日刊IWJガイド「派遣法『大改悪』案が本日の強行採決見送りへ! 維新の寝返りの真相とは? 日隅さんも天国から喝を入れざるをえない、政治の体たらく」2015.6.12日号~No.1003号~


■■■ 日刊IWJガイド「派遣法『大改悪』案が本日の強行採決見送りへ! 維新の寝返りの真相とは? 日隅さんも天国から喝を入れざるをえない、政治の体たらく」2015.6.12日号~No.1003号~ ■■■
(2015.6.12 8時00分)

おはようございます! IWJで国会ウォッチングおよびショック・ドクトリン・ウォッチングを担当している、佐々木隼也と申します。

僕が官僚の手口で一番嫌いなのが、国民に都合の悪いことや反発必至の法案を、同時にいくつも繰り出して、国民やジャーナリストの注意を分散させ、どれか一つでも通れば万々歳という戦法です。どさくさ紛れのこのやり方、これもある種のショック・ドクトリンではないでしょうか?

今国会でも、一層悪質さを増して悪法を束にして繰り出しています。

■派遣法「改悪」案の行方は ~維新の裏切りの背後に竹中平蔵氏の利権と「都構想」での自民への恩返し!? 呆れた正体

「事実上、人を入れ替えれば企業が派遣社員をずっと使える仕組みに変わる」派遣法「改悪」案が、本日10時の衆議院厚労委員会で、強行採決される見通しに、こりゃたいへんだ! …と書いていたところ、この採決が見送りとなったという一報が届きました。

民主党が強硬に反対したことを受けて、与党側がぎりぎりで判断しました。しかし、採決が来週以降に見送られたからと言って、楽観視はできません。危険な改悪案が廃案になったわけではないからです。

・衆院での強行採決直前! 労働者「切り捨て」を許す派遣法“改悪”案で「派遣労働者は一生涯、派遣のままで働き続けなければならない」!?~派遣労働者・弁護士らが厚労省で会見
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/248581

前代未聞の年金情報流出で揺れに揺れる世論と国会ですが、そんな事はまるでお構いなしといった様相で強行採決に動いていた自民党。さすが、国民の幸福と安全にはまったく興味がない安倍政権です。直近の強行採決は回避されましたが、しかし今回の横暴な動きには、大きな立役者がいました。維新の党です。

維新の党が、他の野党と協議せずに独断で自民党に歩み寄り、採決に応じる構えをみせたのです。これは、裏切りそのものでしょう。

報道によれば、「大阪維新」の議員らが、大阪都構想で官邸がエールを送ってくれたことへの「恩返し」「義理を果たす」として党内で声をあげ、それに執行部が引きずられる形となったと言われています。

このところ野党連携を掲げてきた松野代表ら執行部は、他の野党に陳謝するという事態となっています。しかし「恩返し」や「義理」などという理由で、野党連携という党の基本方針を破ってまで、寝返るでしょうか?

実は、橋下徹氏が率いる(率いていた)「大阪維新の会」は以前から、今回の派遣法改悪の旗振り役筆頭である人材派遣会社パソナが、大口の支援者だったのです。パソナの会長は、あの竹中平蔵氏です。

橋下さんは、大阪市の職員や労組を徹底的に悪玉視し、排除に奔走してきました。その結果どうなったか。今や大阪市の区役所では、その業務をパソナと、パソナの関連会社に委託しています。つまり竹中氏は橋下さんの率いる維新を支援することで、利権を得たわけで、これは癒着を疑われても仕方がないのではないでしょうか。

「改革」ムードに浮かれるなか、橋下さんが大阪都構想で何をしようとしたのか、この大阪維新と竹中氏のつながりを見れば、それが改革ではなく、単なる民営化=私物化であったことが一目瞭然です。

かつて小泉政権の「改革旋風」で、竹中構造改革として多くの民営化、弱者切り捨てが行われたことの焼き直しですね。その時も、政権に取り入った一部の業者だけが懐を潤しました。そして、多くの派遣労働者が路頭に迷いました。

ちなみに、竹中平蔵氏が掲げた「水道民営化」を、いち早くそのモデルケースとして受け入れに手を上げたのも、大阪市です。

【関連記事はこちら】
・外資が狙う日本の水道事業 ~マスコミが一切報じない我が愛すべき「麻生さん」の「水道民営化」発言
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/97834

・2014/02/15 【大阪】先細り水道事業は「公営」で守れ!~ジャーナリストらが橋下「民営化論」を短絡的と批判
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/125379

「1%の利益」のためのこの危険な法案、今後どのような議論が行われるのでしょうか。注目の衆院厚労委員会は、本日10時から行われます。ぜひ、多くの人にこの国会の模様を見ていただきたいと思います。

