日刊IWJガイド・土曜版「 香港デモ、実弾で初の負傷者!18歳高校生が重体も、暴動罪などで起訴!この高校生があらかじめ武器を用意し警官を集団で攻撃していた動画も!? 香港デモはさらなる混迷へ!」2019.10.5日号~No.2578号~(2019.10.5 8時00分)


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~本日「野党関電疑惑追及チーム」が関電本社と高浜原発を現地視察! IWJは録画で同行取材し、後日録画配信します!
┠■【中継番組表】
┠■香港デモ、実弾で初の負傷者!18歳高校生が重体も、暴動罪などで起訴!この高校生があらかじめ武器を用意し警官を集団で攻撃していた動画も!? 香港デモはさらなる混迷へ!
┠■「NHKはまるで暴力団」──かんぽ不正販売報道で開き直る!? 日本郵政副社長! しかし不正販売の完全解明にはほど遠い状況!!
┠■米国が日本への配備を予定しているとされる地上発射型中距離ミサイルは「通常弾頭搭載」であると、非核三原則への抵触や、米国の対中ロ核戦略の変化との関係を否定! ~茂木敏充外相定例会見
┠■岩上安身よりご支援のお願い〜第10期の6分の1に相当する8、9月、2ヶ月分のご寄付・カンパは、目標額に187万円届きませんでした。控訴審の費用も着手段階で弁護士への着手金・経費等で100万円かかります。日本の言論の自由・表現の自由を守る独立メディア・IWJの戦いへのご支援をどうかよろしくお願いいたします!
┠■IWJへの応援メッセージをご紹介させていただきます。
┠■IWJでは、この度の台風15号で被害に遭われた方々への支援金の募集を始めました。被災地救済のため、皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
┠■10月12日に東京四谷で日本女医会が「医学を志す女性のためのキャリア・シンポジウム」を開催!東京新聞の望月衣塑子記者の講演もあります!
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■はじめに~本日「野党関電疑惑追及チーム」が関電本社と高浜原発を現地視察! IWJは録画で同行取材し、後日録画配信します!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 本日、立憲民主党・無所属フォーラム、国民民主党、日本共産党や無所属の野党議員らによる「野党関電疑惑追及チーム」が、関西電力本社、関西電力高浜発電所などを視察します。

 昨日の日刊IWJガイドでもお伝えしたように、関西電力の社長ほか経営幹部20人が、原発のある福井県高浜町の元助役から総額3億2000万円相当の金品を受け取っていた問題で、岩根茂樹社長や八木誠会長は辞任を否定しています。

※関西電力の社長らが原発マネーの環流をめぐり釈明会見! 信頼回復を誓うも辞任は否定、故人の元助役の責任にして幕引きを図ろうとしている?(日刊IWJガイド、2019年10月4日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/39221

 IWJは3日、「野党関電疑惑追及チーム」による合同ヒアリングを生中継しています。

※関電疑惑 野党合同ヒアリング―議題:関西電力の役員らが福井県高浜町の元助役から金品を受領していた疑惑について経済産業省より 2019.10.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/458370

 野党議員らの一行は、午前9時すぎに関電に申し入れ書を渡し、午前9時半ごろ、関電前でぶら下がり会見を行う予定です。その後、午後1時ごろに高浜原発と地元を視察し、午後4時ごろに高浜町役場前で再びぶら下がり会見を行う予定です。

 IWJはこの「野党関電疑惑追及チーム」に録画収録で同行取材します。録画配信は準備ができ次第お知らせいたします。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆中継番組表◆

**2019.10.5 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・OKINAWA1】11:00~「辺野古新基地建設阻止!第一土曜日ゲート前県民大行動」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_okinawa1

 「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」主催で、毎月第一土曜日、辺野古 米軍キャンプシュワブ・ゲート前で開催される県民大行動の模様を中継します。辺野古新基地建設問題関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E8%BE%BA%E9%87%8E%E5%8F%A4

