日刊IWJガイド・番組表「<録画配信・岩上安身のインタビュー>本日19時『スラップ訴訟!LEGAL TERRORISMの危険性を訴える!岩上安身によるジャーナリスト烏賀陽弘道氏インタビュー・パート1』を配信します!/<おわびとお知らせ>『岩上安身による「今治加計獣医学部問題を考える会」共同代表・黒川敦彦氏、日野市民法律事務所・加藤慶二弁護士、弁護士法人東京表参道法律事務所・岸本英嗣弁護士インタビュー』について/橋下徹氏による岩上さんへの『スラップ訴訟』の第一回口頭弁論はいよいよ明日19日! 当日は記者会見、報告集会も行いますのでぜひご参加ください!/これも『察しろ』『勘ぐれ』? 財務事務次官によるセクハラは『日常茶飯事』!?/米山隆一新潟県知事が自身の女性問題に関し突然の謝罪会見!?『進退については本日は申し上げられない』/シリア攻撃直前に元ピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズ氏が『僕らのすべきことは、僕らの政府が人々に爆弾を落とさないようわからせること』と訴えていた!」2018.4.18日号~No.2043号~


■■■ 日刊IWJガイド・番組表「<録画配信・岩上安身のインタビュー>本日19時『スラップ訴訟!LEGAL TERRORISMの危険性を訴える!岩上安身によるジャーナリスト烏賀陽弘道氏インタビュー・パート1』を配信します!/<おわびとお知らせ>『岩上安身による「今治加計獣医学部問題を考える会」共同代表・黒川敦彦氏、日野市民法律事務所・加藤慶二弁護士、弁護士法人東京表参道法律事務所・岸本英嗣弁護士インタビュー』について/橋下徹氏による岩上さんへの『スラップ訴訟』の第一回口頭弁論はいよいよ明日19日! 当日は記者会見、報告集会も行いますのでぜひご参加ください!/これも『察しろ』『勘ぐれ』? 財務事務次官によるセクハラは『日常茶飯事』!?/米山隆一新潟県知事が自身の女性問題に関し突然の謝罪会見!?『進退については本日は申し上げられない』/シリア攻撃直前に元ピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズ氏が『僕らのすべきことは、僕らの政府が人々に爆弾を落とさないようわからせること』と訴えていた!」2018.4.18日号~No.2043号~ ■■■
(2018.4.18 8時00分)

 おはようございます。IWJ編集部です。

■<インタビュー配信のお知らせ>本日19時より、「スラップ訴訟!LEGAL TERRORISMの危険性を訴える!岩上安身によるジャーナリスト烏賀陽弘道氏インタビュー・パート1」を配信します!日本ではとても貴重なスラップ訴訟に関するインタビューです!

 お待たせしました! 本日19時より、岩上さんによるジャーナリスト烏賀陽弘道氏インタビューを配信します!

 いよいよ明日19日は、橋下徹元大阪府知事による岩上さんへの不当な「スラップ訴訟」の第一回口頭弁論です。

 いったい、スラップ訴訟とは何なのか?なぜ、スラップ訴訟は問題なのか?日本ではいまだにほとんど知られていないスラップ訴訟について、最も詳しい識者の一人が、ジャーナリストの烏賀陽弘道氏です。

 烏賀陽氏は、自身が「オリコン事件」というスラップ訴訟を経験し、それをきっかけにスラップが非常に深刻な問題であることを伝えるべく、「スラップ訴訟とは何か?」を追究し続けています。様々なスラップ訴訟の事例を調査し、スラップ研究の先駆者にインタビューをするべく、米国にまで渡って取材、研究を積み重ねていて、まさに「スラップ博士」と呼ぶにふさわしい人物が烏賀陽氏です。

 日本ではいまだに「スラップ」という概念自体が、法律家や法学者たちの間でさえ浸透していませんが、烏賀陽氏によれば、日本でも「スラップ」と呼べるだけの訴訟は確かにあるといいます。

 そこで今回の烏賀陽氏インタビューでは、まず、スラップとは何かを知るべく、米国におけるスラップ訴訟の事例と研究を手掛かりに、スラップ訴訟の特徴をあぶり出していきます。スラップ訴訟の特徴から浮かび上がってくると、スラップが私たちの日常生活とは決してかけ離れたものではなく、非常に身近でありながら、人権に深く関わる重大な問題であることが見えてきます。

 それはいったいどのような問題なのでしょうか? インタビューの中では、橋下氏による岩上さんへの不当な訴訟についても引き合いに出しつつ、スラップという問題について具体的に掘り下げ、いかにしてこの問題を克服すべきか、岩上さんが烏賀陽氏にたっぷりとうかがっています。日本では非常に貴重なスラップ訴訟に関する長編インタビューですので、以下のURLより、ぜひご覧ください!

