田辺文也氏×海渡雄一氏、福島原発事故「事実隠ぺい」の裏を読む ~政府事故調・報告書「意図した『真相未記述』は今や明白」 2015.11.5

記事公開日:2015.11.18取材地: テキスト動画
東電株主代表訴訟 第21回口頭弁論期日後の報告&学習会 ~「福島事故の真実を闇に葬った人びと『政府事故調』の犯罪」対談:田辺文也氏×海渡雄一

 東京電力福島第一原発事故をめぐり、7月末に、東京第5検察審査会が元東電幹部ら3人を起訴議決したことで、法廷で刑事責任が問われることになった「東電株主代表訴訟」。その第21回口頭弁論が行われた2015年11月5日午後、報告を兼ねた学習会が東京・永田町で開かれた。


朝日新聞は間違っていたのか?! バッシングの陰で見過ごされる原発事故の反省と教訓 ~緊急共同記者会見「ついに公開された政府事故調 吉田調書 私はこう見る」 2014.9.16

記事公開日:2014.9.18取材地: テキスト動画

特集 3.11

 「事故を二度と起こさないという観点からの検討と報道が少ない」ーー。

 吉田調書(※)について、一部誤った報道をしたとして、9月11日、朝日新聞社の木村伊量社長が謝罪会見を行なった。木村社長が頭を下げる姿は、新聞、テレビを始め、週刊誌やネット上でも広く報道され、社長の進退を揺るがすほどの事態にまで発展した。しかし、記事取り消し謝罪について、「東電の責任追及がなされるべきなのに、朝日新聞の責任を追及するのは、論点がずれている」とした批判の声も上がっている。国を相手取り、吉田調書の公開を求める裁判を起こしていた原告らは、16日、吉田調書の記事取り消し謝罪を巡る一連の報道を受け、「問題の本質が見過ごされている」とし、緊急記者会見を開いた。


原子力規制行政、「信頼回復に向けて一定の成果」~田中俊一原子力規制委員長定例会見 2014.9.17

記事公開日:2014.9.17取材地: テキスト動画

 2014年9月17日14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。規制委員会・規制庁発足から2年を振り返り、福島第一原発事故で地に落ちた、国民の原子力規制行政に対する信頼の回復に向けて、一定の成果が出ているのではないかと所感を述べた。


下請け作業者の累積被曝線量管理、元請け任せ~東電定例会見 2014.9.16

記事公開日:2014.9.16取材地: テキスト動画

 2014年9月16日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。1号機建屋カバー撤去、2号機トレンチ凍結止水は進展せず。プライバシーを理由に、緊急搬送された作業者の容態や作業被曝履歴を一切公表しない東電の姿勢に、記者から異議が続出した。


TV報道番組に事実誤認があると訂正を要請 ~規制庁定例ブリーフィング

記事公開日:2014.9.12取材地: テキスト動画

 2014年9月12日(金)14:00から、原子力規制庁で、片山啓審議官による定例ブリーフィングが行われた。9月10日のテレビ朝日”報道ステーション”の報道内容に「事実誤認」「誤解を与える編集」があると口頭で経過の説明、訂正、あるいは謝罪を求めていることがわかった。


「着実に前進」廃炉に向けた取組み状況を説明 ~東電-小野明・福島第一所長会見 2014.9.11

記事公開日:2014.9.11取材地: テキスト動画

 2014年9月11日18時から、小野明・東京電力福島第一原子力発電所所長による記者会見が開かれた。福島第一原発事故から三年半目にあたり、廃炉に向けた取り組みや汚染水対策状況について説明。今年4月からの廃炉カンパニー設置、プロジェクト管理体制が効を奏し、着実に前進しているとの見解を述べた。


吉田調書、「個人的には手に入れば読みたい」~田中俊一原子力規制委員長定例会見 2014.8.27

記事公開日:2014.8.27取材地: テキスト動画

 2014年8月27日14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。政府が吉田調書を公開する方針を示したことについて、規制委としては改めて規制基準に取り入れる考えはないことを示した。委員長個人としては、「手に入れば読みたい」とコメントした。


