日刊IWJガイド「共同通信による5月18、19両日の世論調査では、消費増税反対・衆参W選の実施に賛成の結果が! これではディープレポートのシナリオ通り、改憲勢力が圧勝してしまう!?」 2019.5.21日号~No.2441号~(2019.5.21 8時00分)


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~共同通信による5月18、19両日の世論調査では、消費増税反対・衆参W選の実施に賛成の結果が! これではディープレポートのシナリオ通り、改憲勢力が圧勝してしまう!?
┠■【中継番組表】
┠■<本日の再配信>本日午後7時より、「2016年最大の喫緊のテーマ!『国家を守り、人権を制限するのが国家緊急権。多くの国で権力に濫用されてきた過去がある』~岩上安身による永井幸寿弁護士インタビュー」をフルオープンで再配信します!
┠■百田尚樹氏の『日本国紀』を批判した作家津原泰水氏の部数をツイッターで公表し、批判にさらされた幻冬舎の見城徹 社長がツイッター終了宣言!
┠■<新記事紹介>自民党内にくすぶる「消費増税再々延期」論、「消費税廃止」を訴える山本太郎議員! 減税合戦の先に、国債と日本円の信用はどうなる!? 改憲による「緊急事態条項」創設に固執する安倍政権は、財政破綻とハイパーインフレを予期している!?
┠■5月1日から20日までのご寄付・カンパが半月を過ぎてまだ目標額の41%と5割に満たず、非常に厳しい状況が続いています! 今期赤字回避のためには、あと2割不足! この2割が埋まらなければ、今期末には約1000万円もの赤字が発生する見通しです。この状況を乗り切るため「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」を6月30日に開催予定! ぜひご参加ください!
┠■IWJの会員になって、ぜひIWJの活動を支えてください!
┠■維新の会「生みの親」橋下徹氏からのスラップ訴訟で岩上安身は肉体的にも精神的にも経済的にも大きなダメージを受け、IWJの損害は1800万円以上! 裁判の最終弁論は7月4日です。どうぞご支援、応援よろしくお願いいたします!
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■はじめに~共同通信による5月18、19両日の世論調査では、消費増税反対・衆参W選の実施に賛成の結果が! これではディープレポートのシナリオ通り、改憲勢力が圧勝してしまう!?

 おはようございます、IWJ編集部です。

 共同通信社が5月18、19両日に実施した全国電話世論調査によれば、10月に消費税率を10%へ引き上げることに対し、反対は57.6%、賛成は37.6%だったとのことです。また、安倍内閣への支持率は50.5%で、5月1、2両日の前回調査から1.4ポイント減となり、不支持率は36.2%と前回より4.9ポイント増えたとの結果も出ています。

 上記の調査結果で気になるのは、7月4日公示予定の参院選にあわせた衆議院解散総選挙、衆参W選の実施に関して、意外にも支持するとの回答が多かったことです。その結果は、衆参同日選を「行った方がよい」は47.8%、「行わない方がよい」は37.2%というものでした。

 この世論調査のように、消費増税に対する不支持が多く、かつ衆参W選の実施を求める声が優勢であるのなら、安倍内閣はどういう手段を選ぶでしょうか。

 今年4月上旬、記者クラブ所属の現役新聞記者・伊藤直也氏(仮名)は、永田町で密かに流布している、消費税減税を訴えての衆院解散、それを受けた衆参同日選での改憲勢力・自公維の圧勝、改憲発議から緊急事態条項創設へという悪夢のごときシナリオを、「ディープレポート」としてIWJへ寄稿しました。

※【特別寄稿】安倍官邸が狙う!?「消費減税」という壮大な「ちゃぶ台返し」!! 衆参W選圧勝!! そして緊急事態条項を含む改憲へ!! ~永田町の闇の底からのディープレポート 2019.4.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/446899

 このディープレポートのシナリオ通り、自公維が圧勝して、憲法に緊急事態条項を創設するための改憲が実現してしまえば、その後に選挙戦で表明した公約を放棄して、緊急事態であるとして大増税を行われても、有権者はそれを批判し、止めることはできません。2018年3月25日に発表された自民党の「緊急事態条項」案には、「緊急事態」を理由に選挙を行わず、国会議員の任期を延長できることが定められています。
 
