日刊IWJガイド「予想されていた過去最強クラスの台風19号! 遅すぎる『非常災害対策本部』の設置! 自民・二階氏は台風被害『まずまずで収まった』と発言!? 」2019.10.15日号~No.2588号~(2019.10.15 8時00分)


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~ 予想されていた過去最強クラスの台風19号! 遅すぎる「非常災害対策本部」の設置! 自民・二階氏は台風被害「まずまずで収まった」と発言!?
┠■「台風19号の水害は、民主党が事業仕分けで「スーパー堤防」を廃止と判定したから」というフェイクニュースが横行!
┠■【中継番組表】
┠■韓国のチョ・グク法務部長官が辞任を表明! 「改革実行の火付け役を果たした」としながらも、検察による家族への不正疑惑の聴取に「これ以上大統領と政府に負担をかけられない」!
┠■河村たかし・名古屋市長が再開した「表現の不自由展・その後」に在特会系団体と一緒に抗議!? 座り込みした敷地は許可なく条例違反!? 大村秀章・愛知県知事が謝罪を求めて質問状送付!
┠■「政治を知らないと現代アートはできない、社会を知らないとアートと関われない! もっと政治を学びたい」というキュレーター志望の美大生がIWJ中継市民・北野ゆりさんに語った感想は「私もキュレーターとして物議を醸すような仕事がしてみたい!」
┠■【緊急支援】これまで「台風15号で被害に遭われた方々への支援金」としてお寄せいただいたご寄付はいったん締め切り、千葉県のしかるべき寄付先に寄付します。金額集計と寄付先は、改めてご報告いたします。今後は同じ口座で「台風15号・19号で被害に遭われた方々への支援金」として、ご寄付を継続します。被災地救済のため、皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
┠■岩上安身よりご支援のお願い~第10期の6分の1に相当する8、9月、2ヶ月分のご寄付・カンパは、目標額に187万円届きませんでした。控訴審の費用も着手段階で弁護士への着手金・経費等で100万円かかります。日本の言論の自由・表現の自由を守る独立メディア・IWJの戦いへのご支援をどうかよろしくお願いいたします!
┠■事務スタッフを緊急募集! 裁量労働制を撤廃したIWJに「サビ残」「残業代不払い」などは一切ありません! 是非ご応募ください!
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■はじめに~ 予想されていた過去最強クラスの台風19号! 遅すぎる「非常災害対策本部」の設置! 自民・二階氏は台風被害「まずまずで収まった」と発言!?

 過去最強クラスの台風19号が直撃した3連休。13都県に出されていた大雨特別警報は、13日の午前9時頃までに全て解除されましたが、台風19号は東日本を中心に、各地に大きな爪痕を残しました。

 東京23区では、平成25年に大雨特別警報が設定されてから初めての特別警報発表だったとのこと。河川の氾濫や土砂災害などの懸念から、多くの住民が避難を余儀なくされ、10月14日14時44分時点でNHKがまとめたところでも、42人が死亡し、15人が行方不明、さらに198人がけがをしているとのことです。

※大雨特別警報 一時13都県に発表(NHK NEWS WEB、2019年10月13日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191012/k10012125671000.html

※台風19号 東京23区 初の大雨特別警報発表(tenki.jp、2019年10月12日)
https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2019/10/12/6280.html

※台風19号 42人死亡 15人行方不明 198人けが(NHK NEWS WEB、2019年10月14日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191012/k10012125761000.html

 早い段階から最悪のケースが予想されていた、今回の台風19号。これに対し、安倍政権はどのような対策を講じたのでしょうか。

 首相官邸ホームページがまとめている「政府の対応状況」によると、11日の夕方、台風第19号に関する関係閣僚会議(第1回)が開かれ、安倍総理は関係省庁に対し、「自治体等と緊密に連携し、先手先手の対策を講じるように」と発言しました。

 台風は、12日から13日にかけてが山場だと言われていたにもかかわらず、11日の次に閣僚会議が行われたのは、13日の午前9時を回ってからでした。第2回閣僚会議での、「今般の極めて広範囲にわたる甚大な被害を踏まえ、本日、非常災害対策本部を設置いたします」という総理の口述によって、非常災害対策本部の設置が宣言されたものの、結局、非常対策本部会議の第1回が行われたのは、13日の夕方。つまり、台風が過ぎ去ったあとになってからでした。

 「先手先手の対策」と言っていたにもかかわらず、「甚大な被害」が出てから、非常災害対策本部を設置した政府。

※台風第19号について(首相官邸ホームページ)
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/taihuu201910/index.html

 安倍総理はツイッターで、10月9日に吉野彰氏のノーベル化学賞受賞を祝うツイートをした後、数日間音沙汰なしで、13日にやっと、台風に関するツイートを始めました。この空白の数日間に、彼は一体何をしていたのでしょうか。「国民の皆様への迅速かつ分かりやすい情報発信を徹底する」ことを関係省庁に力強く指示していた総理ですが、その意気込みは、本人の行動には伴わなかったようです。

※安倍晋三氏のツイッター
https://twitter.com/AbeShinzo

 精神科医である香山リカ氏は、安倍総理のこのような対応について、13日に以下のようにツイートしています。

 「台風が接近する11日夜、総理は6分間、関係閣僚会議に出て(そのときの映像がNHKで繰り返し放映)、その後、超有名フランス料理店『アピシウス』に3時間以上滞在。それをツイートしたら『問題ない』とのリプライがいくつも来ました。そういう人はいま何を思うのでしょう」

※香山リカ氏のツイート
https://twitter.com/rkayama/status/1183213557862694914

 加えて、「台風一過」とは決して言えないような被害状況の中での、自民党の二階俊博幹事長の発言にも、批判が相次いでいます。

 二階氏は13日、台風19号の被害を受けて開かれた役員会議で「予測されて、色々言われていたことから比べると、まずまずで収まったという感じですけど、それでも相当の被害が広範に及んでいるわけでありますから、そうしたことに対する対策を早急に打っていかなければならないと思います」と述べました。

