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百人百話「第五十話」佐久間理江さん 2012.1.22
「『避難』を選ばなかったわが家」
福島市渡利在住 34歳、子ども 3人。養護学校教師。会津に単身赴任中の夫とは福島大学で同窓、ともに理科を専攻。3号機の爆発を見たときは、この先どうなるのかと不安だったが、政府の「直ちに健康に影響はない」を前提に、避難するリスクより留まる方が良いと判断。アトピー治療の経験から、自己免疫力が重要だと思っている。恐怖や不安を抱かず、まずは安全な食べ物を子どもたちに与え、健康を人任せにしないことが大切だと考えている。
【第16号】岩上安身のIWJ特報!TPPを巡る攻防、民主党内「密室」の激論、その全容 vol.8 2012.1.22
前号に引き続き、11月4日の民主党経済連携PT総会の模様をお伝えする――。
この日は、第20回と第21回の議論を、同じ日に同じ場所で、連続して行うことになっていた。第20回のPTの議論終了後、10分間の休憩を挟み、議員間議論の議題は第21回の「何を守るか、攻めるか」「交渉戦略」に移った。
議論は開始からすでに4時間近くが経過。議員達の表情にも、さすがに疲労の色が浮かぶ。
司会の舟山康江議員(参・山形選挙区【HP】http://www.y-funayama.jp/ )が議論の再開を告げた――。
【第14-15号】岩上安身のIWJ特報!TPPを巡る攻防、民主党内「密室」の激論、その全容!vol.6 2012.1.22
2011年11月4日(金)、衆議院第2議員会館民主党A会議室において、民主党経済連携PT総会の第20回と第21回が連続して開催された。
この日の論点は、第20回が「TPPの地域社会に及ぼす影響について」「成長戦略・中小企業対策・円高対策との関係」、第21回が「何を守るか、攻めるか(非関税分野の諸論点等)」「交渉戦略(カナダ的対応・交渉参加・交渉参加後の撤退の是非)」。
この日の総会は、なんと6時間にも及ぶ長丁場となった。与党の議員が、時間と労力をかけて行った、白熱した議論。しかし、例のごとく、大手メディアは、その内容をほとんど報じてこなかった。その議員間議論は、マスコミを完全に締めだして行われたからである。
百人百話「第五十七話」須藤久孝さん 2012.1.21
特集 百人百話
「『福島産』と名がついたものは全部敬遠される」
会津若松市在住。65歳。子ども3人は独立し、いまは母と妻との3人暮らし。米専門の農家。会津は四方を山に囲まれたすり鉢型の盆地で、会津米は福島を代表する米。農家は売ってくれる農協に任せるという姿勢に傾きがちだが、努力せず自主性を失っていけばダメになる。事故直後、行政も農協も作ってはいけないとは言わず、ただ大変だ、だけ。結果、汚染されたものが出回ってしまった。線量は農作物すべてを計るべき。行政や農協に頼りすぎのありかたはマイナスだ。
百人百話「第五十一話」タエバさん(仮名) 2012.1.21
特集 百人百話
「今の福島県立医大病院にはついていけない」
医師。事故当時は、福島県立医大病院で働いていた。地震で散乱した器具を片付ける一方、入院患者を落ち着かせるよう努めた。津波によるけが人も搬送されてきた。傷の処置など病院内はまるで戦場のようだった、職員は不休状態で治療、対応にあたった。「ただちに健康に影響はない」という枝野発言の影響を最も受けたのは身体弱者。事故以降、適切な処置を施さなかった市長、知事の責任、何より正確な情報をもたらさなかったことが最大の誤りだと思う。
(再掲)「財政再建には増税ではなく、天下り先などに貯まっている資産を吐き出すべき」~岩上安身によるインタビュー 第183回 ゲスト 高橋洋一氏 2012.1.18
2012年1月18日(水)、元財務官僚であり経済学者、嘉悦大学、株式会社政策工房代表取締役会長を務めている高橋洋一氏に、岩上安身が話をうかがった。
『株式会社政策工房』とは、政治家が言ってきたことを法案として書きなおすという会社であり、「こんなことやっても官僚に恨まれるだけ」であるため、財務省を辞め、「フリーの官僚」になり、ビジネスとして始めたという。
「米国でも69%が自由貿易に反対している」~岩上安身によるインタビュー 第182回 ゲスト TPP訪米調査団から帰国した山田正彦衆議院議員に訊く! 2012.1.17
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2012年1月17日(火)、岩上安身による、山田正彦元農水大臣のインタビューが行われた。
山田議員らは先日、TPP訪米調査団として、米国の政府関係機関や議員11名を訪れるなど、TPPの調査を行った。
百人百話「第五十八話」西片嘉奈子さん 2012.1.12
特集 百人百話
「一番の被害者は子どもたち」
福島市出身。34歳、2人の子をもつシングルマザー。いまは米沢市に移住。子どもも成長するにつれ、子どもなりのコミュニティを作っていく。親の思いで一方的に移住を進めるわけにはいかないが、将来病気になる可能性を示した上で、選択させる必要があると思う。手続きの際、福島に生活の実態がないなら児童福祉手当は打ち切る、市営住宅も退去するように、あなたは好きで出て行くのでしょ、と市の担当者に言われた。けれどいつか戻るかもしれないと思うと、住民票を移す決断もできない。ただ何事も、人のせいにはせず、自分で決断することが必要だと思う。
岩上安身によるインタビュー 第181回 ゲスト 『ぬまゆさん』こと沼内恵美子さん 2012.1.10
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2012年1月7日(土)、岩上安身は、「ぬまゆさん」こと福島県南相馬市在住の沼内恵美子さんへインタビューを行った。
沼内さんは日々の体調悪化について自身のblogに掲載されている方だ。
百人百話「第三十五話」裏澤利夫さん 2012.1.7
特集 百人百話
「痛みを感じなければ、すべて他人ごと」
78歳。福島市渡利地区に、妻、次男夫婦、孫2人と暮らす。ベットタウンだった渡利地区は、ドイツのテレビ局が取材に来るほどの高濃度放射線地区になってしまった。健康を考えれば避難すべきだが、働き盛りの息子世代にとっては、即失業につながり、事は簡単ではない。今回の原発事故を第3の敗戦と言う人がいるが、その通りだと思う。国は国民を守らない。責任を誰もとろうとしない不条理の世の中に苛立ちを覚える。福島も沖縄も日本の中の植民地だと感じる。
百人百話「第四十六話」大橋さらさん 2012.1.6
特集 百人百話
「『活動家』は自分の大切なものを守りたい人」
二本松市在住。40歳。夫と中学・高校の娘2人。家族仲は良く、いつもこたつを囲んでの団らん。避難中も寄り添っていた。迷い悩んだ末に屋内退避を選んだが、自分の危機感は甘いものだったと思う。講演会で内部被曝の深刻さを初めて知り、衝撃を受けた。事故前と変わらない生活を送る娘たちを見るにつけ、悲しくて仕方なかった。いまは一日も早く、子どもたちも納得のいく形で移住させたい。そして、不安を抱えているお母さんたちの力になりたいと思っている。
岩上安身によるインタビュー 第180回 ゲスト 元外交官孫崎享氏 2011.12.30
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2011年12月30日、岩上安身が、外務省元国際情報局長、元外交官の孫崎享(まごさき・うける)氏へインタビューを行った。
孫崎氏は、岩上が初めて、Ustream中継を行った最初の相手で、2年数ヶ月が過ぎたと、昔を振り返った。このインタビューは、IWJサイトの改装オープンにちなんだ企画として、開催された。