 一方でこの自民党の条項案は、「緊急事態」の定義はあいまいで、解除規定の明記がないものとなっています。このあわせ技を用いるならば、国会議員は任期に関係なく、「正当に選挙された国会における代表者」(現行憲法の前文)の地位に半永久的に居座ることも可能となってしまいます。

 選挙という民意を問う手段が奪われた後、国会は立法権を奪われて完全に形骸化し、内閣が国会で定める法律にかわって「政令」を自由に出すことができるようになります。「政令」は法律と同等の効力があるとされ、我々国民は独裁権力を握った内閣に否応なく従わされることになります。ここに民主主義は死滅することになります。

 自民党「緊急事態条項」には、この緊急事態条項を筆頭に危険な内容が含まれています。そのことは、下記の<本日の再配信>告知でふれています。再配信ともあわせてご覧ください。

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◆中継番組表◆

**2019.5.21 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】13:30~「体内残留農薬検査プロジェクト『デトックス・プロジェクト・ジャパン』発足式」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「デトックス・プロジェクト・ジャパン」主催の発足式を中継します。木村―黒田純子氏(環境脳神経科学情報センター副代表、デトックス・プロジェクト・ジャパン顧問)による発足記念講演ほかを予定。これまでIWJが報じてきた食の安全関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E9%A3%9F%E3%81%AE%E5%AE%89%E5%85%A8
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【改憲勢力が狙う「緊急事態条項」の危険性に迫る!シリーズ再配信 15・IWJ_Youtube Live】19:00~「2016年最大の喫緊のテーマ!『国家を守り、人権を制限するのが国家緊急権。多くの国で権力に濫用されてきた過去がある』~岩上安身による永井幸寿弁護士インタビュー」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 2015年12月に収録した、岩上安身による永井幸寿弁護士インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた永井幸寿弁護士関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%B0%B8%E4%BA%95%E5%B9%B8%E5%AF%BF

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/279662

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◆中継番組表◆

**2019.5.22 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch3】14:30~「原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch3

 原子力規制委員会 更田豊志委員長による記者会見を中継します。IWJは今まで、原子力規制委員会の委員長定例会見を毎週中継してきました。以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E8%A6%8F%E5%88%B6%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

憲法審査会開催めぐる熾烈な攻防!自民の圧力と審議拒否なるマスコミの非難に「立憲野党はたじろぐな!」~憲法審査会に自民党改憲案を『提示』させるな!5・19国会議員会館前行動
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/449023

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■<本日の再配信>本日午後7時より、「2016年最大の喫緊のテーマ!『国家を守り、人権を制限するのが国家緊急権。多くの国で権力に濫用されてきた過去がある』~岩上安身による永井幸寿弁護士インタビュー」をフルオープンで再配信します!

 国民民主党に合流した自由党の小沢一郎代表(衆院岩手3区)が19日、盛岡市内で記者会見し、その発言内容を河北新報が報じました。衆参同日選の可能性について「安倍政権は大義名分なき衆院解散を続けてきた。今回も理由なしにやる」との見方を示した小沢代表は、「僕ちゃんが首相をずっとやりたいってこと」と安倍晋三総理を評したとのことです。

※小沢一郎氏「同日選大義なし」 安倍政権を批判「僕ちゃんが首相をずっとやりたいってこと」(河北新報、2019年5月20日)
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190520_31023.html

 大義がないのは、衆参ダブル選だけではありません。安倍政権が執着する改憲にも、それはあてはまります。安倍総理は2016年の参議院選挙の前に、「憲法改正による緊急事態条項の創設」を掲げました。これは、戦争や災害時などの非常時には、内閣に権限を集中させる必要があるという名目ですが、そのことに合理的な意味があるのか、三権分立といった基本的な原則とどう整合性がとれるのか、非常に疑問が残ります。

 そこで、2015年12月19日に行われた岩上安身による、日弁連災害復興支援委員会前委員長の永井幸寿弁護士へのインタビューを、本日、再配信します。「緊急事態条項」は、内閣が法律と同等の政令を発することを可能にする、独裁政権の基礎となる効力を持ったきわめて危険な代物です。このような、行政府が立法権を握ってしまい、議会制民主主義の根幹を揺るがせてしまう事態の恐ろしさについて、永井弁護士は強く警鐘を鳴らしてます。