地下水浄化試験状況を福島県漁連に説明「理解が得られたら海洋放出」~東電定例会見 2014.8.25

記事公開日:2014.8.25取材地: テキスト動画

 2014年8月25日17時30分より、東京電力本店にて定例記者会見が行われた。サブドレン設備の浄化試験結果を県漁連に説明したことを報告。今後も港湾への放水が承認されるまで、丁寧に説明を続ける予定だという。


「吉田調書」をめぐり国民不在で行われる朝日vs産経報道、東電株主代表訴訟の原告らが調書公開を求め国を提訴 2014.8.20

記事公開日:2014.8.21取材地: テキスト動画

特集 3.11

 「吉田調書」の公開を求め、東電株主代表訴訟の原告らが8月20日、国を相手どり、東京地裁に行政訴訟を起こした。原告らは同日、司法記者クラブで記者会見した。

 吉田調書とは、福島第一原発事故の原因究明にあたった政府事故調が、現場責任者として当時事故対応にあたっていた故・吉田昌郎所長を聴取した記録のことだ。朝日新聞がスクープしたことで調書の存在が知れ渡った。


「世界中の共有財産」福島原発告訴団ら吉田調書の開示を求めて情報公開請求 2014.6.5

記事公開日:2014.6.10取材地: テキスト動画

特集3.11

 福島原発告訴団らは6月5日、福島第一原発事故における政府事故調のヒアリング記録などについて、内閣官房に情報公開請求した。請求者の福島原発告訴団らと代理人弁護士は、請求書の提出後、東京高裁内の司法記者クラブで記者会見を行なった。


福島第一原発、吉田元所長の調書について「コメントは控える」~東電定例会見 2014.5.23

記事公開日:2014.5.23取材地: テキスト動画

 2014年5月23日17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。吉田昌郎元福島第一原発所長のヒアリング調書について、「コメントは控える」との見解を示した。


吉田元所長の聴取録が東電・事故調の説明と異なる件「規制委として内容を知りうる立場にない」~原子力規制庁定例ブリーフィング 2014.5.20

記事公開日:2014.5.20取材地: テキスト動画

 2014年5月20日(火)14時から、原子力規制庁で片山啓審議官による定例ブリーフィングが行われた。政府事故調による吉田昌郎元福島第一原発所長の聴取録について、片山審議官は、「規制委として内容を知りうる立場にない。コメントする立場にない」との見解を示した。


2014/02/15 「東京も危機一髪だった」 ~菅直人出版記念トークライブ ~「原発ゼロ」の決意

記事公開日:2014.2.15

 「原子力規制委員会は国会同意人事で、安倍政権によって変えられていない組織。ここに手を付けられたら、NHK経営委員会のようになる」──。

 2014年2月15日、東京都新宿区のロフトプラスワンで、「菅直人出版記念トークライブ ~『原発ゼロ』の決意」が行われた。菅直人元総理大臣のほか、三上元氏(静岡県湖西市長)、ミサオ・レッドウルフ氏(首都圏反原発連合)がゲストとして登場した。

 菅氏は、福島第一原発4号機の使用済み燃料プールの水位が、偶然により保たれて、東京が紙一重で救われたことなど、3.11当時の裏話から、再び原発推進に舵を切る安倍政権への懸念まで、約2時間にわたり語った。


「明日の委員会でIAEAのIRRS(総合的規制評価サービス)のレビュー受入を検討」~原子力規制庁定例ブリーフィング 2013.12.3

記事公開日:2013.12.3取材地: テキスト動画

 2013年12月3日(火)14時から、森本英香原子力規制庁次長の定例ブリーフィングが行われた。旧保安院の時に受けたIAEA(国際原子力機関)のIRRS(総合規制評価サービス)に対するレビューを受け入れるかどうかを明日の委員会の議題とすることが分かった。


