日刊IWJガイド「ドキュメンタリー映画『沈黙-立ち上がる慰安婦』の上映会が本日8日、横須賀で上映!妨害行為に対し上映会を支持する緊急行動も!」2018.12.8日号~No.2277号~(2018.12.8 8時00分)


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~朴壽南(パク・スナム)監督のドキュメンタリー映画『沈黙-立ち上がる慰安婦』の上映会が本日8日、横須賀で上映!妨害行為に対し上映会を支持する緊急行動も!
┠■【中継番組表】
┠■<ニュース・フラッシュ>
┠―【1】元徴用工訴訟をめぐり韓国政府が対応策を検討中!日本政府は1965年の日韓請求権協定とその後の「日韓経済協力」の事実を踏まえた交渉をせよ!
┠―【2】日産の完成車検査で新たな不正が発覚!ブレーキに関わる不正の疑い!新自由主義の寵児「コストカッター」が切り捨てたのは「安全性」?
┠―【3】「長年農林水産委員会に所属」してきた共産党の紙智子議員が堂故茂参院農林水産委員長の解任決議案の賛成演説で「怒りを込めた」批判を展開!地元の経済を壊す売国法案の危険性は自民党の議員だって知っているはず!!
┠■<お知らせ>
┠―■12月13日は橋下徹氏によるスラップ訴訟・第五回口頭弁論! 自宅療養中の岩上さんは出廷できませんが、裁判所が証人採用の決定を下す重要な日! 多くの皆様の傍聴をお願いします!
┠―■今期がスタートした8月1日から11月30日までのご寄付・カンパの目標達成率は78.2%。もう少しで目標額の5分の4に近づくご寄付が寄せられました。ありがとうございます。ですがまだ目標額には届いておらず、気が抜けません。引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いします!
┠―■新シリーズ「岩上安身のIWJインタビューDVDシリーズ」関良基氏と前川喜平氏へのインタビューDVDは12月上旬に発売する予定でしたが、予定よりも制作に時間を要したため、12月下旬以降の発売となります。お待たせして大変申し訳ございません。
┠―■<ファンドレイジング・イベント再延期のお知らせ>12月下旬に予定しておりましたファンドレイジング・イベントは岩上さんの体調の回復が確実になってから行うこととし、来年に延期することにしました。再度の延期となり、本当に申し訳ございません。
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■はじめに~朴壽南(パク・スナム)監督のドキュメンタリー映画『沈黙-立ち上がる慰安婦』の上映会が本日8日、横須賀で上映!妨害行為に対し上映会を支持する緊急行動も!

 朴壽南(パク・スナム)監督のドキュメンタリー映画『沈黙-立ち上がる慰安婦』の上映会が本日8日、横須賀で上映されます。

※横須賀『沈黙-立ち上がる慰安婦』上映会(こくちーずプロ)
https://www.kokuchpro.com/event/3ccec01958886608545e05863e4d110c/

 『沈黙』の上映会は卑劣な嫌がらせや常軌を逸した妨害行為の標的となってきました。とりわけ、11月28日の横浜市での上映会では、特攻服姿の人種差別団体の構成員らが会場に押し入ろうとし、上映会スタッフによって入場を拒否されるといった事態も発生しています。

 しかも彼らは、「横須賀に行くぞ」「監督のトークショーもあるんでしょ。トークショーになるかわからないけど」などと妨害の予告をするなど、脅迫行為にまでおよびました。

 こうした妨害行為を問題視した弁護士140名で結成された弁護団は、妨害者が上映会の会場付近に立ち入ることを禁ずる決定を下すよう、横浜地裁に申し立てをしたのです。そして本日の上映会に先立って6日、上映会場付近の妨害行為に対して横浜地裁が禁止仮処分を決定しました。

 本日は「見回り弁護団」も活動されるとのことです(※)。またピースムーブ・ヨコスカが上映会を支持するアクションとして、「緊急行動『戦争加害を繰り返すな!NO! ヘイトスピーチ』」を提起しています。

 日本の加害責任に向き合う映画の内容はもちろん大きな価値があります。それだけでなく、『沈黙』上映会を支援する行動を通じて、未だに日本社会で継続している外国人差別に対し、そうした言動を許さないという市民の意思表示が広まっていくことを切に願っています。