 「国家緊急権は災害には役立たない。国家緊急権を憲法に含めるのは危険です。災害やテロをダシにして、憲法を改正してはなりません」と述べる永井弁護士の説明は、傾聴すべき、貴重な見解です。ぜひ下記URLよりご視聴ください。

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【改憲勢力が狙う「緊急事態条項」の危険性に迫る!シリーズ再配信 15・IWJ_Youtube Live】19:00~「2016年最大の喫緊のテーマ!『国家を守り、人権を制限するのが国家緊急権。多くの国で権力に濫用されてきた過去がある』~岩上安身による永井幸寿弁護士インタビュー」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
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 誰よりもいち早く、緊急事態条項の危険性について訴えてきたのは岩上安身であり、どのメディアよりも執拗に警鐘を鳴らし続けてきたのはIWJです。岩上安身は梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士と鼎談形式で2012年発表の自民党改憲草案を逐条的に読み解き、『【増補改訂版】前夜~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』というタイトルで書籍化しました。ぜひ、以下のURLよりお買い求めください。

※【増補改訂版・岩上安身サイン入り】『前夜~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171

 もはや、『前夜』ではなく、『直前』ですが・・・

 緊急事態条項の危険性については、ぜひ以下の特集をご覧ください。

※これこそ「ナチスの手口」! 9条を含めすべての現行憲法秩序を眠らせ、日本改造を行う「緊急事態条項」 この上ない危険性!!
https://iwj.co.jp/wj/open/%E7%B7%8A%E6%80%A5%E4%BA%8B%E6%85%8B%E6%9D%A1%E9%A0%85%E7%89%B9%E9%9B%86

■百田尚樹氏の『日本国紀』を批判した作家津原泰水氏の部数をツイッターで公表し、批判にさらされた幻冬舎の見城徹 社長がツイッター終了宣言!

 幻冬舎の見城徹 社長がツイッターの終了を宣言しました。

 見城氏は5月19日、ツイッターに「皆さん、今まで有難うございました」「僕のツイートはこれにて終了します」と、2連投しました。

※見城徹氏のツイート(2019年5月19日)
https://twitter.com/kenjo_toru1229/status/1130115124377767938
https://twitter.com/kenjo_toru1229/status/1130126405616799744

 昨年幻冬舎から出版された百田尚樹氏の『日本国紀』をめぐり、作家の津原泰水氏がツイッターでウィキペディアからのコピー・アンド・ペーストや、出典明記のない引用が複数あることを指摘し、百田氏や幻冬舎の対応を批判していました。津原氏は2016年に幻冬舎から小説『ヒッキーヒッキーシェイク』を刊行しており、今年4月に同社で文庫化される予定でしたが、この批判が原因で幻冬舎が決まっていた出版を断ってきたことを明らかにしました。

 同書は6月に早川書房の「ハヤカワ文庫JA」から出版されることになりましたが、津原氏の批判に見城氏がツイッターで以下のように反論しました。

 「しかし、嘘付きというのはいるんだね(笑)。Twitterで何を発言しても構わないが、嘘だけは勘弁して欲しい。訴訟するのは気が進まないが、訴訟するしかなくなる」(ただしこのツイートには、津原氏のことだとは書かれていません)

※見城徹氏のツイート(2019年5月15日)
https://twitter.com/kenjo_toru1229/status/1128656662259101696

 「それでも、こちらからは文庫化停止は一度も申し上げておりません。担当者はずっと沈黙していましたが、あまりのツイートの酷さに『これでは私が困ります』と申し上げたところ『それでは袂を分かちましょう』と言われ、全く平和裡に袂を分かったのが経緯です。他社からその文庫が出る直前に何で今更?」

※見城徹氏のツイート(2019年5月16日)
https://twitter.com/kenjo_toru1229/status/1128927370256064512

 「津原さんの[日本国紀]及び著者に対する誹謗中傷は執拗に続き、担当者は沈黙を破って『これでは、私の立場がない。困ります』と電話をしたのです。ならば袂を分かとうと津原さんが言い、文庫化中止の意思は担当者に伝わったのです。やがてメールのやり取りの全文も何らかの形で明らかになるでしょう」

※見城徹氏のツイート(2019年5月16日)
https://twitter.com/kenjo_toru1229/status/1129025896428462080

 「これらのやり取りと決着は1月の初旬のことです。それを4ヶ月経った今、他社から文庫が間も無く出版されようという時に何故、突然に問題にするのか理解に苦しみます。こちらとしては文庫出版権を快く放棄し、他社から文庫化された場合のロイヤリティも放棄したにもかかわらずです」

