日刊IWJガイド・日曜版「橋下徹氏がたったワンリツイート(しかも削除済)をめぐり、100万円を要求して岩上安身を提訴!言論の自由を脅かす『スラップ訴訟』に徹底抗議!1月22日、岩上安身が司法記者クラブと自由報道協会で記者会見をします。ぜひ、取材のほど、よろしくお願いします!/スクープ!森友学園関連で近畿財務局の『相談記録』が開示に!本日、岩上安身が情報開示請求者である神戸学院大学・上脇博之教授にインタビュー!!」2018.1.21日号~No.1955号~


■■■ 日刊IWJガイド・日曜版「橋下徹氏がたったワンリツイート(しかも削除済)をめぐり、100万円を要求して岩上安身を提訴!言論の自由を脅かす『スラップ訴訟』に徹底抗議!1月22日、岩上安身が司法記者クラブと自由報道協会で記者会見をします。ぜひ、取材のほど、よろしくお願いします!/スクープ!森友学園関連で近畿財務局の『相談記録』が開示に!本日、岩上安身が情報開示請求者である神戸学院大学・上脇博之教授にインタビュー!!」2018.1.21日号~No.1955号~ ■■■
(2018.1.21 8時00分)

 おはようございます、ジャーナリストでIWJ代表の岩上安身です。

 怒涛の2017年も暮れかかり、インタビュー続きだった過密スケジュールからつかの間解放され、かろうじてほっと一息ついていた矢先の昨年末、私のもとに大阪簡易裁判所から一通の「訴状」が届きました。

 事件名は「損害賠償請求事件」――。原告は、あの、橋下徹・元大阪府知事です。

 驚くべきことに、橋下氏は、ツイッター上での私のたったひとつのリツイートが名誉毀損にあたるとして、約100万円の損害賠償をいきなり私に求めてきました。さらにこの提訴は、弁護士費用、交通費用などの訴訟遂行費用も私に課すものです。

 問題は、たったワンリツイート、しかも、提訴時点ではリツイートは取り消されているというのに、その一度のリツイート行為に対し100万円の損害賠償を求める橋下氏のこの不当な主張が、万が一判決で認められた場合、表現の自由を脅かし、SNS上での市民の自由な言論活動そのものを萎縮させ、崩壊させかねない危険があるという事実です。誰の身にも今後、これは起こり得ることであり、我が身ひとつの問題ではなく、言論の公共性に関わる重大な問題であると考えます。

 そもそも、リツイートとは、ツイッター上で誰かが発信した内容を紹介する行為であって、リツイートが即、ツイートそれ自体への「完全な同意」を意味するわけではありません。自分とは異なる意見を含めた多様な意見を紹介し、同時に気がかりなツイートをリツイートしておいて、「備忘録」とする場合もあります。そもそも、リツイートすること自体が、多様な言論の自由の保障を受けるべき言論活動であるはずです。そこに誤りが含まれていると思う人は、訂正を求めればいいでしょうし、リツイートをした人自身が気づけば、取り消すなり、訂正をすればいいでしょう。批判や反論があれば、まずは言論で応じるべきでしょう。それが、ツイッターをはじめとするSNSという「公共の言論の空間」での応答のあり方のはずです。

 まして、橋下氏は現に政治の世界に影響力をもつ元政治家であり、かつ、圧倒的な発信力をもつ言論人です。にもかかわらず、言論人が言論で反論などの応答をせず、私への直接のメールや手紙などによる抗議や連絡もなく、さらには提訴の前に通常は送るはずの抗議の内容証明もなく、いきなり訴状をつきつけてきたのです。これは、常軌を逸しています。「藪から棒」とはまさにこのことです。これが言論人のすることでしょうか?

 私がリツイートした内容をここで具体的に書くと、裁判上問題があるので、具体的には書きませんが、橋下氏が大阪府知事時代に起きた事象をとりあげて意見表明したツイートでした。元のツイートが言及し意見表明した事象自体、議会でも取り上げられ、広く報道されてきたことであり、それをリツイートしたことが名誉毀損の不法行為にあたるとは到底言えません。

 しかも、私のそのリツイートはコメントつきの引用リツイートなどではなく、純然たるリツイートでした。ここが、この提訴の異様さのポイントです。ワンリツイートにつき100万円要求する、こんな不当な要求がまかり通っていいはずがありません。

 橋下氏は、元のツイートの内容が名誉毀損にあたると主張しながら、元のツイートの投稿者ではなく、リツイートしたにすぎない私を訴えてきました。これは、私を狙い撃ちにすることで、私の言論活動を萎縮させることを狙ったスラップ訴訟に他なりません。