と同時に、すべての国民、有権者には、裏切った維新の正体を見極めてもらいたいと思います。トップが変わったら、維新という政党の体質が丸ごと変わる?
などということがありうるのか。もちろん、我々も情報を送り続けていきたいと思います。

【委員会は以下のネット中継でご覧になることができます】
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php

また、この強行採決騒動を受けて、本日は国会周辺で大規模な抗議行動や、厚労省記者クラブで、派遣労働者らによる緊急記者会見なども行われます。こちらも可能な限りIWJで中継しますので、ぜひご覧ください!(採決見送りを受けて予定が変更となる可能性もあります。随時、Twitterの岩上安身アカウントなどで、お知らせ致します!)

この問題は、僕ら国民の大部分の、明日の生活に直結する大問題です。IWJはこれからも、この派遣法の改悪問題を追い続け、可視化し続けます。ぜひ、IWJの会員となり、僕らの取材を直接支えていただければと思います!

※会員登録はこちら
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパのお願い
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

【大阪都構想の問題はこちらの記事で! ちなみに都構想、まだ終わっていません…(詳細は後日)】

・2015/05/15 維新の党の「圧力文書」で言論封殺に晒された藤井聡京大教授 それでも「都構想は『人災』だ」と断言!
岩上インタビューで大阪都構想の真っ赤な「ウソ」を暴く!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/245602

・2015/05/01 【大阪都構想】市の財源が4分の1に減少、暮らしは不自由になり、府が吸い上げた財源は無駄な公共事業へ!?「都構想は、百害あって一利なし」日本共産党・清水忠史衆院議員が警鐘(聞き手:柏原資亮記者)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/244266

…(後半へ続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.6.12 Fri.**

【Ch5】11:30~「鮫川村の仮処分請求訴訟の中間報告と今後の展望 ―山本太郎議員&山本事務室スタッフ報告―」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※鮫川村の仮処分請求訴訟に関する中間報告と今後の展望について。山本太郎参議院議員が報告予定。

【Ch6】12:00~「派遣法強行採決を許すな!国会前行動」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※参院議員会館前で行われる予定の、労働者派遣法改正案の採決に反対を訴える抗議行動を中継します。

【録画配信・Ch6】13:00からの収録後、録画配信予定(配信時間未定)「派遣労働者を交えての、派遣法強行採決に抗議する記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※厚労省記者クラブで行われる、派遣法強行採決に抗議する記者会見。録画で収録した後、配信予定です。

【Ch4】15:00~「日本外国特派員協会主催 山口那津男・公明党代表 記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「日本外国特派員協会」が主催の公明党・山口那津男代表による記者会見の模様を中継します。

【Ch2】 15:00~「東京電力 中長期ロードマップ改訂に関する記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※福島第一廃炉推進カンパニー・プレジデントの増田尚宏氏、原子力・立地本部長代理の白井功氏による、中長期ロードマップ改訂に関する記者会見を中継します。

【Ch7】17:00~「日本政治の行方を考える市民と国会議員の勉強会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=7
※衆議院第一議員会館で行われる勉強会。天木直人氏(外交評論家)、辻惠氏(弁護士)、植草一秀氏(経済評論家)、孫崎享氏(元外務省国際情報局長)、森田実氏(政治評論家)、伊東章氏(弁護士)らが登壇予定。

【Ch6】19:30~「SEALDs主催 戦争立法に反対する国会前抗議行動」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※「SEALDs」主催の、毎週金曜日に行われる戦争立法に反対する抗議行動の模様を、国会前より中継します。

【日隅一雄氏・追悼再配信・Ch5】21:00~「徹底分析 弁護士日隅一雄」(配信時間:約2時間28分)
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/7030
※2012年3月30日に行われた「徹底分析 弁護士日隅一雄」を、NPJ編集長・日隅一雄氏が永眠された6月12日(本日)に再配信します。
日隅氏は締めの挨拶で、「この企画は生前葬として行ってもらったつもりだが、次は、生前3回忌や生前7回忌を企画していただけるよう、頑張ります」と参加者らに誓いました。

▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲

【Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議(首相官邸前/国会正門前)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

【IWJ_AOMORI1】17:30~「青森駅前金曜日行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aomori1

【IWJ_TOKYO8】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-tokyo8

【IWJ_IBARAKI1】19:00~「第140回原電いばらき抗議アクション」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-ibaraki1

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(前半の続き)…

■速報! 欧州で、米欧版TPPと呼ばれるTTIPの採決延期に!