※映画「沈黙―立ち上がる慰安婦」上映会を妨害した右翼団体への接近禁止仮処分命令申立提起に関する記者会見より(2018年12月6日、IWJ収録、現在アップ作業中)

※映画『沈黙-立ち上がる慰安婦』침묵のツイートより(2018年12月4日)
https://twitter.com/tinmoku2017/status/1069893800942755841

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◆中継番組表◆

**2018.12.8 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【現代の「徴用工」!? 入管難民法改正案シリーズ特集再配信 3・IWJ_Youtube Live】18:00~「最重要ポイントは『ブローカー規制』!! ~11.28日本外国特派員協会主催『外国人労働者受入れ問題について』」―外国人技能実習生問題弁護士連絡会 共同代表・指宿昭一弁護士 記者会見」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 11月28日に収録した、外国人技能実習生問題弁護士連絡会 共同代表・指宿昭一弁護士による記者会見を再配信します。IWJがこれまで報じてきた外国人技能実習生に関する記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%A4%96%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E6%8A%80%E8%83%BD%E5%AE%9F%E7%BF%92%E7%94%9F

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/436526
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【国会成立!ホントにいいのか水道民営化!シリーズ特集再配信 6・IWJ_Youtube Live】20:00~「民営化で水道料金が暴騰!? 安全管理と監督強化にも限界が――岩上安身による立命館大学特任教授・仲上健一氏インタビュー」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): https://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 2017年3月17日に収録した岩上安身による立命館大学特任教授・仲上健一氏インタビューを、冒頭のみフルオープン再配信、その後は会員限定で再配信します。IWJがこれまで報じてきた水道民営化に関する記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%B0%B4%E9%81%93%E6%B0%91%E5%96%B6%E5%8C%96

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/368940

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◆中継番組表◆

**2018.12.9 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

調整中

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■<ニュース・フラッシュ>
【1】元徴用工訴訟をめぐり韓国政府が対応策を検討中!日本政府は1965年の日韓請求権協定とその後の「日韓経済協力」の事実を踏まえた交渉をせよ!

 韓国の李洛淵(イ・ナギョン)首相は5日夜、元徴用工の原告らへの損害賠償を日本企業(新日鉄住金、三菱重工)に命じた韓国大法院(最高裁)判決を受け、関係省庁会議や日本の政治指導者らとの接触を通じて解決策を模索していると、韓国記者団に明らかにしました。

 朝日新聞は日韓関係筋によるとして次のように報じました。韓国政府は現在、かつて徴用工が配置されていた日本企業や1965年の日韓請求権協定にもとづく支援を受けた韓国企業による基金を創設する案など、いくつかの対応策を検討しており、それがまとまり次第日本政府との協議に入る意向であるとのことです。

※徴用工、水面下で日本と協議 韓国首相「私に携帯で…」(朝日新聞、2018年12月6日)
https://www.asahi.com/articles/ASLD63K69LD6UHBI01C.html

 IWJでは1965年の日韓請求権協定の成立経緯や、同協定にもとづいた日韓経済協力がどのように進められたのかについて、検証作業に着手しています。とりわけ日韓両政府間の合意において両国の企業がどのように組み込まれていたのか、日韓経済協力の意思決定および運用はどのようになされていたのか、という点を調査しています。

 現在、1969年に日本側が派遣した韓国経済産業使節団(団長、原覚天)の調査報告書や、この調査に関係があると思われる外務省の外交記録、「日韓経済協力案件(1968年12月~1969年11月)」(2013-3132、外務省外交史料館所蔵。同館に利用請求中)を手がかりに調査の端緒をつかむことを試みています。

 また、日韓経済協力に関わる重要な意思決定をたどるためには、日韓経済閣僚懇談会でのやり取りを明らかにする必要があることが、日本共産党の吉岡吉典・元参議院議員によって1960年代当時から指摘されていました。こちらも外務省外交史料館に「日韓経済閣僚懇談会(1966年8月~1967年8月)」(2018-0401)の利用請求をしています。

※吉岡吉典著、吉澤文寿解説『日韓基本条約が置き去りにしたもの――植民地責任と真の友好』(大月書店、2014年)(https://amzn.to/2QjJ3nk)251-254ページ