 橋下氏は訴状の中で、私の言論の「影響力」について言及していますが、弁護士としてだけでなく、文筆家、テレビタレントとしても名を馳せ、大阪府知事や大阪市長を歴任し、現在の日本維新の会の生みの親でもある元政治家でもあり、その橋下氏の発言力・影響力の大きさは、私の比ではありません。

 橋下氏のような人物が、正々堂々と言論の場で言葉をもって戦うことをせず、いきなりのスラップ訴訟によって私を「屈服」させようとすることは、その影響は私やIWJだけにとどまらず、広くインターネット空間における言論活動全般に対する萎縮効果を、もたらしうるものと考えます。

 私および私が率いるIWJは、権力にも大資本にもおもねらない「独立」メディアとして、日本の言論の自由を守るために微力ながら踏ん張ってきました。ここで、橋下氏からのこのような不当な要求に屈し、SNSという、現代においては「公共財」というべき大切な言論活動のツールの「破壊」を受け入れるわけにはいきません。

 表現・言論の自由を守るため、私は応訴して闘い抜くことを決意いたしました。

 今回の橋下氏からの提訴に応訴する決意を、1月22日、13時から司法記者クラブで、16時から自由報道協会で表明いたします。司法記者クラブでの会見は、映像メディアは録画のみでの取材になりますが、自由報道協会は生中継での配信も可能です。司法記者クラブの会見の場に入るには、一定の制約はあるかもしれませんが、自由報道協会は比較的自由に入れます。ぜひ、多くの市民メディアやフリー記者の方々に、特にネットメディアの方々に、取材していただきたいと存じます。

★IWJ代表・ジャーナリスト岩上安身による「リツイート行為に対する名誉毀損損害賠償請求事件」についての記者会見 <司法記者クラブ>
[日時] 2018年1月22日(月)13:00~
[会場] 東京・霞が関 司法記者クラブ
[会見者] 岩上安身(ジャーナリスト)、梓澤和幸(弁護士)、坂仁根(弁護士)
※録画取材のみになります。中継配信はできません。

★【Ch6】IWJ代表・ジャーナリスト岩上安身による「リツイート行為に対する名誉毀損損害賠償請求事件」についての記者会見 <公益社団法人自由報道協会>
[日時] 2018年1月22日(月)16:00~
[会場] 道玄坂(寿パークビル会見場)
[会見者] 岩上安身(ジャーナリスト)、坂仁根(弁護士)
[主催] 公益社団法人自由報道協会
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6

 正直な本音を申し上げますと、日頃より、IWJの経営者、ジャーナリスト、編集長と1人で3役を兼任している私は、慢性的な不眠症に加え、狭心症の発作にも過去に見舞われており、すでに満身創痍の状態です。ここに、裁判の、決して軽くはない負担が加わってくることを考えると、気の遠くなるような思いがします。

 日頃より、みなさまにお伝えしている通り、IWJの財政状況は常に火の車であり、仮のこの裁判に負けた場合、損害賠償の約100万円はもちろんのこと、訴訟遂行費用も重くのしかかってきます。大阪で起こされたため、私も弁護士も公判のたびに大阪へ赴かねばならず、交通費だけでも非常に大きな負担となります。現在、裁判所を東京へ移送する申し立てをしています。

 弁護士さんへは着手金の支払いをすませたばかりですが、裁判というものは大きな負担がかかるものだということを痛感しています。

 しかし、ぼやいてばかりはいられません。微力ながら、言論の自由を守り抜くために応訴するという私の決意にご賛同くださる方は、どうか、ご寄付・カンパで私とIWJをお支えください。みなさまに、伏してお願い申し上げます。

※ご寄付・カンパのご支援はこちらから。
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 また、現在IWJの会員にご登録いただいていない方は、ぜひこの機会に、元々会員だったけれども、今はお休みしているという方も、ぜひ再度IWJの会員にご登録ください。よろしくお願いいたします。

※会員登録はこちらから。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■スクープ!森友学園関連で近畿財務局の「相談記録」が開示に!本日、岩上安身が情報開示請求者である神戸学院大学・上脇博之教授にインタビュー!!

