パレスチナ問題を「中立、公平ではない」と認めながらも、イスラエルへの軍事・経済協力を続けるという政府・外務省の態度が明らかに 2014.10.22

記事公開日:2014.10.27取材地: テキスト動画

特集中東

 この夏、イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への爆撃が続き、多くの民間人が犠牲になった。2014年7月、国連人権理事会ではイスラエルを非難する決議案が可決されたが、唯一アメリカだけが反対し、日本はアメリカの顔色をうかがうように評決を棄権。これに対し、国内からも疑問の声があがっている。深刻な人権侵害が起きているガザ攻撃について、日本政府の見解はどのようなものなのか──。

 ヒューマンライツ・ナウ事務局長で弁護士の伊藤和子氏、ジャーナリストの志葉玲氏による、外務省担当者を迎えた政府交渉「外務省にガザ攻撃への対応を問う」が2014年10月22日、東京都千代田区の参議院会館にて開催された。


【第165-169号】岩上安身のIWJ特報!何よりガザ封鎖解除を 尊厳ある生への戦い~京都大学教授・岡真理氏インタビュー 2014.9.30

記事公開日:2014.9.30 テキスト独自

★有料メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」最新号を発行しました(2014年9月30日)。

 メルマガ「IWJ特報」最新号「何よりガザ封鎖解除を 尊厳ある生への戦い~京都大学教授・岡真理氏インタビュー」を発行しました!インタビューをリライトし、豊富な注釈を付してお届けしています。ぜひ、ご購読ください!

 2014年7月8日から50日間に及んだ、イスラエルによるガザ地区への攻撃。市民に多数の死者を出した、今回のイスラエルによる傍若無人な振る舞いを、岡氏が痛烈批判。パレスチナの歴史を振り返りながら、今回の攻撃の背景を読み解いています。


メルケル首相「ホロコーストを忘れてはいけない」 ドイツ政府をあげて「二度と反ユダヤ主義を許さない」ベルリン大規模集会で 2014.9.14

記事公開日:2014.9.23取材地: | | テキスト動画

 「差別と多民族の排除を許してはいけない。ドイツはホロコーストの歴史で文明の崩壊を体験している。絶対に忘れてはいけない」。

 ドイツの首都ベルリンのブランデンブルク門前で9月14日、ユダヤ人差別に反対する大規模集会が開かれ、集会に出席したメルケル首相はホロコーストの歴史を忘れてはならない、と力強く訴えた。集会にはメルケル首相の他、多くの閣僚、ガウク大統領も参列。参加者は5000人規模となった。


「本当の戦場を知らない人たちが、勇ましいことを言う」 ~山中光茂×志葉玲「今、ガザで起きていること」 2014.9.13

記事公開日:2014.9.22取材地: テキスト動画

特集 中東|特集 集団的自衛権

 7月から8月にかけて、イスラエル攻撃下のパレスチナ・ガザ地区を取材した戦場ジャーナリストの志葉玲氏と、三重県松阪市長で、アフリカでの医療支援の経験もある山中光茂氏の講演と対談「今、ガザで起きていること」が、2014年9月13日、松阪市産業振興センターで開かれた。

 志葉氏と山中氏は、ガザやイラクなどの紛争地の実態、集団的自衛権が日本にもたらす危険性、平和な社会を維持していくためにできることなどを論じ合った。特に安倍内閣の、閣議決定による集団的自衛権の行使容認については、「安倍総理や政府のブレーンは、国際感覚や現場感覚に欠ける。憲法についても勉強不足ではないか」と痛烈に批判した。


「停戦だけでは済ませない」ガザ地区封鎖解除を求めて市民が抗議 2014.9.5

記事公開日:2014.9.12取材地: 動画

特集 中東

 8月27日、パレスチナ自治区ガザでの戦闘について、イスラエル政府とイスラム組織ハマスの停戦が合意された。これをうけ、イスラエルによるガザ地区の封鎖解除などを求め、9月5日、イスラエル大使館前で市民による抗議行動が行なわれた。

 市民はTwitterなどで呼びかけあって集まり、今回のイスラエルによるガザ空爆に対して強く抗議した。しかし、イスラエル大使館前には大勢の警察官が警備をして抗議者達の行く手を阻み、少し離れたところからの抗議行動となった。


