、大変緊張しました」ーー。

 第三部は、IWJ記者の鈴木美優によるシリアレポートから始まった。シリアの首都ダマスカスで化学兵器が使用された疑いが浮上し、米国などによる武力介入がささやかれていた昨年8月。一ヶ月後の9月に、シリア入国を予定していた鈴木記者は、当時の心境をこのように話した。

■ハイライト

現地取材から見えてきた兵士の素顔

 トルコの国境からシリアに入国した鈴木記者は、自由シリア軍を取材。「医師が不足しているが、次々に兵士が運びこまれていた」と、腹部を打たれた兵士が手術を受けている写真を紹介。

 「タイヤから取ったアルミを使って一つ一つ手作業で作っている武器工場が、自分のお気に入りの場所だった」と話す鈴木記者の写真からは、自由シリア軍と言っても、普通の市民が武装したにすぎない民兵であることが分かる。

 鈴木記者は、アルカイダ系組織の兵士にもインタビュー。「女性はダイヤモンドのように大切だ。そんな女性を殺す政府軍は許せない」と話す兵士の言葉を紹介し、「まさか、アルカイダからそんな言葉を聞くとは思わなかった」と話し、国際テロ組織と呼ばれる武装組織に垣間見える、人間的な一面を伝えた。

集団的自衛権行使容認から徴兵制まで

 次に、アサド政権が化学兵器を使ったという実証がないまま、米国が武力行使に踏み切ろうとしたことに触れた岩上安身が、特定秘密保護法や日本版NSCなど、安倍政権が強行に進めている数々の法整備について山下幸男弁護士に、聞いた。

 「特定秘密保護法とセットで作られた日本版NSCとは、日本が戦争ができるようになるための組織。狙っているのは、米国のために日本が戦争にできるようになる体制を作ること。それを明確に打ち出してきているのが安倍政権です」

 こう話した山下弁護士は続けて、「3年間、国政選挙がない間に、安倍政権は一気に変えていこうとしている。集団的自衛権行使容認から、さらには徴兵制までやってしまおうとしているのではないか」と、今後の阿部政権の狙いを予測した。

地方選挙の重要性

 「この3年間で我々ができることとすれば、『地方選挙』しかない」

 岩上安身がこう話し、同じく登壇していた都知事選候補者である宇都宮健児氏に発言を求めると、宇都宮氏は、「米国では、貧困層が生活のため兵に行くような構造になっている。安倍政権による生活保護の改悪と貧困層の創出、これは国防軍への徴兵のために意図的にやっているのではないか、という指摘がある。国が生み出した貧困層が戦争に行くしか生きる術がなくなり、帰還したら精神を病んで自殺する」と、安倍政権が進める弱者切り捨ての政策も戦争への準備の一つではないかと、その可能性に言及した。

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