神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会 緊急勉強会 「原っぱ組の岡目八目…新国立競技場二案をどう読むか」 2015.12.23

記事公開日:2015.12.23取材地: 動画

 2015年12月23日(水)、東京都新宿区のTKP信濃町ビジネスセンター・カンファレンスルーム3にて、神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会主催による緊急勉強会 「原っぱ組の岡目八目…新国立競技場二案をどう読むか」が開催された。


「白紙撤回」「見直し」相次ぐ五輪計画——しかし都営霞ヶ丘アパート立ち退きは「計画通り」に強行する安倍政権、理由が「五輪のため」から「都市計画のため」に都合よく変化! 2015.8.31

記事公開日:2015.9.29取材地: テキスト動画

特集 新国立競技場問題
※9月29日テキストを追加しました!

 「これは国策である。オリンピックのため移転してもらうことに決まった」

 この一方的な通告は、都営霞ヶ丘アパートの立ち退きを迫るJSCと東京都整備局が、2012年の住民説明会で言い放った言葉だ。


「新国立競技場計画はIOCアジェンダ21にまったく合っていない。日本がやっていることは恥ずかしい」――新国立競技場建設問題で浮かび上がる、ずさんな日本の公共事業の実態 2015.7.30

記事公開日:2015.8.7取材地: テキスト動画

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※8月7日テキストを追加しました!

 「IOCが採択したオリンピックムーブメンツ アジェンダ21には、『持続可能な開発、環境保全を図ること、スポーツ施設は既存のものを使うこと』と明記してある。新国立競技場の建設計画は、アジェンダ21にまったく合っていなかった。とても、恥ずかしいことである」──。こう語った東京工業大学名誉教授の原科幸彦氏は、今後は情報を公開し、それをベースに議論するための検討委員会の設置が急務だと訴えた。

 神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会の主催による、「国会内集会『みんなに開かれた真国立競技場に!!』」が2015年7月30日、東京都千代田区の参議院議員会館で開催された。新国立競技場建設のために立ち退きを迫られていた周辺住民や、この問題に関わってきた有識者、国会議員らが、それぞれの立場から意見を表明した。


「オリンピックが負の要素のきっかけに思われるようなことは、本望ではない」――元五輪メダリスト有森裕子氏が涙の訴え ~「新国立競技場は、ほんとうに使えるものになるのか?」 2015.7.6

記事公開日:2015.7.14取材地: テキスト動画

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※7月14日テキストを追加しました!

 2016年の東京五輪招致を進めていた当時の担当課長である鈴木知幸氏を講師に迎え、2015年7月6日(月)、東京都渋谷区の建築家会館で、神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会主催「まだまだ終わらない公開勉強会3 新国立競技場は、ほんとうに使えるものになるのか?」が開催された。

 ノンフィクション作家で神宮外苑と国立競技を未来へ手わたす会の共同代表でもある森まゆみ氏は、現行案に対して、第三者機関による検討の必要性を訴えた。6月20日の岩上安身によるインタビューにおいても、森氏は「新国立競技場の建設は、誰も幸福にならない公共事業の見本」だとして、あらゆる問題を指摘。新国立競技場ではなく、既存のスタジアムを改修するなど、代替案を提示している。


「新国立競技場は建設できない」~建築エコノミスト森山高至氏が断言、膨れ上がる予算、差し迫る工期、最大のネック「キールアーチ構造」の欠陥を解説、その解決法とは? 2015.6.16

記事公開日:2015.6.29取材地: テキスト動画

特集 新国立競技場問題
※6月29日テキストを追加しました!

 「キールアーチ構造は、競技場の機能には関係ない。そこにこだわっているのが、この計画のばかばかしさ。施主がそこに気づいていない」──。新国立競技場の建設で、巨額の総工費や工期遅れが指摘されていながら、今なお奇抜なデザインに執着するJSC(日本スポーツ振興センター)の姿勢を、森山高至氏は一刀両断にした。


「新国立競技場の建設は、誰も幸福にならない公共事業の見本」 ~森まゆみ氏ら有識者が現行案に対して緊急提言「第三者機関による検討を」 2015.6.16

記事公開日:2015.6.23取材地: テキスト動画

特集 新国立競技場問題
※6月23日テキストを追加しました!