※見城徹氏のツイート(2019年5月16日)
https://twitter.com/kenjo_toru1229/status/1129030298321055744

 そして、同じく16日に、以下のようなツイートを投稿しました。

 「津原泰水さんの幻冬舎での1冊目。僕は出版を躊躇いましたが、担当者の熱い想いに負けてOKを出しました。初版〇〇部、実売〇〇部も行きませんでした。2冊目が今回の本で僕や営業局の反対を押し切ってまたもや担当者が頑張りました。実売〇〇でしたが、担当者の心意気に賭けて文庫化も決断しました」(〇〇は全て実際の数字)

 通常出版社が実売部数をこのような形で明らかにすることはありません。見城氏が自社から出版した本の実売部数をツイッターで公表したことに、作家やイラストレーター、編集者などの出版関係者からも非難が殺到しました。

 作家の高橋源一郎氏は「見城さん、出版社のトップとして、これはないよ。本が売れなかったら『あなたの本は売れないからうちでは扱わない』と当人にいえばいいだけ。それで文句をいう著者はいない。でも『個人情報』を晒して『この人の本は売れませんよ』と触れ回るなんて作家に最低限のリスペクトがあるとできないはずだが」とツイート。

※高橋源一郎氏のツイート(2019年5月16日)
https://twitter.com/takagengen/status/1129065110251507717

 この高橋源一郎氏のツイートにフランス文学者で武道家、翻訳家の内田樹 神戸女学院大学名誉教授は「やはりここまで来たら日本の作家は『幻冬舎とは仕事をしない』ということを宣言すべきだと思います。僕はもともと幻冬舎と仕事をする気がないし、先方も頼む気がないでしょうから『勝手なことをいうな』というお立場の作家もいるでしょうけれど、それでも」と引用リツイートしています。

※内田樹氏のツイート(2019年5月16日)
https://twitter.com/levinassien/status/1129159600777785345

 見城氏はその後、問題となったツイートを削除し、「編集担当者がどれだけの情熱で会社を説得し、出版に漕ぎ着けているかということをわかっていただきたく実売部数をツイートしましたが、本来書くべきことではなかったと反省しています。そのツイートは削除いたしました。申し訳ありませんでした」と謝罪しました。

※見城徹氏のツイート(2019年5月16日)
https://twitter.com/kenjo_toru1229/status/1129232773087092736

 一方、津原氏は幻冬舎の担当者のメールの一部画像をツイッターに公表して、見城氏の言い分に虚偽があると主張しています。

※津原泰水氏のツイート(2019年5月15日)
https://twitter.com/tsuharayasumi/status/1128833649325928448

 見城氏は19日、AbemaTVの自身の冠番組『徹の部屋』の冒頭で、「今、僕のツイッターが騒動を起こしています。ひとえに僕の傲慢と怠慢が引き起こしたものだと思っております。作家の部数を公表したというミスを起こしてしまいました。公表した作家の方に心からお詫び申し上げます」と謝罪した上で、「ツイッターは辞める」と宣言しました。

※幻冬舎・見城徹社長、ツイッター&755&冠番組終了を宣言 部数公表の作家に謝罪「お詫び申し上げます」(紀伊民報、2019年5月20日)
https://www.agara.co.jp/article/8026

 見城氏は2018年12月にツイッターを始め、10万6000人あまりのフォロワーがいました。

 見城氏は実売部数を公表したことのみに限定して謝罪していますが、津原氏の訴えに虚偽の抗弁をしたことや、津原氏のことだとは明言していませんが、訴訟をちらつかせて恫喝まがいのツイートをしていることなど、ツイッターを終了して終わる話とは思えません。この問題は今後もまだ続いていきそうです。

■<新記事紹介>自民党内にくすぶる「消費増税再々延期」論、「消費税廃止」を訴える山本太郎議員! 減税合戦の先に、国債と日本円の信用はどうなる!? 改憲による「緊急事態条項」創設に固執する安倍政権は、財政破綻とハイパーインフレを予期している!?