昨日、欧州は、TPPの米欧版ともいうべきTTIPに、ISD条項が入っていることを理由に、議会での採決延期を決定しました。

以下は、昨夜深夜の、岩上さんのツイートです。

「とても重要。欧州は、TPPの米欧版ともいうべきTTIPに、ISD条項が入っていることを理由に延期決定。また、TPPが対中戦争のために、米国が太平洋諸国をブロック化し、法的支配を行う戦争準備なのだとするジェーン・ケルシー講演も。 http://t.co/X0KU6rkVIB

ここで、岩上さんがとても重要と言っているのは、リンク先のブログにある、オーストラリアのジェーン・ケルシー教授の講演の内容です。ぜひ、開いて一読してみてください。

違憲の集団的自衛権行使を前提とする安保法制の問題は、実態が明らかになってくるにつれ、国民から反対の声が湧き上がり始めました。しかし、思い出してみましょう。安倍総理が訪米し、米議会で演説した際には、この安保法制の成立と合わせてTPPを「公約」してきたわけでしたね。

岩上さんは昨夜連続してツイートし、「集団的自衛権の問題はそのまままTPPの問題と連続している」と改めて警鐘を鳴らしています。

TPPは「米国の反中国戦略の要だ」とケルシー教授は指摘しています。同じくロシアも、TPPは「アジア太平洋地域諸国を糾合して、中国さらにはロシアに敵対させようという魂胆である」と批判しています。

同じように、TTIPも「米国は欧州とロシアの接近を恐れ、それを防ぐために手立てを尽くしている。だからこそTTIP交渉も妥結させたいのだ」と指摘しています。

・米国のプロジェクトはアジアでも欧州でも反発にあう(スプートニク 6月11日)
http://jp.sputniknews.com/politics/20150611/445512.html

このTPP、そしてTTIPの行方について、これからもIWJは注視し、お伝えしていきます。

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■「国の安全を守るのは憲法学者ではなく政治家」!? 稲田氏の超危険な発言に通じる、自民党の憲法軽視

先日、国会の憲法審査会で、参考人として出席した自民党推薦を含めた3人の憲法学者全員が、安保法制を「違憲だ」と断じたことは記憶に新しいですね。

それからというもの、自民党は大慌てで火消しに躍起になり、菅官房長官は「違憲だという学者はたくさんいる」と豪語して3人しかあげられなかったり、高村副総裁が「学者の言う通りにしたら日本の平和が保たれたか極めて疑わしい」などとめちゃくちゃな難癖をつけたりと、その本性が露わになっています。

そんななか、同様に本性を現したのが、稲田朋美政調会長です。稲田氏は、地元・福井県福井市での演説で「国の安全を守るのは憲法学者ではなく、私たち政治家だ」と力説したと言うのです。

つまり憲法学者が何百人「違憲だ」と断言しようとも、「そんなことは関係ない」ということです。これはひどい侮辱ですね。「憲法学者」は専門家です。稲田氏は弁護士ではあるが、憲法の専門家ではありません。結局、彼女が侮辱し、軽んじているのは、憲法学者だけでなく、憲法そのものなのでしょう。

憲法にどう書いてあろうとも、それを憲法学者がどう解釈しようとも、彼女の言う「いざという時には」、自分たちが好き勝手に憲法を解釈し、縛られずに行動する、と言い放っているのです。これは、先日の中谷大臣の「憲法をどう安保法制に適用させていくか」という憲法軽視発言にも通じます。中谷大臣は結局、訂正、陳謝しましたが、稲田氏に、自己の言動を反省する様子は微塵もありません。

国の法律はすべて憲法に根拠づけられています。法の支配は、憲法に基礎付けられているのであって、政治家も例外なく法の支配のもとにあることは言うまでもありません。「我々政治家が国の安全を守るのだ」ということは、「私たちがやると言ったら憲法など無視して何でもやる」ということを事実上、公言したに等しいわけです。

・2015/06/10 【岩上安身のツイ録】自民党・稲田朋美政調会長は”真性の無法者”――ただちに議員辞職すべき
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/248695

ちなみに、安倍政権の解釈が間違っているということは、先日岩上さんのインタビューに応えた民主党の小西洋之議員が、詳細に暴いています。

・【スクープ!】「集団的自衛権行使容認の閣議決定」が覆る決定的根拠! 「昭和47年政府見解」の知られざる真実を小西洋之議員が暴露!!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/246547