——————

【IWJ・エリアCh3・愛知】13:00~「あいちトリエンナーレ2019 国際フォーラム『「情の時代」における表現の自由と芸術』 ―テーマ:『表現の自由と芸術、社会』」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach3

 「あいちトリエンナーレのあり方検討委員会」、「あいちトリエンナーレ実行委員会」主催の国際フォーラム(1日目)を中継します。これまでIWJが報じてきたあいちトリエンナーレ関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E3%81%82%E3%81%84%E3%81%A1%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%AC

——————

【録画配信・京都 IWJ_Youtube Live】19:00~「国際セーフアボーションデー記念トークイベント『なくそう、アボハラ』 #なんでないのアボーションピル #なんであるの堕胎罪」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 9月27日に収録した、「一般社団法人 性と健康を考える女性専門家の会『避妊・中絶ケアプロジェクト』」、「ラブピースクラブ」主催のトークイベントを録画配信します。

========

◆中継番組表◆

**2019.10.6 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh3・愛知】13:00~「あいちトリエンナーレ2019 国際フォーラム『「情の時代」における表現の自由と芸術』 ―テーマ:『「情の時代」における芸術の困難と未来』」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach3

 「あいちトリエンナーレのあり方検討委員会」、「あいちトリエンナーレ実行委員会」主催の国際フォーラム(2日目)を中継します。これまでIWJが報じてきたあいちトリエンナーレ関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E3%81%82%E3%81%84%E3%81%A1%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%AC

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆昨日アップした記事はこちらです◆

かんぽNHK問題 野党合同ヒアリング―議題:かんぽ生命保険の不正問題及び、NHK経営委員会がNHK会長を厳重注意した問題について、総務省より
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/458368

関電疑惑 野党合同ヒアリング―議題:関西電力の役員らが福井県高浜町の元助役から金品を受領していた疑惑について経済産業省より 2019.10.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/458370

米国が日本に新型中距離弾道ミサイルを大量配備!? 日本列島は米中露の核の戦場にされる!? 岩上安身は2010年から元外務省国際情報局長・孫崎享氏と共に「オフショア・バランシング」の問題点を指摘!! ついに現実に!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/458384

出席の記者が福島第一原発の廃炉に関する地元企業への発注経緯・形態について公表を要請!「関西電力の例もあるので可視化できるように」!! ~10.3東京電力 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/458372

萩生田光一 文部科学大臣 定例記者会見
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/458440

「ALPS処理水は海洋放出するべきではなく、大型タンクによる長期保管またはモルタル固化による処分を検討すべき」と原子力市民委員会の見解 ~10.3福島第一原発汚染水に関する「見解」のとりまとめと関係大臣への送付
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/458366

茂木敏充 外務大臣 定例記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/458441

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■香港デモ、実弾で初の負傷者!18歳高校生が重体も、暴動罪などで起訴!この高校生があらかじめ武器を用意し警官を集団で攻撃していた動画も!? 香港デモはさらなる混迷へ!

 中国建国70年を迎えた10月1日、香港では政府庁舎周辺などで抗議デモが発生。参加者は全体で数万人に達したと見られ、警官隊と激しく衝突しました。この衝突で、警察がデモ隊に実弾を発砲し、男子高校生が左肩を撃たれて負傷しました。一連のデモで実弾による負傷者が出るのは初めてのことです。

※香港デモで警官が実弾発砲 18歳高校生が重体 (日本経済新聞 2019/10/1)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50456430R01C19A0MM8000/

 TwitterなどのSNS上では、右手に拳銃を持った警官が至近距離で発射し、銃弾を受けた高校生が倒れる動画が公開されました。この動画が米CNNなどを通じて世界に公開され、非難を浴びています。

