グローバル資本の論理に対して如何に抵抗するか 「TPPと国家戦略特区は憲法違反」~ 岩上安身によるインタビュー 第463回 ゲスト TPP交渉差止・違憲訴訟の会・山田正彦氏 2014.10.6

記事公開日:2014.10.8取材地: テキスト動画独自

特集 TPP問題
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 元農林水産相の山田正彦氏と岩月浩二弁護士が呼びかけ人となり、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉が違憲であることの確認と交渉の差し止めを求める「TPP交渉差し止め・違憲訴訟の会」準備会が2014年9月24日、発足した。

 同会は現在、違憲訴訟の提起に向け、呼びかけ人を募るなど準備の段階だが、10月6日に都内で岩上安身のインタビューを受けた山田氏は、違憲訴訟の目的や、TPP交渉の今後の見通しなどについて落ち着いた口調で語り、万全の体制で作業を進めていく考えを伝えた。


TPPで「聖域」を米国への譲歩案の対象に ~甘利TPP相が会見で言及、関係者への説明「予定なし」 2014.2.18

記事公開日:2014.2.18取材地: テキスト動画

特集 TPP問題

 TPP交渉は現在、日米では農産品などの関税撤廃を巡って難航している。その溝を埋めるべく2月18日、大江博首席交渉官代理とカトラーUSTR次席代表代行が、都内で実務者協議(いわゆる日米並行協議)を始めた。甘利大臣は17日の記者会見で、この協議で「カードを互いに何枚か切る」と語り、米国に対して譲歩案を示す考えを示した。

 18日8時50分から行われた閣議後の記者会見では、この譲歩案について記者から質問が集中した。


交渉正念場入り「TPP」を学者らが解説 ~討議では「モザンビークODA」に関する重大指摘も 2014.2.2

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特集 TPP問題

 2014年2月2日、大阪市天王寺区の大阪国際交流センターで「TPP/日米並行協議に関する市民と政府のオープンフォーラム」が開かれた。市民に国際協力の大切さを訴える「ワン・ワールド・フェスティバル」2日目のプログラムの1つで、今、「TPP」を学びたい市民を対象に、わかりやすいレクチャーが3人の有識者によって行われた。

 なお、冒頭にはTPP交渉の「難航」を巡る解説があり、今月に開かれる、次回閣僚会議の「ニュースの読み方」が言外に示された。さらにまた、後半の討議では、日本政府がモザンビークで進めるODA(政府開発援助)事業の「暗部」を指摘する報告もあった。


「TPPで沿岸の漁業権が外資に奪われる」~山田正彦元農水相が岩上安身によるインタビュー 第372回で明かす衝撃のリーク文書 2013.11.28

記事公開日:2013.11.28取材地: テキスト動画独自

特集 TPP問題
※全文文字起こしを掲載しました(2014年4月21日)

 秘密裏に進むTPP交渉では、驚くべき内容が議論されていた。山田正彦元農水相が手に入れた「投資」に関するリーク文書によれば、TPPで日本の海域内での漁に外国企業が参入することになるという。


TPP知財草案で浮かび上がる米国の「保護主義」~第22回国民の医薬シンポジウム 2013.11.24

記事公開日:2013.11.27取材地: テキスト動画

特集TPP問題

 「あきらめることはない。まだ、TPP交渉は止められる」――

 11月24日、東京都文京区の平和と労働センター・全労連会館にて、医療関係者らによる「第22回国民の医薬シンポジウム」が開催された。

 午前の部には、民間の医薬品監視機関である薬害オンブズパースン会議の水口真寿美事務局長、東京大学の醍醐聰名誉教授の二人が登壇し、「医薬品の安全性確保とTPP」をテーマに講演を行った。午後の部のシンポジウムでは、「『子宮頸がん予防』ワクチンの必要性・安全性・有効性」と題し、子宮頸がん問題に取り組む医師や科学者らによる討論が行われた。


【TPP】自動車関税20年超・「聖域」コメの関税引き下げか 甘利TPP相 「報告受けていない」 2013.11.5

記事公開日:2013.11.5取材地: テキスト動画

特集 TPP問題

 日本政府はTPPでどこまで譲歩を重ねるのか。産経新聞の11月4日付の記事によると、政府・自民党は「聖域」であるコメの関税率について、現行水準の778%を段階的に500%代に引き下げる方針を固めたという。

 これが事実であれば、日本の農業の影響は甚大であり、政府の「聖域を守る」という国民への約束は破られることになる。11月5日午前8時45分から行われた、閣議後の定例会見で甘利明TPP担当大臣は「具体的にそういった報告は受けていない」と述べた。

 また読売新聞の5日付の記事では、米国が日本車にかけている輸入関税の撤廃が、協定発効から20年程度先となる公算が大きくなったという。読売新聞によれば、日本は5~10年での撤廃を求めていたが、「TPP交渉の(中の)最も長い期間で撤廃」するという日米合意を基に、米国が歩み寄りの姿勢を見せていないためだという。


TPP「知的財産」中間会合が東京で終了 並行協議とは連携せず 2013.10.28

記事公開日:2013.10.29取材地: テキスト動画

特集 TPP問題

 TPP交渉は地下に潜り、分散し加速している。年内妥結を目指す米国や日本を含む、TPP参加12ヶ国は、12月の閣僚会合に向けてそれぞれの分野ごとに世界各地で中間会合を開催している。10月24~28日、東京都内で5日間にわたり「知的財産分野」の会合が行われた。先進国と新興国の利害が対立し、最も論点の多い同分野において、日本は今回初めて議長国となり、議論のまとめ役を担った。


「日本は裏切り者」TPPでアジアから注がれる厳しい視線 ~岩上安身によるインタビュー 第363回 ゲスト 首藤信彦氏 2013.10.18

記事公開日:2013.10.18取材地: テキスト動画独自

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※サポート会員記事に全文文字起こしを掲載しました(2014年5月1日)


TPP・日米二国間交渉の非難を避け、都合の悪いことは国内で規制緩和 ~何のメリットもない秘密交渉からはいますぐ撤退!「STOP TPP!! 官邸前アクション」 2013.9.3

記事公開日:2013.9.3取材地: テキスト動画

 3日(火)、首相官邸前では、毎月第一火曜日に抗議を行っている「STOP TPP官邸前アクション」が行われた。

 米国がTPP交渉参加の条件として、日本に対して、「牛肉・保険・自動車」の3分野で規制緩和を求めてきている。このうちの自動車分野を巡って、米国側は長年に渡り、日本の軽自動車の税制優遇を問題視してきた。軽自動車が、米国製自動車の参入の障壁になっているという主張である。政府は、来年4月からの軽自動車税の増税を検討と報道されている。