 主権者である国民に基本的な事実を開示し、日韓市民レベルでの和解、そしていまだ国交回復をしていない北朝鮮との間では、植民地支配の謝罪と清算がなされなければなりません。蟷螂の斧ながらIWJは、国有財産である「外交記録」の適切な公開を訴えていきます。

 この調査のきっかけは、岩上さんによる元徴用工訴訟の原告弁護団事務局長の岩月浩二弁護士へのインタビューにあります。元徴用工訴訟を扱った部分を抜き出した動画をテキスト記事とともにアップしておりますので、下記のURLよりぜひご覧ください。

※韓国大法院判決に対する安倍総理・河野太郎外相の反論は外交史に残る大失敗である!2007年、日本の最高裁は徴用工個人の請求権を認めている!! 徴用工を酷使した暗い歴史に目を背け、現代において奴隷的外国人労働力として再現しようとする安倍政権~岩上安身による岩月浩二弁護士インタビュー 2018.11.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/435874

【2】日産の完成車検査で新たな不正が発覚!ブレーキに関わる不正の疑い!新自由主義の寵児「コストカッター」が切り捨てたのは「安全性」?

 日産自動車は6日、出荷前の完成車検査で新たな不正が見つかり、国土交通省と対応を協議していることを公表しました。ブレーキ検査などで不正が発覚したとみられますが、車種や台数など詳細は月内に公表する見通しとのことです。

 今回発覚した不正は、出荷前のすべての車を対象とする「全数検査」の工程におけるもので、ブレーキなど複数の項目に関わっています。安全性能に直結するブレーキ検査で不正が見つかれば、道路運送車両法の保安基準を満たしていないことの証明にもつながります。その場合は対象車種のリコール(回収・無償修理)となるでしょう。

※日産、遠い正常化 「膿は出し切った」直後また検査不正(朝日新聞、2018年12月7日)
https://www.asahi.com/articles/ASLD65HCCLD6ULFA02F.html

 日産は前会長のゴーン氏逮捕で話題となり、しかもゴーン氏の容疑の不明瞭さや、日産・ルノーの提携関係をめぐるフランス政府の思惑も関わって、本業の自動車の品質以外の問題で持ち切りでした。

 今回のブレーキ検査での不正の発覚は、改めて日本の製造業が抱えている、肝心の「物づくり」の劣化という、深刻な課題を浮き彫りにした格好です。結局のところ、ある時期から製品の価値よりも、営業利益や株主配当などの短期的な数値を最優先にしてきたのではないか、との疑念を強く抱かせます。

 ゴーン氏が日産を「立ち直らせた」手法は、人員削減、工場閉鎖を断行するといった、思い切ったダウンサイジングによって収支を改善することでした。そうした過程で「コストカッター」は、人員だけでなく、「安全性」も切り捨てたのではないでしょうか。

 岩上さんは2003年2月号の『正論』で連載していた「日本人が消滅する日(5)」で、そうしたゴーン氏の経営手法の問題点を指摘しています。

 短期的な視野で「過剰」と思われる要素を切り捨てることが、次世代の経済をいかに悪化させるのか、ゴーン氏が「神様」扱いされ、新自由主義礼賛旋風の真っ只中の時代に論陣を張っていました。紙媒体では入手が困難であり、統計データのアップデートも必要ではありますが、岩上さんの10数年前の記事を参照しつつ、直近のニュースとの関連で再読すべき部分を発見するたびにスタッフは驚いております。

 関連して、「価値」と「価格」の違いについて知ることをきっかけに、自分なりに「経済」とは何か、と考えていくためのヒントとなるコンテンツを紹介します。

 東京大学教授東洋文化研究所の安冨歩教授が、価格決定の複雑さを解説しています。一企業の「コストカッター」、あるいは国家レベルの「岩盤に穴を開けるドリル」など短絡的で一方的な人員の削減、規制の削除に抵抗するために、人間が本来備えているはずの「複雑さ」を発揮していくことが、経済問題の対処には必要です。とにかく、安冨先生による歌も交えた解説をお聴きください!