裁判所の要求さえ拒否した東電の隠蔽体質〜津波の試算資料の開示を求めた福島原発訴訟 2013.12.2

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 国と東京電力に、原発事故被害者に慰謝料の支払いを求める「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟の弁護団は2日、記者会見を開き、東京電力と電気事業連合会が福島地裁による資料開示の要求を退けたことを報告し、これに強く抗議した。

 福島地裁は今年11月、原告側の申立てを認め、次の3点の資料提出を東電及び電事連に求めていた。


黒田藩の城跡に一万人が集結「さよなら原発!11.10九州沖縄集会」 2013.11.10

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 2013年11月10日(日)9時45分より、福岡市の舞鶴公園で「さよなら原発!11.10九州沖縄集会 ─ 未来へ渡そう核なき大地」が行われ、主催者発表で1万人を超える人々が九州・沖縄各県から参加した。

 会場となった舞鶴公園は、福岡市の中心部にある公園で、外様大名の福岡藩黒田氏の居城であった場所である。

 九州では、2011年12月26日の玄海原発4号機の停止以来、約2年近く原発は全く稼働していない。


東電は事故処理と再稼働申請の2つのベクトルに引き裂かれている~原子力市民委員会「事故収束と汚染水対策の取り組み体制についての緊急提言」に関する記者会見 2013.8.28

記事公開日:2013.8.28取材地: テキスト動画

 2013年8月28日(水)11時より、東京都千代田区の衆議院第一議員会館において、原子力市民委員会が記者会見を開いた。「東電の、これまでの汚染水対策は破綻している」と指摘し、事故収拾を含めた取り組み体制の構築には、「政府が政治的責任を持ち、新たな事業体を立ち上げ、そこが主導するべき」と提言した。


「政府は被ばくの問題を『科学』という言葉でごまかしている」 〜シンポジウム「国連人権理事会勧告を受けて 福島第一原発事故後の住民保護の現状と課題」 2013.7.24

記事公開日:2013.7.24取材地: テキスト動画

 5月27日、ジュネーブで開催された国連人権理事会で、特別報告者であるアナンド・グローバー氏が「健康に関する権利」について、日本政府への勧告を発表した。この勧告は、昨年11月にグローバー氏が福島第一原発事故後の人々の健康に関する権利の現地調査を実施し、とりまとめた報告を受けて公表されたものである。


規制委、新規制基準正式決定 原子力市民委員会が緊急提言 ~緊急提言「原発再稼働を3年間凍結し、原子力災害を 二度と起こさない体系的政策を構築せよ」に関する記者会見 2013.6.19

記事公開日:2013.6.19取材地: テキスト動画

 2013年6月19日(水)11時より、東京都千代田区にある衆議院議員会館にて、原子力市民委員会による「緊急提言『原発再稼働を3年間凍結し、原子力災害を二度と起こさない体系的政策を構築せよ』に関する記者会見」が行われた。原子力規制委員会が、原発の新規制基準を正式に決定したことに対し、座長の舩橋晴俊法氏は「安倍政権の下で『原子力への回帰』の動きが強まっている」と危惧し、座長代理である吉岡斉氏は、安倍総理や規制委の田中委員長などに提出した「3つの緊急提言」を解説し、「先に再稼働ありき」の新規制基準の問題点を説明した。


第8回八王子市民講座「安全な原発はあるのか?」〜福島第一原発の現状から考える〜後藤政志氏講演 2013.5.18

記事公開日:2013.5.18取材地: テキスト動画

 2013年5月18日(土)13時30分から、東京都八王子市の北野市民センターにおいて、「第8回八王子市民講座『安全な原発はあるのか?』~福島第一原発の現状から考える~後藤政志氏講演」が開かれた。東芝で原子炉の設計に携わっていた後藤政志氏が、福島第一原発事故を設計者の視点から解説し、福島の現状について説明した。