 朝日新聞デジタルによると、二階氏はその後、自身の「まずまずで収まった」という発言について釈明しましたが、災害における緊張感の中での政治家の発言としては、不適切だったと言えるのではないでしょうか。

※自民・二階氏、「政府は一両日中にも激甚災害指定明らかに」(TBS NEWS、2019年10月14日)
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3803656.html

※二階氏 台風被害「まずまずで収まった」緊急役員会で(朝日新聞デジタル、2019年10月13日)
https://www.asahi.com/articles/ASMBF627JMBFUTFK004.html

 さて、「非常災害対策本部」を設置することの意義についてですが、「非常災害対策本部」とは、大規模な災害が発生した場合に、内閣総理大臣が内閣府に、臨時に設置する機関のことを指します。似たものに、地方自治体が設置する「災害対策本部」や、2011年の東日本大震災で初めて設置された「緊急災害対策本部」などがありますが、それらとは異なります。

※災害対策本部(ウィキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%BD%E5%AE%B3%E5%AF%BE%E7%AD%96%E6%9C%AC%E9%83%A8

 これまでに地震や噴火、豪雪や豪雨などで、非常災害対策本部が設置された前例があります。非常災害対策本部は、内閣総理大臣が災害に対してリーダーシップを発揮し、対応の方針を関係者や国民に示すためにも、重要な役割を果たします。ですから、政府としては、少なくとも12日の段階で非常災害対策本部を設置しておくことが望ましかったわけです。

※災害対策とは?その役割と設置基準について(防災テック、2018年2月26日)
https://bousai-tech.com/taiou/headquarters/

 安倍総理は13日夕方の非常対策本部会議で「とにかく人命第一だ。浸水により孤立した住宅などからの救助や、安否不明者の捜索に全力で当たってもらいたい。現在、警察、消防、海上保安庁、自衛隊が11万を超える態勢で懸命な救出捜索活動を進めているが、夜を徹して作業にあたってほしい」と述べた直後に、自分は私邸に戻っていることが明らかになっています。現場には「夜を徹して作業に」あたれと指示しておきながらです。

 ジャーナリストの木野龍逸氏は次のように連投ツイートしています。

 「《午後4時44分から同5時5分まで、非常災害対策本部会議 午後5時19分、官邸発 午後5時34分、東京・富ケ谷の私邸着》 日常っぽい」

※木野龍逸氏のツイート(2019年10月13日)
https://twitter.com/kinoryuichi/status/1183313119839313922

 「え。。。災害対策本部の会議で『夜を徹して作業に当たってください』と言って、家に帰ったのか。いてもいなくても同じってこと!?」

※木野龍逸氏のツイート(2019年10月13日)
https://twitter.com/kinoryuichi/status/1183315874179977217

 「『夜を徹して』って言ってから45分くらい後には自宅に着いてる安倍首相。《午後4時44分から同5時5分まで、非常災害対策本部会議》《午後5時34分、東京・富ケ谷の私邸着》 はや」

※木野龍逸氏のツイート(2019年10月13日)
https://twitter.com/kinoryuichi/status/1183319854897496066

 このツイートに対し、岩上安身は次のようにツイートしています。

 「『夜を徹して作業を』とは、基礎自治体の職員や救急隊員や自衛隊員ら、現場で『作業』する人たちのことであって、自分自身は、その中に含まれていないから、非常災害対策本部の会議が終わってから30分後には、公邸ではなく、私邸に帰っている安倍晋三」

※岩上安身のツイート(2019年10月14日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1183593597905432578

 1カ月前の台風15号の際にも、非常災害対策本部設置を怠り、内閣改造を強行した安倍総理には批判が集中していました。「適切な」発言、「適切な」行動というものを人が常に正しく取れるわけではないにしても、人命がかかっている以上、災害対策に真摯に取り組んでいくことは一国のトップとしての重大な責務なのではないでしょうか。

■「台風19号の水害は、民主党が事業仕分けで「スーパー堤防」を廃止と判定したから」というフェイクニュースが横行!

 今回の台風19号の影響で、各地に浸水・冠水の被害が出たことを受け、SNSなどでは「スーパー堤防」の是非をめぐって議論が起こっているようです。

 スーパー堤防は、正式な名称を「高規格堤防」といいます。気候変動の影響により、近年全国各地で記録的な大雨などによる水害が多発している状況に鑑み、通常の堤防と比較して幅を広くした堤防を整備して水が堤防を越えても決壊を回避できるようにするというものです。

※国土交通省「高規格堤防の効率的な整備の推進に向けて  提言」(2017年12月)
https://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/koukikaku_kentoukai/teigen.pdf

 この「スーパー堤防」の事業は、民主党政権時代の2010年10月、いわゆる「事業仕分け」により「廃止」との評価が出されています。完成までに400年かかると試算され、計画は絵に描いた餅であり「スーパー無駄遣い」だとされたためです。しかし、江戸川と荒川に面している江戸川区はこの廃止判定後もこの事業を強引に進めており、同区の他にも多摩川・隅田川・淀川等の流域で事業が進められていますが、2016年の段階で計画の1割程度が整備されている状況です。

※荒川右岸でスーパー堤防2.4km完成、まだ計画の1割(日本経済新聞、2016年5月17日)
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO02419430X10C16A5000000?s=5

 今回、関東地方各地に被害をもたらした水害は「民主党が事業仕分けでスーパー堤防事業を廃止と判定したのが原因」という声が一部に上がっています。しかし、江戸川区だけでも完成までに200年、全部の完成をみるまでに400年といわれている事業が、今回の台風に間に合うわけがありません。

 「スーパー堤防」とは、川べりに高層ビルのような壁を築くものではなく、上記にも示したとおり「幅を広くした堤防」です。具体的には、河川に面する市街地の一定範囲を堤防と同じ高さに「嵩上げ」し、河川の水位が堤防の高さを越えたときには水が市街地を「緩やかに流れていく」というものです。決して、スーパー堤防ができていたからといって水が堤防を越えないということではありません。