※東大教授・安冨歩氏が「価格決定の謎」を解き明かす!音楽家・片岡祐介氏が「既成のスピーカー」を破壊し「純セレブスピーカー」作りを実践!~安冨歩氏個展5.27最終日「純セレブ経済学入門」&「純セレブスピーカー入門」 2018.5.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/422696

【3】「長年農林水産委員会に所属」してきた共産党の紙智子議員が堂故茂参院農林水産委員長の解任決議案の賛成演説で「怒りを込めた」批判を展開!地元の経済を壊す売国法案の危険性は自民党の議員だって知っているはず!!

 7日の参議院本会議で「長年農林水産委員会に所属」してきた共産党の紙智子議員が、堂故茂参院農林水産委員長の解任を求める決議案の賛成演説で、拙速にして不可解な同委員会の運営を徹底的に批判しました。

 地元漁民の窮状を訴え、企業への漁業権の開放を認める漁業法改正の問題点を指摘する場面では、時おり涙を流しての演説となりました。

 「なぜ委員会運営が乱暴になったのでしょう。それは安倍首相が、『企業が一番活躍しやすいようにするために、私がドリルになって岩盤を打ち破る』といって、これまで積み上げてきた法律の改悪を急ぐからではないですか」と述べた紙議員は、「現場の苦しみはそっちのけで、採決先にありき」の安倍政権と与党自民党の姿勢を「怒りを込めて」強く批判しました。

 そして「(堂故)委員長、あなたは沿岸漁業者の苦しみを理解していますか。イカの不漁で苦しむ漁師、クロマグロの漁獲規制を一方的に押し付けられて生活に困窮する漁師、サメが増えすぎてスケソウダラが獲れないと嘆く漁師、トド被害に苦しむ漁師、東日本大震災から復興する姿、原発事故から必死に立ち直ろうとする姿が目に入りませんか。同時に、漁業には地域経済を支える役割があります。岩手県の水産加工業者は魚の不漁で原材料が手に入らず苦悩しています。

 委員長、こうした姿に心を寄せるなら、漁業関係者を始め、国民の声を聞き、漁業法改正の充実した質疑を進めるのが委員長の役割ではありませんか。漁業法はこうした漁師の生業を支える法律です。昨日、参考人質疑で赤間参考人(宮城海区漁業調整委員の赤間廣志氏)は、『戦後漁業法ができた時、浜は喜びで沸き上がった』と言われました。浜の皆さんが喜びに…沸き立つ審議をしようではありませんか。良識の府と言われる参議院で現場を置き去りにしないのが私たちの役割です。委員長、漁業法改正案を甘く考えているのではありませんか!」と一時、涙ながらに訴えました。

 続いて、自由党の森ゆうこ議員は、議長に発言を止めるよう迫られても、「資料は出さない、資料改竄。そして議論の前提にさえ立たせてもらえない。質問しても回答しない。(与党からヤジ)自民党の皆さんに一つ言いたいよ。今回の種子法、農協改革法、漁業法、入管法だって、『本当は反対だ』と言ってきた人いるでしょう? だったら反対しなさいよ!だったらこんなデタラメな法案を出させるな!」とやり返しました。

 この時、野党理事が与党理事より暴行を受けたとのことで紛糾し、休憩をはさみ本会議が再開されたのは午後7時半になってからでした。

 再開した参議院本会議は、山下貴司法務大臣問責決議案の趣旨説明に入りました。立憲民主党の江崎孝議員は、技能実習生の69人の死、それも溺死、凍死、自殺といった尋常ならざる実態を隠してきた山下法務大臣の国会軽視を強く批判しました。

 共産党の辰巳孝太郎議員は、人手不足と言いながら(シャープの亀山工場で)3000人も雇い止めが起きている現実を挙げ、入管法改正法案は、「外国人を安価で使い捨ての単純労働力としてモノ扱いしている」状態のまま、引き続き搾取するものだと糾弾しました。

 山下法務大臣問責決議は否決されましたが、野党の抵抗は続きます。法務委員会に移るはずのところ、安倍晋三総理問責決議案が野党5会派より午後8時36分に提出され、再度本会議が午後10時10分に開かれることとなりました。共産党の山下芳生議員による問責賛成の演説では、前述の紙議員の漁業法改正をめぐる演説のつづきが語られました。ある自民党ベテラン議員は、紙議員が訴えた漁民の窮状、そうした人々を置き去りにしてはならないとの趣旨に共感を示す意味で、紙議員に握手を求めたとのことです。