 米中貿易摩擦の激化が伝えられると、その先行きへの不安に市場が敏感に反応しました。日経平均株価は大型連休明けに続落しました。そんな中で、安倍政権の消費税増税に関する判断に注目が集まっています。

 現時点で10月に税率を10%に引き上げる方針は変えていない安倍政権ですが、これに対して、夏の参院選を控えて自民党内でくすぶる再々延期論が、今後の経済指標の動向次第で強まることが予想されます。

※米中摩擦、消費増税揺るがす=政府否定も延期論消えず(時事通信、2019年5月15日)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190515-00000020-jij-pol

 景気後退をうかがわせるニュースは他にもあります。たとえば、みずほフィナンシャルグループ(FG)が15日発表した2019年3月期連結決算によれば、同社の純利益が前期比83.2%減の965億円と大幅減益となったとのことです。純利益が1千億円を下回ったのは、リーマン・ショックで大幅赤字に転落した2009年3月期以降で初めてのことといいます。かつて安倍政権が、消費増税を見送る際の条件とした「リーマン級」の景気後退が、今度は本当に現実のものとして迫りつつあります。

※みずほFG、純利益が8割減 30拠点を追加削減へ(共同通信、2019年5月15日)
https://this.kiji.is/501338095531361377?c=39546741839462401

 一方、新党「れいわ新選組」を立ち上げ野党の結集を目指している山本太郎参議院議員は、この新党結成に際しての4月10日の記者会見で「反緊縮」という旗印とともに「消費税廃止」という公約を掲げました。

※山本太郎参議院議員が4月10日に、自由党からの離党と、新党「れいわ新選組」の結成を発表! 公約では「消費税廃止」や財政出動を強調! 山本議員が師事するのは、明石順平弁護士と論戦の過去のあるリフレ派経済学者の松尾匡(ただす)立命館大学教授! 2019.4.10
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/446668

 しかし、衆議院本会議で3月2日可決された2019年度予算案は、一般会計総額が過去最大となる101兆4571億円に達しています。安倍政権の組んでいる予算が「緊縮予算」という指摘は的外れでしょう。

 問題はその中身です。安倍政権は、966件もの欠陥があるF35戦闘機購入(6機916億円、今後さらに105機買い増しの方針)や、米軍の新基地建設のために辺野古埋め立て(地盤改良工事の費用が1500億円)も強行しようとしてもいます。

 重要なことは、ドイツのように財政健全化の達成をあきらめずに追求しながら、大企業・大資本に有利な不公平な税制と分配政策を、人びとのための福祉を重視する政策に変更することではないでしょうか。そして本来なら、その経済・社会政策を通じて、政府はすべての問題の根幹にある少子化・人口減少という負の傾向に歯止めをかけなくてはならないと思われます。

 弁護士として労働者の権利をめぐる問題に携わってきた明石順平氏の鋭い指摘を受け、本記事では日本円の信用が損なわれ、ハイパーインフレーションが発生した場合、どのような事態にいたるのか、第二次世界大戦敗戦直後の日本のハイパーインフレの歴史の概要をまとめました。

※改憲で緊急事態条項が通れば「国民に『お前らの財産没収します!』なんてこともできます!」と明石順平弁護士が危惧! 岩上安身が『データが語る日本財政の未来』著者 明石順平弁護士にインタビュー第3弾! 2019.4.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/447524

 ハイパーインフレは、多くの人びとの生活を困難にする点で絶対に避けなければならない事態です。とはいえ、それが現実に発生する懸念のある場合には、どのような手段で対処しなければならなくなるのか、我々は知っておく必要があります。安倍政権がなぜ執拗に「緊急事態条項」創設にこだわるのか、その不可解さを解く鍵があると思われます。ぜひ下記URLよりご覧ください。

※自民党内にくすぶる「消費増税再々延期」論、「消費税廃止」を訴える山本太郎議員! 減税合戦の先に、国債と日本円の信用はどうなる!? 改憲による「緊急事態条項」創設に固執する安倍政権は、財政破綻とハイパーインフレを予期している!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/449137

■5月1日から20日までのご寄付・カンパが半月を過ぎてまだ目標額の41%と5割に満たず、非常に厳しい状況が続いています! 今期赤字回避のためには、あと2割不足! この2割が埋まらなければ、今期末には約1000万円もの赤字が発生する見通しです。この状況を乗り切るため「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」を6月30日に開催予定! ぜひご参加ください!