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【録画配信・IWJ_Youtube live】19:00~「スラップ訴訟!LEGAL TERRORISMの危険性を訴える!岩上安身によるジャーナリスト烏賀陽弘道氏インタビュー・パート1」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
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 また、岩上さんによる烏賀陽氏へのインタビューはパート2も予定しています。次回では様々なスラップ裁判例についてうかがいますので、パート2配信までしばらくお待ちください!

■<おわびとお知らせ>「岩上安身による『今治加計獣医学部問題を考える会』共同代表・黒川敦彦氏、日野市民法律事務所・加藤慶二弁護士、弁護士法人東京表参道法律事務所・岸本英嗣弁護士インタビュー」について

 4月17日19時半から中継予定だった「岩上安身による『今治加計獣医学部問題を考える会』共同代表・黒川敦彦氏、日野市民法律事務所・加藤慶二弁護士、弁護士法人東京表参道法律事務所・岸本英嗣弁護士インタビュー」は、急遽録画に変更になりました。またアーカイブは会員限定での公開となりました。

 その経緯については岩上さんから17日、ツイッター上で述べさせていただきましたが、あらためてこの場でご報告させていただきます。

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 本日の黒川氏へのインタビュー、幾人かから、黒川氏への批判が寄せられました。暴言や脅しまじりのもの、事実にもとづかない中傷などはともかく、疑問や批判の中には真摯なものもあるように思います。私は黒川氏の代理人でも何でもありませんから、事実や真意は黒川氏に聞くしかありません。

 加計学園問題は、愛媛県から「首相案件」文書が出てきて、重大な局面を迎えています。黒川氏が共同代表をつとめる住民訴訟にも大いに影響があります。この訴訟は今治市から巨額の補助金が加計学園に支出されている問題を問う訴訟で、補助金が差し止められれば、学園は経営が成り立たなくなる可能性もあります。

 森友問題と並び、大多数の国民にとって、関心があり、本筋の問題は、この加計学園の問題です。黒川氏の言動に問題があると思う人がいても、それらはあくまで脇筋の問題です。「黒川を出すならIWJの信頼は終わりだ」などというのは嫌がらせや妨害の類です。メンションに書き込むのはご遠慮願いたい。

 また、黒川氏への度を越した嫌がらせ、彼に話を聞くのを邪魔しようとする私への非難などには耳を貸しませんが(本当に度を越して名誉毀損や業務妨害のレベルになれば別。法的手段も検討します)、しかし冷静かつ妥当な批判や疑問についてはもちろん耳を傾けます。

 問題視されている発言については、番組の終わりで、いくつか取り上げ、真意を聞くとともに、必要であればその場で訂正も求めます。彼がどのように聞き入れるかはわかりませんが、話し合ってみます。ただ一人一人に思想や言論の自由はあるので、そこは尊重しつつ僕の押しつけにならないように話します。

 他方、黒川氏を批判する人たちも、頭に血が上ったとしても、あまりに度がすぎる脅しや暴言や罵倒などは、やめてもらいたい。言論の自由はあっても中傷や罵倒の自由はありません。

 また、「誰々に話を聞くな」「そんな人間を出したらIWJを信用しない」と言う人へも一言。ジャーナリストが誰かにインタビューをするにはさまざまな理由があります。その人が立派だから、話を聞くと言う場合もあります。が、逆に問題があるからこそ、話を聞くこともある。

 極端な話、事件の容疑者に話を聞ければそれはスクープです。一例をあげると、地下鉄サリン事件のあと、上九一色村のオウムのアジトに強制捜査が入るまでのつかの間、僕はオウム真理教の顔であった上祐氏にロングインタビューし、激しい議論もしました。これもジャーナリストの仕事です。

 今ならば、加計孝太郎氏に単独インタビューできればスクープだし、官邸の面々にインタビューできればどれもスクープでしょう。人々に重要な情報を伝えるのが仕事であって、相手が善人か悪人か凡人かは問わない。それが、ジャーナリストの仕事だと思っています。