 しかし、多数決の横暴を続けてきた自公与党は、安倍総理の問責に賛成しませんでした。とりわけ、農家や漁師の人々の支持によって、その代表として国会に席を有するはずの自民党議員は、地元の支持者の生活を間違いなく破壊する法案に対抗することなく、安倍政権の存続を許してしまっています。

 その後、参議院法務委員会において、入管法改正法案は強行採決されました。そうした自公与党の態度は、新たに発覚した69人一人ひとりの人生を踏みにじるものと言わざるを得ません。その後8日午前1時20分より、参議院本会議が開かれました。まず、日欧EPAの承認に関する討論が行われました。その後法案が次々に採決されていきました。流れ作業の如く、漁業法改正法案も可決されるかと思いきや、野党議員の反対討論が行われました。再び紙議員が反対討論に立ちました。

 そこでは、堂故委員長が、自身に対する問責決議案が否決された後、「野党にこれ以上言っても話がかみ合わない」などと暴言を吐いたことが明らかにされました。続けて紙議員は、漁民・漁協に対するずさんな説明会の実態を挙げ、国民を置き去りにした改正法案であることが問題であると指摘しました。水産庁側は、説明会で変えないと説明した第1条を平気で改悪し、「漁業の民主化を図る」という文言を削除したのです。さらに水産資源を保護するための規定を欠いており、企業による乱獲を防げない法案の内容に懸念を表明しました。しかし、数の力で押し切られ、漁業法改正法案も可決されてしまいました。

 ついに、入管法改正法案も採決へ進みました。立憲民主党の有田芳生議員は同法案に対し、強い怒りと技能実習生の深い悲しみを胸に反対意見を述べると切り出しました。技能実習生69人の死を知りながら法務省は放置していたことを改めて指摘した有田議員は、入管法改正法案は誰の目にも欠陥法案に見えるはずだ、と訴えました。この法案は、詳細は省令で、しかも予算の裏付けもないという、立法府を極めて軽んずる中身になっているのです。有田議員は「嫌日」を広める結果になるこの入管法改正法案の廃案を求めました。続いて、自民党議員による白々しい賛成討論がありました。

 また、共産党の仁比聡平議員は、世論調査で8割が今国会で成立させるべきではないとしているのに、強行採決を繰り返した政府・与党と強く批判しました。地方、農村の人手不足と言いながら、そうした事態を作りだしたのが、自公政権の政策ではないかと仁比議員は追及しました。

 しかし、採決は流れ作業のようにやってきました。自由党の山本太郎議員は最後まで抵抗する姿勢を見せました。「二度と保守と名乗るな!経団連の下請け!竹中平蔵の下請け!恥を知れ!保守じゃなくて保身と名乗れ!」と山本議員は吠えました。午前4時8分でした。入管法は参議院でも可決されました。

■<お知らせ>
■12月13日は橋下徹氏によるスラップ訴訟・第五回口頭弁論! 自宅療養中の岩上さんは出廷できませんが、裁判所が証人採用の決定を下す重要な日! 多くの皆様の傍聴をお願いします!

 10月30日に冠攣縮(かんれんしゅく)性狭心症の発作に見舞われた岩上さんは、それ以来、舌扁桃腺炎や下痢、発熱などが併発する体調不良が一進一退で続いています。現在は主治医によるドクターストップを受け、執筆の仕事やインタビュー、法廷に提出すべき陳述書執筆などはすべてキャンセルして、自宅療養に専念しています。一時的にまる1日平然だった日があっても、その日にたまっている仕事を少しでも片づけようとすると、決まったように発熱する。3日前、2日前、そして昨日もそうでした。原因を探るための総合診療科の受診も考えています。

 岩上さんを苦しめているストレスの最大の原因の一つ、元大阪府知事・橋下徹氏によるスラップ訴訟は、いよいよ証人尋問による具体的な立証という、新たな段階を迎えます。現在弁護団は、岩上さんの本人尋問、大阪府庁の過酷な労働環境と府職員の自殺に関する経緯を明らかにするための証人尋問、さらに、原告橋下徹氏への証人尋問を裁判所に申請しています。

 12月13日木曜日には、被告と原告が行なった証人申請に対して、裁判長が決定を下す第五回口頭弁論が、大阪地裁の1010号法廷で開かれます。

 自宅療養に専念している岩上さんは、裁判の山場への入口とも言うべき、この日の口頭弁論には出廷できません。しかし、大阪と東京の弁護士総勢6名からなる弁護団が、毎回、力強い陳述を行なっておりますので、ぜひ、多くの方が傍聴に駆けつけてくださるよう、お願いいたします!