※江戸川区「スーパー堤防」について
https://www.city.edogawa.tokyo.jp/e062/toshikeikaku/saigainitsuyoi/machidukurijoho/anshinmachidukuri/superteibo.html

 スーパー堤防を整備するには、川沿いに建てられた住宅や工場が一旦立ち退きをする必要があり、それもかなりの広範囲にわたる建物が対象となります。当然、立ち退きの時期や補償について交渉する必要が生じ、それが数千・数万単位ともなれば途方もないコストがかかり、容易に工事が進められるとは到底考えられません。

※「完成まで200年?で住民9万人が立ち退き、スーパー堤防は“街壊し事業”なのか」(週プレニュース、2015年2月13日)
https://wpb.shueisha.co.jp/news/society/2015/02/13/43498/

※全国自然保護連合「『400年かかる公共事業』の現場をみる ~東京・江戸川区のスーパー堤防~」(2013年2月22日)
http://www006.upp.so-net.ne.jp/junc/hokoku.html

 このような実態があるにもかかわらず、この「スーパー堤防」が民主党政権自体に否定されたことを殊更に採り上げ、自民党のサポーターと思しき人が中心になって今回の災害を民主党の責任だと言い募っているようです。しかし、これについては上記に示したとおり、そもそも「スーパー堤防」の構造自体を勘違いしている向きがあるようにも思われますし、また完成まで100年単位の事業であるという認識も欠落していると見られます。既に多くの人がブログなどでこれらの点について指摘しています。

※kojitakenの日記「ネトウヨが妄想する『スーパー堤防』とは」
https://kojitaken.hatenablog.com/entry/2019/10/13/134829

 スーパー堤防については、「土木工学科卒業でもと地方自治体土木技術職員の僕が言いますが、スーパー堤防縮小は事業仕分けが良い仕事をした、数少ない例のひとつです。これを揶揄している人は水防について一から学んできて欲しい」という、一般の人のツイートに元新潟県知事の米山隆一氏が次のようにツイートしています。

 「これ真面目にそうだと思います。色々な問題点がある中で、多分根本的な誤解として『スーパー堤防があれば浸水しない』と言うものがありそうですが、スーパー堤防は高さは現在の堤防と変わらないので、それ以上に水位が上がれば当然に越水し浸水します。幅があるので越水しても決壊しないだけです」

※米山隆一氏のツイート(2019年10月12日)
https://twitter.com/RyuichiYoneyama/status/1183139824850489344

 米山氏はこのツイートに続き、「スーパー堤防について」という江戸川区の資料を「推進側の資料」として紹介。これに対して別の一般の方が「『現在の堤防の高さの30倍程度の幅をゆるやかに盛土し』を読み間違えて、『現在の堤防の30倍程度の高さに盛土し』と認識されているようです」と、米山氏と岩上安身にメンションをつけてツイートしました。

 これを受けて岩上安身は次のようにツイートしています。

 「スーパー堤防を無茶で無意味な計画だと批判すると、やたらに噛み付いてくるネトウヨら。なぜ彼らはスーパー堤防を万能だと思い込んでいるのか、不可解に思っていたら、そういう読み違いをしていたのか。納得」

※岩上安身のツイート(2019年10月13日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1183321904951615489

 米山氏はこの後、さらに続けて次のように連投ツイートしています。

 「勿論決壊したらそれは大変な事になりますが、現時点まで今回を含め江戸川で堤防が決壊するような水害はなく、また何もスーパー堤防でなくても越水に対して堤防の耐久性を上げる工法は様々に考案されており、例えとしては空母の時代に実戦で使わない大艦巨砲を追い求めるのに近いように思います」

※米山隆一氏のツイート(2019年10月12日)
https://twitter.com/RyuichiYoneyama/status/1183142471355650048

 「優先順位として、まず生じえず、その他のより安価な方法で防げる『万が一の決壊』を防ぐ為に巨額の費用をつぎ込むより、実際に被害を生じうる『越水』を防ぐ為に河川や街全体の排水能力を高める方が先と言うのは極めてまっとうな議論だと思います。何でもかんでも民主党否定公共事業回帰は無意味です」

※米山隆一氏のツイート(2019年10月12日)
https://twitter.com/RyuichiYoneyama/status/1183144796635820033

 また、「事業仕分け」の当時、民主党の衆議院議員であった宮崎岳志氏は、ツイッターでこのような指摘をしています。

 「ネトウヨが騒ぐ前に言おう。今回のような水害でもスーパー堤防はスーパー役立たず。理由は①上流が決壊したら堤防の外を水が流れてくるから意味ない②その予算で上流に何倍もの普通の堤防を作れる③国交省は『スーパー堤防上に周辺住民が避難』というが、狭すぎる、避難する時に河側に向かわないよ!」

※宮崎タケシ氏のツイート(2019年10月12日)
https://twitter.com/MIYAZAKI_Takesh/status/1183041778443644928

 「ネトウヨのフェイク投稿が目立つが、仕分けでは『1/200(1回/200年の災害に対応)という話があったが、1/10 、1/20をクリアできていない地域が多く、そちらの優先順位が高い』『スーパー堤防ではなく、堤防の強化の方が現実的』という指摘があった。スーパー堤防は防災じゃなくて区画整理」

※宮崎タケシ氏のツイート(2019年10月12日)
https://twitter.com/MIYAZAKI_Takesh/status/1183061962147557376

 大きな災害が起こると、デマが拡散しやすく非常に危険な状況に陥りやすいということは、かつての関東大震災で既に実証済みですが、このような災害にかこつけて自分たちの意に染まない野党の、しかも過去の施策に対し、いい加減な認識の下で無責任な批判をするのは、卑劣極まりないと言わざるを得ません。