 また、黒川氏への度を越した嫌がらせ、彼に話を聞くのを邪魔しようとする私への非難などには耳を貸しませんが(本当に度を越して名誉毀損や業務妨害のレベルになれば別。法的手段も検討します)、しかし冷静かつ妥当な批判や疑問についてはもちろん耳を傾けます。

 今回の黒川氏と、彼が共同代表をつとめる「今治加計獣医学部問題を考える会」の住民訴訟の弁護団の弁護士へのインタビューは、黒川氏のこれまでの発言が反発を呼んでおり、黒川氏を「出すな」という声が寄せられ、他方ではこの住民訴訟が加計問題の行方を左右するのではないかと関心が高まっています。

 「出すな」というのは、乱暴ではないかと思いますが、反発の声が絶えません。なので、通常であれば初回配信フルオープンにするところ、今回は例外的に、会員限定での公開とします。会員限定ではあっても、寄せられた黒川氏への疑念などは、彼にきちんと質問し、私の意見も述べます。

岩上安身
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 中継をご期待いただき、お待ちいただいていた方には、ご期待にそえなかった点を深くお詫びいたします。本日のインタビューにつきましては録画をアーカイブにアップするまで、今しばらくお待ち下さい。

■橋下徹氏による岩上さんへの「スラップ訴訟」の第一回口頭弁論はいよいよ明日19日です! 明日は記者会見、報告集会も行いますので、ぜひご参加ください!

 いよいよ第一回口頭弁論まであと1日となりました! 岩上さんが橋下徹元大阪府知事から、たった一つの削除済みの、引用でコメントをつけたわけでもない単純なリツイートが名誉毀損にあたるとして、損害賠償請求されている裁判の第一回口頭弁論が、目前に迫っています!

 口頭弁論は4月19日(木)14時から、大阪地裁本館10階の第1010法廷で行われます。一般傍聴席もあります! 4月19日の法廷については、傍聴券の配布は予定されていないので、先着順の定員制となります。1010号法廷は、約30名が傍聴可能です。この「スラップ訴訟」の傍聴席をいっぱいにして、ぜひ皆様でSNS上の言論の自由への関心の高さを示してください!

※大阪地裁本館へのアクセスは、以下のURLよりご覧ください(裁判所ホームページより)。

http://www.courts.go.jp/osaka/about_tiho/syozai/osakamain/index.html

 また14時30分からは、司法記者クラブで記者会見も行います。その後、15時からは、大阪地裁すぐ近くの大阪弁護士会館9階920号室で報告集会も行います! 司法記者クラブでの記者会見は中継ができませんが(録画を撮ります)、報告集会は、IWJで中継を行います。岩上さん本人と弁護士の方々が、説明と報告、質疑応答を行います。

 記者クラブに加盟していないフリーランスやネットメディア、市民メディアの方々のご参加もお待ちしています。また、この問題に関心のある一般の市民の皆様も、ぜひお集まりください! 50名ほど入れる部屋を集会開始予定時刻の30分前、14時30分からご用意しています。

 多数の皆様のご参加をお待ちしています!

※大阪弁護士会館へのアクセスは、以下のURLよりご覧ください(大阪弁護士会ホームページより)。

http://www.osakaben.or.jp/web/02_access/

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☆ 4/19(木) 第一回口頭弁論
14:00 大阪地裁 本館10階 1010法廷
14:30 記者会見 /司法記者クラブ
15:00 報告集会 /大阪弁護士会館 9階 920号室
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 また、第一回口頭弁論と報告集会の案内用紙をPDFで用意しています。まだまだ日本では知られていないスラップ訴訟という問題について拡散するためにも、ぜひ、以下のURLからダウンロードして、皆様のご家族やご友人にもお声がけをお願いします!

