【献本御礼】イコマレイコ著『Koide Blue』(幻冬舎)

 藤井千賀子様から『Koide Blue』をご恵贈いただきました。

 画家・イラストレーターであるイコマレイコ氏は、原発事故後2年間にわたり夜行バスで京都大学原子炉実験所に通い、小出裕章氏を描き続けました。出来上がった作品の数は700点余り。そこからこの画集が作成されました。

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【献本御礼】前田朗著『ヘイト・スピーチ法 研究序説 ― 差別煽動犯罪の刑法学』(三一書房)

 三一書房様から前田朗著『ヘイト・スピーチ法 研究序説 ― 差別煽動犯罪の刑法学』をご恵贈いただきました。

 本書はヘイト・クライム/ヘイト・スピーチ法研究の第一歩として、本格的に検討するために、その前提となる基礎知識を提供することを目的としています。

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【献本御礼】ヘレン・カルディコット監修『終わりなき危機~日本のメディアが伝えない、世界の科学者による福島原発事故研究報告書~』(ブックマン社)

 ブックマン社小宮亜里様からヘレン・カルディコット監修、河村めぐみ翻訳『終わりなき危機~日本のメディアが伝えない、世界の科学者による福島原発事故研究報告書~』をご恵贈いただきました。

 本書は、世界的ベストセラー『CRISIS WITHOUT END』の日本版です。

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【献本御礼】編集代表:鎌田慧・森まゆみ・花田達朗『いいがかり: 原発「吉田調書」記事取り消し事件と朝日新聞の迷走』(七つ森書館)

 七つ森書館、金子なおか様から、『いいがかり: 原発「吉田調書」記事取り消し事件と朝日新聞の迷走』(『いいがかり―原発「吉田調書」記事取り消し事件と朝日新聞の迷走』編集委員会編、編集代表 鎌田慧、森まゆみ、花田達朗)をご恵贈いただきました。

 2014年5月20日、朝日新聞は「吉田調書」を1面トップで報道しました。吉田昌郎氏(福島第一原発事故当時所長)を、政府事故調査・検証委員会が聞き取りをした調書は、極秘扱いされてきましたが、それをスクープしたのです。

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【献本御礼】西沢江美子著『あぶない肉』(めこん)

 西沢江美子様から『あぶない肉』をご恵贈いただきました。

 「少なくとも今から30年ほど前までは、多くの人たちの近くに、豚や牛、鶏の姿があった。(略)だが気がついたら、私たちの暮らしの中から家畜が消えていた。まるで肉工場がどこかにあって、ボタンを押すだけで肉切れが飛び出してくるようにさえ思えてしまう」(本書より引用)―― 肉をつくる人と食べる人の間につくられた深い闇が「食の安全」を見えづらくして、私たち一般生活者を不安にしていると、著者の西沢江美子氏はうったえています。本書はこの闇に光をあてています。

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【献本御礼】 鳥畑与一著『カジノ幻想』(ベスト新書)

 KKベストセラーズ、小島博人様から『カジノ幻想』をご恵贈いただきました。

 「はたしてカジノで日本経済が成長するのだろうか?」という、多くの国民が抱くこの疑問に対して、同書ではIR(統合型リゾート)型カジノの危うさをうったえながら、丁寧に解説しています。著者の鳥畑与一氏は静岡大学人文社会科学部経済学科教授。
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【献本御礼】 オリバー・ストーン著、ピーター ・カズニック著、乗松 聡子著『よし、戦争について話をしよう。戦争の本質について話をしようじゃないか (オリバー・ストーンが語る日米史の真実)』(金曜日)

 週刊金曜日編集部、明石友香様から『よし、戦争について話をしよう。戦争の本質について話をしようじゃないか (オリバー・ストーンが語る日米史の真実)』をご恵贈いただきました。

 本書は2013年夏、オリバー・ストーン氏(映画監督)が『もう一つのアメリカ史』(原題:『The Untold History of the United States』)を共著・共作したピーター・カズニック氏(アメリカン大学歴史学教授)、そして乗松聡子氏(平和教育団体「ピース・フィロソフィー・センター」代表)と共に行った、広島・長崎・沖縄・東京での来日講演録です。

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【IWJブックレビュー】杉田聡編『福沢諭吉 朝鮮・中国・台湾論集~「国権拡張」「脱亜」の果て』(明石書店)

 「圧制はもまた愉快なるかな」――。これは、1882年3月28日付けの「時事新報」に掲載された福沢諭吉の論説の表題です。この論説で福沢は、以下のように述べています。

圧制を憎むは人の性なりと言うといえども、人の己れを圧制するを憎むのみ。己れ自ら圧制を行うは、人間最上の愉快と言いて可なり。在昔、我輩がその圧制をこうむりたるが故なり。幕吏にありては、あたかも人類の天性に従いて圧制を行うたるのみ。今日、我輩が外国人に対して不平なるは、なおいまだ彼の圧制を免れざればなり。我輩の志願は、この圧制を圧制して、ひとり圧制を世界中にもっぱらにせんとするの一時にあるのみ。

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【IWJブックレビュー】杉田聡著『天は人の下に人を造る―「福沢諭吉神話」を超えて』(インパクト出版会)

 「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」――。日本人であればほとんど例外なく、福沢諭吉をこの一句に結びつけて理解しているのではないでしょうか。

 しかし、『天は人の下に人を造る―「福沢諭吉神話」を超えて』の著者・杉田聡氏は、同書の中で、これは福沢諭吉の思想の表現ではないと強調しています。

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