 第五回口頭弁論および報告集会のご案内用紙を作成しましたので、以下のURLからダウンロードしていただいた上で、ぜひ拡散してください!

※橋下徹氏によるIWJ岩上安身への「スラップ訴訟」 12月13日(木)第五回口頭弁論/報告集会へのお誘い(pdf)
https://iwj.co.jp/wj/open/wp-content/uploads/2018/12/1213_410568_flyer.pdf

 またこの日は、今後の裁判の流れを決定づける証人採用について、裁判所が判断を下す重要な口頭弁論となります。多くの市民がこの裁判に注視していることを裁判官に示すことが、たいへん重要になります。

 これまでの四回にわたる口頭弁論の中で弁護団は、「橋下氏による訴えは訴権の濫用であり、訴えそのものを却下するべきである」こと、「本件での元ツイートは、既に周知となっている事実にもとづいており、名誉棄損には当たらない」ことなどを主張してきました。

※たったひとつの削除済みのリツイートに対して100万円の損害賠償請求!? 傍聴席は埋め尽くされた! 橋下徹氏による岩上安身へのスラップ訴訟・第一回口頭弁論 2018.4.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/418646

 弁護団は、元ツイートの真実性・真実相当性を証明するための多数の証拠を裁判所に提出しました。その中には下記記事のように誰もが購読できるものが多数あり、インターネット上で公開されている記事もあります。

※大阪府幹部職員が爆弾証言「私の同僚は橋下徹府知事に追い込まれて自殺した!」 11月府知事&市長W選挙に持ち込んだ独裁知事。その維新のウソを側近たちが暴く(フライデー、「現代ビジネス」、2011年10月23日)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/23710

※『「仮面の騎士」橋下徹 独裁支配の野望と罠』(大阪の地方自治を考える会、講談社、2011年10月18日)
https://amzn.to/2KYtjjK

※『橋下徹のカネと黒い人脈』 (一ノ宮 美成+グループ・K21、宝島NonfictionBooks、2012年6月27日)
https://amzn.to/2zFd6eM

※続・「最も危険な政治家」橋下徹研究(『新潮45』2011年12月号)
https://amzn.to/2RBaoOe

※橋下知事「維新の会」誤算、大阪府庁で「7人の自殺者」(『週刊文春』2011年4月21日号)
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/368

※虚構の政治家・橋下徹の正体「失政と11人の自殺者」(『週刊金曜日』、2011年11月4日号)
https://www.fujisan.co.jp/product/5723/b/714469/

 橋下氏からの唐突な提訴は、多額の訴訟費用の出費を強いるのみならず、岩上さんの体調にも、IWJの経営にも、深刻な負担をかけ続けています。そこで、8月には岩上さん本人が原告となって、橋下徹氏に損害賠償を求める反訴を提起しました。

※台風20号接近による暴風雨が予想されたにもかかわらず、多くの市民が傍聴席にかけつけた!橋下徹氏による岩上安身へのスラップ訴訟・第三回口頭弁論と報告集会 2018.8.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/429989

 弁護団は10月11日の第四回口頭弁論で、橋下府知事時代に起きた府職員自殺について触れた出版物の執筆者や出版社に対して「岩上さんに行なったのと同様の損害賠償請求を提起したことがあるのか」と、橋下氏側の松隈貴史弁護士に対して事実確認を求めました。この時、松隈弁護士はあっさりと、「しておりません」と答えています。

 橋下氏側は、なぜこれまで数々の報道がありながら、それらに対して、抗議も取り消し要求も、損害賠償請求もせずに、今回リツイートしただけの岩上さんを狙いうちにしたのでしょうか。その理由について橋下氏側はいまだに明確な説明をしていません。

 反訴原告である岩上さんが、早期の現場復帰を目指し、来るべき本人陳述に万全の態勢で臨むべく、自宅療養に徹していることをご理解していただいた上で、12月13日は、ぜひ多くの方が傍聴へとお越しくださるよう、お願いいたします! 弁護団によるわかりやすい解説が好評の、報告集会にもぜひご参加ください!