ガザは、イスラエルの占領政策の駒として利用されている ~「いまここ」からガザ攻撃を考える―講演 早尾貴紀氏 2014.9.6

記事公開日:2014.9.7取材地: テキスト動画

特集 中東

 7月8日に開始されたイスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への攻撃は、8月26日にハマスとイスラエルが長期停戦に合意したことで、停止された。同時に、ガザに関する報道も潮が引いたかのように静まり返っている。

 早尾貴紀・東京経済大学准教授は、こうしたパレスチナをめぐる状況に「ガザが攻撃を受けて悲惨な状況になっていることだけが注目されるのでは、問題解決にはならない」と訴える。

 「緊急学術講演会『いまここ』からガザ攻撃を考える」が、9月6日早稲田大学文学学術院草柳研究室・堀真悟氏の主催で開催され、早尾氏が講演した。早尾氏は、戦闘が休止してもガザでは日常的な占領状態が継続することに対し、「批判的な言説を紡ぎ、問題の認識を深めていく必要性がある」と問題提起した。


「ドローン(無人攻撃機)で子どもたちを狙うイスラエル」 ~緊急報告会「ガザ侵攻の真実」志葉玲氏 2014.8.31

記事公開日:2014.9.5取材地: テキスト動画

 「イスラエルは、ガザへ無差別攻撃をしている。救急車ですら爆撃される。戦争にもルールがあるはず。ハマスをテロリスト呼ばわりするなら、イスラエルがやっていることもテロだ」――。

 2014年8月31日、大阪市日本橋にある討論Barシチズンで、「緊急報告会 戦場ジャーナリスト・志葉玲が見た、ガザ侵攻の真実」が開かれた。7月下旬から8月上旬にかけて、イスラエルの攻撃が続くパレスチナ自治区ガザで取材を行ったジャーナリストの志葉玲氏が、被害者が増え続けるガザの生々しい状況を語った。


【ガザを伝える「第三の目」〈4〉】「恒久的」なガザ停戦合意は本物か!? ~「お願いだ、もう止めてくれ」ハマスのロケット弾とイスラエルの「レイシズム」に怯えるイスラエル人ジャーナリストの叫び 2014.8.31

記事公開日:2014.8.31 テキスト

 イスラエル側の死者69人、 パレスチナ側の死者2143人。「虐殺」とも呼べるイスラエル軍の一方的な攻撃に晒されていたガザ地区に、ひとまずの平和が訪れた。

 イスラエルとパレスチナは8月26日、ガザ地区における長期的な停戦に合意し、同日午後4時(日本時間27日午前1時)に発効した。7月8日から50日続いた戦闘は、とりあえずの終息をみせた。

 合意によれば、イスラエル側は「パレスチナ人の漁業権の拡大」や、「ガザへの人道援助、救援物資、再建のための建設資材の搬入」を認めることに同意し、2007年から続けていた経済封鎖を緩和したという。


「ほとんどの人が一生海を見れず、一生イスラムの聖地に参拝できない」 占領と封鎖の解除を訴え新宿でサイレントデモ 2014.8.12

記事公開日:2014.8.13取材地: テキスト動画

 イスラエルとガザは、エジプトの仲介で、8月11日から72時間の停戦に入った。ハマスは、ガザ地区の経済封鎖の解除や、ガザの港・空港の開放などを停戦の条件と打ち出している。一方イスラエルは、ハマスの地下トンネル再建につながる建築資材については規制されるべきだ、との立場を示し、ガザの非武装化などを求めている。


「ケネディは核戦争を止めたが、オバマは止めない」 〜第34回ロックの会 東ちづる、岩井俊二、長岡秀貴、岩上安身 2014.8.9

記事公開日:2014.8.12取材地: テキスト動画独自

 日本の若者のニートや引きこもりなどの問題をテーマに、2014年8月9日、東京都渋谷区代官山にあるカフェラウンジUNICE(ユナイス)で、「第34回ロックの会『ほとんどのことはどうでもいい~視点を変えれば~』」が行われた。

 オーガナイザーの松田美由紀氏が欠席のため、この日は女優の東ちづる氏が代役として出演した。岩上安身は、ウクライナとガザ、イスラエル、そして、それを操るアメリカについて解説し、核戦争への危険を指摘した。