 一方で、警官が実弾発砲に至る直前、負傷した高校生を含む黒装束集団が、バール、ハンマー、スパナ、レンチ、鉄パイプなどの武器を使って、1人で警備に当たっていた警官を集団で攻撃し、殺害を図っていたことを解説する動画も出回っています。これは警察側の「警官は身の危険を感じ、自分や仲間の生命を守るために発砲した」との説明を後押しするもので、双方の「情報戦」も混迷を極めています。これと同じ動画(解説のないもの)は、BBCが日本語の字幕をつけてツイッターで公開しています。

※BBC News Japannのツイート
https://twitter.com/bbcnewsjapan/status/1179720752762720257

 ロイターは香港でデモ隊により、中国本土系の企業や中国寄りとされる企業の店頭に落書きが書かれたり、店舗が破壊された様子をツイッターで報じています。

※ロイターのツイート(2019年10月3日)
https://twitter.com/Reuters_co_jp/status/1179712702404579335

 こうした中で、警察から撃たれて負傷した高校生が3日、暴動罪などで起訴されました。起訴された曾志健(Tsang Chi-kin)被告(18)は、暴動罪に加え、警察襲撃2件の罪でも起訴されました。有罪となれば最高で禁錮10年を言い渡される可能性があるといいます。

 また、デモを抑え込むための措置として、香港政府がデモ参加者のマスク着用を禁じる「緊急状況規則条例」を、議会の承認を経ることなく決定しました。これまでのデモでは、参加者たちが、身元特定を防ぐためのマスクや、当局の催涙ガスや発射物から身を守るための黄色のヘルメットやゴーグル、ガスマスクが使用されてきました。

※香港、緊急条例でマスク禁止へ (NHK、2019/10/4 )
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191004/k10012113021000.html

 実弾発射の正当性を説明する警察ですが、警官の実弾発射で高校生が重傷を負い、さらに負傷した高校生が暴動罪で逮捕された事実により、デモ参加者の反発は高まり、今後さらに抗議行動が激しくなることが予想されます。他方で、デモ参加者たちの過激化もよりエスカレートしており、非がどちらにあるか、見きわめがたくなりつつあります。

■「NHKはまるで暴力団」──かんぽ不正報道で開き直る!? 日本郵政副社長! しかし不正販売の完全解明にはほど遠い状況!!

 保険料二重払いや「解約できないルール」の虚偽説明などが指摘される、かんぽ生命の不正販売。これを昨春報じたNHK番組「クローズアップ現代+」に日本郵政グループが抗議していた問題で、日本郵政の鈴木康雄副社長(元総務事務次官)が10月3日、取材手法や報道内容も問題であるとNHKを批判。「まるで暴力団」とも表現しました。

※「NHKはまるで暴力団」日本郵政副社長が記者団に発言(朝日新聞デジタル、2019年10月3日13時34分)
https://digital.asahi.com/articles/ASMB345WBMB3ULFA016.html

 鈴木副社長は同日午前開催された野党合同ヒアリングに出席し、かんぽ問題などについて説明しました。ヒアリングの様子はIWJがライブ中継しました。下記でご覧いただくことができます。

※かんぽNHK問題 野党合同ヒアリング―議題:かんぽ生命保険の不正問題及び、NHK経営委員会がNHK会長を厳重注意した問題について、総務省より 2019.10.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/458368

 「まるで暴力団」発言は、合同ヒアリング後、記者団に対して飛び出した言葉です。クロ現は、番組の続編制作に向けて情報提供を募る動画を昨年7月ネットに投稿しましたが、郵政側から「犯罪的営業を組織ぐるみでやっている印象を与える」との抗議を受けた後に削除しました。続編は問題が広がった今年7月まで放送されませんでした。

 上記の朝日新聞の記事によると、記者団に鈴木副社長は、NHKから「取材を受けてくれれば動画を消す」と言われたと説明。「まるで暴力団と一緒。殴っておいて、これ以上殴ってほしくないならやめたるわ、俺の言うことを聞けって。バカじゃねぇの」と発言したとのことです。