 岩上さん本人から皆様への直接の訴えはできませんが、傍聴および報告集会にはIWJスタッフがうかがいますので、どうぞお声がけください!

――――――
12月13日(木)

11:00 第五回口頭弁論 /大阪地裁 本館10階 1010法廷
※傍聴券の配布はありません。先着順(約30名)となります。
※大阪地裁 所在地:大阪府大阪市北区西天満2-1-10

法廷終了後 報告集会 (開場は11:30)/ 北浜ビジネス会館 8階801号室

※なお今回の報告集会は、前回(10月11日)と同様、大阪地裁から徒歩5分の北浜ビジネス会館での開催となります。大阪地裁に隣接する大阪弁護士会館ではありませんので、お間違いのないよう、ご注意ください。

※北浜ビジネスセンター 所在地:大阪市中央区北浜2丁目1-17(大阪地裁より徒歩5分)
http://kitahama-b.co.jp/index.html
――――――

 第一回から第三回までの、口頭弁論後の報告集会については、下記URLに記事をまとめています。ぜひ、ご覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/retweet_trial

 また、これまでの口頭弁論での弁護団の主張の詳細については、順次、弁護団が裁判所に提出した書面にもとづく記事をアップしております。

※「原告の訴えは、訴権の濫用にあたるスラップであり、本件請求は却下されるべきである」第一回口頭弁論で、梓澤和幸弁護士がおこなった弁論の要旨を掲載! 2018.10.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/434494

※橋下知事時代の大阪府職員自殺と箝口令! 「自殺に追い込んだ」という表現は、当時広く流布されていた! 第二回口頭弁論で、西晃弁護士がおこなった弁論要旨 2018.10.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/434549

■今期がスタートした8月1日から11月30日までのご寄付・カンパの目標達成率は78.2%。もう少しで目標額の5分の4に近づくご寄付が寄せられました。ありがとうございます。ですがまだ目標額には届いておらず、気が抜けません。引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いします!

 いつもIWJをご支援いただき、本当にありがとうございます。11月1日から30日までのご寄付・カンパは225件、541万1871円でした。11月は今期に入って初めて1か月分の目標額を達成することができました! 私たちのご支援の呼びかけに応じてくださった皆様、本当にありがとうございます。

 ですが、まだまだ油断はできません。今期がスタートした8月1日から11月30日までのトータルのご寄付・カンパの目標達成率は78.2%です。もう少しで目標額の5分の4に近づきそうですが、まだ気を抜くことはできません。

 IWJでは年間を通じて、ご寄付・カンパが目標額に到達することを前提に予算計画を立てており、収入が見込みよりも落ち込むと人件費を含む支出が大赤字となり、IWJが存続できなくなる可能性があります。日本の民主主義の危機、そしてIWJ存続の危機を乗り越えられるよう、どうかご支援のほどよろしくお願いいたします!

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 頂戴いたしました会費やご寄付は、IWJの活動費として大切に使わせていただきます。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

 今までIWJのコンテンツを無料でご利用なさっていた方へ、ぜひ、この機会に有料会員へのご登録をご検討ください!

 一般会員にご登録していただくと、中継で見逃してしまったIWJの動画コンテンツを一ヶ月間、アーカイブでお好きな時にご覧いただけます! 入会金は無料。会費は月々1,000円ですが、1年分まとめてお支払いいただければ1万円と2ヶ月分お得になっています!

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
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 また、一度会員に登録されて以降現在お休みになっている方は、ぜひもう一度会員登録の再開をご検討いただきたいと存じます!会費の支払いをつい忘れがちという方は、クレジットカードでのお支払いが大変便利ですので、ぜひご検討ください。クレジットカードをお持ちでない方は、自動引き落としサービスもご用意していますので、こちらのページをご覧ください!