 いつもIWJをご支援いただき、本当にありがとうございます。

 今月のご寄付・カンパの推移も、非常に厳しい状況にあります。5月1日から20日までのご寄付・カンパは目標額の41%にとどまっております。半月を過ぎて目標額の4割にも届かないというのはかなり厳しい状況で、このままでは、先月に続いて今月も目標額に届きそうにありません。

 決算月の7月が迫る中、今期が始まった昨年8月1日から今年5月20日までのご寄付・カンパの達成状況も79%と低迷しています。この2割の不足を埋めることができなければ、IWJは今期末、約1000万円もの赤字が発生する見通しです。決して大きな企業ではないIWJにとって、1000万円の赤字はとても大きな金額です。

 厳しい財政状況で活動を維持していくために、IWJはあらゆる手を尽くしてきました。岩上安身は自分の報酬を50%削減しました。また、支出を徹底的に見直して、毎月のご寄付・カンパの目標額を500万円から450万円に抑制し、緊縮財政を実施することで何とかしのいできました。それでも、2割の赤字は、じわじわとIWJへダメージを与え続けています。ぜひとも、今期のラストスパートのために、資金不足のIWJのために力をお貸しください!

◇<「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」を6月30日に開催予定! ぜひご参加ください!>

 IWJではこの資金不足を乗り越えるため、6月30日にファンドレイジングシンポジウムの開催を予定しています!

 現在、登壇が決まっているゲストは、明石順平弁護士、エコノミスト・田代秀敏氏、ジャーナリスト・吉田敏浩氏、永井幸寿弁護士、京都精華大学専任講師・白井聡氏、東京大学大学院・石田勇治教授の6名です。

 参院選、場合によっては衆参同日選が迫る中、ファンドレイジングシンポジウムでは、緊急事態条項の危険性を改めて真正面から取り上げます。

 条文そのものがどんな問題を抱えているのか。

 莫大な財政赤字を抱えた日本政府が緊急事態条項をどのように悪用するのか。

 対米従属路線以外に道を知らない自民党政権が、緊急事態条項を利用して独裁体制を作り上げた時、日本は米国のためにどんな戦争を強いられるのか。

 そして、戦争、あるいは戦後直後のようなハイパーインフレが近い将来、現実のものとなったら、緊急事態条項がどのように使われるのか。

 その時に私たちはどうやって生き抜いていけばいいのか。

 こうした問題について、ゲストそれぞれの専門分野の知見をもとに、お話していただく予定です。

 会場は六本木のレストランを予定しています。

 「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」の開始時刻、参加費など、詳細は決まり次第お知らせいたします。皆様のご参加をお待ちしています!

 このファンドレイジング・シンポジウムも、活動資金集めのために行うものです。参加費にご寄付分を乗せさせていただくのでお高めの料金設定とはなりますが、何とぞ、多くの方々にご参加いただきたいと存じます。

 IWJは財政的には苦境に立たされていますが、緊急事態条項創設という空前の危機に直面している今こそ、独立メディアとして果たすべき役割を貫き通す所存です。どうか皆様、IWJへのご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 IWJではご寄付をいただきました皆様への感謝の気持ちを込めつつ、サイト上にお名前を掲載させていただいています。この日刊IWJガイドでも、毎日、その一部の方々のお名前を掲載させていただきます。4月にご寄付をくださった方々は、次の皆様です。

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太田芳治様
伊藤滋様
徳山匡様
T.H.様
緒方浩美様
井出様
後藤 雄介様
S.O.様
松崎成子様
k.t.様

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 皆様、本当にありがとうございます。いただいたご支援は、IWJの活動資金として大切に使わせていただきます。

■IWJの会員になって、ぜひIWJの活動を支えてください!

 IWJの会員数は、5月14日時点で5300名様です。会員に登録してくださった皆様、本当にありがとうございます!

 IWJでは、毎月15日の時点で、会費が未納になっている方へのサービス提供をいったん停止させていただいております。滞りなくサービスをご利用していただくためにも、どうぞ、会費のお支払い状況をご確認ください。

 この日刊IWJガイドをお読みの方で、まだ会員登録がお済みでない方は、ぜひこの機会にご登録をご検討ください。また、まわりにまだ会員でない方がいらっしゃったら、ぜひIWJ会員へのご登録をお勧めしてください!