この立憲主義を土台から崩そうとする、大半の自民党議員のこうした危険な思想が、憲法改正に通じているから恐ろしい。

最近では、自民党の憲法改正の中心人物である、船田元・自民党憲法改正推進本部長が会見で「憲法に国民に命ずる項目があってしかるべきだ」と発言しました。

・2015/04/28 「国民に命ずる項目があってしかるべき」!? 船田元・自民党憲法改正推進本部長が会見で「人権を抑制する」改憲案に言及
~「国民が国を縛る」という憲法の存在理由を堂々否定
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/243853

繰り返しになりますが、法律は国民が守らなければならないものですが、憲法は、国民が国を縛るものです。権力の暴走を防ぎ、国民主権を守るのが憲法の本質です。守らなければならないのは、政府の役人であり、国会議員であり、総理大臣なのです。

これは先進的な近代民主主義国家を標榜するすべての国の共通の価値観です。岩上さんは繰り返し、「立憲主義の放棄は、先進的な近代民主主義国家が共有する普遍的な価値観を放棄することであって、近代民主主義国家の隊列からの落伍を意味する」と語っています。

自民党は全国で改憲街宣を開始し、カウンターを食らっています。我々IWJは、その模様をお伝えしました。

・自民党の「改憲」街宣に市民らが「戦争反対」のカウンター抗議!(5分ダイジェスト動画付き)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/248258

最近、G7の写真で安倍総理だけ写っていない写真が海外のメディアで取り上げられている、と話題になっていますが、ひょっとすると、もはや欧米では、安倍総理は「同じ価値観を共有する政治リーダー」とはみなされなくなっているのではないか、と疑いたくなります。

安倍総理とその危険なお仲間と、われわれ民主主義や立憲主義を大切に思うほとんどの日本国民を同一視されてはたまりません。「We are not Abe!!」を改めて国内外にアピールしなくては! 一緒にされてはたまりません!

立憲主義という、民主主義の基本を、根本から覆そうとしている安倍政権の動きに、これからも注意が必要です。「立憲主義を覆すことは、もはや憲法の改正ではなく、憲法の破壊であり、改憲ではなく壊憲である。これはクーデターだ」と岩上さんは発言してきていますが、その通りです。これを許してしまったら、後戻りできません。

ちなみに、安倍総理の「お気に入り」の稲田議員についての記事は以下。ぜひご覧になってみてください!

・【安倍「破憲」改造内閣の奇怪な正体(4)】「ゴスロリ」ファッションの中身は極右政治家! 安倍総理お気に入りの稲田朋美・新政調会長、その政治的背景
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/179120

稲田政調会長についても、それ以外の安倍内閣の閣僚についても、このあともIWJは追撃していきます!

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■IWJの動画を「学び」の場で使いませんか?

IWJでは、多くの貴重なアーカイブを、広く周知し、何かを「学ぶ」役にたってもらうべく、有料で動画の提供を行っています。この度、IWJが5月15日に撮影した、国民安保法制懇の緊急声明記者会見の模様を、「憲法を考える映画の会」に提供させていただきました。

こちら、13日に東京体育館で行われるイベントで上映されます。このイベントでは、主催者さまのご厚意により、書籍『前夜』の販売も行われます。ぜひお誘い合わせのうえ、参加してみてください!

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第18回「憲法を考える映画の会」 (9条を語る・憲法を話す)ご紹介のお願い

「日本国憲法が言っていることは実は実現しているんですよね。その流れを大事にしながら私達は人の都合で死ぬってことをやめる、死ぬには自分で決める、これが私の言う憲法9条を守るというか、それで生きていくという意味です」(井上ひさしさん)

「平和か平和じゃないかと言うだけでなく、独立に対外関係を運転することができるかどうか、国の独立の度合いというものがあると思うのですね。護憲か改憲か、独立か従属かという組み合わせはどういう組み合わせが可能なのか」(加藤周一さん)

「マッカーサー元帥が押し付けたというか、普通、人が押し付けると言うときに自分のものよりも良いものを人に押し付けると言うでしょうか。ニッポンの憲法はアメリカの憲法より優れています」(ベアテ・シロタ・ゴードンさん)

「どの国の憲法でも歴史を持っております。歴史的経過があります。その中で憲法は生まれているわけですから。歴史的経過というものを考えてまいりますと、私は日本国憲法のとくにこの『徹底した平和主義』の中味というのは、『戦前の犯した過ちに対する猛反省』と『アジアに対して行った私達の侵略行為』をはじめとして、忘れてはならない私たちの『過去の間違った政治のやり方』に対するこれは自覚だと思うのです」(土井たか子さん)