※クレジットカード・自動引き落としでのお支払いへの変更はこちらから(※ログインが必要です)
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※よくある質問と回答 年会費をクレジットで支払いたい
https://iwj.co.jp/info/faq.html#idx-18

 そして、現在一般会員でいらっしゃる方はぜひサポート会員へのお切り替えをご検討ください! サポート会員の方は、過去のインタビューも含めすべてのIWJのコンテンツをいつでもご覧いただけます。

 サポート会員へ移行してくださる方が増えれば、IWJの活動は今よりもずっと安定したものになります。サポート会員の人数が4,000名に達すれば、それだけでご寄付やカンパをいただかなくても、活動資金をまかなえることになります。

 どうか、ぜひサポート会員になってIWJの活動をお支えいただけますよう、ご検討ください。

※サポート会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
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(会員登録いただいたメールアドレスとパスワードでログインの上、MYページの「会員登録内容変更」をクリックし「会員登録内容変更(入力ページ)」へ移動してください。そこに「会員種別の変更はこちら」とございまして、青字になっている「こちら」をクリックすると「会員種別変更申請」のページが表示されます。その画面で「サポート会員への変更を申請します」の前にあるチェック欄をクリックし、申請ボタンを押してください。)

■新シリーズ「岩上安身のIWJインタビューDVDシリーズ」関良基氏と前川喜平氏へのインタビューDVDは12月上旬に発売する予定でしたが、予定よりも制作に時間を要したため、12月下旬以降の発売となります。お待たせして大変申し訳ございません。

 「DVD化のためのIWJ総選挙」の結果を受け、このたび第一弾として、『赤松小三郎ともう一つの明治維新――テロに葬られた立憲主義の夢』(作品社、https://amzn.to/2NwCHL8)の著者である関良基氏へのインタビュー全3巻と、元文部科学省事務次官の前川喜平氏へのインタビュー全3巻を製作中です。

 いずれも12月上旬発売予定とお知らせしていましたが、当初の予定よりも制作に時間がかかってしまったため、発売日は12月下旬以降となります。長いことお待たせしてしまい、大変申し訳ございません。

 発売日は決まり次第お知らせいたします。なにとぞ、ご了承ください。

 DVDは数量限定販売ですが、現在もご予約を承っております。DVDの詳細な内容は下記URLからご覧いただけます。DVDのパッケージデザインも完成しましたので、ぜひ、以下のURLからご確認ください! ご購入のご検討、どうぞよろしくお願いいたします!

※IWJグッズ DVD
https://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=5

■<ファンドレイジング・イベント再延期のお知らせ>12月下旬に予定しておりましたファンドレイジング・イベントは岩上さんの体調の回復が確実になってから行うこととし、来年に延期することにしました。再度の延期となり、本当に申し訳ございません。

 IWJでは、活動運営資金を集めるためのファンドレイジング・イベントの開催を準備し、12月下旬に行いたいとお知らせしていましたが、一進一退を繰り返す岩上さんの年内の体調の十分な回復を待って、年明けに延期することに決定いたしました。当初は11月下旬から12月上旬の開催を予定していましたが、大幅に遅れることになり、大変申し訳ございません。

 岩上さんは10月30日に心臓の冠動脈が痙攣する発作に見舞われて以降、体調を崩し、発熱や下痢などの症状が繰り返し続いています。主治医から改めて4週間の絶対安静を言い渡され、11月以降は予定していたインタビューも延期しています。

 このまま順調に回復していけば、12月下旬にはきっと仕事に復帰できるだろうと、スタッフ一同も期待しています。しかし、12月は来てくださる皆様も、ゲストにお呼びする先生方もお忙しいことはよく承知しております。開催の予定まで1ヶ月を切っている状態で、今なお最終的にイベントが開催できると確約できない状態のまま、皆様の予定を空けておいていただくわけにもいかず、また岩上さんの体調についても大事をとって、さらに延期させていただくことを決定いたしました。

 年内に岩上さんが仕事に本格的に復帰できるようであれば、まずは延期していたインタビューを行ってまいります。ファンドレイジング・イベントにつきましては、年明けにニューイヤー・イベントとして開催することを検討しています。

 詳細は決まりしだいお知らせいたしますので、しばらくお待ちください。

 それでは本日も1日、よろしくお願いいたします!

IWJ編集部(岩上安身、小野坂元、川上正晃)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/