 一般会員にご登録していただくと、岩上安身インタビューなどの独自動画コンテンツを公開後一ヶ月間、アーカイブでご都合のよい時にご覧いただけます!入会金は無料。会費は月々1000円ですが、1年分まとめてお支払いいただければ1万2000円のところが1万円と、年額にすると2000円お得となっています!

 また、会員になるとインタビューの模様を直接見学できます。IWJの事務所にお越しいただき、ぜひ、ライブ・インタビューの臨場感を味わってください。さらに、IWJの事務所がどんな様子か直接ご覧いただき、岩上さんやスタッフとも顔をあわせて意見を交わし、IWJにより親近感をもっていただければと思います!

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

◇<クレジットカードでのお支払いが大変便利です!>

 一度会員に登録されて以降現在お休みになっている方は、ぜひもう一度会員登録の再開をご検討いただきたいと存じます!

 会費の支払いをつい忘れがちという方は、クレジットカードでのお支払いが大変便利ですので、ぜひご検討ください。クレジットカードをお持ちでない方は、自動引き落としサービスもご用意していますので、こちらのページをご覧ください!

※クレジットカード・自動引き落としでのお支払いへの変更はこちらから(※ログインが必要です)
https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php

※よくある質問と回答 年会費をクレジットで支払いたい
https://iwj.co.jp/info/faq.html#idx-18

※よくある質問と回答 非会員でも動画は見れますか
https://iwj.co.jp/info/faq.html#idx-11

 なおIWJの記事は、単品で購入していただき、ご都合のよい時にゆっくり購読していただくことも可能です!

 岩上安身インタビューは会員以外の方は1本500円、一般会員の方は1本50円でご購入いただけます。また、一般の記事は会員以外の方は1本300円でご購入いただけます。こちらも、ぜひご利用ください。

◇<ぜひサポート会員にご登録いただき岩上安身によるインタビューの全編動画をご視聴ください!スタジオ見学の特典もあります>

 IWJのサポート会員にご登録いただくと、岩上安身インタビューなどの独自動画コンテンツを期間無制限でご覧いただくことができます。また、岩上安身インタビューを全文文字起こしして詳細な注釈をつけた「岩上安身のIWJ特報!」のバックナンバーを、すべて無料で閲覧することができます。さらに、インタビュー以外のシンポジウムや記者会見などの動画やテキスト記事など、様々なIWJのコンテンツをいつでも無制限にご覧いただけます。

 また、一般会員からサポート会員へ移行してくださる方が増えれば、IWJの活動は今よりもずっと安定したものになります。サポート会員の人数が4000名に達すれば、それだけでご寄付やカンパをいただかなくても、活動資金をまかなえることになります。

 サポート会員へのご登録、アップグレードをご検討いただき、IWJの活動へのさらなるご支援をいただければ幸いです。

※サポート会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
(会員登録いただいたメールアドレスとパスワードでログインの上、MYページの「会員登録内容変更」をクリックし「会員登録内容変更(入力ページ)」へ移動してください。そこに「会員種別の変更はこちら」とございまして、青字になっている「こちら」をクリックすると「会員種別変更申請」のページが表示されます。その画面で「サポート会員への変更を申請します」の前にあるチェック欄をクリックし、申請ボタンを押してください。)

 さらにサポート会員の方でご寄付・カンパをいただいた方へ、岩上安身によるインタビューを収録・中継しているIWJ事務所スタジオを生で見学することができる特典もご用意しています。ご希望の方はぜひ、下記メールアドレスまでスタジオ見学のご希望をお寄せくださいますと幸いです。

※お問い合わせはこちら
office@iwj.co.jp

■維新の会「生みの親」橋下徹氏からのスラップ訴訟で岩上安身は肉体的にも精神的にも経済的にも大きなダメージを受け、IWJの損害は1800万円以上! 裁判の最終弁論は7月4日です。どうぞご支援、応援よろしくお願いいたします!