※橋下徹氏によるIWJ岩上安身への「スラップ訴訟」4月19日第一回口頭弁論/報告集会へのお誘い

https://iwj.co.jp/wj/open/wp-content/uploads/2018/01/0419_fryer_410568.pdf

 岩上さんはこの橋下氏からのスラップ訴訟の問題に関連して、「森友問題」と「日本維新の会」とのつながりについての情報を発信し続けている元衆議院議員(大阪7区)・上西小百合氏へ3月14日にインタビューを行い、4月15日に録画配信いたしました。

 森友問題では、安倍晋三総理は財務省理財局だけに罪をかぶせて、自身と昭恵夫人の関与がなかったかのようにシラを切り続けていますが、2017年3月23日の証人喚問で、籠池泰典氏が「怒りを覚えた政治家は(松井一郎)大阪府知事です」と語ったことを忘れるわけにはいきません。森友問題にはいくつものキーワードがありますが、「維新」もまた、そのひとつであると考えられます。2012年から2015年まで同党に所属していた上西氏の口から語られる「維新」の姿を、ぜひお聞きになっていただきたいと思います。

※森友問題に深く食い込む松井・橋下両氏!? 維新の闇を暴き出す!岩上安身による元衆議院議員・上西小百合氏インタビュー 2018.3.14

https://iwj.co.jp/wj/open/archives/414837

 もうひとり、スラップ訴訟に関連して、元朝日新聞記者で「俺たち訴えられました! SLAPP裁判との闘い」( https://amzn.to/2IMmGym )、「スラップ訴訟とは何か―裁判制度の悪用から言論の自由を守る」( https://amzn.to/2Hs3N4B )などを著した、フリージャーナリストの烏賀陽弘道氏にもインタビューを行いました。上段でもお伝えしたように、このインタビュー録画は、本日19時から配信する予定です!

 日本において、専門の法学者に先駆けてスラップ訴訟の研究を行ってきた烏賀陽氏は、岩上さんによるインタビューの中で、日本におけるスラップ訴訟は「日本国憲法第21条(表現の自由など)と16条(請願権)で保障された権利を行使したことを理由に、個人または団体に対して起こされる民事訴訟」と定義されると語っています。

 その特徴としては、公的言論に対して、裁判本来の目的である名誉回復を図るのではなく、もっぱらターゲット(被告)とされた相手に苦痛を与える目的で行われ、ターゲットの批判的言論を封じ込めるだけでなく、「見せしめ」として、他の多くの人々の言論に対する萎縮効果をも狙うといいます。また「スラップ」は、「リーガル・テロリズム(合法的なテロ)」「恫喝訴訟」「威圧訴訟」とも表現されます。まさに岩上さんに対する橋下氏の今回の提訴は、典型的なスラップ訴訟であると言えそうです。

 私たち市民が自由に「批判」や「反対」の意見表明ができることの大切さを、ぜひこのインタビューであらためて感じていただければと思います。

 この裁判で岩上さんは橋下氏から110万円の損害賠償(10万円は弁護士への費用)を請求されています。

 裁判は大阪地裁で行われるため、東京の弁護士への着手金以外に、裁判の準備のため岩上さんの度重なる大阪までの往復の交通費・宿泊費、大阪での弁護士への着手金など、初期費用だけで100万円を軽くオーバーしています。第一回口頭弁論期日には、東京から二人の弁護士も大阪へ出向きますので、その交通費、宿泊費も必要です。

 岩上さんとIWJスタッフが、皆様のご期待に応えられるような仕事を行い、かつ橋下氏との裁判にも注力するためには、皆様のお力添えが必要です!どうか皆様のあたたかい応援とあわせて、ご寄付・カンパを、そして不当な提訴に対して裁判を戦い抜くための義援金をよろしくお願いいたします。

※ネットにおける言論の自由を守る! 岩上安身が橋下徹氏からのSLAPP訴訟に応訴で立ち向かう!

https://iwj.co.jp/wj/open/iwakamiyasumi_slapp

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします。

http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

■これも「察しろ」「勘ぐれ」? 財務事務次官によるセクハラは「日常茶飯事」!?

 政治部女性記者へのセクハラ発言が問題化し、言を左右にして責任や辞任を否定する福田淳一財務事務次官、声紋鑑定で「95%以上同一人物の可能性」との結果がすでに4月16日、テレビ朝日『モーニングショー』で報じられています。

※「おっぱい触っていい?」発言は本当に財務次官の声? 音声データを声紋鑑定に依頼した結果は(J-Cast、2018年4月16日)

https://www.j-cast.com/tv/2018/04/16326201.html

 福田事務次官は財務省による聴取に対し、「週刊誌で報道された、民間企業勤務女性に対する発言に関しては、本人および同席した上司から、そのような事実はなかったと確認の連絡があった」と答え、「あの程度の軽いやり取りは日常茶飯事」という省内の声を伝えるSNS投稿も見られます。