【ガザ侵攻】敬虔なユダヤ教徒だからこそ、現代の帝国・イスラエルを批判する~岩上安身によるモントリオール大学教授ヤコブ・M・ラブキン氏インタビュー 2014.8.5

記事公開日:2014.8.6取材地: テキスト動画独自

特集 中東

 8月5日、イスラエルとハマスはエジプトの提案により72時間の停戦に入った。ロイターなどの報道によると、イスラエル軍の一部はガザ地区からの撤収を開始したという。

 7月8日から始まったイスラエルによるガザ侵攻は、パレスチナ側の市民にこの時点で1800人を超える死者を出すという、大惨事となった。今回の停戦期間中、イスラエルとハマスとの間で、より長期的な停戦に向けた協議が開始される見通しだが、先行きはいまだ不透明だ。(8月半ば現在は、停戦が破られ、さらなる犠牲者がでている)

 モントリオール大学教授で、『トーラーの名において』『イスラエルとは何か』などの著書があるヤコブ・M・ラブキン氏は、イスラエル国家の建設に寄与したシオニズム運動に対する批判者として知られる。8月5日、岩上安身はラブキン氏に通算3回目となるインタビューを行い、パレスチナ情勢の今後の展開について話を聞いた。


世界の「いま」は欧米中心主義の断末魔/繋がりあう尖閣・マレーシア・ガザ・ウクライナ ~岩上安身による東京大学名誉教授・板垣雄三氏インタビュー 2014.8.1

記事公開日:2014.8.3 テキスト動画独自

特集 中東

 ウクライナ危機とイスラエルによるガザ侵攻はつながっている――。

 現在、国際社会が注視しているウクライナ東部の内戦とイスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区への侵攻。一見、バラバラに起きているこの2つの事象は、実は背後でつながっているのではないか。

 東京大学名誉教授で、イスラム史が専門の板垣雄三氏は、現在の国際情勢を俯瞰的に眺めた場合、ウクライナの問題とイスラエルの問題を切り離して考えることはできないと指摘した。


ガザ封鎖と民族浄化 「パレスチナ人は芝のように刈られる」〜岩上安身による岡真理・京都大教授インタビュー 2014.7.26

記事公開日:2014.8.3取材地: テキスト動画独自

特集 中東

 7月8日に開始されたイスラエルによるガザ地区攻撃は、17日の地上軍投入を経て、8月1日にはいったん72時間の停戦に入った。しかし、これは数時間で継続不可能になり、長期化する攻撃の結果、ガザ地区での死者はすでに1500人を超えている。

 アラブ文学研究を専門とする京都大学教授の岡真理氏は、この3月に封鎖状態に置かれるガザを訪問するなど、パレスチナ問題に取り組んできた。7月26日、岩上安身のインタビューに応じた岡氏は、イスラエル国家建設の根源にある「民族浄化」を軸に、歴史経緯を踏まえ、繰り返されるパレスチナ人攻撃の問題を論じた。


ガザへの連帯を呼びかける600人の声 ~ガザの人々を殺すな! 8.3 新宿デモ 2014.8.3

記事公開日:2014.8.3取材地: テキスト動画

 イスラエルとハマスが一端は合意した72時間の停戦が破られ、ガザへの攻撃が再開された。

 東京の日中気温が35度を超える猛暑日となった8月3日、イスラエルによるガザ攻撃に対する抗議行動が、新宿アルタ前広場を出発地点として行なわれた。


元国連職員が告発!「パレスチナへ背を向けた国際社会とイスラエル・ロビーの影響力」 ~パレスチナ報告会「軍事占領下のパレスチナ 人権の今」 2014.7.24

記事公開日:2014.7.29取材地: テキスト動画

特集 中東

 国連人権高等弁務官事務所・パレスチナ被占領地区副事務所長として、2009年から5年間パレスチナで活動してきた高橋宗瑠氏が7月24日、「軍事占領下のパレスチナ 人権の今」と題した集会で、「国際社会がなぜガザに対してもっと効果的な手を打てず、国連はなぜ何もできずにいるのか」というテーマで報告を行った。