 ダム、スーパー堤防などの日本の治水行政については、昨年7月の西日本豪雨の直後に岩上安身が拓殖大学の関良基教授、ジャーナリストのまさのあつこ氏にインタビューを行っています。ぜひご覧ください。

※問題だらけの治水事業!豪雨被害は天災ではなく人災!? 大都市圏を豪雨が襲うリスクに迫る! 岩上安身による拓殖大関良基教授+ジャーナリストまさのあつこ氏インタビュー 2018.7.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/427924

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◆中継番組表◆

**2019.10.15 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】10:00頃~「多摩川下流域(二子玉川~川崎)・台風19号の影響」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 10月12日から13日にかけて台風19号が直撃し、大きな被害を受けた多摩川下流域の現状を取材します。中継時間については、ツイッター https://twitter.com/iwakami_staff にて告知いたします。これまでIWJが報じてきた災害関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/disaster
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【IWJ・Ch3】17:00~「東京電力 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch3

 東京電力による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた東京電力関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%9B%BB%E5%8A%9B
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【IWJ・Ch4】17:30~「かんぽNHK問題 野党合同ヒアリング―議題:前回の宿題返し及び日本郵政の不適切営業について、総務省、日本郵政、金融庁より」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch4

 かんぽNHK問題 野党合同ヒアリングを中継します。これまでIWJが報じてきたNHK問題関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/nhkfact
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【タイムリー再配信445・IWJ_Youtube Live】20:00~「日米二国間交渉に『毒薬条項』米国が迫る究極の二者択一『俺(米国)を取るか、中国を取るか今すぐ決めろ』by Donald John Trump~岩上安身による岩月浩二弁護士インタビュー (中編)」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 2018年11月に収録した、岩上安身による岩月浩二弁護士インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた岩月浩二氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%b2%a9%e6%9c%88%e6%b5%a9%e4%ba%8c

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/435002

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◆中継番組表◆

**2019.10.16 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch3】14:30~「原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見」
視聴URL:https://twitcasting.tv/iwj_ch3

 原子力規制委員会 更田豊志委員長による記者会見を中継します。IWJは今まで、原子力規制委員会の委員長定例会見を毎週中継してきました。以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E8%A6%8F%E5%88%B6%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A
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【タイムリー再配信446・IWJ_Youtube Live】20:00~「日米二国間交渉に『毒薬条項』米国が迫る究極の二者択一『俺(米国)を取るか、中国を取るか今すぐ決めろ』by Donald John Trump~岩上安身による岩月浩二弁護士インタビュー (後編)」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 2018年11月に収録した、岩上安身による岩月浩二弁護士インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた岩月浩二氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%b2%a9%e6%9c%88%e6%b5%a9%e4%ba%8c

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/435002

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

講演「世界の検閲、日本の検閲」―登壇:小泉明郎氏(「表現の不自由展・その後」出品作家)、アライ=ヒロユキ氏、岡本有佳氏(表現の不自由展実行委員)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/459066

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■韓国のチョ・グク法務部長官が辞任を表明! 「改革実行の火付け役を果たした」としながらも、検察による家族への不正疑惑の聴取に「これ以上大統領と政府に負担をかけられない」!

 韓国のチョ・グク法務部長官(法務大臣)が、昨日10月14日、同日付で法務部長官を辞任するとの声明を発表しました。

※【速報】韓国のチョ・グク法相が電撃辞任!辞任声明文を全文公開(FNNプライム、2019年10月14日)
https://www.fnn.jp/posts/00048543HDK/201910141419_WatanabeYasuhiro_HDK

 チョ・グク長官は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の公約である「検察改革」を実現するため、9月9日に大統領直属の民情首席秘書官(国民世論の動向や公職、法律問題などの補佐)から法務部長官に任命されたばかりでした。

 チョ長官は就任前から疑惑やスキャンダルが報じられていましたが、高麗大学への娘の入学をめぐる優遇措置や家族ぐるみの私募ファンドへの不正投資などの疑惑をめぐり、検察がチョ長官の家族への聴取を本格化させる一方、チョ長官による検察改革もスピードをあげていました。

※与党・政府・大統領府、「検察改革」スピード上げ…チョ・グク政局の出口戦略を模索(ハンギョレ、2019年10月14日)
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/34638.html

 韓国ではチョ氏を支持する進歩派と辞任を求める保守派が世論を2分し、それぞれが大規模なデモを展開するなど、国民の分断が拡大していました。

※韓国法相疑惑、攻防が激化 世論二分、双方が大規模デモ(東京新聞、2019年10月14日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201910/CK2019101402000119.html

 チョ長官は10月8日に11種類の迅速推進検察改革課題を発表したことで改革実行の火付け役を果たしたと表明。「これ以上、私の家族のことで大統領と政府に負担を掛けてはいけないと判断した」と辞任理由を説明しました。その上でチョ長官は「あらゆる抵抗にもかかわらず、検察改革がここまで来たものは全部国民のおかげです。 国民は私を下ろして、大統領に力を集められることを切実に希望します」と述べています。

 チョ長官は検察改革を望む国民の力を大統領に結集するために、保守派の攻撃対象となる自分は身を引くと表明したわけですが、日本のメディアは総じて「政権に打撃か」などと報じています。

※韓国チョ法相 きょう辞任と発表 政権に打撃か(NHK、2019年10月14日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191014/k10012130901000.html

 チョ・グク氏に対する日本のメディアの偏向報道については、9月14日に収録した岩上安身による河かおる氏インタビューの「第1回 韓国メディア編」で取り上げています。ぜひご視聴ください。

※シリーズ「政治権力vsメディア」嫌韓煽動一色の日本のメディアと韓国のメディアとの比較〜岩上安身による滋賀県立大准教授・河かおる氏(朝鮮近代史)インタビュー(第1回 韓国メディア編・前編) 2019.9.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457194