※セクハラ疑惑に関する財務省調査全文(時事ドットコム、2018年4月16日)

https://www.jiji.com/jc/v4?id=20180416mof0001

 同日の参院決算委員会で社民党・福島みずほ参院議員の質問を受けた麻生太郎財務大臣が、「相手方の女性の話も聞かなければ」と言って、記者クラブに調査を依頼したプレス・リリースがさらに紛糾を引き起こしました。

※福田事務次官に関する報道に係る調査への協力のお願い(財務省広報、2018年4月16日)

https://www.mof.go.jp/public_relations/ohter/20180416B.pdf

 ここでは週刊誌報道のようなやり取りがあった女性記者に調査協力を要請し、協力者に不利益が生じないよう配慮するとして、連絡先として委託先の法律事務所(4人の代表弁護士のうち2人が女性)が記載されています。

 しかし、この調査要請は、財務省が記者クラブに対して「忖度」を強要するパワハラではないのか、さらに、名乗り出る記者がいなかった場合、報道事実自体を否定する意図があるのではないか、という疑念を抱かざるをえません。

 また、「同席した男性上司が発言事実を否定」という回答からもうかがわれるように、政治家や官僚から有力情報を得るため、意図的に女性を番記者に登用する慣習が一部メディアの世界においては続いてきました。そのような状況下、事実関係の調査が実効を上げず、福田事務次官の音声テープを週刊誌に渡した本人だけでなく、他の政治部女性記者に対しても、沈黙と忍従の圧力が強まるのではないかというのも、根拠のない懸念ではないでしょう。

 欧州議会ではベルギー・ブリュッセルを舞台に、2017年秋、女性議員が夜の接待を要求されたり、盗撮されたり、同僚の男性議員から性的暴行を受けたことなどを告白して、域内各地のメディアを賑わせました。この女性議員は告発をためらってきた理由として、欧州連合ブリュッセル本部はごく狭い世界であり、プライバシーや法的公正性の点で、「#Me too」的行動が今後のキャリアに悪影響を及ぼすのではないか、と恐れていたといいます。

※Harassment in the Brussels EU bubble(Politico、2017年10月23日)

https://www.politico.eu/blogs/playbook-plus/2017/10/sexual-harassment-assault-in-the-brussels-eu-bubble-metoo/

 同様に、毎日新聞記者を経て法曹資格を得た上谷さくら弁護士は、「女性記者が名乗り出ると、情報源の秘匿が守られるのか、という不安や不信を取材対象が抱くため、記者生命と引き換えになる」と指摘します。

※セクハラ報道全否定、財務省・福田次官(報道ステーション、2018年4月16日)

http://5.tvasahi.jp/000125265?a=news&b=np

 また寺町東子弁護士は、「女性記者の所属する報道機関のガバナンスが機能していない。全記者に聴取するなどして事実関係を把握した上で、社または記者クラブを通じて、財務省に申し入れすべき」と述べています。

※財務次官セクハラ疑惑 、異例の調査へ「マスコミ各社は女性記者を守って」寺町弁護士が苦言(弁護士ドットコムニュース、2018年4月17日)

https://www.bengo4.com/c_3/n_7729/

 日本テレビの世論調査で、内閣支持率が発足以来最低の26.7%という数字を記録しました。「女性が輝く社会」「働き方改革」のスローガンを高く掲げていた安倍晋三政権ですが、安倍政権がいかに女性や労働者を軽視しているかが、支持率に反映されているのでしょう。

※内閣支持率26.7% “発足以来”最低に(日テレNEWS24、2018年4月15日)

http://www.news24.jp/articles/2018/04/15/04390599.html

 4月14日の超党派女性議員による財務省への申し入れに続き、自民党の野田聖子総務相兼女性活躍担当相も17日の記者会見で、財務省の対応への違和感と、被害者の立場に立った調査への要望を、閣議前に麻生財務相と菅義偉官房長官に伝えたことを明らかにしています。

※【財務次官セクハラ疑惑】野田聖子氏「違和感がある。高いハードルだ」 財務相と官房長官に申し入れ(産経ニュース、2018年4月17日)

https://www.sankei.com/affairs/news/180417/afr1804170005-n1.html

 これを受けて閣議後記者会見で麻生財務相は、「(被害女性が)名乗り出てこないとセクハラの事実認定ができない」と、被害を受けた女性をさらに苦しめるような発言をしています。

※財務相:被害者名乗り出ないと認定できず セクハラ疑惑(毎日新聞、2018年4月17日)

https://mainichi.jp/articles/20180417/k00/00e/010/226000c

 岩上さんは、福田次官とともに、セクハラ被害を受けた女性の事情を利用したとしか思えない麻生財務相の発言を厳しく批判しました。こちらはツイ録記事としてアップしましたので、ぜひ御一読ください!