ガザではジェノサイドが行われている――駐日パレスチナ常駐総代表部シアム氏会見 2014.7.23

記事公開日:2014.7.25取材地: テキスト動画

特集 中東

 7月8日に始まったイスラエル軍によるガザ空爆、そして17日から始まった地上作戦によって、パレスチナ人の死者は600人を超えた。多数の子どもたちを含めた一般市民が犠牲になっている。ガザで起きている事態について、7月23日、駐日パレスチナ常駐総代表部のワリード・アリ・シアム氏が記者会見を行った。


【IWJブログ・特別寄稿】パレスチナからのか細い声~パレスチナに通い続ける女性フォトジャーナリストからの報告(写真家・高橋美香) 2014.7.22

記事公開日:2014.7.22 テキスト

特集 中東

 私が初めてパレスチナを訪れたのは2000年、ちょうど第二次インティファーダ直前だった。シャロンが次期首相に選ばれたことで、「これでまた戦争になる」と人々は暗い顔をしていたことを思い出す。そしてその予感は的中し、シャロンがイスラム教徒の聖地アルアクサ―を挑発的に訪問したことで、それに対する抗議が一気に抵抗運動へと変わっていった。

 二度目に訪れたのは、その第二次インティファーダのまっただなか。半年ぶりに訪ねたガザ地区の友達ハーゼムは、以前のような屈託のない笑顔が完全に消えていた。


【第157-158号】岩上安身のIWJ特報!イスラエル>アメリカ>日本、倒錯した偏愛の同盟 ~「価値観を共有する」 虐殺に加担する日本 2014.7.21

記事公開日:2014.7.21 テキスト独自

特集 中東

★「IWJ特報!」157・158号より一部転載!全編は、「IWJ特報!」にてお読みください。「岩上安身のIWJ特報!」のご購読は、まぐまぐにて、こちらから。

 悲劇が重なった。偶然にか、狙いすましてのことか。今の時点では判然としないにしても、である。

 マレーシア航空機777便が内戦下の東ウクライナ上空で撃墜されたとされるのが、17日午後11時15分(日本時間)頃。イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザへの地上軍侵攻に踏み切ったとされるのは、18日午前4時30分頃。

 一部では、マレーシア航空機撃墜に国際社会が目を奪われている間に、それを隠れみのにしてガザへの地上軍侵攻を決行したのではないか、という観測も一部に流れているが、今のところ推測の域を出ていない。


【岩上安身のニュースのトリセツ・号外】内戦の続く東ウクライナ上空でマレーシア航空機撃墜 ~「21世紀のサラエヴォ事件」にしてはならない 2014.7.19

記事公開日:2014.7.19 テキスト

 空前の大惨事が起った――。

 7月17日、ウクライナ東部ドネツク州のグロボボでマレーシア航空のボーイング777型機が墜落した。乗客乗員298人全員の死亡が確実視されている。事故ではなく、何者かに撃墜された、とみられる。同機が飛んでいた空域は、ウクライナ政府軍と分離独立派が内戦を繰り広げる「戦場」の上空だった。

 ウクライナ政府は、ウクライナ東部の親ロシア派武装勢力が、ロシアの支援を受けて地対空ミサイルによって撃墜したと、ただちに非難した。ウクライナのポロシェンコ大統領は、「ここ数日間でウクライナの軍用機が2機撃墜されていて、マレーシア機が撃墜された可能性は否定できない」と述べた。

 これに対し、親ロシア派の「ドネツク共和国」の指導者は、関与を否定して、「ウクライナ軍の戦闘機が撃墜した」と主張し、双方の意見は真っ向から対立している。


「彼らはテロリストではない!」イスラエル大使館前で150人が抗議の声 ~ガザ空爆をやめろ!緊急行動 2014.7.11

記事公開日:2014.7.11取材地: テキスト動画

特集 中東

 「彼らはテロリストではありません。ただの人です。空爆をやめてください」――。

 今年の5月末までパレスチナ自治政府のガザ地区に滞在していたという、日本国際ボランティアセンターの金子由佳さんは、7月11日、イスラエル大使館前にかけつけた。この日、8日から始まったイスラエル政府によるガザ空爆に反対する抗議行動が行なわれ、集まった市民約150人は「空爆やめろ」「虐殺やめろ」の声をあげた。

 「私の友だちが今、殺されている。本当に悔しいです。人を殺すことがどういうことか考えて欲しい。恒久的な平和を作る努力をして欲しい」