 かんぽ生命不正販売問題については9月30日、日本郵政グループから中間報告として、法令違反または社内ルール違反の可能性が約6300件と発表されています。ただし確認できたのは対象18.3万件中4割以下で、今後、調査の進展によって、不正件数が大幅に拡大することは確実です。また調査方法の不備を指摘する声もあります。NHKの報道姿勢に批判すべき点はあったかもしれませんが、それを指摘したところで、かんぽ生命側の不正がクリアされたわけではありません。

※かんぽ生命不適切販売 不正疑い約6300件 営業活動を年内自粛(NHK NEWSWEB、2019年9月30日 23時24分)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190930/k10012105161000.html
 
 しかし、かんぽ生命側の「強気」は続きます。

 日本郵政からNHKに対しては2018年10月に「NHKでガバナンスが全く利いていない」などとして、NHK経営委員会に文書を送付。これを受けた委員会がNHK上田会長に厳重注意するとともに、郵政側に「会長に厳しく伝え、注意した」と文書送付。上田会長も11月、事実上謝罪する文書を郵政側へ届けさせていました。

※NHK報道巡り異例「注意」 経営委、郵政抗議受け かんぽ不正、続編延期(毎日新聞、2019年9月26日 02時00分)
https://mainichi.jp/articles/20190926/k00/00m/040/002000c

 このあと郵政側が同11月に鈴木康雄副社長名で経営委に送った文書では、総務省の元事務次官であり、放送行政に大きく携わってきた経歴を示したうえで、幹部・経営陣による番組への確認などを求めていました。

※元次官の副社長がNHK側の番組確認求める かんぽ報道(朝日新聞デジタル、2019年10月3日05時00分)
https://www.asahi.com/articles/ASMB14W6MMB1UCVL01D.html

 しかし、日本郵政側には、足並みの乱れも。

 日本郵政の長門社長は9月30日の記者会見で、前日に当時の放送を見返し、「今となっては全くその通り。グループ全体で対応しないといけない」と反省の色を見せ、抗議したことについて「深く反省する」と話しています。

 長門社長発言について、鈴木副社長は「いろんな考え方がある」と述べていますが、許認可事業である放送行政に強い影響を与えてきた来歴を示しながら、番組への攻撃を続ける鈴木副社長の「暴力団」発言には、いったいどちらが脅しているのか? と首をかしげざるを得ません。

■米国が日本への配備を予定しているとされる地上発射型中距離ミサイルは「通常弾頭搭載」であると、非核三原則への抵触や、米国の対中ロ核戦略の変化との関係を否定! ~茂木敏充外相定例会見

 10月3日に米国政府がロシア大統領府に伝えたという、新型中距離弾道ミサイルを日本へ配備するとの琉球新報報道は、INF全廃条約廃棄後の米国核戦略の大変換に日本が巻き込まれるのではないかとの大きな波紋を呼びました。

※米、沖縄に新型中距離弾道ミサイル配備計画 ロシア側に伝達、2年内にも 基地負担大幅増恐れ(琉球新報、2019年10月3日)
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1000469.html

 昨日10月4日に外務省で行われた茂木敏充外相定例記者会見で、IWJ記者は「沖縄へ配備されるという米国の新型中距離弾道ミサイルが核弾頭を搭載できるものならば、非核三原則に抵触する、日米安保条約における重大な装備の変更になる可能性があるのではないか」と質問。茂木外相は「そのような事実はない」と頑なに否定しました。

 IWJ記者はさらに「米政府関係者がロシア大統領府関係者に(ミサイル配備を)伝えたように、今後日本政府に協議があった場合、国民に広く知らせるべきではないか」問いましたが、茂木外相は「あくまで通常弾頭搭載であることは既にはっきりしている」と述べました。なぜ、この段階で、米軍が将来配備しようとしているミサイルの弾頭が、通常弾頭であると茂木外相は何を根拠に断言できるのでしょうか?

