アジア記者クラブ定例会「なぜ民主党・菅政権が『小泉化』するのか 煽ったマスコミの罪と罰」紺谷典子氏講演 2011.1.22

記事公開日:2011.1.22取材地: テキスト動画
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(IWJテキストスタッフ・関根)

 2011年1月22日(土)14時から、東京・高田馬場にて、アジア記者クラブ主催の定例会「なぜ民主党・菅政権が『小泉化』するのか 煽ったマスコミの罪と罰」が開催された。ゲストスピーカーは紺谷典子氏(エコノミスト)。

 冒頭、ネット中継の件で主催者と紺谷氏がもめる。話の内容がかなりディープだから、とのことだったがことなきを得る。紺谷氏は商工ローンの件から話しはじめた。

■ハイライト

 「NHK担当ディレクターに番組出演に際して、ムリに変わった意見にしなくてもいい、と言われたことがあった。というのは、商工ローンの高金利と消費者金融の取り立てが社会問題になったとき、自分は商工ローンを弁護した。なぜなら、その高金利の正当性と、その必要性に根拠があったからだ。それに、マスコミで発言できるチャンスは少ない。だから努めて他の意見と違うことを言うべき、また、日本経済を守るために、不当に困る人を増やさないためにと、常に自分なりに考えて発言していた。が結局、番組を降ろされてしまった」と内輪話を交えながら語った。

 紺谷氏は「マスコミは悪い、メチャクチャだ、いかにマスコミが自分で考えていないか、それに学者やエコノミストたちに本当にインチキな人が多い」と、その実例を、かつてのテレビ出演で得たエピソードを数々挙げながら指摘。そして話題は、大学卒業からたどってきた紺谷氏自身の足跡をたどる。

 「バブルの時期には、株価はインチキだ、という意見がブームになって、それに反して株価の根拠の正当性を東大教授と論文にしたところ、反響が巻き起こり大バッシングも受け、田原総一朗氏にはバブルを作った張本人だとまで言われた」

 そして紺谷氏は、今回のメインテーマの「改革が日本をぶっ潰した」ことについて語りはじめた。

(…会員ページにつづく)

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