※シリーズ「政治権力vsメディア」嫌韓煽動一色の日本のメディアと韓国のメディアとの比較~岩上安身による滋賀県立大准教授・河かおる氏(朝鮮近代史)インタビュー(第1回 韓国メディア編・後編) 2019.9.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/458480

 なお、日韓関係悪化・嫌韓報道の素因となった慰安婦問題について、その経緯から詳しく分析した、岩上安身による河かおる氏インタビュー(第3回 「慰安婦」問題編)も、今週中に配信する予定です。配信日時、URL等については改めてご案内しますので、ぜひご視聴ください。

※シリーズ「政治権力vsメディア」慰安婦は普遍的人権問題! 河野談話を露骨に否定!? 世界中で被害者を不当に黙らせようとする日本政府!~岩上安身による 滋賀県立大准教授・河かおる氏(朝鮮近代史)インタビュー(第3回「慰安婦」問題編)

■河村たかし・名古屋市長が再開した「表現の不自由展・その後」に在特会系団体と一緒に抗議!? 座り込みした敷地は許可なく条例違反!? 大村秀章・愛知県知事が謝罪を求めて質問状送付!

 「あいちトリエンナーレ2019年」が、昨日14日に閉幕しました。

 企画展「表現の不自由展・その後」を巡って物議を醸し、いったん中止に追い込まれるもその後再開という経緯をたどった異例の芸術祭となりましたが、企画展再開にあたって、慰安婦問題をテーマにした「平和の少女像」や昭和天皇の肖像を用いた作品をこころよく思わない河村たかし・名古屋市長が、8日、抗議の座り込みと街宣を行うという、異常な行動に出たことについては、IWJでもお伝えしました。

※河村市長、自身の「表現の自由」は全開バリバリ! 他者の「表現の自由」には「やめてくれ」―10.8 河村たかし名古屋市長 座り込み・街宣(名古屋市) 2019.10.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/458808

 河村市長の「座り込み・街宣」行為に対しては、主催者側である愛知県の大村秀章知事が「ヘイトまがいのスピーチ」「常軌を逸してます」と痛烈に批判、厳重に抗議するとしていました。

 「まさか、こんなことをするなんて。衝撃です。制止を振り切って、県立美術館の敷地を占拠して、誹謗中傷のプラカードを並べて、美術館の敷地の中で叫ぶ。芸術祭のお客様の迷惑も顧みず。常軌を逸してます。厳重に抗議します」

※大村秀章・愛知県知事のツイート(2019年10月8日)
https://twitter.com/ohmura_hideaki/status/1181480946077507584

 「河村さんの今日の行動は、右翼団体と称する方々と共同で、事実と異なるプラカードを並べて、ヘイトまがいのスピーチをしたものです。それも、県立美術館の敷地を占拠して。とても、公職者の方がやられることとは思えません。極めて危険な行為です。厳重に抗議します」

※大村秀章知事のツイート(2019年10月8日)
https://twitter.com/ohmura_hideaki/status/1181518045740535808

 しかも、この時河村市長の周りにいた抗議の市民が、在特会とつながりがある「愛国倶楽部」というヘイトスピーチ団体だったとして、大村秀章・愛知県知事がツイートしています。

 「昨日8日の河村市長の活動は、愛国倶楽部と称する右翼団体を標榜する方々と一体で、愛知芸術文化センター(美術館含む)のデッキという県の庁舎において行われたもので、県条例と県庁内管理規則に明確に違反しています。常識では考えられません。極めて遺憾です。厳重に抗議します」

※大村秀章・愛知県知事のツイート(2019年10月9日)
https://twitter.com/ohmura_hideaki/status/1181767458648014848

 「8日に河村市長と共に、県の施設において事実と異なるプラカードを並べて、ヘイトまがいのスピーチなどの活動していた多くの方々は、在特会と一緒にヘイトスピーチ宣言をしてきた愛国倶楽部と称する右翼団体を標榜するリーダー的存在の方々だそうです。河村さんは、そちらの方に行っちゃったんですね」

※大村秀章・愛知県知事のツイート(2019年10月9日)
https://twitter.com/ohmura_hideaki/status/1182217307604414464  

 11日、河村市長は名古屋市として今回の企画展を支援しない旨を表明しました。一方で大村知事は同日、8日の企画展再開時に河村市長が会場で抗議行動を行ったことについて、謝罪と再発防止の確約を求める公開質問状を出しています。企画展の会場になっている愛知芸術文化センターの敷地内で、センター長の承認を得ないでプラカードを掲げて抗議し、通行を妨害したことが県の条例に違反する、というものです。

※河村市長「不自由展支援しない」 大村知事は市長に謝罪など求め質問状(毎日新聞、2019年10月11日)
https://mainichi.jp/articles/20191011/k00/00m/040/307000c

※河村市長の抗議は県条例違反 大村知事、見解と謝罪求め公開質問状(中日新聞、2019年10月11日)
https://www.chunichi.co.jp/s/article/2019101190230108.html

 河村市長と大村知事は、2011年2月の県知事選と名古屋市長選で共に当選し、一時は「盟友」と呼び合った仲ともいわれています。しかし、いわゆる中京地区の「都構想」を巡って対立が顕在化し、互いに修復を試みつつも次第に溝が深まっていく中で、今回の「あいちトリエンナーレ」の一件で対立が激化したようにも見られます。

 しかしながら今回の問題は、単なる都道府県知事と市町村長の「対立劇」にとどまるものではなく、憲法21条に定められた「表現の自由」が侵食されつつある大きな問題であることは言うまでもありません。両者の応酬の、帰趨のいかんによっては私たちの人権に大きな影響を及ぼし得るということを、忘れるべきではないでしょう。

 8日に「表現の不自由展・その後」が再開されたトリエンナーレ会場を取材していただいた京都の中継市民・北野ゆりさんから、当日のレポートが届いています。以下にご紹介します。

■「政治を知らないと現代アートはできない、社会を知らないとアートと関われない! もっと政治を学びたい」というキュレーター志望の美大生がIWJ中継市民・北野ゆりさんに語った感想は「私もキュレーターとして物議を醸すような仕事がしてみたい!」