 岩上安身は2010年時点から、孫崎亨氏と共に、今まさに現実になろうとしている「オフショア・バランシング」の問題点を指摘し続けています。ぜひ、以下の動画もあわせてご覧ください。

※米国が日本に新型中距離弾道ミサイルを大量配備!? 日本列島は米中露の核の戦場にされる!? 岩上安身は2010年から元外務省国際情報局長・孫崎享氏と共に「オフショア・バランシング」の問題点を指摘!! ついに現実に!? 2019.10.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/458384

■岩上安身よりご支援のお願い〜第10期の6分の1に相当する8、9月、2ヶ月分のご寄付・カンパは、目標額に187万円届きませんでした。控訴審の費用も着手段階で弁護士への着手金・経費等で100万円かかります。日本の言論の自由・表現の自由を守る独立メディア・IWJの戦いへのご支援をどうかよろしくお願いいたします!

 9月30日の時点で、第10期の6分の1に相当する8、9月分の合計のご寄付・カンパは、目標額900万円の79%の達成率に相当する、712万8703円。目標額に187万1297円届いていません。橋下徹・元大阪府知事からのスラップ訴訟の控訴審の費用もかかります! 弁護団への着手金と経費だけで100万円になります。

※IWJの岩上安身が橋下徹元大阪府知事から名誉毀損で損害賠償請求されているスラップ訴訟で、大阪地裁(末永雅之裁判長)が橋下氏の訴えを認める不当判決! 弁護団は声明を発表! 2019.9.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457115

 岩上安身より、ご支援のお願いを掲載させていただきます。

ーーーーーーーーーー

 初期費用(着手金など)だけで100万円、この後に大阪高裁へ行く交通費や宿泊費(東京在住の弁護士の分を含む)、また、控訴審に向けて有識者の意見書などの提出を考えているけれども、その費用など、かなりの負担となります。

 また、裁判にからんで、仕事にしわ寄せが来て、無理を重ねると、必ず、私の体調が悪化する、というのが、この一年半の苦しい裁判経験でした。体調が悪くなれば、当然、仕事の量が減り、会員数やご寄付も伸び悩み、経済的に厳しくなる、という悪循環でした。

 自分を批判する言論を封じ、萎縮を図り、経済的なダメージを与える、というのが、スラップ訴訟の狙いなのですが、その点で、橋下氏の狙いは的中した、と言えるのかもしれません。

 しかし、体調悪化から、私の言論活動が量的に低下を余儀なくされたとしても、私自身が、気概を失う、萎縮をするようになった、ということは全くありません。

 あまりの負荷の重さに、体調こそ、低空飛行が続いていますが、気力も気概も失わず、ますます意気軒昂に、ジャーナリズムの本道を邁進する覚悟を深めています。
 
 何より、これまでジャーナリストとして、警戒心を持って橋下氏と維新をウォッチし続けてきましたが、その創業者である橋下徹氏が、このような卑劣なスラップ提訴を行う人物であったことについて、認識を新たにしました。

 弁護士という地位を利用し、このようなスラップ訴訟という卑劣な訴権の濫用をして、邪魔者を排除し、政治的野望を遂げて行くという、手段を選ばぬやり方は許されません。

 特に、維新は、一見、野党を装っておりますが、その内実は、偽装野党であり、第2自民であり、なによりも、緊急事態条項の創設を含む改憲勢力です。改憲による緊急事態条項の創設と発動は、ナチスの全権委任法(国防授権法)をしのぐ強力な独裁をもたらします。

 これを阻止するために、言論はもっともっと活発であるべきです。その言論活動を、訴権の濫用によってダメージを与えるスラップ訴訟は、司法の場でも厳しくその目的と手段とが問われ、同時に立法府でも、反スラップ法の制定が検討されるべきだと考えます。