 岩上安身は2017年12月、維新の会の「生みの親」である橋下徹・元大阪府知事からスラップ訴訟を仕掛けられました。このスラップ訴訟がIWJにもたらした損害は非常に大きく、直接損失(2019年2月までの実費費用)は総額588万9000円に達し、機会費用(2017年1月から12月と2018年1月から12月を比較した際の収入減少)とあわせて合計1844万6000円もの損害を被っています。

 3月27日には第6回口頭弁論が行われ、岩上安身と橋下氏が法廷で直接対峙しました。橋下氏によるスラップ訴訟について大手メディアはまったく報じませんが、フリージャーナリストや独立メディアは、この口頭弁論の内容を伝えています。

 ジャーナリストの浅野健一氏は、ハーバービジネスオンラインに「元大阪府知事がジャーナリストを名誉毀損で提訴。しかし、法廷で証言の矛盾を追及される」(2019年4月13日掲載)との記事を寄稿しました。さらに浅野氏は、自身のブログ「浅野健一のメディア批評」で、ハーバービジネスオンラインの記事でふれていなかった内容を含む記事をアップしました。下記URLよりご覧ください!

※橋下徹氏による対岩上安身氏裁判で大阪府N参事自殺事件が焦点に(浅野健一のメディア批評、2019年4月22日)
http://blog.livedoor.jp/asano_kenichi/archives/17209387.html

※橋下徹・元大阪府知事がジャーナリストを名誉毀損で提訴。しかし、法廷で証言の矛盾を追及される(浅野健一、ハーバービジネスオンライン、2019年4月13日)
https://hbol.jp/190077

 さらに、まもなく刊行される『進歩と改革』の最新号、第810号(2019年6月)に、浅野氏の「安倍首相官邸と壊憲狙う『維新』橋下徹氏の危険性」が掲載されます。この記事は、本スラップ訴訟とあわせ、安倍官邸と橋下氏による改憲に向けた動きを報じるものです。ぜひ、お手にとってご一読いただければと思います。

 4月19日には、リテラが、橋下氏によるスラップ訴訟の第6回口頭弁論について、記事をアップしました。

※橋下徹が岩上安身リツイート裁判で矛盾を追及され逆ギレ!「こんな質問は無意味」「あなたにはわからない」と(リテラ、2019年4月19日)
https://lite-ra.com/2019/04/post-4668.html

 橋下氏は、岩上安身のたった一つの単純なリツイートが名誉毀損にあたるとして、事前に通知することなく、謝罪も求めず、いきなり100万円の損害賠償を請求してきました。こんな請求が裁判で認められてしまえば、橋下氏の「手口」を模した「模倣犯」が激増することにもなりかねません。多くの人がツイッター上での意見表明を萎縮するようになり、憲法で保障されている言論の自由を深く傷つけることになるでしょう。

 さらに、橋下氏と維新がなりふりかまわずふり回す改憲の旗は、言論と思想の自由を根本から封殺するものです。橋下氏が、なぜリツイートひとつでスラップ提訴し、岩上安身を封殺しようとしたのか、おのずと見えてくる気がします!

※ネットにおける言論の自由を守る! 岩上安身が橋下徹氏からのSLAPP訴訟に応訴で立ち向かう!
https://iwj.co.jp/wj/open/iwakamiyasumi_slapp

 岩上安身は、言論の自由を守るために、この不当なスラップ裁判を戦い抜く覚悟を決めました。この覚悟は今もまったく揺らいでいません!

 維新の会「生みの親」橋下徹氏からのスラップ訴訟で岩上安身は肉体的にも精神的にも経済的にも大きなダメージを受け、IWJの損害は1800万円以上! 裁判の最終弁論は7月4日です。どうぞご支援、応援よろしくお願いいたします!

◇<「改憲ダイナマイト」維新が、安倍政権下での改憲を猛烈に後押し!>

 スラップ訴訟によって言論の自由を脅かしている自称「私人」の橋下氏は、今や、自民党議員でさえ尻込みしてしまいそうなほど、憲法改正推進論者としての牙をむき出しにしています。4月11日放送のAbemaTVの番組「News BAR 橋下」では、「大阪の公明党をすべて落選させて、憲法改正!」と声高に訴えました。

 大阪維新の会政調会長の吉村洋文・大阪府知事にいたっては、4月9日、改憲について「ダイナマイトみたいにボカンと国会でやりたい」と公言しました。

 維新は大阪スワップ選挙で勝利してから、改憲勢力としての本性をまったく隠さなくなりました。5月9日の衆議院憲法審査会では、維新の馬場伸幸議員が「(改憲の国民投票をめぐる)テレビCM問題以外の問題も片づけていくべきではないか」などと呼びかけました。

 もちろん、維新が支持する改憲は、緊急事態条項を含む自民党の改憲案に他なりません。

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、小野坂元、城石裕幸、中村尚貴)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/