 10月8日「表現の不自由展・その後」再開後、午後1時の整理券配布には700人が並び、そのうち30名に当選のスタンプが押されました。

 その中の1人に声を掛けたところ、「このために関西から来ました。抽選という事も知りませんでした。絶対に見たかったので、必ず当たると信じようと思いました!」と、ハッとするほど澄んだ瞳で応じて下さいました。美術系の大学でキュレーションの勉強をしているという彼女とは、鑑賞後フロアで待ち合わせすることにしました。次の会場に移動されるのだろうからと「事後に連絡を取っても構いませんよ」と譲ると、「この場で直接に話したい」と伝えてくれました。

 以下は彼女から溢れるように出た言葉です。

 「第一印象は、狭くて、作家さんも点数も少なく、あれだけ騒がれたのはこれだけ?という感覚でした。トリエンナーレは『表現の不自由展・その後』が話題になる前から、大学の課題に追われながらも楽しみにしてきました。キュレーションを勉強しているので、将来自分自身に起こりかねないと考えたんです。瀬戸内など芸術祭にはかねてから足を運んできたので、裁判沙汰とか、話題性に富んだあいちトリエンナーレを見ておかない理由がないと思っていました」

 「今回の鑑賞コースは60分、20分がディスカッション参加型で、もし大浦さん(昭和天皇の肖像を焼いたと抗議されている大浦信行氏)の作品映像が含まれていたら全編20分で時間が足りないと思いました。大学では、政治を知らないと現代アートはできない、社会を知らないとアートと関われないと講義をうけました。今回、もっと政治を学ばないと思いました。日章旗の加害の歴史を知らなければ、可愛いキャラクターと感じたかもしれないです」

 大浦氏の今回の映像作品「遠近を抱えて part II」は、単に天皇の肖像を焼くといった主旨の作品ではありません。1986年に富山県立近代美術館で展示された同氏の版画作品「遠近を抱えて」を右翼が攻撃した結果、最終的に美術館が図録まで焼却処分した事実を可視化したものです。

※美術家・大浦信行さんと天皇コラージュ事件(YAHOO NEWS、2019年8月6日)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190806-00010000-tsukuru-soci&p=1

 同記事によれば、14点の連作である同作品は、コラージュの中に昭和天皇が含まれ、富山県議会で自民党と社会党の県議が「天皇陛下の写真に女性の裸体や人間の内臓図、骸骨などを組み合わせ…不快」「天皇在位60年を祝賀した直後に…芸術の美名に隠れて一部の者が快楽を覚え」などと批判。その後、右翼団体が作品撤去や焼却、美術館長の処分などを要求し、30数団体約220人が街宣車52台を連ねて抗議行動を展開。美術館は大浦作品と掲載図録を非公開と決定しました。今回の河村市長など政治家の言動を含む一連の動きを思い起こさせる経緯です。

 1990年、図録非公開が日本図書館協会などで問題になり、富山県立図書館が公開しましたが、公開初日、富山県の神職男性が警察を振り切って図録の大浦作品ページを破り、器物損壊で有罪判決を受けます。1993年、富山県立近代美術館は問題の決着を図って、所蔵した大浦作品を売却、図録470部を焼却処分にしたのです。こうした経緯を知らずに作品の表面だけを見ると、様々な誤解が生じてしまいます。

 「きたないとかきれいという表面的視覚ではなく、むしろ第一印象を覆すような事がしてみたいです。誰かが好まない、そう強く思わせる事もそのアートの力だと思います。私もキュレーターとして物議を醸すような仕事がしてみたいです。芸術祭の監督がジャーナリストだという事にまず強く興味を引かれました。キュレーターでもアーティストでもない、芸術の世界にいない自分だからこそできる事がある、物議を醸すような事態も自身が引き受けるという事を津田大介さんの芸術監督就任後のある講演で聞きました。津田さんでないと成し得なかったと、今振り返っても思えます。あいトリで津田さんを知って、興味の幅が広がったこと、ツイッターのフォローをする幅も広がりました」

 そう一気に話すと、「1人で来たので誰かに聞いてもらえて良かった」とニッコリされました。関西のどこかでまたお会いできたらその時はお茶でもして下さいと言い残して、一筋のピンクの髪を揺らして会場を後にされました。

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 様々な議論を引き起こしたあいちトリエンナーレですが、芸術に関わる職業に就くことを目指している若い世代の人たちが「文化や芸術のありよう」について真剣に考える機会を得たことは、この一連の騒動が生んだ「財産」となるかもしれません。

 IWJがこれまで報じてきたあいちトリエンナーレに関する記事は、以下の一覧よりご覧ください。

※あいちトリエンナーレ
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E3%81%82%E3%81%84%E3%81%A1%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%AC

■【緊急支援】これまで「台風15号で被害に遭われた方々への支援金」としてお寄せいただいたご寄付はいったん締め切り、千葉県のしかるべき寄付先に寄付します。金額集計と寄付先は、改めてご報告いたします。今後は同じ口座で「台風15号・19号で被害に遭われた方々への支援金」として、ご寄付を継続します。被災地救済のため、皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

  9月の台風15号で甚大な被害を受けた千葉県では、壊れた家屋をブルーシートで補修しただけの被災者に、台風19号が追い打ちをかけました。12日には市原市の突風(一人死亡、建物被害十数棟)や県南東沖震源の地震(鴨川市震度4)などが次々と発生。また同日朝には一時48万戸が停電しました。

※竜巻か、幼児ら5人搬送 市原、強風被害相次ぐ(東京新聞、2019年10月12日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201910/CK2019101202000267.html

※千葉県で震度4の地震発生(ウェザーニュース、2019年10月12日)
https://weathernews.jp/s/topics/201910/121822quake/

※台風19号、列島に接近 千葉で一時48万戸が停電、竜巻で家屋被害も(産経新聞、2019年10月12日)
https://www.sankei.com/affairs/news/191012/afr1910120005-n1.html