 もちろん、当の報道・言論界が、真剣にこの問題に取り組み、活発に論じるべきです。報道・言論界の、スラップ訴訟への警戒感は、まったく低調なままで、他人事として漫然と結果だけ報じて終わりにしているとしか思われません。司法の現状への適切な批判や問題意識を欠いていると、残念ながらいわなければなりません。スラップ訴訟の問題を訴える言論は、まだ端緒についたばかりです。

 当事者として法廷で戦いながら、言論弾圧のひとつの手口としてのスラップ訴訟を、今後も徹底的に社会問題として追及し、反スラップ法の制定まで呼びかけていきたいと、思っております。これは、控訴審を戦うに際して、犠牲を払いながらもこの裁判を戦う意味、大義はどこにあるのか、改めて再考して、たどり着いた結論です。

 橋下氏からの、醜悪なスラップ訴訟に対して、私は私憤からのみ、戦っているわけではありません。自分1人のために戦うわけではない。一般市民が、理念としてだけでなく、実際に言論の自由を手にすることができたのは、今更ながらですが、インターネットの拡大発展によるところが大きい。そのネット空間における言論の自由を守るために、やはり、身を呈して戦うべきだと考えるに至りました。

 控訴審だけで、それも弁護士への着手金等という初期費用だけで、100万円という現実を、経済合理性の観点だけから考えるならば、一審の不当判決を受け入れ、約30万円を橋下氏に払う方が安くすむでしょう。しかし、そうしたならば、第一審が示した、今後に大きな影響を与える問題のあまりに大きい規範の提示が、この裁判を通じて正されることがありません。確定判例になれば、将来に著しい禍根を残します。

 もちろん、ネットにおける言論の自由が、私人のプライバシーを侵し、ヘイトスピーチを蔓延させるなど、基本的人権を侵害する言葉の暴力の横行する場になってはならないのはいうまでもないことです。しかし、まごうことなき「公人」の、その行動を監視して、適切な批判をしていくことは、そうした基本的な人権の侵害とは、区別されるべき、言論の重要な使命だと思います。

 橋下氏は、本人は「私人」と主張していますが、そんな主張は通りません。彼は明らかに「公人」です。にもかかわらず、大阪地裁の裁判長は、この「公人」か「私人」かという裁判の争点を、判決ではまったくスルーしてしまいました。ほかにも、重要な争点が、ことごとく抜け落ちています。欠陥のある判決だと批判せざるを得ません。

 私の身に降りかかったリツィートスラップ裁判は、ネットユーザー、SNSユーザー全ての方々の身に降りかかる可能性のある普遍的な問題です。その点を是非ともご理解いただきたいと存じます。どうか、この点も、わが身に惹きつけてお考えいただいて、裁判へのご支援をよろしくお願いしたいと存じます。

岩上安身

ーーーーーーーーーー

 日本の言論の自由・表現の自由を守る独立メディア・IWJへのご支援をどうかよろしくお願いいたします!

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします!
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■IWJへの応援メッセージをご紹介させていただきます。

 IWJにはご支援をくださった方から、励ましのメッセージが届いています。本日はその中から、唐沢様のメッセージをご紹介させていただきます。

ーーーーーー

ずっとサポート会員になりたいというか、もっとカンパできるようになりたいと思っているのですが、もともと収入が少ない上、このところ月曜の休みが多く時給で働いているため、どうしようか考えていて、更新が遅くなりました。申し訳ありません。
世の中がどんどんひどい方向に向かっているので、IWJの存在は本当に貴重です。なんとか多くの支援が集まりますように。

唐沢 様

ーーーーーー

 唐沢様、応援ありがとうございます! これからもIWJと岩上安身へのご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