※【岩上安身のツイ録】セクハラ音声公開後も居直り、即出版社提訴まで準備するという財務省・福田事務次官。裏には「記者クラブムラ」のもたれ合いの構図!? 2018.4.27

https://iwj.co.jp/wj/open/archives/418569

■米山隆一新潟県知事が自身の女性問題に関し突然の謝罪会見!?「進退については本日は申し上げられない」

 連日、閣僚や高級官僚の失言あるいはスキャンダルが相次いでいます。ただし、先行する報道が出てから問題化したのち、謝罪となるのが通常かと思われます。4月17日13時より開かれた米山隆一新潟県知事の会見は、その意味で異例なものとなりました。

 米山知事は、自身が抱える女性問題が県政の空転を招くとして謝罪しました。「気持ちを整理する猶予をいただきたい」、と木曜日の週刊誌報道以降に改めて進退に関する会見を開くとのことです。

※新潟・米山知事、辞職表明見送り「整理する時間ほしい」(朝日新聞、2018年4月17日)

https://www.asahi.com/articles/ASL4K3SHZL4KUOHB007.html

 しかしながら、スキャンダルの報道以前に辞任を示唆するほどの問題性や違法性がどの点にあるのか、今回の会見では不明瞭なままでした。不倫もしくは少女淫行を想起するかもしれませんが、米山知事は独身であり、そのお相手は独身の成人女性とのことです。その女性から「告訴されたということはありません」とも米山知事は答えています。

 米山知事は原発事故の検証、柏崎刈羽原発再稼働への慎重な姿勢など、当選当初から原発政策の再検討を熱心に取り組んできました。もともと新潟県は、原発立地県であり、2004年と2007年に震災を経験した県として、福島県からの避難者の受け入れとケアに官民とも力をいれていました。

※新潟)米山知事、新たな検証に向けて福島第一原発視察(朝日新聞、2017年9月5日)

https://digital.asahi.com/articles/ASK944VLQK94UOHB00B.html

※炉心溶融公表遅れ「官邸の指示なかった」 検証委が結論(朝日新聞、2017年12月27日)

https://digital.asahi.com/articles/ASKDV77DDKDVUOHB011.html

※高橋若菜*・田口卓臣・松井克浩『原発避難と創発的支援 活かされた中越の災害対応経験』(本の泉社、2016年 https://amzn.to/2HwjI4s

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*高橋若菜氏の「高」は本来「はしごだか」ですが、機種依存文字にあたり、日刊IWJガイドをメールで送信できなくなりますため、本ガイドでは「高」と表記させていただいております。なにとぞご了承下さい。
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 そうした蓄積の上に米山知事は原発政策を検証していくため、技術的な側面のみならず健康・生活問題の委員会と、原子力災害時の避難を検討する委員会を設置し、本格的な検証事業へと進めていく予定でした。にもかかわらず、知事自身のスキャンダルによって「時間を空費し空転させてしまっていることに申し訳なく思う」と無念の涙を流しました。

※新潟県独自の原発事故検証、委員長「知事任期中に結論」(朝日新聞、2018年2月25日)

https://www.asahi.com/articles/ASL2Q5HKWL2QUTIL035.html

 岩上さんによるインタビューでも、米山知事はこうした検証事業への意気込みを語っています。それだけに今回の米山知事の会見は唐突な印象がぬぐえません。

※安倍政権と「原子力ムラ」に大打撃!東電柏崎刈羽原発の再稼働を許さない「民意」の内実とは――大激戦の新潟県知事選を制した米山隆一氏に岩上安身が緊急インタビュー! 2016.10.20

https://iwj.co.jp/wj/open/archives/340093

※県には原発運転停止の権限がある!同意ない柏崎刈羽原発の再稼働なら法的手段も辞さない!? ?新潟県・米山隆一知事に岩上安身が訊く!地方自治が制限される「緊急事態条項」は不要と断言! 2018.2.16