 各地で大きな被害をもたらした台風19号通過後の14日午後0時半現在、東京電力の管内全体(1都8県)で約5万5400戸が停電していますが、台風15号による大規模停電が長期化した千葉県では、南房総市や鴨川市など合わせて3万6300戸が停電。全体の65%以上を占めます。また16日までに全体の9割が復旧の見通しですが、千葉県の一部は倒木などの影響で20日まで延びる可能性があるなど、同県の被害は特に深刻です。

※東京電力管内 約5万5400戸停電(14日午後0時半)(NHK NEWS WEB 台風情報 豪雨災害 停電情報、10月14日 13時15分)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/disaster/typhoon19/?utm_int=live_contents_news-link_001

 さらに、各地山間部の土砂崩れ箇所や都市部でも道路が冠水しているところは、被害確認ができないため、復旧見通しが立てられないとのことです。

 微力ながら取材と支援活動の両立をおこなうIWJでは、この度の台風15号・19号で被害に遭われた方々への支援金の募集を行っています。こちらは、通常のIWJの活動費とは別の募金口座になります。集まった支援金はIWJの被災地支援活動の費用に充当する他、責任を持って信頼できる寄付先に全額寄付いたします。IWJの通常の取材活動費には回しません。

 なおこれまで「台風15号で被害に遭われた方々への支援金」としてお寄せいただいたご寄付は、2019年10月14日(月・祝)でいったん締め切り、千葉県のしかるべき寄付先に寄付します。金額集計と寄付先は、改めてご報告いたします。今後は同じ口座で「台風15号・19号で被害に遭われた方々への支援金」として、ご寄付を継続します。

 被災地救援のため、皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

◇台風15号・19号被害者支援募金口座◇

楽天銀行 第一営業部
普通 7068848
株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJでは2016年4月14日と16日に熊本・大分で発生した「平成28年(2016年)熊本地震」で被害を受けた九州に、「九州緊急特派チーム」を派遣。岩上安身の方針による、「現地で物資などを支援しながら取材もする」という活動を続けました。

※関テレ撮影クルーが被災地で暴挙!「シャッターを切る前に人命を助ける」岩上イズム!IWJが報道と支援を両立させる「理由」2016.4.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/297933

 大災害を取材する時、取材する側も、「報道」とは何か、改めて問い直されます。目の前に「助けてほしい」と訴える被災者が存在するとき、その被災者に対して何も手を差しのべず、カメラを構えてマイクを突きつけ、「客観的」に伝えることが「客観報道」であり、取材対象者に対して直接手を差しのべないのが「取材の鉄則」であるとされてきました。

 被災者も人間であれば、報道する者もまた人間です。助けを求める人間を前にしたとき、人間としてどう行動すべきか。微力ながらも、まず人を助けるためにできることをしよう、と私たちは考えました。被災した「当事者」としての観点で取材と支援・救援を同時に実践するのが、「現地で物資などを支援しながら取材もする」というIWJの緊急支援取材スタイルです。

 熊本・大分大地震の時にもIWJの通常のご寄付・カンパとは別の「緊急募金口座」を開設し、ご寄付を募って支援物資を購入して現地に届けながら取材を行い、残金は現地できめ細かな支援活動を続ける団体に寄付させていただきました。

※【IWJ緊急行動】熊本・大分大地震緊急取材と関連情報
https://iwj.co.jp/wj/open/kumamoto-eathquake

 今回行ったIWJの千葉県の台風災害の取材においても、「現地まで支援物資を運びながら取材もする」というIWJの「被災当事者」報道のスタイルを貫きました。 IWJが報じた熊本・大分地震については、以下の記事をご覧ください。

※【IWJふり返りレポート・熊本・大分大震災取材&支援1】「今は足元しか見えないです。俯瞰ができない…」~4月17日、IWJ九州緊急特派チームが急遽、被災地入り。避難所となった熊本市立月出小学校で、現場指揮を執っていたPTA会長にインタビュー!2016.10.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/336959

※【IWJふり返りレポート・熊本・大分大震災取材&支援2】「本震」直後の出産!強い余震が続くなか、「もう産むしかない」と決意~4月18日、IWJ特派チームは聖粒会慈恵病院へ支援物資を届け、看護部長と「本震」直後に出産された女性にインタビュー!2016.10.10
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/337689

※熊本・大分大地震総集編2016.9.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/329950

■岩上安身よりご支援のお願い~第10期の6分の1に相当する8、9月、2ヶ月分のご寄付・カンパは、目標額に187万円届きませんでした。控訴審の費用も着手段階で弁護士への着手金・経費等で100万円かかります。日本の言論の自由・表現の自由を守る独立メディア・IWJの戦いへのご支援をどうかよろしくお願いいたします!

 9月30日の時点で、第10期の6分の1に相当する8、9月分の合計のご寄付・カンパは、目標額900万円の79%の達成率に相当する、712万8703円。目標額に187万1297円届いていません。橋下徹・元大阪府知事からのスラップ訴訟の控訴審の費用もかかります! 弁護団への着手金と経費だけで100万円になります。

※IWJの岩上安身が橋下徹元大阪府知事から名誉毀損で損害賠償請求されているスラップ訴訟で、大阪地裁(末永雅之裁判長)が橋下氏の訴えを認める不当判決! 弁護団は声明を発表! 2019.9.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457115

 岩上安身より、ご支援のお願いを掲載させていただきます。

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 初期費用(着手金など)だけで100万円、この後に大阪高裁へ行く交通費や宿泊費(東京在住の弁護士の分を含む)、また、控訴審に向けて有識者の意見書などの提出を考えているけれども、その費用など、かなりの負担となります。

 また、裁判にからんで、仕事にしわ寄せが来て、無理を重ねると、必ず、私の体調が悪化する、というのが、この一年半の苦しい裁判経験でした。体調が悪くなれば、当然、仕事の量が減り、会員数やご寄付も伸び悩み、経済的に厳しくなる、という悪循環でした。