■IWJでは、この度の台風15号で被害に遭われた方々への支援金の募集を始めました。被災地救済のため、皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 微力ながら取材と支援活動の両立をおこなうIWJでは、この度の台風15号で被害に遭われた方々への支援金の募集を始めました。こちらは、通常のIWJの活動費とは別の募金口座になります。集まった支援金はIWJの被災地支援活動の費用に充当する他、責任を持って信頼できる寄付先に全額寄付いたします。IWJの通常の取材活動費には回しません。

◇台風15号被害者支援募金口座◇

楽天銀行 第一営業部
普通 7068848
株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 被災地救済のため、皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 これまでにIWJが報じてきた台風15号による千葉での被害については、以下の記事をご覧ください。

※台風15号の影響で千葉県各地に停電・断水の被害!再停電の可能性も!IWJスタッフが支援物資を持って被災地からレポート!2019.9.12
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457018

※台風15号の影響で千葉県各地に停電・断水の被害!再停電の可能性も!IWJスタッフが支援物資を持って被災地からレポート!(2日目)2019.9.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457033

※台風15号の進路は9月8日の段階で、米軍合同台風警報センターが房総半島直撃を明確に予想!他方8日の気象庁は「暴風域を伴って関東甲信地方または静岡県に上陸し、通過する見込みです」とざっくり予報!IWJは気象庁と千葉県に直撃取材!2019.9.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457217

※千葉県で「熱中症」による死亡者が3名と報じられるも、同県南部の停電復旧にあと2週間?! 「報道ステーション」が11日に予定どおり組閣した安倍政権を1999年の小渕内閣と比較して痛烈批判!2019.9.15
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457336 

※【IWJ検証レポート】千葉県内の電力不足による熱中症の疑いで3人死亡!救急搬送された人数は計193名!現在も入院している人は33人!東電は177台も電源車を保有しながら16日まで86台しか稼働していなかった!? IWJは千葉県に直撃取材!2019.9.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/457513

 IWJでは2016年4月14日と16日に熊本・大分で発生した「平成28年(2016年)熊本地震」で被害を受けた九州に、「九州緊急特派チーム」を派遣。岩上安身の方針による、「現地で物資などを支援しながら取材もする」という活動を続けました。

※関テレ撮影クルーが被災地で暴挙!「シャッターを切る前に人命を助ける」岩上イズム!IWJが報道と支援を両立させる「理由」2016.4.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/297933

 大災害を取材する時、取材する側も、「報道」とは何か、改めて問い直されます。目の前に「助けてほしい」と訴える被災者が存在するとき、その被災者に対して何も手を差しのべず、カメラを構えてマイクを突きつけ、「客観的」に伝えることが「客観報道」であり、取材対象者に対して直接手を差しのべないのが「取材の鉄則」であるとされてきました。

 被災者も人間であれば、報道する者もまた人間です。助けを求める人間を前にしたとき、人間としてどう行動すべきか。微力ながらも、まず人を助けるためにできることをしよう、と私たちは考えました。被災した「当事者」としての観点で取材と支援・救援を同時に実践するのが、「現地で物資などを支援しながら取材もする」というIWJの緊急支援取材スタイルです。

 熊本・大分大地震の時にもIWJの通常のご寄付・カンパとは別の「緊急募金口座」を開設し、ご寄付を募って支援物資を購入して現地に届けながら取材を行い、残金は現地できめ細かな支援活動を続ける団体に寄付させていただきました。

※【IWJ緊急行動】熊本・大分大地震緊急取材と関連情報
https://iwj.co.jp/wj/open/kumamoto-eathquake

 今回の千葉県の台風災害の取材に関しても、「現地まで支援物資を運びながら取材もする」というIWJの「被災当事者」報道のスタイルを貫きました。

 IWJが報じた熊本・大分地震二ついては、以下の記事をご覧ください。

※【IWJふり返りレポート・熊本・大分大震災取材&支援1】「今は足元しか見えないです。俯瞰ができない…」~4月17日、IWJ九州緊急特派チームが急遽、被災地入り。避難所となった熊本市立月出小学校で、現場指揮を執っていたPTA会長にインタビュー!2016.10.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/336959