https://iwj.co.jp/wj/fellow/archives/412382

 IWJスタッフが新潟県中越地区在住の40代女性(専業主婦)に取材したところ、米山知事は「原発を推進する勢力に嵌められた」のではないか、との回答を得ました。

 米山知事は野党共闘で当選しており、先の衆議院議員選挙でも新潟県の小選挙区6つのうち、4つが選挙区で野党共闘の議員が当選しています。そうした政治情勢のなか行われた17日の米山知事会見は、県民にとって不可解に映ったようです。リアルな原発テロの描写で話題になった小説、『原発ホワイトアウト』(https://amzn.to/2J4CPj7)愛読者でもある上記女性は、原発に対し批判的な元福島県知事の佐藤栄佐久氏について勉強したいとも回答していました。

 米山知事の今回の件を軽率に原発政策と結びつけるのは慎重でなければなりませんが、そう推測してしまう新潟県民もいる、というのは事実です。

 IWJは2011年3月に佐藤氏のインタビューを行っており、他にも多数のコンテンツがございます。ぜひ御覧ください!

※一部の官僚の意のままに進められていった「原発政策」の実態を明かす~岩上安身による佐藤栄佐久前福島県知事インタビュー 2011.3.20

https://iwj.co.jp/wj/open/archives/687

※東日本大震災から3年、佐藤栄佐久・元福島県知事らが講演 2014.3.11

https://iwj.co.jp/wj/fellow/archives/128908

※佐藤栄佐久福島前知事、収賄容疑で「冤罪」主張 ~地検特捜部の聴取を「恫喝まがい」と強く批判 2010.2.8

https://iwj.co.jp/wj/open/archives/12309

■シリア攻撃直前に元ピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズ氏が「ホワイト・ヘルメッツ」をプロパガンダと糾弾し、「僕らのすべきことは、僕らの政府が人々に爆弾を落とさないようわからせること」と訴えていた!

 4月14日、米英仏の3カ国は、シリア国内3ヶ所の化学兵器研究施設を破壊するために105発のミサイルによる攻撃を行い、「数年分の研究開発データや特殊機器、化学兵器の原料となる物質」を破壊するなどの戦果があったと成功を報じました。その一方シリア軍は「ミサイルの殆どを防空兵器で撃破」と反論しています。

 情報の錯綜と混乱が著しいシリア情勢ですが、攻撃直前の4月13日、ロックバンド「ピンク・フロイド」の元ヴォーカリスト、ロジャー・ウォーターズ氏が、バルセロナのコンサートの場で、「僕らのすべきことは、僕らの政府が人々に爆弾を落とさないようわからせることだ。完ぺきな調査を行わず、実際に現地で何が起きているのかわからないうちは、そうさせてはならない」と訴えていたことがわかりました。

※「ピンク・フロイド」のメンバーが痛烈批判 「ホワイト・ヘルメット」はフェイク組織(スプートニク、2018年4月17日)

https://jp.sputniknews.com/politics/201804174791726/

 シリアでは、爆撃とともに、様々な思惑を抱えたいくつもの国による情報戦争も行われています。一度戦いの混乱が生まれてしまったそのただ中で、どの情報が真実であるのかを見分けるのは、非常に困難なことです。ウォーターズ氏が「フェイクである」と訴えるホワイト・ヘルメットもまた、ボランティアによる人命救助団体であるという声とともに、米国によってシリアとロシアを悪玉にしようと作り上げた組織であるという声も聞こえてきます。

 その実態がいかなるものなのか、そう簡単にはわかることではないかもしれませんが、見過ごせないのは、日本が、オランダやイギリスとともに資金供与に貢献しているとの報です。しかしこの団体についても、また日本がどのようにして関わっているかも、日本で積極的に伝えるメディアはけして多くありません。

※「ホワイト・ヘルメット」をめぐる賛否。彼らは何者なのか?(Newsweek、2016年10月21日)

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/10/post-6091.php

■インタビュー収録のスタジオに防音工事を行います! 不当な裁判を戦い抜く岩上さんとIWJにどうかご支援をお願いいたします!