 「今、騒がれている問題は、1年前から指摘されていたこと。1年放置した挙げ句、『屋根が間に合わない』『予算が足りない』となるのは、第三者が公共事業を検証する仕組みがないからではないか」──。

 作家の森まゆみ氏らが共同代表を務める、神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会は、2013年の発足以来、国立競技場の新築ではなく、改修する方向での計画見直しを訴えてきた。旧競技場は2015年初めに解体されたが、同会は2015年6月16日、東京都渋谷区の建築家会館で、「新国立競技場現行案に対する緊急市民提言・記者会見」を行った。


新国立競技場をめぐり、建築家の槇文彦氏らが会見とシンポジウム開催 都の「7月解体」計画に疑問の声 2014.4.23

記事公開日:2014.8.28取材地: テキスト動画

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※ 本記事は、2014年4月27日にアップした記事を再掲したものです

 2020年東京五輪のメーンスタジアムとなる新国立競技場の建設計画に反対する建築家の槇文彦氏や、市民グループ「神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会」共同代表の森まゆみ氏ら6人が4月23日、東京都内で会見し、現在の国立競技場の取り壊しの延期や、新国立競技場における練習用のサブトラック設置計画の見直しなどを求める要望書を、近く文部科学省と東京都に提出することを明らかにした。


「空を侵略する」問題点続出の新国立競技場~公開勉強会 4回目 2014.3.24

記事公開日:2014.3.24取材地: テキスト動画

 3月末までに基本設計を完了させ、4月から実施設計に入ると言われている新国立競技場の計画について、舛添要一東京都知事に「IOCアジェンダ21」を尊重し遵守するよう要望書を提出した「神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会」が、3月25日、第4回目となる勉強会を開催した。


【特別寄稿】新国立競技場、いったい何が問題なのか?(森 桜 神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会・共同代表) 2014.3.19

記事公開日:2014.3.19 テキスト

 2020年の東京五輪のメイン会場となる新国立競技場が今、大問題になっている。神宮外苑の国立競技場を建て替える計画で、8万人の観客席に開閉式屋根をかけ、スポーツだけでなくコンサートにも使える多目的施設にするという。この案は2012年の国際デザイン・コンクールで決まった。審査員は建築家の安藤忠雄さんら10人。世界各国から46点の応募があり、イギリスの建築家、ザハ・ハディドさんの案が選ばれた(図1-2)。現在はザハ案を25%縮小し、日建設計などの4社JVにより設計作業が進められている(図1-4/図2)。


注目される舛添要一都知事の対応─東京五輪・新国立競技場の建設計画見直しを求め3回目の勉強会 2014.2.18

記事公開日:2014.2.18取材地: テキスト動画

 2020年東京五輪のメーンスタジアムとなる新国立競技場の設計見直しについて、「神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会」(共同代表・森まゆみ氏)が主催する3回目の公開勉強会「スポーツ施設としての新国立競技場を考えよう」が18日、渋谷区の日本建築家協会ホールで行われた。

 東京都の職員として、2016年東京オリンピック招致準備担当課長を務めた経験を持つ鈴木和幸氏は、「将来の活用法を十分議論しないまま、デザインコンペを行ったことが一番の誤り」とし、「設計計画を熟議する時間は十分にある」と述べた。また「公共施設の維持のためには多機能化が不可欠」とし、海外では増加している多目的複合施設の可能性にも言及した。


多面的に浮かび上がる新国立競技場に対する懸念――公開勉強会「みんなで学ぼう、新国立競技場のあり方」 2014.1.14

記事公開日:2014.1.15取材地: テキスト動画

 2020年東京オリンピック・パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場の建設に絡み、1月15日(火)、神宮外苑の景観について議論する公開の勉強会が開かれた。主催したのは、作家の森まゆみ氏が共同代表を務める「神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会」。参加者はそれぞれ、新国立競技場の建設に慎重な立場から意見を述べた。