 自分を批判する言論を封じ、萎縮を図り、経済的なダメージを与える、というのが、スラップ訴訟の狙いなのですが、その点で、橋下氏の狙いは的中した、と言えるのかもしれません。

 しかし、体調悪化から、私の言論活動が量的に低下を余儀なくされたとしても、私自身が、気概を失う、萎縮をするようになった、ということは全くありません。

 あまりの負荷の重さに、体調こそ、低空飛行が続いていますが、気力も気概も失わず、ますます意気軒昂に、ジャーナリズムの本道を邁進する覚悟を深めています。

 何より、これまでジャーナリストとして、警戒心を持って橋下氏と維新をウォッチし続けてきましたが、その創業者である橋下徹氏が、このような卑劣なスラップ提訴を行う人物であったことについて、認識を新たにしました。

 弁護士という地位を利用し、このようなスラップ訴訟という卑劣な訴権の濫用をして、邪魔者を排除し、政治的野望を遂げて行くという、手段を選ばぬやり方は許されません。

 特に、維新は、一見、野党を装っておりますが、その内実は、偽装野党であり、第2自民であり、なによりも、緊急事態条項の創設を含む改憲勢力です。改憲による緊急事態条項の創設と発動は、ナチスの全権委任法(国防授権法)をしのぐ強力な独裁をもたらします。

 これを阻止するために、言論はもっともっと活発であるべきです。その言論活動を、訴権の濫用によってダメージを与えるスラップ訴訟は、司法の場でも厳しくその目的と手段とが問われるべきであり、同時に立法府でも、反スラップ法の制定が検討されるべきだと考えます。

 もちろん、当の報道・言論界が、真剣にこの問題に取り組み、活発に論じるべきです。報道・言論界の、スラップ訴訟への警戒感は、まったく低調なままで、他人事として漫然と結果だけ報じて終わりにしているとしか思われません。司法の現状への適切な批判や問題意識を欠いていると、残念ながらいわなければなりません。スラップ訴訟の問題を訴える言論は、まだ端緒についたばかりです。

 当事者として法廷で戦いながら、言論弾圧のひとつの手口としてのスラップ訴訟を、今後も徹底的に社会問題として追及し、反スラップ法の制定まで呼びかけていきたいと、思っております。これは、控訴審を戦うに際して、犠牲を払いながらもこの裁判を戦う意味、大義はどこにあるのか、改めて再考して、たどり着いた結論です。

 橋下氏からの、醜悪なスラップ訴訟に対して、私は私憤からのみ、戦っているわけではありません。自分1人のために戦うわけではない。一般市民が、理念としてだけでなく、実際に言論の自由を手にすることができたのは、今更ながらですが、インターネットの拡大発展によるところが大きい。そのネット空間における言論の自由を守るために、やはり、身を呈して戦うべきだと考えるに至りました。

 控訴審だけで、それも弁護士への着手金等という初期費用だけで、100万円という現実を、経済合理性の観点だけから考えるならば、一審の不当判決を受け入れ、約30万円を橋下氏に払う方が安くすむでしょう。しかし、そうしたならば、第一審が示した、今後に大きな影響を与える問題のあまりに大きい規範の提示が、この裁判を通じて正されることがありません。確定判例になれば、将来に著しい禍根を残します。

 もちろん、ネットにおける言論の自由が、私人のプライバシーを侵し、ヘイトスピーチを蔓延させるなど、基本的人権を侵害する言葉の暴力の横行する場になってはならないのはいうまでもないことです。しかし、まごうことなき「公人」の、その行動を監視して、適切な批判をしていくことは、そうした基本的な人権の侵害とは、区別されるべき、言論の重要な使命だと思います。

 橋下氏は、本人は「私人」と主張していますが、そんな主張は通りません。彼は明らかに「公人」です。にもかかわらず、大阪地裁の裁判長は、この「公人」か「私人」かという裁判の争点を、判決ではまったくスルーしてしまいました。ほかにも、重要な争点が、ことごとく抜け落ちています。欠陥のある判決だと批判せざるを得ません。

 私の身に降りかかったリツィートスラップ裁判は、ネットユーザー、SNSユーザー全ての方々の身に降りかかる可能性のある普遍的な問題です。その点を是非ともご理解いただきたいと存じます。どうか、この点も、わが身に惹きつけてお考えいただいて、裁判へのご支援をよろしくお願いしたいと存じます。

岩上安身

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 IWJでは事務スタッフを募集しています。

 事務スタッフは、電話やメールでの外部の方との連絡、岩上安身のスケジュールを把握してのインタビューのアポイント調整や、スケジュール管理、イベント開催の準備やその他、諸々発生する、庶務的なことなど、IWJの活動のまさに屋台骨となる重要なお仕事です。事務スタッフの時給は、1100円からのスタートになります。

 残業が発生した場合は法令にのっとり、きちんと残業代をお支払いし、22時以降は深夜割増も加算されます。メディア業界はどこも、裁量労働制をとっているところがほとんどですが、この裁量労働制は過労死に至るほどの長時間労働の根源です。NHKや電通でも長時間労働の果てに過労死・過労自殺などの痛ましい事件が起こっていることは、みなさんご承知の通りです。IWJでは、記者職であっても、裁量労働制はとっていません。長時間残業はさせず、週2回の休みも必ずとらせています。IWJでは「サビ残」や「残業代未払い」などはありません!

※【岩上安身のツイ録】まずは賃金不払い労働や残業代不払いをなくすべき!! ブラック企業撲滅、労基法の再強化、そしてタックスヘイブンを利用する租税回避者に追徴課税を! 2019.7.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/452547

 詳しくはぜひ、以下のスタッフ応募フォームよりご応募ください! お待ちしております。

※スタッフ応募フォーム
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 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、永田由美、神山樹乃、木原匡康、城石裕幸)

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