 おはようございます、IWJ編集部です。

 「森友学園」問題が、あらたな展開を迎えています。

 神戸学院大学の上脇博之教授が、森友学園と国との間で行われた国有地の売買交渉をめぐり、昨年9月に財務省近畿財務局が作成した文書の開示を求めていた件で、近畿財務局が1月4日、一部を開示する決定を出し、19日付で上脇教授のもとに、文書が届きました。

 時を同じくして、毎日新聞も1月19日、財務省近畿財務局が森友学園との交渉を検討した記録を情報公開請求で入手し、その内容を報道しました。「相談記録」や「紹介票」などと書かれた文書には、大幅な値下げを求める籠池泰典元理事長らに対し、財務局職員らが困惑する様子が、記されていたといいます。

※森友学園 国有地売却問題 交渉文書開示 強硬な値引き攻勢 財務局員、右往左往(毎日新聞、2018年1月20日)
https://mainichi.jp/articles/20180120/ddm/041/100/028000c

 これまで、財務省の佐川宣寿元理財局長は、度重なる国会追及で、一貫して「交渉記録は破棄した」と主張してきました。しかし、今回の文書開示で、交渉記録の一部が存在していたことが明らかになりました。

 近畿財務局は毎日新聞に対し、(相談記録などの文書は)面談・交渉記録とは考えていない。面談・交渉記録に関連して、財務局が保存・作成している文書として開示した」と回答していると言いますが、記録には、「学園が考える価格水準になるかは不明」などとも書かれており、価格交渉は一切なかったとする財務省側のこれまでの主張とは矛盾しています。

 岩上さんは本日、「森友学園」問題の急展開を受け、急遽関西入りして、上脇教授にインタビューをし、森友学園問題の開示請求についておうかがいします。インタビューは録画で行いますので、配信日時が確定次第、お知らせいたします。

 本日の日刊IWJガイドは日曜版です。番組表のみとなりますので、ご了承ください。

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◆中継番組表◆

**2018.1.21 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【ツイキャス・エリアCh1・大阪】13:30~「TALK LIVE『憲法』―ゲスト:高作正博氏(関西大学教授・憲法学)、西郷南海子氏(安保関連法に反対するママの会)」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach1

 「SADL×子どもの未来を考えるママの会@大阪」主催で開催されるイベントを中継します。
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【ツイキャス・IWJ_HOKKAIDO1】13:30〜「バイバイ大間原発はこだてウォーク」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_hokkaido1

 「バイバイ大間原発はこだてウォーク」の模様を中継します。
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【ツイキャス・エリアCh2・愛媛】15:00~「今治市による『大学獣医学部の開学に向けた市民説明会』」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach2

 今治市による、岡山理科大学獣医学部開設に向けた市民説明会の模様を中継します。
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【録画配信・Ch5】20:00~「市民社会自体を攻撃する対テロ戦争・不安と恐怖にかられた人々の心をつかむ『何とかファースト』の蔓延!必要なのは市民が横に斜めにつながるトランスナショナル!~河北新報社で板垣雄三氏と樋口陽一氏が特別対談」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

 1月15日に収録した、河北新報社と東北大学主催で開催された、板垣雄三氏(東大名誉教授)と樋口陽一氏(東大・東北大名誉教授)の対談を録画配信します。

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◆中継番組表◆

**2018.1.22 Mon.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch4】9:15頃~「緊急行動 やめろ!ミサイル避難訓練!訓練当日 緊急抗議行動」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4

 都心で初めて開催されるミサイル発射想定の避難訓練に対する抗議行動の模様を中継します。
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【Ch6】16:00~「IWJ代表・ジャーナリスト岩上安身による『リツイート行為に対する名誉毀損損害賠償請求事件』についての記者会見 <公益社団法人自由報道協会>」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6

 公益社団法人自由報道協会主催で開催される記者会見を中継します。会見者は、岩上安身氏(ジャーナリスト)、坂仁根氏(弁護士)。
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【Ch2】17:00~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2

 東京電力による記者会見を中継します。会見者は、原子力・立地本部長代理 木元崇宏氏、原子力・立地本部長代理 菅野定信氏。1月19日の福島第一2号機内部調査で撮影した動画の公表もおこなう予定。

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

望月衣塑子氏「一部の政治部記者が官邸のコントロールに使われ始めている」森ゆうこ議員「従わない者には恐怖政治」~両者が安倍一強を批判――書籍『追及力』共著者の望月衣塑子氏・森ゆうこ議員が会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/409954

「開かずの扉をこじ開けた、闇に光をあてる画期的な判決だ」〜官房機密費文書の一部開示を最高裁が認める!岩上安身が原告の上脇博之・神戸学院大教授に独占インタビュー!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/409949

政治とカネの闇の中枢に切り込むか!? 使途不明・領収書なしの内閣官房機密費に対する情報公開訴訟で最高裁が一部文書の開示を命じる判決!〜原告団の要請書を内閣府は受け取り拒否!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/409947

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 それでは本日も一日、IWJをよろしくお願いします!

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/