 IWJ事務所のある飯倉片町交差点は、各省庁、国会や議員会館なども近く、日々の取材活動にはたいへん足場の良いロケーションです。しかしすぐ先の麻布台二丁目にはロシア大使館があります。飯倉片町の交差点は、右翼の街宣車が機動隊のバリケードによって侵入を止められるポイントの一つです。

 そのため、右翼の街宣車が来るたびに交差点に滞留することになってしまい、IWJの事務所では以前からその大音量の街宣や軍歌に悩まされていました。前段で述べたように日中外相会談があった15日も、夜まで街宣の大音響が響き渡りました。普段の仕事なら我慢すればよいのですが、岩上さんのインタビューの最中ですと、騒音によって話を中断しなければならなくなります。

 視聴者の方からは「カンパをするから防音工事をするなどなんとかしてほしい」というご要望も寄せられ、実際にカンパもいただいています。加えて、現在事務所のすぐ裏でビル工事が始まり、ますます騒音が激しくなったため、岩上さんはこの機会にスタジオとして使う部屋の防音工事をすることを決断しました。

 今まで岩上さんのインタビューは、特別な防音仕様のないサッシ窓を締め切り、スタジオ代わりにして収録を行ってきました。今回新たにサッシ窓の内側にインナーサッシを取り付けて二重サッシにし、反対側の壁には遮音パネルを取り付けます。この工事の見積もりが62万6400円と業者から提示されました。工事期間中にインタビューを行う場合は外のスタジオなどを借りる必要もあります。

 この工事が完了すれば、外の騒音に邪魔されることなく、スムーズに安心してインタビューを行うことができます。今後もより質の高い番組をお届けするためにも、ぜひ皆様のご寄付・カンパによるご支援をお願いいたします!

 4月にご支援いただいた金額は4月15日現在で155万2700円でした。ご寄付・カンパでご支援いただいたみなさま、本当にありがとうございます! 心から感謝申し上げます。

 IWJが現在の活動を続けていく上で、1ヶ月に必要なご寄付・カンパの金額は500万円です。月半ばで、目標金額の31パーセントでした。現在、岩上さんは裁判を抱えているため、いつも以上に予算が必要です。先月もみなさまからのあたたかいご支援をいただきましたが、目標額の100パーセントには達しませんでした。現在、目標額に達成できなかった赤字がじわじわと累積しつつあります。どうかみなさまの一層のご支援をよろしくお願いいたします!

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします。

http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

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◆中継番組表◆

**2018.4.18 Wed.**

 あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch4】12:30~「日本外国特派員協会主催 日本共産党 志位和夫委員長 記者会見」
視聴URL: https://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4

 日本外国特派員協会主催の日本共産党 志位和夫委員長の記者会見を中継します。
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【Ch3】17:30~「原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見」
視聴URL: https://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3

 原子力規制委員会 更田豊志委員長による記者会見を中継します。
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【録画配信・IWJ_Youtube live】19:00~「スラップ訴訟!LEGAL TERRORISMの危険性を訴える!岩上安身によるジャーナリスト烏賀陽弘道氏インタビュー・パート1」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 4月9日に収録した、岩上安身によるジャーナリスト烏賀陽弘道氏インタビューを録画配信します。

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◆中継番組表◆

**2018.4.19 Thu.**

 あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_OSAKA1】15:00~「橋下徹氏によるIWJ岩上安身への『スラップ訴訟』第一回口頭弁論後の報告集会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=osaka1

 大阪弁護士会館で行われるIWJ岩上安身への「スラップ訴訟」第一回口頭弁論後の報告集会を中継します。
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【Ch2】17:00~「東京電力 定例会見」
視聴URL: https://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2

 東京電力による記者会見を中継します。
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【Ch5】17:30~「市民が変える日本の政治 オールジャパン学習会・さようなら!アベノミクス『むしり取る経済政策』から『分かち合う経済政策』へ 亡国のTPP11と種子法廃止」
視聴URL: https://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

 「オールジャパン平和と共生」主催の学習会を中継します。

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◆中継番組表◆

これ以降の予定で決定しているものは、以下のカレンダーよりご覧いただけます。あわせてご確認ください。

→「配信カレンダー」 https://iwj.co.jp/channels/main/calendar.html
(あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。)

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 それでは本日も、どうぞよろしくお願いいたします!

IWJ編集部(岩上安身、尾内達也、小野坂元、段田亜由美、川上正晃)
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/