ほかにもたくさん紹介したい言葉があります。

今、70年守ってきた平和憲法が危ない。そうした時こそ、平和憲法を守り、活かそうとしてきた人たちの熱いメッセージにもう一度耳を傾けていきたいと思います。

【第18回「憲法を考える映画の会」】
日時:6月13日(土)13:30~16:30
会場:東京体育館 第4会議室
(総武線千駄ヶ谷駅・地下鉄大江戸線国立競技場駅2分)
映画『井上ひさしさん 九条を語る』(18分)
映画『加藤周一さん 九条を語る』(20分)
映画『女性達にとっての日本国憲法』(46分)
※ 5月15日に行われた国民安保法制懇の緊急声明記者会見映像
参加費:一般800円  学生600円
※ 5月15日に行われた国民安保法制懇の緊急声明記者会見の模様を映像で見ていただき、現在進められている安保法制のどこが問題なのかについても考えていきたいと準備しております。
※ 来月は7月18日(土)12時半~18時半『東京裁判』(277分)を予定しています。
● 作品の詳しいご案内は添付しました案内チラシにあります。また「「憲法を考える映画」ホームページ
http://kenpou-eiga.com にも詳しい解説を掲載しました。あわせてご覧ください。

■ 主催:憲法を考える映画の会 〒185-0024 国分寺市泉町3-5-6-303花崎気付
■ TEL&FAX : 042-406-0502 ■ メール : hanasaki33@me.com
■ Facebook : 憲法を考える映画の会では、憲法を考える映画、書籍、集会、行動などを毎日紹介します。

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■Web班からのお知らせ

アーカイブ検索の地域別・地図検索ページの日本地図が新しくなって、見やすく便利になりました!
http://iwj.co.jp/maps/

新しい日本地図では、地図上や都道府県名の文字にマウスを合わせると、色が赤くなるので、はっきり見やすく、クリックしやすくなりました。
また、クリックしたリンク先は、各地域で中継市民の方々が中継してくださっている、集会・デモなどの中継記事一覧ページになりますので、お住まいの地域で、過去、IWJがどんな中継をしていたのか、また沖縄の基地問題、大阪都構想、日本中で行われる脱原発デモ・集会の中継記事などをお探しになる際に、ぜひご活用くださいませ。

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■わとはぷのコーナーです。

3年前の6月12日、弁護士でジャーナリストの日隅一雄さんが、亡くなりました。日隅さんには生前、IWJで何度もその姿を中継し、時には共同で番組を企画したりしました。亡くなられる直前まで、本当にお世話になりました。

今でも、急いで病院に駆けつけた時のことを憶えています。

日隅さんとの出会いは、3.11でした。事故が起き、東京電力の本店に急行し、右も左も分からない時に、岩上さんから「何かあったら日隅さんを頼るように」と言われたのが、その名前を知った最初です。それからというもの、現場で日隅さんに詳しいプラントの状況や、専門的な東電の説明の意味などをレクチャーしてもらう日々でした。

ある日、岩上さんに「東電の会見終わりにカメラの前でまとめをやるように」と指示を受けました。よしやってやろうと、いざカメラの前に立とうとすると、他社の記者やカメラマンの視線や、そもそも東電の説明や会見について行くのがやっとの状態。上手く咀嚼して言葉が紡げないまま、なかなかカメラの前に立てないでいました。

この分かりにくい会見を今、中継を観ている人に咀嚼して伝える意義を痛感していただけに、踏み出せない自分に心底苛立ちを覚えました。

ある日、会見終わりに日隅さんに誘われ、東電本店の目の前に出ていた屋台に行きました。そこで、このまとめの件を相談すると日隅さんは、「木野さんとやったらいいよ」と木野さんを紹介してくれました。

それからは、専門的な知識や、東電の説明の適切な解釈を木野さんに聞く、という「東電まとめ」のかたちができました。

あとで色々な人から聞いたところによると、日隅さんにとって木野さんは弟分のような存在で、IWJの助けにもなるだろう、という思いと、木野さんをできるだけ世に押し出してやりたいという思いと、両方あったようです。どちらにしても、後進を暖かい眼差しで見守り、育ててくれようとした素晴らしい先輩でした。

他にも日隅さんに関しては、紹介したい思い出がたくさんあります。多分、日隅さんに関わったことのある方は、みな同じでしょう。書き始めると、このガイドがあと7万文字は必要になるので、また来年の6月12日に書こうと思います。

日隅さんの魂が、どうか安らかでありますように。そして、僕らが日隅さんのやりたかったこと、やらなければいけないと思ったことを、何分の一でも果たせるように。日隅さんの志を、及ばずながらも引き継ぐことができていますように。自分を省みて、本日も臨みたいと思います。

それでは今日も一日、皆さん、IWJをよろしくお願い致します!

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

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