※【IWJふり返りレポート・熊本・大分大震災取材&支援2】「本震」直後の出産!強い余震が続くなか、「もう産むしかない」と決意~4月18日、IWJ特派チームは聖粒会慈恵病院へ支援物資を届け、看護部長と「本震」直後に出産された女性にインタビュー!2016.10.10
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/337689

※熊本・大分大地震総集編2016.9.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/329950

■10月12日に東京四谷で日本女医会が「医学を志す女性のためのキャリア・シンポジウム」を開催!東京新聞の望月衣塑子記者の講演もあります!

 10月12日(土)、東京・四谷の持田製薬ルークホールで、日本女医会主催のシンポジウム「第13回医学を志す女性のためのキャリア・シンポジウム『国際基準で考える男女共同参画 -SDGs 5. ジェンダー平等を実現しよう-』」が開催されます。第一部の「女性記者と考える民主主義〜政権とメディア〜」では東京新聞社会部の望月衣塑子記者が登壇します。

 日本女医会の会長、前田桂子氏からのご案内を掲載します。

ーーーーー
「第13回医学を志す女性のためのキャリア・シンポジウム」参加のお願い
公益社団法人日本女医会 会長 前田佳子

 (公社)日本女医会は今年で創立117年を迎えました。男女共同参画事業委員会は、国民の意識改革と女子医学生および若手女性医師の育成・支援を目的に2007年よりキャリア・シンポジウムを開催しております。本年は10/12に第13回キャリア・シンポジウムをメインテーマ「国際基準で考える男女共同参画 SDGs 5.ジェンダー平等を実現しよう」として開催いたします。東京新聞社会部記者の望月衣塑子さんに「女性記者と考える民主主義〜政権とメディア〜」と題して講演をお願い致しました。男女共同参画と民主主義は一見関係ないようにも見えるかもしれませんが、実は深い関係があります。

 男女格差を表す「ジェンダーギャップ指数(The Global Gender Gap Index:GGGI)」は経済、教育、政治、健康の4つの分野のデータから作成され、日本は教育と健康の分野は良好ですが、政治参画と経済参画の指数が低いために順位を下げています。5年前の2014年の欧州連合(EU)議会の選挙の際に議会を男女半々にする運動「パリティ・デモクラシー(Parity Democracy)」が行われました。男女平等なくして民主主義なし、との考えに基づく運動です。当時のEU議会の女性議員比率は36%で、日本の国会(衆院)の女性議員率は8%にすぎませんでした。それでは今年はどうなったのでしょうか? 2019年の女性議員比率はEUで40%、日本は10.2%と差は更に広がっています。

 遡れば1946年(昭和21年)4月10日の戦後初(かつ帝国議会最後)の第22回衆議院議員総選挙の結果、日本初の女性議員39名が誕生し、うち日本女医会会員が3人いました。日本女医会は昔から女性の社会的地位向上のために尽力してきたのです。今回その歴史をあらためて振り返り、これから私たちがしなければならない問題点について考えていきたいと思っています。

ーーーーー

 参加のお申し込みは、日本女医会のホームページからお願いいたします。
※公益社団法人 日本女医会http://www.jmwa.or.jp/

 日本女医会会長の前田桂子氏には、IWJの産業医もお願いしています。また、2017年9月5日には、福島第一原発事故をめぐる県民健康調査の縮小に関する岩上安身と日本女医会の3人の医師との鼎談にもご登場いただいています。こちらもあわせてご覧ください。

※甲状腺がん子ども基金と連帯!「一人でも多くの医者が関わるべき」青木正美・前田佳子・牛山元美日本女医会3氏が岩上安身のインタビューで県民健康調査の縮小に異議!「県外でも調査を」
2017.9.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/397414

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、牧野佐千子、木原匡康、平井朗、城石裕幸、中村尚貴)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/